サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!!   作:DestinyImpulse

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 ピジョンの感想が多いですが、アニポケでゲットしてないポケモンをゲットすれば、アニポケでゲットしたポケモンもゲットしない場合があります。

 ご了承ください。

 カントー編まで既に書いているので、今更書き換えるのは難しいですが、ご希望がアレば可能な限りは聞き入れたいと思います。



用心棒のフシギダネ

 

 ハナダジムをクリアして俺達は次のジムがあるクチバシティに向かっていた。カスミもハナダシティに留まる事はなく俺達の旅に同行してる。

 

 道中で出会うトレーナーを相手に連戦連勝をしている中でアキラなるトレーナーが非公式のジムを開いている話を聞いたので興味本位で尋ねる事にした。きちんと非公式と言う注意喚起と中々に凝られた内装に感心しつつ、バトルをする事に……

 

相手がサンドを繰り出してくるので、こっちはサイホーンで迎え撃ち、特に苦戦する事もなく勝利した。サイホーンはタケシが見せてくれたドサイドンに憧れており早くサイドンに進化したいので、積極的にバトルに参加しており、次のジム戦は任せろと息巻いている。

 

 クチバジムは電気タイプと聞くので、サイホーンは相性が良い。頼りにしてるぞ!

 

 アキラと次はポケモンリーグでもっといい勝負をしよう、と約束した。それは構わないが、ポケモン達も納得しているので特には言わないけど、流石に鞭打ちは駄目だと思うぞ。側から見たら虐待にしか見えん。

 

 

 

 

 

 その後も進むと、濃い霧に囲まれて身動きが取れなくなってしまった。コレは不味いと伝説の超マサラ人の気配探知で人を見つけ、進むと森の中にあるポケモンゼミナールに辿り着いた。

 

 そこでポケモンの知識を利用したイジメの現場を発見したカスミが乱入したので助ける事に…

 

 助けた少年、ジュンによるとポケモンゼミナールは卒業出来れば、ジムバッジを集めなくてもポケモンリーグに出場可能になるという裏技みたいな利点があるが、全寮制の学校であるため入学金と授業料が高く、実質金持ちの子供だけが通えるトレーナー育成校の事らしい。

 

 カスミがジュンのイジメ主犯に一言物申すと突撃するが、俺は大して興味はなかった。だって、イジメの中心人物である美少女の写真を懐に隠し持っていたりと割と図太い奴なんだもんコイツ…

 

 それがカスミの女のプライドに火を着けたのか、タケシがデレデレと、「8年後が楽しみ……」なんて写真を見て鼻を伸ばしている姿が癪に触ったのだろうかプリプリしてる。

 

 そうして俺に「アンタもデレデレしてんじゃないでしょうね!?」っと飛び火がきた、後ろのリーフもジーっと穴が開く程に俺を見ている。

 

「ん、お前やリーフの方が美人だろ?」

 

 と、素直な感想を言えばカスミは顔を真っ赤にしてゼミの中へと消え、リーフもアハハと笑いながら後に続く。

 

 俺も中に入れば、私はバッジ○個分〜、僕はバッジ○個分~、と息巻いてバッジを2個持つ俺とリーフを鼻で笑ってくる。

 

 ニビジムやハナダジムなんて簡単!とか舐め腐っているので、カスミは怒髪天でタケシもデレデレ顔が抜けて微妙な表情をしている。

 

 ジムリーダーはチャレンジャーを試す立場上、チャレンジャーのレベルに合わせる必要がある、それ故に序盤にクリアしたジムは舐められる事も珍しくはないらしい。

 

 しかし、ジムリーダーの実力は地方リーグの上、チャンピオンリーグでも結果を出せる程の実力を持っている。実際にタケシが見せてくれた本気のドサイドンはもの凄く強そうだった。…因みにカスミは俺達よりは先輩だが、資格を持ってるだけで、そこまでの強さはまだ無い。

 

 俺達を舐め腐ってる連中に、一歩引いていた俺もリーフもカチンときたので、カスミに譲ってもらい、ボコして経験値にする事にした。所詮はゲームばかりで実践経験のない坊ちゃん、技を放つしか脳の無い連中は相手にならなかった。

 

「データと実戦の違いが分かった様だな。タケシ、何か言ってやれ」

 

「どうやら、ニビジムやハナダジムが楽勝なんて言うには…」

 

「10年早いわ!フフン!」

 

 

 

 

 

 数日後、俺達はおおよそ人が歩くものではない道を歩いていた。ここ数日で分かった事だが、タケシは方向音痴だ…それも極度の…

 

 どうしたもんかと、皆んなで頭を悩ませると近くの水辺に野生のナゾノクサが現れた。

 

 草タイプが居ないからゲットしようかなと悩んでる内に、カスミが「水タイプじゃないけど、水辺に居るから守備範囲!」と、言い出してモンスターボールを取り出すので譲る事に…

 

 そうしてスターミーを出して、いざポケモンバトル!と、その時に草むらから飛び出した“何か”がスターミーを吹き飛ばした。

 

「ダネェ!」

 

 現れたのは、たねポケモンのフシギダネだ。

 

「「「「フシギダネ!?」」」」

 

 まさかのポケモンに俺達全員、驚愕する。フシギダネは初心者が最初に貰う御三家の一匹、何処に生息しているかも分からないレアポケだ。

 

 しかし、現れたフシギダネはリーフのフシギソウがフシギダネだった時よりも、目つきが鋭く完全に俺達を威嚇している。

 

「ソウ!」

 

「あ、フシギソウ!」

 

 その時、モンスターボールからリーフのフシギソウが現れてフシギダネに語りかける。フシギダネも現れた同族に驚きつつフシギソウの言葉に耳を貸す。

 

 するとフシギダネはナゾノクサに声をかけ、ナゾノクサはそのまま茂みの奥に駆け足で入っていった。その後、フシギダネはこちらを一瞥するとナゾノクサが行った方向に姿を消した。

 

「……敵じゃないって教えてくれたのね、ありがとうフシギソウ」

 

「ソウ」

 

「こんな森にフシギダネが居るなんて…」

 

「しかも、やけに好戦的だったわね」

 

 もしかしたら、あのフシギダネは人間が嫌いなのかもな。そんな事を考えつつも森を抜ける為に先に進む。

 

 え?ゲットしないのかって?

 したいと言えばゲットしたいが、あそこまで敵意を持たれちゃゲットしてもしょうがない…ので素直に諦める。

 

 のだが再会はあっという間だった。

 

 辿り着いた強烈な谷に作られた木製の縄橋でフシギダネは何故か立ち止まっていた。何やってんだと思いつつ、俺達も進んで漸く気づく、よく見ないと分からないが、この縄橋、所々がボロくて壊れても不思議じゃなかった。

 

 そしてフシギダネが止まっていたのはナゾノクサが穴に嵌ってしまったからだ。こりゃ不味いと直感した瞬間、強烈な風が縄橋に襲い、縄が千切れて橋が崩壊した。

 

 咄嗟に橋に掴まった俺の背中に抱きついたリーフ、タケシは俺が差し出した手に掴まりもう片方の手でカスミを掴む。ピカチュウが俺の肩に…橋が壊れる瞬間にナゾノクサを向こう岸に投げ飛ばしたフシギダネが俺の頭に落ちてくるので受け止める。

 

「おい!無事か皆んな!」

 

「う、うん!」

 

「お、重い…!」

 

「ちょっと!?女の子に重いって何よ!?」

 

 俺が皆んなに声掛けをすれば皆んなからの反応が返ってくる。カスミ…女のプライドを傷つけられたのは分かるが冗談抜きで絶対絶命なピンチで暴れないでくれ。

 

 俺達は現在、崖にぶら下がる橋の残骸に掴まっており、下手をすれば下の川へ真っ逆さまだ。伝説の超マサラ人である俺はともかく皆んなが危ない。因みに右手で橋に掴まる俺は現在、頭にフシギダネ、肩にピカチュウ、背中にリーフを乗せ、左手でタケシの片腕を掴み、そのタケシの片腕にカスミが掴まっている。タケシとカスミは宙ぶらりん、で二人の純粋な体重を俺は左腕で抱えている。

 

 ポケモン二匹と人三人分の体重を抱える俺を「コイツ、マジか!?」と言いたげに見るフシギダネにピカチュウが諦めを宿した声で語りかける。

 

 まぁ、俺は伝説の超マサラ人だから問題ないが、橋はいつ完全に崩壊しても不思議じゃない……早くなんとかせねば。

 

「ど、どうしようサトシ!?」

 

 完全にパニクってるリーフが更に強く俺に抱きつく、リーフ…気持ちは分かるが少し弱めてほしい。カスミでは到底感じる事のできない二つの膨らみが背中越しに伝わって集中できん。

 

「フリー!」

 

 その時だ、モンスターボールからバタフリーが飛び出して一番下のカスミを持ち上げようとしてくれる。バタフリー!お前は本当に頼りになる奴だ!

 

「ふ、フリー!!」

 

「ちょ、ちょと!?バタフリー!?」

 

 しかし、カスミが思ったよりも重かったのか歯を食いしばって(実際に食い縛る歯は無いが)…持ち上げようとするが少しカスミが浮いたくらいで、とても崖を超える事はできない。

 

「カスミぃぃ!タケシの飯を食い過ぎだ!明日から、おかわり禁止だ!」

 

「う、五月蝿いわよ!タケシのご飯が美味しいのが悪いのよ!ねぇ、リーフ!」

 

「え!う、うん…ちょとタケシのご飯を知ったら一人旅に戻れない」

 

 俺の言葉に意を唱えるが既に決定事項だ。身長殆ど変わらないのにお前には無い二つの膨らみを持つリーフの方が軽いんだ!

 

「そ、そうだ!バタフリーにニドキングとサイホーンのモンスターボールを持って上に行ってもらい、呼び出した二体に引き上げてもらうんだ!」

 

 その時、タケシが名案を叫ぶ。さっそくバタフリーにリーフのニドキングと俺のサイホーンのモンスターボールを持って上に行ってもらい、呼び出した二体のパワー自慢が縄橋を慎重に引き上げる事で俺達は無事に窮地を脱する事ができた。

 

「サンキュー、サイホーン」

 

「ホーン!」

 

「ありがとう、ニドキング!」

 

「ニドー!」

 

 

 サイホーンとニドキングに感謝を伝えてボールに戻すと俺の頭から降りたフシギダネは「ダネ」と一言だけ言い歩き出す。俺達が悪人じゃ無いと理解してくれたのだろう。ついてこいと言っているんだなと、ついていくのだが予想以上に複雑な道を歩き、最終的には隠れ里に辿り着く。

 

 そこでポケモン達の治療をして隠れ里に住むミドリさんに出迎えられる。何時もなら夕暮れ前に居るはずのフシギダネもナゾノクサも居ないので心配しており、俺達と一緒に戻ってきて驚いていた。それも人間不信のフシギダネが俺達に心を開いている事が驚きの様だ。

 

 橋での出来事を聞いて俺達を労り家に招き入れてくれるミドリさんのご好意に甘える事にした。

 

 そこでミドリさんから話を聞かされる事になる。どうやら、この辺りのポケモン達は皆、トレーナーに捨てられたポケモン達らしく、あのフシギダネもその1匹でフシギダネは保護したポケモンの中でも特に強く、用心棒を自主的に買って出ているようなので、警戒心や人間に対して不信感が強かったのはそれが理由みたいだな

 

 うーむ、俺も人間に捨てられた疑惑のあるヒンバスが居るから他人事には聞こえん。そう思っているとボールからヒンバスが飛び出して近くの川に飛び込みフシギダネと会話を試み始めた。

 

「ヒン、ヒンヒン」

 

「ダネ?ダネダネ」

 

 ヒンバスとの会話を聞きながら時々、俺に視線を向けるフシギダネ。一体何を話しているのか?

 

 そうしていると突然ロケット団が襲ってきた。

 いつも通り何だかんだと名乗り、ハナダジムの時みたいに巨大ホースを持ち出し、ポケモン達を吸い込もうとしてきた。

 

 面識のあるナゾノクサが吸い込まれそうになるのを助けるフシギダネ。しかしロケット団がマシンのパワーを上げたせいで耐えられなくなり吸い込まれそうになるのを……俺がマシンを殴り壊す事で解決した。

 

「「うそー!?」」

 

「あ、アイツ化け物ニャー!?」

 

「俺が化け物?違う、俺は通りすがりのポケモントレーナーだ、覚えておけ!ピカチュウ、君に決めた!」

 

「ピッカ、チュウー!!」

 

 マシンを生身で破壊されてビビリ散らすロケット団に容赦のない“10まんボルト”を叩き込み、やなかんじーさせて星にする。

 

 

 ロケット団を無事に追い払い、道を聞いたのでいざ出発と思ったが、ミドリさんから突然フシギダネを連れて行ってくれないか?と提案された。

 

 ミドリさん曰く、傷ついたポケモンが自分に懐いてくれるのは嬉しいが、いつかは野生に帰り自分の力で生きていける様、もしくは心正しいトレーナーと出会い成長する、そんな自分の人生を歩んでほしい…それが彼女の願いらしい。

 

 なんて心清らかな考えだ…!思わず感動してしまった……そう言う事ならノーとは言えない。

 

 フシギダネにどうするか聞いてみると、フッとクールに笑みを浮かべて俺の空のモンスターボールのスイッチを押してゲットされてくれた。

 

「フシギダネ、ゲットだぜ!」

 

「ぴ、ピカチュウ!!」

 

 

 因みにミドリさんにベタ惚れだったタケシがミドリさんと別れて少し落ち込んでいた。実はタケシは年上のお姉さんがタイプで、旅先で綺麗なお姉さんに会えば目をハートにしてナンパしてる。最初は驚きもしたが今はもう慣れた。

 

 まぁ、ミドリさんは美人で心優しいし、心掛けも立派な人だから惚れるのも無理はないだろう。あ、タケシを揶揄ったカスミが遂に拳骨喰らわせた。

 

 

 





【ゲットしたポケモン】

・ピカチュウ

・バタフリー

・ヒンバス(色違い)

・サイホーン

・フシギダネ

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