その夜
六番組は威舞煇を含めた四人で、現世に集まっていた。
ー薄気味悪い裏路地ー
八千穂「本当にここで合っているんじゃろうな?」
威舞煇「獣は同じ狩場には来ない。」
身を隠しながらそう言う。
サハラ「Zzz」
天花「サハラっ、寝ないの」
サハラ「Zzッ、ごめん」
八千穂「じゃがなんで、ここだと分かったんじゃ」
威舞煇「猫や鴉達によると、この近くで嫌な感じと変な影を見たって言ってた、尚且つアイツは、前に鬼太郎に食事を邪魔されて気が立ってるはずだ。」
天花、八千穂、サハラ「鬼太郎?」
威舞煇「後は、」
そう言いながら何かを出す。
八千穂「なんじゃそれ、うっ?!」
八千穂が聞こうとした瞬間、あまりの臭いにえずく
威舞煇「ちょい、期限切れ、まあ腐りかけの生肉だ」
サハラ「くさ~い」
八千穂「お前、なんちゅうモンを。」
天花「それをどうするの?」
威舞煇「これを、」
そう言うとどこからがネズミ型のミニカーを出す
威舞煇「これにくくりつけて、自動運転っと」
そう言って肉をくくりつけたネズミ型のミニカーを離す。
威舞煇「これに引っ掛かるのは、相当な馬鹿だけだ。」
そう言って相手を見下すような邪悪な笑みを浮かべる。
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八千穂「まだ現れんのか?」
威舞煇「相手も警戒してんだ、すぐには引っ掛からん。」
サハラ「Zzz」
八千穂「起きろっ、サハラ」
サハラ「ゴメ~ン、眠くて~。」
天花「えらく手慣れてるね。」
威舞煇「狩る側なんでね。」
天花「ねえ、少しだけ聞いていい?」
威舞煇「なんだ?」
天花「威舞煇は何で人が憎いの?」
威舞煇「ん?ああ、アタシは小さい頃拐われて身体を改造されてこうなった。」
サハラ「・・・・・・」
八千穂「・・・・・」
威舞煇「それだけならまだ憎しみは強くなかったがそこから知っちまったのかな、力あるものに媚びへつらい平気で裏切る人間たちの醜悪さ。アタシは忘れはしねぇ、だから憎いし、本来なら皆殺しにしてやりたい。」
威舞煇が語った怒りを帯びた言葉に一同は言葉を失う。
天花「威舞煇・・・・・」
威舞煇「だからアタシは闇を選んだ。」
八千穂「じゃが威舞煇、お前にも大切な 『っ!静かに!」?!?!」
天花「どうしたの?」
威舞煇「なんかいる。」
そう言い威舞煇は路地の奥を指さす。
すると
?「グゲゲガガ」
路地の奥から両腕が鎌の怪物が出てくる。
サハラ「なに・・・・あれ」
八千穂「酷鬼じゃない?!」
八千穂達が困惑するなか、
天花「へぇ~アレ醜鬼じゃないね。。」
威舞煇「アレと同じ系統か。」
天花と威舞煇は冷静に怪物を見ていた。
怪物「グガガガガガ・・・ゴパァ」
怪物は腐った肉の付いたネズミのおもちゃを見つけ手に取り口を開ける。
威舞煇「フフフ、」
八千穂「何じゃ?」
威舞煇「いや、滑稽すぎて笑いが止まらねぇ。」
そして右手にボタンを握っている。
サハラ「なに、それ?」
威舞煇「なぁ、生き物はどんな時油断すると思う?」
八千穂、サハラ「?」
威舞煇「それはな、自分の狩りが成功したと思ったときだ!」
そう言って右手のボタンを押す。
すると
‘ドッカーーン!!!!!!!!!,
轟音と共にネズミのおもちゃが爆発する。
八千穂「何じゃ今のは?!」
威舞煇「爆弾、中にとがった銀の玉と破片が入ってる。」
八千穂「おぬし、なんちゅうもんを!!」
威舞煇「安心しろ、防音結界と防御結界を張ってっからアイツだけに被害が行くようしてる。」
天花「威舞煇、」
威舞煇「なんだ?」
天花「後でお話ね?」
威舞煇「そうかい」
そう言って化物がいたところに行くと
怪物「グゲガァ!!」
仕留めきれなかったのか顔や体に破片が刺さり死にかけの怪物が決死の攻撃で腕の大鎌を振り回してくるが
威舞煇「チッ」
威舞煇はそれをかわし
威舞煇「往生際がっ!!」
鎌を掴み引きちぎり
威舞煇「悪いんだよ!!!!!!!!!」
化物の悲鳴など無視しその鎌を化物の頭に突き刺す。
化物「グゲェ・・・・・」
威舞煇「とっとと死んでろ、この腐れ○○○が・・・・」
威舞煇がそう言うと黒い炎が怪物を包み、怪物は死滅する。
威舞煇「ふう・・・・」
威舞煇がため息をはいていると、
天花「威舞煇」
威舞煇「んあ?」
天花や六番組が近づく
天花「お疲れ」
威舞煇「ん」
天花「でもとりあえず」
威舞煇「?」
天花「お話ね。」
八千穂「組長・・・・」
サハラ「うわぁ・・・・」
そう言った天花からは黒いオーラが出ていた。威舞煇「ハァ、」
逆らわない方がいいと悟った威舞煇はため息をこぼす、
すると
“カランッ、コロンッ”
突然下駄の音が聞こえる。
威舞煇を除き全員身構えると
髪で右目を隠し、ちゃんちゃんこを着た少年が暗闇から現れる。
威舞煇「大丈夫だ」
刹那はそう言うと
威舞煇「久しぶり、鬼太郎、みんな。」
鬼太郎「威舞煇」
乾いた笑いで言う威舞煇とそれを鬼太郎は悲しそうに呟くき、それは魔妨隊と鬼太郎の初の戦いのない接触であった。
続く
エンディング(A.M.D.K.J.)
次回予告
その力は闇
そうなったのは必然、
そして偶然、
次回《再開ー弐ー》