サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!!   作:DestinyImpulse

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 前回、チャンピオンリーグの説明をしましたが現状では…

 メガ進化…専用の道具が必要、何処でも使える。

 Z技…専用の道具が必要、何処で使える。

 ダイマックス…専用の道具が必要、現状ではガラルでしかダイマックスできない。

 テラスタル…専用の道具が必要、現状ではパルデアしかテラスタルできない。

 になりますね。
 テラスタルはゲームだとパルデアでしか使えずに研究が進んでブルーベリー学園で使える様になって、アニメのリコロイだと、何処でもできた様な気がするので…テラスタルは何処でも使える様になるかもしれません。

 そして、現状では上記の内の中から一つだけバトルに使えるルールですが…今後増えるかもしれません。





タッグバトルだ、リュウチンジム!

 

 リーフのチャンピオンリーグも気になるが、オレンジリーグ制覇の為に最後のジムがあるリュウチン島へと俺達はやって来た。

 

 どうもリュウチン島は肌に良い温泉が有名な様でカスミとセレナが目を輝かせている。特にセレナは美容に力を入れており毎日の手入れを欠かしていない。カスミも見習ったらどうだと思うが、言えば命は無いので心の底にしまっておこう。

 

 温泉が観光資源なだけあってホテルが至る所にあり客引きの声でとても賑わっているが……

 

「イブイ…」

 

 生まれて日の浅い娘イーブイが声にビビっている。因みに生まれたばかりだからボールに入れる事はなくカスミが抱き抱えてるスタンスで旅をしている。

 

「よしよし〜大丈夫よ」

 

「生まれたばかりのイーブイには少し怖いかもね」

 

「なら、少し離れるか。こうも喧しいと泊まるホテルも決められない」

 

「そうね。砂浜でカキ氷でも食べて考えましょう」

 

 そうして砂浜に向かう。

 カキ氷な…やっぱりブルーハワイが鉄板だよな〜。

 

 そんな事を考えたいると、直後に知らないおばさんが「コウジー!!」と、俺を誰かと間違えて抱きついてくる。突然の事にビビって訳を聞けば、どうやら息子が一年前にピカチュウを連れて旅立ったようで、俺をそいつと間違えたらしい。

 

 突然のことでビックリだが、大事な息子を思う母親にしか分からない思いだ、害もないし水に流そう。

 

「しかし、サトシやヒロシの他にピカチュウを相棒にして旅に出たトレーナーが居るなんてね〜」

 

 カスミの言う通り世界は広いんだか、狭いんだか…。とりあえず、この島の人間の様だしリュウチンジムについて聞くと…

 

「そうかいそうかい。ジムチャレンジに…それで?ジムバッジは何個手にしたんだい?」

 

「三つ手に入れて、此処が最後のジムなんです」

 

「おお!既に三つも…!だったら最後のジムリーダーとして、恥じぬ振る舞いをしないとね!」

 

「え、その言い方…まさか!」

 

「そう、私がサザンクロス北の星、リュウチンジムのジムリーダー…ルリコだよ!」

 

 ルリコさんがまさかまさかのジムリーダー。丁度いいのでジム戦をお願いするが、ルリコさんは高級ホテルの社長も務めていて多忙なので明日の朝にバトルしてくれる事になった。

 

 しかも、タダでホテルに泊まらせてくれるとメチャクチャ有り難い事を言ってくれる。

 

「いいんですか!?」

 

「勿論さ。しっかり休んで明日のジム戦で良いバトルをしておくれ」

 

「っ、はい!」

 

 ここで無下にするのは失礼なので有り難く泊まらせてもらう事に。ホテルは凄く綺麗で内部には最新設備で囲まれたトレーニングルームも完備し料理も美味いしベッドもフカフカ…温泉も最高だった。

 

「こりゃ星5は確定だな」

 

「ほんとほんと…サイコー!」

 

 温泉にはポケモンも入れるコーナーもありピカチュウ達も気持ち良さそうにしていた。

 

「テレビも最新式の大画面…!今まで泊まった宿泊施設の中でダントツだよ!」

 

「ねぇ、チャンピオンリーグ見ましょう!」

 

 こりゃ星5レビューは確実と皆んな大満足。フカフカのベッドに体を沈めながらセレナの提案で最新式のテレビでチャンピオンリーグのチャンネルを開くと一回戦が終わり二回戦が始まっている。

 

 今日はリーフのバトルは無いが最初の払いを跳ね除けた猛者達のバトルは実に見応えがある。そうしているとセレナが明日のバトルで使うポケモンについて聞いてくる。

 

 聞いた話ではルールは2対2のダブルバトル。

 どちらか一方のポケモンが一体でも倒れたらその時点で敗北というルールだった。複数戦はロケット団で慣れているが、公式戦のダブルバトルは初めてだ。更に一体でも負ければ敗北……コレは想像以上に難しいな。

 

 

「ちゃんと考えてあるでしょうね?アンタ、公式戦でダブルバトルをした事無いでしょ?」

 

「当たり前だろ?明日のバトルはガチゴラスとトゲキッスでいくつもりだ」

 

「パワーのガチゴラスに、搦め手のトゲキッス……うん、良いと思うわ!」

 

「それに、あの二体はオレンジリーグでも使う予定だし、リュウチンジムで最後の追い上げをするのも悪くない」

 

 トゲキッスの“まひるみコンボ”で動きを止めてガチゴラスの超火力で勝負を決める…上手くいけば一発KOも夢じゃない筈だ。

 

 そうして明日のバトルの事を考えるが、ジム戦は明日の朝。コンディションを崩す訳にはいかないので早めに寝る事にした。

 

 

 そうして翌朝、フカフカの寝心地の良いベッドで疲れも取れて万全のコンディションでバトルフィールドに立つ。

 

 

「どうやらリフレッシュできた様だね」

 

「はい。最高でした。星5は堅いですね」

 

「ハハハ!そう言ってくれると嬉しいよ!でも、手加減はしないよ」

 

「望む所!!」

 

 俺とルリコさんがトレーナーゾーンに立ち、審判のポケモンを繰り出す合図が入り、ポケモンを繰り出す。

 

 

「ガチゴラス、トゲキッス!キミに決めた!」

 

「ゴラァ!!」

 

「キッス!!」

 

 俺が昨日話した通りにガチゴラスとトゲキッスを繰り出せば向こうのポケモンはガラガラとフーディン…相性は特段悪くはない。

 

「相性は悪くないけど、フーディンの特性は自分の状態異常を相手に付与する“シンクロ”か、怯まない“せいしんりょく”。それにガラガラは電気技が効かない地面タイプのポケモンだから、トゲキッスのハメ戦法が使えないのがネックだね」

 

 だが、ケンジの言う通りトゲキッスの“まひるみコンボ”が通用しないのは少し痛いな。

 

 

「ガチゴラス、“もろはのずつき”!!」

 

「ゴラァ!!」

 

 そこはガチゴラスのパワーで補えば良い。

 バトル開始の合図が鳴ると先手必勝とガチゴラスに“もろはのずつき”を指示して突っ込ませる。モロに喰らえは一撃KOをあり得るがルリコさんはガラガラに“まもる”で防御しようとするが、体格差があり過ぎるので、フーディンに“サイコキネシス”を指示して後押しをしてガチゴラスの攻撃を受け止める。

 

「トゲキッス、フーディンに“シャドーボール”!!」

 

 その隙にトゲキッスを回り込ませて弱点の“シャドーボール”でフーディンを狙う。しかし、突如としてフーディンとガラガラが入れ替わり此方が放った“シャドーボール”がガラガラの骨で弾き飛ばされる。

 

「っ!“サイドチェンジ”か!?」

 

「?、“サイドチェンジ”って?」

 

「“サイドチェンジ”は自身とチームのポケモンの場所を入れ替える技だよ。ダブルバトル専用の技だから中々見る機会はないけど…こうして見ると厄介かもね」

 

 “サイドチェンジ”と言う聞き慣れない技にセレナがハテナを浮かべるがケンジが分かり易く説明する。

 

「その通り!フーディン、ガチゴラスに“さいみんじゅつ”!ガラガラ、トゲキッスに“いわなだれ”!」

 

 “サイドチェンジ”は優先度2のチームのポケモンを入れ替える技。故に技の発生も早い…ダブルバトルを主軸にしてるだけあり上手いな!

 

 ともかく一体が戦闘不能になったら負けのルールで眠るのは不味いのでガチゴラスに顔を逸らせる勢いを利用して“アイアンテール”を指示し、トゲキッスには“シャドーボール”で迎撃させる。

 

 咄嗟に顔を逸らして“さいみんじゅつ”を回避したガチゴラスが、その勢いを殺す事なく“アイアンテール”をフーディンに叩き込み、トゲキッスが“シャドーボール”で“いわなだれ”を相殺する。

 

 そのまま追撃にとガチゴラスに“こおりのキバ”を指示して噛み付かせるがフーディンが“サイドチェンジ”でガラガラと入れ替わり代名詞である“ホネこんぼう”のカウンターを貰ってしまう。

 

「つ、厄介だな…普段使わないから勝手が分からない」

 

「シングルだけがポケモンバトルじゃないのさ。集団戦だからこそ真価を発揮する技もある!よく覚えておきな!」

 

 そう笑みを浮かべてルリコさんはガラガラの“いわなだれ”をフーディンの“サイコキネシス”で操りガチゴラスとトゲキッスに攻撃を仕掛けてくる。

 

 不規則に迫る岩の嵐を避け切るのは不可能…ならば迎え撃つ!

 

「ガチゴラス、“もろはのずつき”で正面突破だ!」

 

「ゴラァス!!」

 

 パワーを解き放ち迫る岩の嵐を打ち砕きながら進むガチゴラス。しかしガチゴラスのパワーは最初の一撃で分かっているだろう。故に攻撃を正面突破する事は理解している。

 

「フーディン!突っ込むガチゴラスに“さいみんじゅつ”!!」

 

 ならば馬鹿正直に突っ込むガチゴラスに“さいみんじゅつ”を当てるのが最善策だ。“もろはのずつき”で突っ込むガチゴラスに当てるなど朝飯前だろう。

 

「トゲキッス!“しんぴのまもり”!!」

 

「キース!!」

 

 故にトゲキッスに“しんぴのまもり”を指示して状態異常からチームを守る。コレで暫くの間は状態異常は怖くない。“さいみんじゅつ”が不発になったフーディンにガチゴラスが迫るがガラガラが前に出て“まもる”で防御する。

 

「吹き飛ばせ!」

 

「ゴラァ!!」

 

 ガラガラとガチゴラスの体格差ではダメージは防げても衝撃までは防げない。最初だってフーディンの“サイコキネシス”の援護があって完封したのだ。そのまま“まもる”のバリアもろともガチゴラスが二体を吹き飛ばす。

 

「読まれていたか。フーディン、“サイコーー「遅い!トゲキッス、“しんそく”」ーーっ、ここでか!」

 

 ガチゴラスの攻撃を防いだばかりで動けないガラガラの補助にフーディンが“サイコキネシス”を放とうとするが、此処が使い所とトゲキッスの“しんそく”でフーディンに突撃させ……

 

「トドメの“シャドーボール”!!」

 

「フーディン!?」

 

 ゼロ距離で放たれた“シャドーボール”がダメージの溜まったフーディンの体力をゼロにして戦闘不能にする。

 

「やった!フーディンが倒れた!!」

 

「ああ!ルールによってサトシの勝ちだ!」

 

 まだまだガラガラが残っていて通常ならバトルは続くがジムの特別ルールによって先に一体が戦闘不能になったルリコさんの敗北が決まり俺達の勝利になる。

 

「フーディン戦闘不能!よって勝者、チャレンジャー、サトシ!」

 

「ゴラス!」

 

「キース!」

 

「ああ、俺達の勝ちだ。良くなったな」

 

 審判による勝利判定が入り嬉しそうに喜ぶガチゴラスとトゲキッスを労う。コレならオレンジリーグも十分に戦えるだろう。

 

「おめでとうサトシ君。良く育てられた二体だよ」

 

「ありがとうございます。コイツら卵と化石から育てた二体なんですよ」

 

「そうかい、そりゃ思い入れも沢山だ。さぁ、このルリバッチを受け取りなさい」

 

 そんな俺達をルリコさんは讃えてくれて最後のルリバッジを手渡してくれる。紫色の巻貝のバッジ…いいね!

 

「よっしゃ!ルリバッジ、ゲットだぜ!」

 

「ぴ、ピカチュウ!」

 

「イブイ!」

 

「ゴラス!!」

 

「キッス!!」

 

 

 これでオレンジリーグのウィナーズカップへの出場資格を得た。

 カンキツ島のカンキツスタジアムでサザンクロスのヘッドリーダーと戦い、勝てばオレンジリーグ制覇となる。

 

「ヘッドリーダーは強敵よ。悔いの無い様にしっかりと備えなさい」

 

「はい、ありがとうございました!」

 

 

 こうして俺達はルリコさんを筆頭としたホテルの人達に見送られて島を後にする……残りはヘッドリーダーとのバトル、このオレンジ諸島の冒険も終わりが見えて……あれ?

 

「………なんか、もう一つあった様な?」

 

 





 因みにリーフはシルフカンパニーからメガバングルは貰ってもサトシと同様に対応するメガストーンが無いのでメガ進化はできません。

 次回はいよいよ“あの話”になります。
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