天野景太転生   作:鋼色

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衝動で書いた。多分続かん。


ジバニャン+ウィスパー+ケータ

人が死ぬ瞬間は一瞬だ。こんな若さで死ぬ訳ないと思っていても、死ぬ時は死ぬ。滑稽なほどに、哀れなほどに、一瞬だ。

 

19という青い年で死んだ俺は、ブルーアーカイブの世界に天野景太として転生した。

ブルーアーカイブの世界と言っても妖怪ウォッチの世界がない訳ではなく、フミちゃんやクマ、カンチは確かにいた。

 

イカカモネ議長、ウバウネ、ゴゴゴ・ゴットファーザーも確かに存在していた。がんばって倒した。

 

皆はそこで気になっている事だろう。どうして妖怪の知識を失っていないの?とな。

 

そこは神様のお慈悲だ。それが許されるのならもっと慈悲が欲しかったがな。

 

「さてと……解決しますか。久しぶりに暴れようぜ、ウィスパー。ジバニャン」

 

『ニョロローン!デロローン!ソロソロ、イイダローン!?』

 

『ぷりちー!おれっち、ともだち!ふくわうち!』

 

「ウィスパー!」

「ジバニャン!」

 

赤猫と白いふよふよの友達に微笑みを浮かべつつ、

 

ウバウネに会った時以来の怪魔に顔を顰める。

 

「ごめん、怪魔だ。久しぶりに大暴れしよう」

 

 

 

 

 

時は数分ほど前に遡る。

 

妖怪ウォッチ1.2.3やぷにぷにを辿って大人となった俺の目の前に、凛々しい顔をした年下の女性が現れた。景色も突然変わり、困惑必須なものだ。

 

だが、驚きはしない。雲外鏡や雲外三面鏡の能力でそれは慣れている。

それに、元々知っていた内容だ。数多の経験を得て学園都市キヴォトスで先生をする事は。

 

「なるほどね。よろしく頼むよ、リンちゃん」

「……まだ、説明していないのですけど」

 

どうやら早すぎたようだ。原作を知っているゆえの弊害が出てきた。

どう挽回をしたものか。この警戒心、簡単に解いてはくれまい。

 

俺は果たして先生をやれるのかどうか……。はぁ、フツウの俺にキヴォトスの先生はキツいっての。

 

そんな独白を綴りながらリンちゃんと共に歩き、多くの生徒が集まっている場面に到着すると怪魔がいた。

初めてウバウネと会った時は感じなかったが、今なら分かる。この禍々しいオーラ。

 

ウィスパーとジバニャンの動揺が理解できる。

 

「君。君の名前は?」

「スズミです!」

「そっか、良い名前だね。だからさ………離れろよ、怪魔。そこはお前がいて良い場所じゃねえんだよ」

 

「………」

 

スズミから怪魔が分離し、戦闘態勢を取る。正体がバレたから警戒しているんだろう。

その警戒、無駄にしてやる。

 

 

 

 

 

という訳でジバニャンとウィスパーを召喚したのだ。

 

「ジバニャン、ウィスパー。久しぶりに合体やるよ」

「ケータきゅん完全に怒ってますねぇ」

「あたりまえにゃん。怪魔たちがやる取り憑きは悪質すぎる取り憑き。ケータが許せるはずないにゃん!」

「はい、お喋りはこの辺にしてやるよ」

 

妖怪ウォッチを変形させ、フュージョンウォッチに似たナニカへと変貌させる。

一度ウォッチを右へと回転させると………

 

『プリチー!ニョロロン!妖魔合体!超妖魔・ブチニャン!』

 

ブチニャンへと合体する。

 

回転部分を元に戻したのち、次は左へと回転させると……

 

『ブチニャン!ケータ!妖魔人合体!妖魔人・ケイン!』

 

ブチニャンの特徴とケータの特徴を兼ね備えた妖魔人が完成する。

本来のフュージョンウォッチのようにひどい副作用はないが、やり過ぎると妖怪に近づくからな。パパッと終わらせる。

 

人間の頃に比べ、ひどく発達した爪を地面に突き立て、走る。

二足歩行ではなく、猫の本領が発揮できる四足歩行へとなり、怪魔に連続攻撃を叩き込む。

得意ではない妖術で肉体強化を施し、『たくらむ』に分類される怪魔へと掌底を喰らわせる。

 

《どうしておめぇらがココにいる。おれくしっちがウバウネごとぶっ飛ばしたはずニャーウィッス》

「……」

 

怪魔は答えない。上級怪魔以外大した意思疎通ができないのは理解していたが、少し肩を落としてしまう。

 

《知ってた………ニャーウィッス》

 

返事の代わりに拳を飛ばしてくる怪魔の腕を尻尾で掴み取り、反撃の一手を喰らわせる。

先ほどよりも出力を上げた一撃。俺が知っている怪魔なら簡単にぶっ飛ばせる一撃。

 

けれど、怪魔は息絶えない。受けた傷を治癒しつつ、何を考えているのか分からない瞳でこちらを見る。

ギンとキンを相手にしている感覚だな……。ぶっ倒しても何回も復活するこの感じは。

 

〈何かタネがあるに違いありません!ケータきゅん!ねばりますよ!〉

〈でも小細工使ってる感じはないにゃんよ?〉

〈怪魔の体自体に仕掛けてると思う。なんか、色々とおかしいし〉

 

普通の怪魔が行なっている再生と言われても信じられない再生速度に対して「とにかくぶん殴る」という案を三人で取る。

 

〈とにかくぶん殴るって言ったら……〉

〈あれしか〉

〈ないニャンね?〉

 

《ニャーウィッス!ニャーウィッス!ニャーウィッス!》

 

必殺

 

百万倍返し猫烈弾!!!

 

「っと、百万もいらなかったか?」

 

戦闘を終えた事で分離したウィスパーとジバニャンと俺。

久しぶりの疲労感が体を包むのを感じつつ、状況が飲み込めていない生徒たちへと向かう。

 

「俺は天野景太。妖魔界と人間界の救世主、みたいなものだよ。あまり大したものじゃないけど。あ、あと、君らの先生。よろしくね」




天野景太
・特典『色々な妖怪ウォッチ』『概念的に柔らかい肉体』

全ての友達妖怪とガッチャンコしたせいで種族が半人半妖になった人。妖力がほとんど無い代わりに身体能力に極振りしている。フィジカルだけならBランク妖怪に並ぶ。

諍いに巻き込まれすぎて半分人外になったせいで体が若いまま年老いた友達や妻、息子娘を看取る事となった。可哀想。

今年で四桁歳になるのに最初で最後の妻を忘れられない。これも君が早くに死んでしまったからやで^ ^
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