サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!!   作:DestinyImpulse

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 このジムの表現がオレンジ諸島のジムの中で1番難しかったです…

 因みにですが、前回の話で“彼”が別の世界線から来たとか、別の時間軸の記憶があるとかのコメントを貰いましたが、前回の二人や“彼”は正真正銘、この世界の出身であり、“彼”もポケスペの記憶を持ってるとかではありません。

 何故、予知的なことを前回言ったのか……それらに関してはジョウト編で明らかになります。


雪山疾走、ネーブルジム!

 

『そうか、ロケット団の残党を集める謎の人物が居ると…』

 

 キンカン島の騒動を乗り越えた俺達は次の島で休息を取りつつ、今回の事件の全貌をポケモンGメンであるワタルさんに報告していた。

 

『キンカン島の事は俺も耳にしている。住民達を救ってくれた事、感謝しているよサトシ君』

 

「いえ…俺だけの力じゃ…」

 

 ロケット団の残党の確保は警察やポケモンGメンも力を注いでおり、残る二人の幹部の捜索にも全力で当たっているそうだ。そこに現れた怪しい影…嫌な予感がするな。

 

『今はチャンピオンリーグの時期ゆえに俺は動けないが事が済み次第、捜索に当たる。新しい事が何か分かれば是非連絡してくれ。オレンジリーグ、期待しているよ』

 

 そう笑みを浮かべるワタルさんと替わって、彼の元で修行を受けていたリーフが心配そうに画面に映る。

 

『サトシ…大丈夫だった?』

 

「心配すんな、この通りピンピンしてるよ。カスミ達も無事だ…な、ピカチュウ?」

 

「ピッカ!」

 

『そっか…なら良かった』

 

 五体満足の俺達を見て大事ないと安心したリーフと近況報告をする。チャンピオンリーグに向けた修行を師であるワタルさんの故郷であるジョウト地方のフスベシティで行っているリーフ。

 

「どうやら、相当に揉まれた様だな」

 

『あはは…でも有意義だったよ?フスベジムのイブキさんも良くしてくれたし、タテトプスもトリデプスに進化したんだ』

 

「こっちもチゴラスがガチゴラスに進化したんだ。チャンピオンリーグ頑張れよ、こっちもオレンジリーグを制覇するから」

 

『うん!お互いに頑張ろうね!!』

 

 そうしてお互いに笑みを浮かべて通話を終える。通機から離れて待っている三人の元に向かうと…

 

「サトシってリーフと仲いいよね」

 

「?、まぁお互いに小さい頃から一緒に居た幼馴染で、今じゃ良いライバル関係だ。仲が良いのも当然だろ」

 

 何故か若干ムスッとしたセレナに出迎えられる。俺やリーフ、シゲルは何をするにも大体は一緒だった、関係が良好なのも当然の事だろう。

 

(ううっ!初めて見た時から思ったけど、リーフは強敵過ぎる!?美人だしスタイル良いしポケモンバトルも強いし!)

 

「はいはい、用が済んだら次の島に行くわよ」

 

「お、おい!?」

 

「やれやれ」

 

 何故かセレナが物凄く動揺しだし困惑するとカスミが用が済んだから次に行こうと引っ張ってくる。あの、掴む力が強すぎません?その様を見たケンジが呆れている、おい助けろよ。

 

 そんなこんなで、次のジムがあるネーブル島に向かう俺達。

 しかし途中で巨大な渦潮に巻き込まれ、ピンカン島という謎の島にたどり着いた。ケンジ曰く、この島は複数の渦潮に囲まれているせいで普通の方法じゃ来ることが出来ない島らしい。

 

 後、立ち入り禁止区域の場所で、島のジュンサーさんに注意を受けたが、事情を話して許してもらい、何故禁止区域なのかを聞くと、どうやらピンカン島のポケモン達はこの島でしか実らないピンカンの実を食べて体がピンク色になる特異性を持ち、ポケモンの安全の為に島には許可なく立ち入ってはいけないとの事だった。

 

 説明を聞いている間にピカチュウがピンカンの実を食べて体の一部がピンク色になるアクシデントもあったが食べずに1時間経てば治るとの事で、一応ピンクが消えるのを待っていると、この島のピンカンの実とそれを食べたポケモンを密猟しようとする密猟者が現れたのでガチゴラスとトゲチックで蹂躙する。

 

 一応、オレンジリーグで出そうと考えているので重点的にレベル上げだ。

 

 その後、ピカチュウが元に戻りピンカン島を出て途中で立ち寄った島でカブトの化石が見つかったらしく調査隊が来ていた。

 

 俺にはガチゴラスが居るので興味はないがケンジが興味あるということで一緒に調査をすることになった。

 

 結果、島が沈んだ。

 俺達の協力で大量のカブトの化石を見つけたのだが、妙な赤い月の光を浴びた瞬間、化石がカブトに復元されこの島の殆どがカブトの化石で形成されていたというオチで島が沈んでしまったのだ。

 

 故に碌に休息できなかったのでハッサク島という小島で少し休んでいたのだがカスミのコダックがゴルダックに進化したと思えば、ただの野生のゴルダックだった珍事件があり大笑いしたらカスミにヤシの木に叩きつけられた。

 

 他にもポケモンショーボートやアグレッシブジョーイさんとか色々ありネーブル島に辿り着いた。静かな島だな〜と思いつつジムを探すとダンさんというイケメンさんに会った。

 

 島の住人らしいのでジムの場所を問うと、「付いておいで」と言われたのでついて行くと…。「ポケモンの力借りずに、山登るべし」と書かれた看板があり、目の前には高い山があった。

 

「これをポケモン無しで登るのか~普通ならキツイな」

 

「でもサトシなら問題ないわよね」

 

「それじゃ、私達はリフトで先に行ってるわね~」

 

 常人では厳しいが伝説の超マサラ人の俺なら問題はない。が、慣れたと言えお前等もう少し何かあるだろ。

 

「はぁ、行くか」

 

 解せぬ気持ちを抱きつつ山を登る。ダンさんも一緒に登るようで暇なので話し相手になってもらう。

 

「大したものだサトシ君、手際も良い。山登りの経験があるのかい?」

 

「はい、一回師匠と山登りをした事が」

 

 シバ師匠との修行に山登りもあったから、山登りのスキルはそれなりに身に付いている。その後は何事もなく無事に頂上にあるネーブルジムに着くことが出来た。雪山の頂上故にカスミ達が震えて待っており、それと同時にダンさんがジムリーダーだと正体を明かしてくる。

 

「もうバレていると思うが、改めて…僕がサザンクロスの東の星、ネーブルジムのジムリーダーのダンだ。ネーブルジムにようこそ、サトシ君」

 

「あ、やっぱり…ダンさんがジムリーダーだったんですね」

 

「ああ。それにしても見事だサトシ君。この山を前にして怖気付いてしまった者や、登っている途中ポケモンの力を借りてしまった者も多い中で、苦も無く登り抜くとは…だがしかし、当然この山登りだけでジムは終わりでは無い。次こそが勝負!先ずは、この山のお湯を凍らせる勝負だ!」

 

 ダンは指を鳴らすと、近くからお湯の柱が出現する。

 

 ネーブルジムでは三回の勝負を行い、その内の二回に勝てばバッジを手にでき、このお湯をどっちが早く凍らせるかが最初の勝負らしい。ダンさんはニドクインを繰り出した。

 

「ならラプラス、君に決めた!」

 

「キューン!」

 

 呼び出すとヤル気十分なラプラス。実はナツカンジムの後に少しずつ技の練習をしていたのだ。勝負が始まるとお互いの“れいとうビーム”がお湯を凍らせていく。ニドクインの方がレベルは高いがラプラスはタイプー致で勝負は引き分けに終わった。

 

「まだ子供ながら良いラプラスだね。よし次の勝負は…この氷の柱を加工する勝負だ。三匹のポケモンを使って…この形に加工してくれ」

 

 次は氷の柱を看板に記されたボートの形に加工する勝負。コレは単純な技量がモノを言うな…

 

「使う三匹は決まったかいサトシ君?」

 

「はい。ピカチュウ、リザードン、ドサイドン…頼むぞ!」

 

「ピッカ!」

 

「グオン!!」

 

「ドッサイ!」

 

 内容が内容なので、ポケモンを交換してもいいと、ダンさんが太っ腹な事を言ってくれたのでオーキド研究所からリザードンとドサイドンを呼びだす。

 

「おお、いいポケモン達だ。しかし、加工の技術は此方が有利だ、ついてこれるかな?」

 

 呼び出したリザードンとドサイドンを見て、良く育っていると感心しつつも自信たっぷりなダンさん。

 

 いざ、加工勝負がスタートすると、直ぐ様ポケモン達に指示を飛ばす。

 ドサイドンに自慢のドリルで器用に氷を砕かせ、ピカチュウが自慢の“アイアンテール”で加工する。

 

 しかし、ダンさんのポケモン達の方が加工技術は上だ。経験の差だろう、スピードが違う。

 

「グオンンンン!!」

 

 しかし、その差をリザードンの炎が埋めてくれる。ある程度加工された氷の全体を見極めて、炎を絶妙に調整したリザードンの活躍によりギリギリの差で俺達が勝利する。

 

「参ったな、そのリザードン。見事な技量だ。流石はセキエイ大会でラティアスを倒した実力者だ」

 

「だってさ、サンキュー、リザードン」

 

「グオン!」

 

 

 最後のバトルは今加工したボートを使ってのレースとなった。ポケモンを三体まで乗せ、技を駆使して頂上から海岸まで下り、先にゴールした方が勝ちである。

 

 作ったボートにはリザードンやドサイドンの様な重量級のポケモンは乗れないのでフシギダネとハッサムに交換してボートの制御を頼む。

 

「僕達は先に下に行ってるよ」

 

「頑張ってね、サトシ!」

 

「まぁ、事故を起こさない様に気をつけなさいよ」

 

「ああ、任せとけ」

 

 ケンジ達はロープウェイで先に下に降りる様だ。皆んなを見送ってボートに乗り込む俺達。勝負開始のアラームが鳴る。

 

「いくぞ!」

 

「ピッカ!」

 

「ダネ!」

 

「サム!」

 

 両者共に飛び出し、凄い勢いで山を滑って行く。氷のボート故に滑ってバランスが崩れるが、フシギダネのツルの鞭とハッサムの鋏で上手くバランスを取っていく。

 

「2体体制のバランス制御、いい判断だ!」

 

 ダンさんの方はイシツブテとマルマイン、加工対決でも出していたストライクだ。軽いイシツブテとマルマインで速度を殺さずにストライクの鎌で制御する作戦だろう。

 

 進化してる分、こっちが不利か?技術も向こうが上だし…一手が必要だな。

 

「ピカチュウ、“なみのり”だ!」

 

「ピッカ!!」

 

 レースが終盤に差し掛かりダンが一歩リードする状況…使うなら此処だとピカチュウに“なみのり”を使わせれば、波がボートを押し込んでいく。

 

「なみのり!?そんな事をすれば氷のボートが……最初からラスト勝負を狙っていたのか!」

 

「そう言う事さ!!」

 

 当然の事だが氷のボートに水の波を当てれば溶けて消えてしまう。故に最後の最後まで温存していたのさ。ダンさんもラストで差をつけようとしていたが、“なみのり”で加速した俺達が上回り、氷のボートが溶けるギリギリで一位ゴールを果たす。

 

「ふぅ…ギリギリだったな」

 

「ギリギリだったなじゃないわよ!見てるこっちはヒヤヒヤもんよ!」

 

 氷が溶ける前にゴールできて良かった…と思っているとゴールで待っていたカスミからお叱りの声が飛んできた。いや、ちゃんと目算でギリギリ溶けないタイミングを狙ってたわ、考えなしじゃない。

 

「アンタはそう言ってギリギリ攻めて無茶ばかりでしょ!」

 

「いや、無茶はすれど無謀はしないぞ俺は?」

 

「カスミも何だかんだで世話焼きなんだから……セレナ?」

 

(……なんかカスミも良い感じなんじゃ…うぅ!)

 

 そうこうして騒いでいると、ダンさんが素直に敗北を認め、ネーブルジムを勝った証であるシラナミバッジを渡してくる。

 

「シラナミバッチ、ゲットだぜ!!」

 

「ぴ、ピカチュウ!!」

 

 

 

 これで残るバッチは後二つだ!

 





・セレナから見てリーフはラスボス

 自身よりも深い幼馴染であり、ポケモンバトルも美人で強くスタイルも抜群でカスミ以上に危険視してる。尚、リーフから見てセレナも説明できない何かを感じている。

 因みに歴代ヒロイン&リーフのナニがとは言わないが

 ハルカ〉リーフ=セレナ〉マオ〉ヒカリ=スイレン〉リーリエ=カスミ〉アイリス
 の大きさになりますねー。
 カスミはゲームだとデカくなるけど、散々まな板扱いしてるので…

・ダンに靡かないカスミ

 アニメだとダンに靡いていたカスミだったが、このssだと何故か靡かなかった。
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