サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!! 作:DestinyImpulse
「お願い、フシギバナ、カイリュー!!」
「バナー!
「バウー!」
謎のポケモン…六英雄・ガラルファイヤーの怒りを鎮めるべくバトルに乗り出したリーフは自身の相棒であるフシギバナとエースであるカイリューを繰り出す。
本来なら一対一が好ましいが下手に長引けば最悪の場合ガラル鉱山が崩れてしまう可能性もあった。
「グオオオオオオオ!!」
繰り出された二体に敵意の雄叫びを上げてガラルファイヤーは翼を羽ばたかせると両翼からいくつもの“エアスラッシュ”を生み出しリーフ達に向けて放つ。
「カイリュー、“ひかりのかべ”!フシギバナ、“ねをはる”!!」
先手を取られてもリーフは焦る事なく“ひかりのかべ”でダメージを半減し“ねをはる”でフシギバナの持続性を高める。
「カイリュー、“しんそく”からの“かみなりパンチ”!!」
「バウー!!」
「グォン!」
下準備は終わり反撃だとカイリューが神速の速度でガラルファイヤーに肉薄し“かみなりパンチ”を叩き込む。全貌は分からないが鳥の様な見た目から飛行タイプと目星をつけて電気タイプの技を選んだがビンゴの様で咄嗟に羽で受け止めたガラルファイヤーに少しだけ苦痛が見えた。
「フシギバナ、今の内に“やどりぎのタネ”!!」
「ッ!?」
そしてガラルファイヤーが攻撃を受け止める隙にフシギバナが“やどりぎのタネ”を受け付ける。これで時間経過と共にガラルファイヤーの体力を吸収する事ができる。
「グオオオオオオオ!!!!!」
「バウゥゥゥゥ!?」
それを悟ったガラルファイヤーが耳に響く雄叫びをあげる…音技の“ハイパーボイス”だ。至近距離で喰らったカイリューが思わず耳を塞いでしまい隙を晒してしまう。
それを見逃す筈もなく“つばめがえし”の一撃を叩き込まれてカイリューが地面に叩きつけられる。
「カイリュー!?っ、フシギバナ、“パワーウップ”に“どくづき”を合わせて!!」
それを見てリーフは目を見張るが攻撃の手は緩めずにフシギバナに“パワーウップ”に“どくづき”を被せた合わせ技を叩き込む。サトシがカンナの元で技の練習をしていた様にリーフもワタルの元で特訓を重ねていた。
流石に絶技とまではいかないが近しい域に達する技である事には変わりない。
「グオオオオーー!!」
しかし、それでもガラルファイヤーには届かない次の瞬間、全身に青白いオーラを見に纏いフシギバナの攻撃を弾き飛ばすと、そのまま“ブレイブバード”を使ってフシギバナに突撃した。
「フシギバナ!?」
大技を喰らってしまったフシギバナを見てリーフは悲痛な声を上げる。
「バ……バナー!!」
舞い上がった土煙を振り払いフシギバナは顔を上げガラルファイヤーを睨みつけるが、今の攻防でかなりのダメージを負ってしまった様で息を切らし始めていた。
“ねをはる”と“やどりぎのタネ”の回復でどうにか保っていられるが、何度も喰らっては持つ筈もない。
「カイリュー、フシギバナ…まだいけるよね?」
「バウー!」
「バナー!」
叩きのめされたカイリューが立ち上がりリーフの呼びかけに頷く。ワタルの下で修行しチャンピオンリーグを経験したリーフ達にとっては、ガラルファイヤーは確かに強いが絶望的な程ではないと笑みを浮かべる。
「……どうして笑っているんですか?」
そんな時だった、後方でニドキングに守られながら戦況を見ていたリコの声が聞こえてきた。リコとロイはガラルファイヤーの強さに完全に腰を抜かしており、そんな状況で笑みを浮かべるリーフに素朴な疑問を持ったのだ。
「あははは…私はポケモントレーナーだからね。強い相手には目が無いの…自分達が成長できるチャンスだから!」
そんなリコに少し乾いた笑みを浮かべるリーフ。リーフとてリーグを勝ち進むトレーナーだ、サトシやトウコ程では無いが強い相手を求めるハングリー精神を持ち合わせている。
「サトシ達がラティアスを倒したんだ、負けられないよね!」
笑みを浮かべるリーフの力強い言葉にフシギバナとカイリューの2体もその通りと言わんばかりに戦意を高めてガラルファイヤーを睨む。
「グオオオオオオオ!!」
そんなリーフ達を撃ち倒さんとガラルファイヤーが“エアスラッシュ”の乱撃を振り下ろすがカイリューの“10まんボルト”で相殺する。
「カイリュー、少し間だけ時間を稼いで!フシギバナ、“アレ”をやるよ!」
「バウ!バウゥゥゥゥ!」
「バナ!」
状況はガラルファイヤーが優勢…それを覆さんと“秘策”があるリーフが指示を飛ばす。後方に下がったフシギバナが何かを蓄える様に集中し、カイリューがそんなフシギバナに狙いを付けさせない様にガラルファイヤーに肉薄し“かみなりパンチ”を叩き込む。
「グオオォォ!!」
フシギバナが何かをしようとしているのを察知したガラルファイヤーは当然妨害したいがカイリューが肉薄するので思う様に動けない。故に先にカイリューを倒そうと“げんしのちから”で撃ち落とそうとするが…
「バウゥ!!」
「グオオン!?」
カイリューが放った“りゅうせいぐん”が“げんしのちから”を打ち砕き、逆にガラルファイヤーを撃ち落とす。予想外のダメージに困惑するガラルファイヤーにカイリューが追い討ちの“ドラゴンダイブ”を叩き込む。
「グオオオオオオオンー!!!」
「バウゥゥ!?」
ドラゴンタイプの大技を二度喰らった……それでも尚、ガラルファイヤーは止まる事はなく“ぼうふう”でカイリューを吹き飛ばし岩盤に叩きつける。
息を切らせつつもガラルファイヤーは天井付近まで上昇すると両翼を大きく広げ怒りを炎の様な邪悪なオーラへと変換し解き放とうとする。
「まずい!アレがくる!?」
「リーフさん!?」
それを見たロイとリコが悲痛の叫びを上げるがリーフの表情には焦りは無かった。
「ありがとうカイリュー…ゆっくり休んで。やるよフシギバナ!」
「バナー!」
時間を稼いでくれたカイリューを労いボールに戻してリーフは相棒のフシギバナに合図を送る。
静かに、だが確かに誰もの耳に聞こえる声でリーフが呟いた次の瞬間、リーフ達が居るこの場にフシギバナを中心に緑色のオーラが侵食し、更に点々と螺旋状に伸びた木がそびえ立つ。バトルフィールドの突然の変化にリコとロイは勿論の事、ガラルファイヤーも唖然とし動きを止めた……止めてしまった。
「っ、グオオオン!?」
ガラルファイヤーは気づく、この場全体に甘い香りが漂い自身の動きが悪くなり感覚が狂う事に……
「フシギバナ、放て!!」
「バッナァァァァァァ!!」
そして気づいた時には既に遅くフシギバナの背中の花から放たれた“ソーラービーム”がガラルファイヤーを飲み込んだ。
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「リザードン、“かえんほうしゃ”!キャップ、“ボルテッカー”!!」
リーフがガラルファイヤーとバトルしている一方でフリードとトウコもまた一悶着起こっていた。リーフ達を探していた二人だったが、そんな二人の前に何者かが立ちはだかった。
その名は“アメジオ”。
リコのペンダントを狙いライジングボルテッカーズを襲用に追い回すエクスプローラーズの幹部。
有無を言わさずに遅いかかったアメジオに因縁からフリードが迎え撃つ事になり相棒のリザードンとキャップで応戦。
「ガァ…!」
「ソル…!」
「勝負は見えてきたなアメジオ?」
「くぅ…!」
勝敗はフリードの勝利で終わりを迎えつつあった。アメジオのソウブレイズとアマーガーに対してフリードはリザードンとキャップ。
“ゴーストダイブ”と特性の“くだけるよろい”でヒットアンドアウェイの戦法で迫るソウブレイズにフリードは小回りの効くキャップで応戦し、アーマーガーには相性の有利なリザードンで迎え撃つ。
そうして、アーマーガーはリザードンに倒され相棒のソウブレイズは特性で素早さの代償に脆くなった所をキャップに叩きのめされて劣勢だ。
「おー、やるねフリード!」
「まぁな、ちょっと鍛え直したんだ」
そんな様子を観戦していたトウコ。
自分がバトルしても良かったが因縁が有りそうなので譲り、茶々を入れない様に黙っていたが勝敗が見えたので口を開く。一方のフリードもどんなもんだと笑みを浮かべる。エキエイ大会の中継でサトシ達の強さに感化されたフリード達は久々のトレーニングに乗り出しレベルアップを果たしていたのだ。
「こんな…!バカな…!」
一方のアメジオの心境は穏やかではなかった。
因縁深いフリード、奴に何度も出し抜かれてプライドに傷を入れられた事もあり、必ずに撃ち倒すと心に決めていた。ライジングボルテッカーズはお世辞にも荒事に慣れている訳ではなく、チームの柱であるフリードが消えれば、ペンダントなど簡単に奪える。
元々、アメジオとフリードの強さはこれ迄の対決から大きな差がある訳では無い。これも自分の実力に迫る相手が居るとアメジオのプライドを逆撫でしていた。
しかし、今回のバトルでハッキリと勝敗がついてしまった。フリードのポケモンは無傷ではなくダメージも有るが、まだまだ戦闘可能に対して自身のポケモンはアーマーガーが戦闘不能で相棒のソウブレイズは戦闘不能間近。
「「アメジオ様!」」
その時だ、向かい側の通路からアメジオの部下であるコネアとジルが慌てた様子で飛び込んでくる。
「っ、お前達…ペンダントはどうした?」
「それが、新顔の少女に邪魔され、更にレックウザでは無い謎の鳥ポケモンが暴れ回り大混乱!」
「あの暴れ様では下手をすればガラル鉱山が崩れてしまいます!」
「………くそ、撤退する」
部下達の報告から作戦は失敗。とても認められる事態では無いがガラル鉱山が崩れて生き埋めなどゴメンこうむる。悔しさに顔を歪めさながらアメジオを撤退を支持する。
「……この借りは必ず!」
最後にフリードに吐き捨てアメジオは部下を連れて去っていった。
「アレってフリードのライバル?」
「勘弁してくよ、あんな可愛げの無いライバルなんぞこっちからお断りだ。それよりも、さっき部下の奴らが言った謎の鳥ポケモン……やっぱりレックウザとは違う、ヤバい奴が居るようだ」
そう言ってフリードは近くの壁に刻まれた四つの傷跡を見る。レックウザの爪は三本なので、この傷は他のポケモンが付けたもの…間違いなく謎の鳥ポケモンの傷跡だろう。
「リーフが居るから大丈夫だと思うけど、鉱山が崩れるなんて物騒な事言ったし急いで合流しよう」
「あぁ、いくぞ!」
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「バ、バナー…!」
「お疲れ様フシギバナ…ゆっくり休んで」
ガラルファイヤーに決定的な一撃を叩き込んだリーフ。その立役者で有るフシギバナだったが酷く消耗してこれ以上の戦闘続行は危険とリーフは相棒を労いボールに戻す。
フシギバナが先程、フィールドを侵食した現象はリーフがワタルの修行の元で編み出した絶技【領域展開・朶頤光海】。
“グラスフィールド”と“ハードプラント”で作り出した大樹の空間に“あまいかおり”が充満する領域を展開する絶技。領域に引き摺り込まれたポケモンは回避率が二段階下がり更に甘い香りで感覚を奪い、その上草技の威力は1.5倍となる。
しかし技を三つ以上使い更には発動までに溜めが長いので実戦段階ではなく、チャンピオンリーグでは使えなかった。それにフシギバナ自身が絶技に耐えられるレベルではないので頻繁には使えない。
「……凄い」
「……や、やったの?」
それでも絶技でありガラルファイヤーは回避も迎撃もできずに威力の増した“ソーラービーム”をモロに喰らった墜落した。如何に飛行タイプで半減でも効いていない筈がない。
静まり返った場にリコとロイの、リーフの勝ちを探る声を響く。
「っ…」
「グッ……グオオオオ……!」
「そんな…!」
「まだ倒れないの…!」
次の瞬間、それを否定する様にガラルファイヤーが土煙を吹き飛ばして現れる。しかしダメージは大きく直ぐには飛び立たてずに地に足を付けてリーフを並んでいた。
「………少しは気は晴れた?」
「……グオウ」
ガラルファイヤーは変わらず怒りを宿しているが、戦闘不能寸前までダメージを受けたことで先程よりは落ち着いている。更には【領域展開・朶頤光海】で使用した甘い香りがアロマ作用を働きある程度の抑制になったのだろう。
「……もしかして、自分に怒ってるの?」
「ッ!?」
今なら話を聞いてくれるだろう、そう確信したリーフはガラルファイヤーに確信を突き付ける。六英雄の一体であるガラルファイヤーは古の冒険者ルシアスのポケモンだった。
しかし、ルシアスは人間であり年齢的にも既にこの世を去っているだろう。ならば初めはトレーナーを失って自暴自棄になっているのかと思ったが、ポケモンに比べて人の生が短い事を約百年以上生きてきた六英雄が理解できない筈がない。
ならば、一つの可能性が出てくる。
ルシアスは“天命でこの世を去った”のではなく、“外的要因でこの世を去った”のではないか…?
ならばガラルファイヤーの怒りは、己のトレーナーを奪った外的と、彼を救えなかった己自身に対する怒り…
そう思って投げ掛けたリーフの言葉にガラルファイヤーは冷や水をぶっかけられた様に唖然とし目を見開いていた。その瞬間、リコの持っていた古のモンスターボールが突如、動き出し始めた。
「え?」
「ボールが!?」
動き始めた古のモンスターボールは空中へと飛び上がると開閉スイッチがひとりでに動き出し眩い光と共にボールが開きだす。
「シャアァァァァ…」
古のモンスターボールの中から六英雄の1体、オリーヴァが現れる。それと同時にリコのかけていたペンダントまでもが突然、輝き始めた。
「アレが…六英雄・オリーヴァ…」
「シャアァァ…」
「グオォォ…」
リーフも通常も大きな親分サイズのオリーヴァに目を見開くが、同じ古の冒険者ルシアスのポケモン同士、何か話をしている様を見て一歩引く事にした。
「……………グオウ」
暫し、オリーヴァと会話したガラルファイヤーは静かにリコに歩み寄る。先程の暴れっぷりが脳裏を過ぎり身構えるリコだったがはガラルファイヤーは何かをする訳でもなく何か喋り出し始める。
「リコに喋ってる?」
「いや、あれはどちらかというと……リコじゃなくてペンダントに?」
リコもガラルファイヤーの言葉の先を悟りペンダントを取り出し、手のひらに置くと輝きを強め始めた。ペンダントは徐々にその形を変えていき…
「パゴ〜!!」
やがて、クリスタル様な輝きを持つ小さな亀の様なポケモンの姿となり地面へと降り立つ。リコとロイは再び見たその姿に、リーフは初めみるポケモンに驚愕する。
そうしてペンダントから姿を変えたポケモンはそのままガラルファイヤーと何かを話し始める、その直後ガラルファイヤーは頭を上に向け、とても悲しそうな声を出し始めた。
「まるで泣いてるみたい……」
ガラルファイヤーの悲しみの籠った声と共にリーフ達の周りに謎の霧の様な物が発生し、更に雨までもが降り始める。洞窟内で起こる筈のない現象に戸惑っているとリコがこの現象の正体に気づいた。
「これって……オリーヴァの時と同じ」
どうやらリコはこの現象に心当たりがある様で害が無いならとリーフも警戒を解く。
「……見て、誰か居る」
周囲を見回すとリコから離れたガラルファイヤーの場所に1人の人間の姿が確認できた。霧の影響で詳しい人相までは分からなかったが、確かにそこにいるのは間違いない。
『ファイヤー……』
その人間はガラルファイヤー頭を撫でながら話し始める。
「また、あの人……」
「古の冒険者ルシアス……」
あの怒り狂ったガラルファイヤーが無条件に頭を差し出す程に気を許す人間がいるとすれば、それは自身のトレーナーであったルシアスを置いて他にはいない。
『このラクアは必ず、俺達が……』
「ラクア…?」
「パ〜ゴ〜!!」
ペンダントのポケモンが叫び声を上げると周囲にあった謎の煙はそのポケモンに吸い込まれて消えていき、洞窟内への景色へと戻っていく。しかし一体、何が起こったのかリーフ達にはまるで理解が出来ずまるで狐ポケモンに騙された様だ。
「リーフさん…ラクアって言ってましたよね?
「うん……でも、ラクアなんて聞いた事もない」
ラクア……果たしてその言葉の意味とは?思考の渦に呑まれたリーフ達だったがガラルファイヤーが近づく音で現実に戻る。
「…………」
「?」
近づいてきたガラルファイヤーはリコを見た後にリーフへと視線を移し暫し何かを考える様に硬直した後に右足に挟んでいた古のモンスターボールを離しリーフへと転がす。
「グオオン…!」
不思議に思いつつも転がってきた古のボールをリーフが手に取った時だ、ガラルファイヤーは嘴をリーフが持つ古のボールに接触させその中へと吸い込まれていく。
「え?」
「シャアァ…」
リーフがその事に驚くと、それを見届けたオリーヴァも続くように役目を終えた様にリコが持つ古のモンスターボールへと吸い込まれた。
「えっと……ファイヤー…ゲットだぜ?」
「ニドキーング!」
静寂に包まれた空間に耐えられなかったリーフがサトシの決め台詞を何となく言い、それに続くニドキングの声が鉱山に響いた。
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「成程、そんな事が…何にせよ無事で良かった」
その後、フリードとトウコと合流したリーフ達は無事にガラル鉱山を脱出。これ迄の事を詳しく説明した。
「フリードはラクアについて知ってる?」
「いや、皆目見当もつかないな」
「それよりもさ、見たこともないファイヤーと戦ったんでしょ?くぅ〜私もバトルしてみたかったなー!」
博識なフリードでもラクアについては、サッパリ分からない様だ。一歩でバトルジャンキーなトウコが伝説のポケモンであるガラルファイヤーと戦えた事に羨ましがっていた。
「うん、スっごく強かった。今は古のモンスターボールに収まってるけど…」
そう言ってリーフはガラルファイヤーが収まった古のモンスターボールを見る。六英雄はリコ達の冒険に必要な存在だし、もう少しで離脱する自分よりもリコが持っていた方が良いのでは無いかと思ったが…
「うーん、ファイヤーはリーフを選んでゲットされた様に思えましたし、もう少しだけ様子を見てみたら如何ですか?」
と、リコに言われたので暫く様子を見てみる事にしたのだ。
「何にせよガラル鉱山にはレックウザには居なかったし…ペンダントの謎も益々深まった。ここから先は寄り道無しでリコのお婆さんに会いに行こう」
何にしても旅の目的は変わらない。
今回の方向と方針を決める為に一同は夕日に照らされながらブレイブアサギ号へと歩を進めた。
・リーフの絶技
【領域展開・朶頤光海】
グラスフィールドとハードプラントで作り出した大樹の空間に“あまいかおり”が充満する領域を展開する絶技。領域に引き摺り込まれたポケモンは回避率が二段階下がり更に甘い香りで感覚を奪い、その上草技の威力は1.5倍となる。
まだまだ実戦段階ではないがは、性能は絶技と呼べる物。
元ネタ:呪術廻戦の花御の領域展開(ファンパレ)
アイディアをくれた【オーマジオウ最強信者】様、ありがとうございます。使用ポケモンはサトシのフシギダネでしたが、実力的な観点と、リーフのフシギバナに絶技が欲しいと探してみたらピッタリだったので使わせてもらいました。
・ガラルファイヤー
リーフにゲットされたガラルファイヤー……深い話については後日!