現代ダンジョン発生初日。世界がパニックになる中、俺だけが攻略wikiの知識で最強ビルドを試している~将来のSSS級探索者? ああ、全員俺の弟子です~   作:パラレル・ゲーマー

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第26話 孤独な女王への戴冠式、あるいはソロ最強論

 世界が「300億円の杖」という狂ったニュースに沸き立ってから、数日が経過した頃。

 港区ミッドタウン・タワーの最上階、ギルドマスター室。

 

 分厚い防音ガラスの向こうには、欲望と喧騒にまみれた東京の街が広がっている。

 だが、この部屋の中にあるのは、水底のような静寂と、冷徹な計算だけだった。

 

 俺――八代匠は、革張りのチェアに深く身を沈め、デスク上の複数のモニターを眺めていた。

 画面に映し出されているのは、株価のチャートでもなければ、ニュースサイトでもない。

 ギルド「アルカディア」に所属する全メンバーの、リアルタイム・バイタルデータと、ステータス推移グラフだ。

 

 50名近いメンバーのデータが、光の粒となって画面を流れていく。

 その光景は、まるで俺自身が巨大な機械仕掛けの神となり、チェス盤の駒を見下ろしているような感覚を覚えさせる。

 

「……300億。フン、世間は随分と安い値段で騒ぐものだ」

 

 俺は手元のコーヒーを揺らしながら、独りごちた。

 あの日、オークションで米国のファンドが落札した杖。

 メディアは「国家予算級」「世紀の神器」と持ち上げた。

 

 確かに、あの杖は強力だ。

 将来的なインフレにも対応できるポテンシャルを秘めている。

 

 だが、俺に言わせれば、あれは「試作品(プロトタイプ)」だ。

 あるいは、市場の資金を吸い上げるための「撒き餌」に過ぎない。

 

 真の「完成品」は売らない。

 本当に価値のあるジョーカーは、手元に隠しておくのが支配者の鉄則だ。

 

 俺の視線が、モニターの右下――リストの末尾にある一つのデータに吸い寄せられた。

 それは、他の煌びやかな主力メンバーたちのデータに埋もれるようにして存在していた、極めて地味な、しかし異常な波形を示すデータだった。

 

『名前:如月 雫(きさらぎ しずく)』

『所属:魔法班(単独行動許可枠)』

『現在のレベル:33』

 

 昨日まで「32」で止まっていた数字が、今朝方、静かに「33」へと更新されていた。

 

「……よし。計算通りだ」

 

 俺は口元を歪めた。

 歓喜ではない。予定調和に対する納得の笑みだ。

 

 彼女がレベル33になる。

 それは単なる数字の上昇ではない。

 

 俺が数週間前から準備し、素材を厳選し、夜な夜なクラフトに励んで完成させた「最強のギミック」を起動させるための、絶対的なトリガー(条件)だったのだ。

 

 俺はインターフォンに手を伸ばした。

 指先がボタンに触れる。

 その一押しが、この世界のパワーバランスを崩すスイッチになることを、俺だけが知っている。

 

「乃愛。魔法班の『如月』をここに呼べ。

 他の業務は全て後回しでいい。最優先だ」

 

          ◇

 

 数分後。

 重厚なマホガニーの扉が、控えめに、しかし規則正しいリズムでノックされた。

 

「……失礼します」

 

 入室してきたのは、小柄な少女だった。

 年齢は19歳。

 ギルド支給の量産型ローブを身に纏っているが、その着こなしには一切の装飾気がない。

 フードを目深に被り、露出した肌は白磁のように白い。

 常に眠たげな半眼は、外界への興味の薄さを物語っているようで、その実、内側で高速回転する思考の渦を隠している。

 

 如月雫。

 ギルド内での評価は「影が薄い」「いつも一人でいる」「付き合いが悪い」といったものだ。

 

 飲み会には来ない。

 合同訓練にも参加しない。

 必要最低限のノルマ(魔石納入)だけを淡々とこなし、さっさと帰っていく。

 

 だが俺は知っている。

 彼女がなぜ、そう振る舞うのか。

 そして、その「影の薄さ」こそが、彼女なりの生存戦略であり、最適化された行動の結果であることを。

 

「おはようございます、マスター。

 呼び出しとは珍しいですね。何か不手際でも?」

 

 雫はオフィスの入り口付近で立ち止まり、淡々と尋ねた。

 緊張もなければ、媚びもない。

 ただ事実確認を求めているだけのフラットな声。

 

「おはよう。

 不手際? まさか。

 お前の魔石納入率は、ソロ部門ではトップクラスだ。文句のつけようがない」

 

 俺は椅子を回転させ、彼女と正対した。

 

「単刀直入に言うぞ。

 レベル33到達、ご苦労だった」

 

 雫の表情は変わらない。

 眉一つ動かさず、ただ静かに頷いた。

 

「……見ていたんですね。

 はい、昨日の深夜に上がりました。

 C級ダンジョンの外周部で、はぐれたオークを狩っていましたから」

 

「ソロでC級か。

 普通の魔法使いなら自殺行為だが、お前にとっては散歩コースだろうな」

 

「……どうでしょう。

 効率は悪くないですが、神経は使います。

 一発貰えば死にますから」

 

 彼女は事もなげに言う。

 そう、彼女はソロだ。タンクもヒーラーもいない。

 ミスをすれば即死する環境で、彼女はずっと一人で戦ってきた。

 

 多くの探索者は、恐怖心や寂しさからパーティーを組む。

 だが彼女は組まない。

 その理由を、俺はあえて口にした。

 

「気楽でいいよな、ソロは。

 俺も嫌いじゃない」

 

 俺の言葉に、雫は初めて少しだけ反応を示した。

 肯定されたことへの微かな安堵のようなものだ。

 

「……はい。気楽です。

 誰かのペースに合わせる必要がない。

 『右に行くか左に行くか』で議論する必要もない。

 回復を待つ時間も、作戦会議の時間もいらない。

 私一人なら、思考した瞬間に実行できますから」

 

 彼女は淡々と語る。

 そこには「孤独」への悲哀など微塵もない。

 あるのは、純粋な「効率」への信仰だ。

 

 パーティーを組めば、確かに安全性は上がる。

 だが情報の伝達にはタイムラグが生じる。

 「敵だ!」と叫んでから、味方が反応するまでの数秒。

 彼女にとって、その数秒は永遠にも等しい「無駄」なのだろう。

 

 なぜなら、彼女の脳(CPU)は常人の倍のクロック数で回っているからだ。

 

「その通りだ。

 お前のその判断は、ワガママでも協調性の欠如でもない。

 お前というスペックにおける『最適解』だ」

 

 俺は空中に指を走らせ、ウィンドウを展開した。

 そこに表示されたのは、彼女自身も完全には把握していなかったかもしれない、彼女の才能の「言語化」された姿だ。

 

「お前のそのソロ活動を支えている根拠。

 俺には最初から見えていたぞ」

 

「スキル名: 知性の倍加(インテリジェンス・ダブル) (Intelligence Double)

 

ランク: ユニークスキル (等級:S)

 

種別: パッシブスキル / 常時発動

 

効果テキスト: このスキルを持つ者の「知性(INT)」は、全ての装備・バフ・補正計算を終えた最終値に対して、無条件で2倍となる。

 

フレーバーテキスト: 凡人は知恵を出し合う。三人寄れば文殊の知恵などと嘯(うそぶ)いて。

だがお前にその必要はない。議論はノイズだ。説明は時間の浪費だ。

思考は一瞬。結論は絶対。

その孤独な演算こそが、世界を凌駕する最短の解だ。」

 

 モニターに映し出されたテキストを見て、雫が小さく息を呑んだ。

 

「……私のスキル。

 ここまで詳細な解析結果は、初めて見ました」

 

「ユニークスキルとしてはS級だ。

 SSS級の『万象の創造』や『未来予知』のような派手な権能はない。

 書いてあることは単純だ。『知性が2倍になる』。ただそれだけだ」

 

 俺は立ち上がり、彼女へと歩み寄る。

 

「だがな、如月。

 この世界において最も凶悪な能力とは何か、知っているか?

 それは『最終ダメージ』や『最終ステータス』にかかる乗算(マルチプライ)だ。

 足し算じゃない。掛け算だ。

 基礎ステータスが高まれば高まるほど、この『×2』という係数は、神殺しの領域へと跳ね上がる」

 

 俺の説明を聞きながら、雫は冷静に頷いた。

 彼女自身の演算能力が、即座にその意味を理解したからだ。

 

「……はい。理解しています。

 だからこそ私は装備選びに苦労していました。

 適当な杖を持っても、火力が過剰になりすぎてマナが枯渇する。

 かといって抑えれば、今度は敵を倒しきれずに押し切られる。

 この『倍加』に耐えられるリソース(MPや耐久力)を確保するのが、今の私の課題です」

 

「正直だな。

 S級だが、比較的出やすい方のスキルだ。

 だが、それを使いこなせず自滅する奴が9割だ。

 お前はよく耐えたよ。ボロボロの量産装備で、ソロでレベル33まで」

 

 俺は彼女の努力を称賛した。

 そして、その努力に報いるための「ご褒美」を取り出す時が来た。

 

「だが不便な生活も、今日で終わりだ。

 お前がレベル33になった。

 つまり、この『鍵』を回す資格を得たということだ」

 

 俺はアイテムボックスを開いた。

 空間が歪み、冷気が漏れ出す。

 中から取り出したのは、厳重に梱包された長尺の包みだ。

 

 包みを解くと、現れたのは一本の杖。

 青白い氷の結晶が螺旋を描き、先端には心臓のように脈打つ高純度の魔石が埋め込まれている。

 

 その姿を見た瞬間、雫の表情が変わった。

 眠たげだった瞳が、理知的な光を帯びて見開かれる。

 

「これ……300億の杖じゃないですか?

 いえ、もっと……?

 昨日のニュースで見た杖と似ていますが、魔力の質が違います」

 

「よく分かったな。

 ああ、俺のユニークスキルで作った最大ロール値の杖だ。

 市場に出回った300億の杖は、いわば『天然の良品』だ。

 だがこいつは、俺が数値のゆらぎ(乱数)を全て理論上の最大値で固定して焼き上げた『人工の神具』だ」

 

 俺は杖を彼女に放った。

 彼女は反射的に受け止める。

 その瞬間、杖が持ち主の魔力(INT)に反応し、歓喜の共鳴音を上げた。

 

「アイテム名: 凍てつく思考(フローズン・ソート)

 

種別: 杖

 

レアリティ: ユニーク

 

必要レベル 33, 筋力 59, 知性 59

 

効果: ・杖装備時攻撃ブロック率 +20%

・装着されたサポートジェムのレベル +1

・知性 +18%

・詠唱速度 +12%

・知性10につき呪文ダメージ +1%

・このアイテムにLv1の【アイスストーム】スキルが付与される。

・【アイスストーム】: 知性に比例して威力と持続時間が増加する、氷の嵐を降り注がせる魔法。

 

フレバーテキスト: 杖が賢くなるたび、持ち主の血は冷えていく。

心臓が凍りつくころ、あなたは理解するだろう。

この猛吹雪こそが、私の鼓動だったのだと。」

 

「知性+18%……!

 これが最大値……。

 14%でも世界が騒いでいたのに、18%……。

 ……信じられない。これ一本で、私の計算していた火力理論値が3倍以上に跳ね上がります」

 

 雫が杖を愛おしそうに撫でる。

 彼女の指先から冷気が伝わり、杖と一体化していくのが見える。

 

 INT倍加のスキルを持つ彼女にとって、INT補正がついた装備は、実質「効果2倍」の装備に等しい。

 18%の補正は、彼女にとっては36%の補正となる。

 暴力的な数字だ。

 

「まだだ。驚くのは早い。

 その杖は最強の矛だが、お前の課題である『耐久力』は解決していない」

 

 俺は続けて小箱を取り出した。

 中には深海のような蒼い輝きを放つアミュレットが収められている。

 

「あと、防御用のユニークアミュレットも渡す。

 これを使うことで、アイスストームの潜在能力を120%発揮出来るぞ。

 ES(エナジーシールド)も固くなるしな」

 

「アイテム名: 静寂なる意志(サイレント・ウィル)

 

種別: アミュレット

 

レアリティ: ユニーク

 

必要レベル 33

 

効果: ・全能力値 +40

・知性 +15%

・知性 10 につき最大エナジーシールド +3

・冷気ダメージの 1% をエナジーシールドとして吸収(リーチ)する。

・知性 50 につき冷気属性耐性貫通 +1%

 

フレバーテキスト: 思考が凍りついた後に残るのは、決して砕けることのない、ただ一つの意志だけだ。

言葉はいらない。その沈黙は、雄弁な死となって敵を包み込む。」

 

 雫がアミュレットのテキストを読み、絶句した。

 彼女の高速演算脳が、即座に「最適解」を弾き出したからだ。

 

「知性10につき、最大エナジーシールド+3……!?

 それに、ダメージ吸収(リーチ)まで……!」

 

「そうだ。

 お前のスキルでINTが3000になれば、それだけでESが+900だ。

 HP換算で言えば、レベル33の魔法使いの体力が倍増するに等しい。

 しかもアイスストームで敵を殲滅し続ける限り、そのダメージの1%が瞬時にシールドとして還元される」

 

 俺はニヤリと笑った。

 

「秒間10万ダメージ出せば、秒間1000回復だ。

 撃ち続けている限り、お前は不死身だ。

 マナの問題も、お前のINTが上がれば、最大マナと自然回復速度が増える。

 この装備構成(ビルド)は、全てが『知性を上げること』だけで完結するようになっている」

 

 俺はさらに、デスクの下に用意していたコンテナを開けた。

 中には頭、胴体、手、足、指輪2つ。

 全身分の装備一式が収められていた。

 

 その全てが、俺がC級ダンジョンでかき集めた素材から作り上げた「知性特化品」だ。

 アメ横やオークションに流している量産品とは、わけが違う。

 

「装備一式だ。

 知性装備一式を渡す。

 指輪の一つ一つに至るまで、全て『知性+50以上』がついている。

 さあ、着替えてステータスを確認してみろ」

 

 雫は無言で頷き、衝立の裏へと向かった。

 衣擦れの音が響き、数分後。

 

 彼女は全身を蒼と白を基調とした高位魔術師の装備で固めて戻ってきた。

 その佇まいは、もはや「地味なソロプレイヤー」ではない。

 冷気と知性を纏った、若き氷の女王だ。

 

「……ステータス確認しました」

 

 雫の声が、わずかに震えている。

 

「装備の補正値だけで、知性が+700以上……。

 基礎ステータスと合わせて、最終知性は1400まで到達しました」

 

 そして彼女のパッシブスキルが発動する。

 ×2。

 

「……1400。

 最終知性1400です。

 今まで見たこともない数字です」

 

 1400。

 一般的なレベル30台の魔法使いのINTが、300~400程度。

 大企業が資本に物を言わせて揃えた最上級装備でも、500行くかどうかという世界だ。

 それに対して1400。

 実に平均の4倍近い数値。

 

「ありがとうございます!

 これなら……これなら私の思考速度に、魔法が追いつきます。

 全力を出しても壊れない。ガス欠しない。

 理想のソロ活動ができます」

 

 雫が深々と頭を下げた。

 彼女にとって最高のプレゼントだ。

 

 誰とも組まなくていい。

 誰にも頼らなくていい。

 圧倒的な暴力で、全てを一人で解決できる力を手に入れたのだから。

 

「礼には及ばん。これは投資だ。

 俺はお前に『最強のソロプレイヤー』という広告塔になってもらいたいだけだ」

 

 俺は彼女にタブレット端末を渡した。

 

「ああ、それとギルドの宣伝用に、ソロでC級ダンジョンを散歩しつつ、アイスストーム殲滅して動画を上げてくれ。

 タイトルは『300億の杖を使ってみた』でいい。

 言葉はいらない。解説もいらない。

 ただ淡々と、散歩するように敵を殺せ」

 

「……分かりました。

 散歩、行ってきます」

 

 雫は新しい杖を手に、軽い足取りでオフィスを出て行った。

 その背中からは迷いも気負いも消えていた。

 ただ純粋に、新しい「計算式」を試しに行く研究者のような、無邪気な殺意だけがあった。

 

          ◇

 

 数時間後。

 一本の動画が投稿サイトにアップロードされ、瞬く間に拡散された。

 

 動画のタイトルは『300億の杖を使ってみた』。

 投稿者はギルド「アルカディア」。

 

 動画が上がって、大反響が起きる。

 

『うわあああ! なんだこれ!?』

『敵が1秒で溶けて、笑う』

『アイスストーム、思ってたよりえげつないな』

 

 画面の中では、C級ダンジョン「迷わずの森」の凶悪なモンスターたちが、空から降る氷の柱によって一瞬で粉砕されていた。

 雫は立ち止まることすらしない。

 歩きながら、杖を軽く振るだけ。

 それだけで画面全体が氷の嵐に包まれ、敵のHPバーが一斉に蒸発する。

 

『状態異常、冷気で動きが鈍るし、凍結で完全に動きが止まる』

『止まってる所に、また氷の嵐でダメージが入る』

『永久機関じゃねーか』

 

 視聴者を戦慄させたのは、その圧倒的な制圧力だ。

 中ボスであるトロールやオーガが出現した瞬間に、氷像と化す。

 「攻撃を避ける」という概念がない。

 「攻撃させない」のだ。

 

『実際は耐性判定で徐々に凍結しなくなるけど、でも20秒、敵を無抵抗で殴り続けることが出来るって、マジで最強じゃん!』

『俺たちが必死にポーション飲んで殴り合ってる横で、この子は散歩してるだけ……』

『これが知性1400の世界か』

『300億以上の価値があるわ、これ』

 

 動画のコメント欄は、驚愕と称賛、そして羨望の嵐で埋め尽くされた。

 「ソロ最強の魔法使い」「氷の女王」。

 そんな二つ名が早くも彼女に捧げられ始めていた。

 

 俺はオフィスでその様子を眺めながら、満足げにコーヒーを啜った。

 

「よくやった、如月。

 最高のデモンストレーションだ」

 

 これで世界は知った。

 「知性」こそが力であり、「アルカディア」こそがその頂点であることを。

 そして俺の手元には、彼女という最強の戦略兵器が完成した。

 

 B級ダンジョンの攻略?

 問題ない。

 俺が道を拓き、田中が耐え、リンが切り込み、そして雫が全てを凍らせて終わる。

 完璧な布陣だ。

 

 俺はカップを置き、窓の外を見上げた。

 冬の空気が、少しだけ心地よく感じられた。

 

 




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