「あ?雷問中だぁ〜?なんだその無名チームは?そんなカスチームの為に態々試合会場向かって試合なんか出るわけねーだろカス!」
ここは神龍神中学サッカー部ミーティングルーム、彼ら神龍神サッカー部は放課後集まって次の試合に向けてのミーティングを行っていた
「考え直してください!阿含さん!次の準々決勝の雷問中は前回今大会で無失点記録を維持続けた千羽山中を倒してすごい勢いのあるチームなんですよ!決して油断できないです!」
そこで今この神龍寺のベンチにいる一年生はドレッドヘアにサングラスを掛けたどう見てもスポーツ少年に似つかわしくない不良とかしか言えない先輩金剛阿含の説得をしていた
「あ?千羽山だ?無失点記録だがなんだか知らねぇがそれは今まで戦ってきた奴らがカスなだけだろ?そんな奴らの為に態々出向く訳ねぇだろ。チッ、態々ミーティング出てやったが時間の無駄だったな」
「おいおい、阿含。雷問もこの全国で準々決勝まで勝ち抜いてきた強豪だ。今までは無名だったかも知れないがそれは過去の話だ。考え直してはくれないのか?」
そしてこの不遜な男を説得しているのはチームの大黒柱であるキャプテン山伏権田夫
「そうですよ!阿含さん!それに前回の千羽山にはあの帝国の鬼道が雷問に……」
そう今年入学した一年生細川一休が言い終わる頃には阿含は部室からいなくなっていた。残っているのは彼が座っていた椅子だけだ。
「全く、あいつ全く聴く耳を持たん。こりゃまたあいつ無しでやるしかねぇーかな。どうしますか監督」
「仕方あるまい。阿含なしの戦術を考えるとしよう」
そう神龍寺の監督が判断し、阿含抜きの対雷問の作戦会議は始まった。
⭐︎⭐︎
「次の対戦相手はやはり神龍寺か、今回の神龍寺戦は前回の千羽山より大変な試合になるぞ円堂」
そして稲妻町にあるここ雷問中学校サッカー部もどういう因果か同じ次の対戦相手である神龍寺へ向けてのミーティングを行っていた
「なぁ?その神龍寺ってのはどんなとこなんだ?
俺あんま関西の方はわかんなくてさ」
「おいおいまじか円堂。神龍寺って言ったらあの帝国に並ぶ名門だぞ。兵庫の中でも無論関西での絶対王者だ。陸上部の俺でも知ってるぞ」
無知なキャプテン円堂にわかりやすく説明してくれてるのは最近サッカー部に本入部を決めた風丸一郎太
「あぁそうだ。前回の決勝も俺たち帝国と神龍寺だった。スコアは4-2と俺たちの勝ちで終わったが前半まではリードされていたんだ。」
「えぇ!?あの帝国が!?」
「そうだ。今までの戦いで一番厄介と言っても過言じゃないだろう。世宇子中の前に一番厳しい戦いになるはずだ。」
「そんなにヤベェのかよ神龍寺ってのは」
鬼道に発言に対して染岡は半信半疑ながらも
あの鬼道にそこまで言わしめる神龍寺に対して警戒心を上げていた
「あぁ、特に厄介なのはその中にいる。兄弟の弟の方だ。」
そう鬼道から発しられた言葉に反応したのは豪炎寺だった
「俺が木戸川の時、前年の大会では当たらなかったがそいつなら俺も知ってる。サッカー歴が2年にも満たないにも関わらず尚且つほぼ練習抜きでトップまで上り詰めた天才金剛阿含。だがそいつは素行に色々問題があると聞いているが」
「あぁ阿含の奴は人間性にかなり問題を抱えている。現に俺たち帝国との試合も仲間への暴行で退場処分が与えられている」
「な、なんなんすか〜その人!怖すぎるっス!」
「俺たちそんな人と戦うでやんすか〜」
そんなビビる一年生達を他所に円堂は興奮を隠せないでいた
「すげぇ!そんなすごいプレイヤーが全国にはいたんだな!くぅー!早く戦いたいぜ!」
「ふっ、まぁお前はそういう奴だよな」
「よーしみんな!次の神龍寺戦に向けて練習を開始するぞ!」
そうキャプテン円堂がみんなを鼓舞してミーティングは終了したのだった
⭐︎⭐︎
「おいー鬼道。俺今日は雷雷軒でラーメンの気分だったのに、なんで態々隣町にあるファミレスなんだよ?」
「そうっスよ鬼道さん。俺完全にラーメンの舌っス」
練習後円堂と鬼道と染岡と壁山はいつも利用する雷雷軒ではなく隣街にあるファミレスに足を運んでいた。
「準々決勝で神龍寺戦に向けてのインタビューの依頼がある。俺と円堂・お前は指名されている。その記者とはそのファミレスで待ち合わせだ。」
「え!インタビュー?!俺たちも注目度上がってきたじゃないか!」
「正確には注目されているのは神龍寺の方だ。帝国に次ぐ常勝のチームなんだからな。まぁその俺たち帝国を倒したお前達と戦うんだからあながちお前達の注目でもおかしくないか。今回の全国で一番注目が高い試合なのは確かだな」
そう興奮する円堂に説明する鬼道に染岡は質問した
「でもなんで隣町のファミレスなんだよ。稲妻町にだってファミレスくらいはあるだろ」
「いやそれは俺にもわからない。会ってからのお楽しみとか言っていたが…」
「んだよそれめんどくせーな」
鬼道もその記者からは詳しい話を聞かされておらず内心疑問に思っていた。態々隣町で集まる意味。染岡の不満も理解はしていた
「ひょっとして俺たちにサプライズでもあるんじゃないっスか!楽しみっス!」
そう壁山が呑気かましてる内に目的のファミレスについた
「着いたなファミレス。メールで指定された席まで行こう。俺と円堂二人で行く。壁山と染岡は外で待機しててくれ」
「え!俺待機なんっスか!?」
⭐︎⭐︎
「へ〜熊袋さんの娘なんだ〜」
「は、はい!よく似てないと言われます。父の仕事を手伝ってるうちに私もしてみたいなって」
そしてとある町のファミレスに金剛阿含はスポマガ社月刊サッカーで編集長である父の娘である熊袋リコとインタビューの約束をし足を運び、二人で雑談を交わしていた
「この喫茶店ならいいと言うことですが。でもまさか100年に1度の天才と言われる阿含選手に来てもらえるとは思いませんでした!ダメ元だったんですが頼んでみるモンですね!」
「いいよいいよ、それよりさ今回は取材なんかよりリコちゃんについてききたいな。可愛いし絶対いい記者になれるよ」
「?可愛い?記者と顔ってなんか関係あるんですか?」
(チッ口説きどころミスったか)
「あーアクティブな所が可愛いなって取材力ありそうだよね」
「え!本当ですか!実は今日アクティブにもう一人呼んでるんですよ!二人同時インタビューなんて面白いかなって!」
ガタン
「やっぱ帰るわ」
「え、え?ちょ…」
「二人きりじゃねぇなら無駄骨だから」
と阿含が離席し出口に向かおうとしたその時彼の足は止まった
「あ!この席じゃないか!鬼道!」
正面からうるさいバンダナの声が聞こえてきた。だが阿含が足を止めたのはそれが理由ではない。それは彼に見覚えのあるゴーグルと色合いは変わったようだが彼のトレードマークであるマントをした少年が目の前にいたからだ
「あ、もう来た!こっちです!」
二人に気づいたリコが二人を招き入れていた。それに気づいた二人の少年
「あぁどうやらこの席のようだな。すみません少し遅れま…… !!」
鬼道の目の前には一年前に戦ったあの男がいた
ゴゴゴゴゴ
「よぉ久しぶりだな!カス!」
「あぁ…一年ぶりだな阿含」
因縁ある二人の選手が一年振りに邂逅した
設定変更
細川一休を1年生に
神龍寺は関西に