夜、ビルやマンションの屋上を飛び回りながら移動する影があった。
威舞煇だ。
威舞煇「ハァ、ハァ、まだ着いてきてやがる。」
威舞煇が後ろを見ると魔妨隊が威舞煇を追いかけていた。
何故こうなったかと言うと大型の門が開き、魔妨隊が対処していたが量が多く威舞煇も急行し大型醜鬼や特殊個体が出現し何とか倒して帰ろうとしたら、呼び止められた為逃げたところ、追ってきた。
威舞煇「クソがっ!フルで能力使ってやがる!」
影に入ろうにも隙がなく反射物を見つけても近づけない、
威舞煇「この手際の良さ、組長か、それも二人。」
そう言いビルに移動すると前の空間で空虚が歪む
威舞煇「っ!!」
威舞煇はすぐに立ち止まるすると空間に穴が空き頭頂部は白金で金髪のショートカット女性で魔妨隊六番組組長である出雲天華が姿を表す
威舞煇「組長クラスが3人か・・・・」
添え呟いていると後ろから二人が追い付く一人は魔妨隊の年長者であり一番組長である冥賀りう、そしてもう一人はグラマーな体つきで緑色のロングヘアーである九番組組長ある東風舞希である
威舞煇「アンタ等もひつこいねー。」
天花「一緒に来てくれるかな?」
威舞煇「断ってんでしょ?人間は信用できない。」
風舞希「刹那」
威舞煇「威舞煇だって。」
威舞煇「確かに東とは血縁関係だけどアタシは人間じゃない。」
りう「でも、お前さんは人を守り続けている。」
威舞煇「人間は嫌いだけどアイツ等との約束だからな。」
威舞煇「それにアンタ等のとこにもっとも信用ならない奴らがいるし、なおかつ今でも殺してやりたいくらい憎い。」
りう「アンタの言っとった。堕天使かい?」
威舞煇「そうさ、アイツ等はアタシの友達を殺し治せると騙した、そしてアタシの家族もアイツ等に命令し殺した。」
りう「庇うつもりはないけどね、玲奈、若奈、ミルテはやったことを後悔してたよ。」
威舞煇「それがどうした、アイツ等が後悔してようがしてなかろうがアイツ等やアタシの家族は戻ってこない、」
そう言って光のない目になった威舞煇を見た3人はあの出来事がよぎる
ー回想ー
(“バキッ゛
“ドゴッ゛
玲奈「こっ・・・はっ」
威舞煇「・・・・・・」
憎悪に駆られた威舞煇は翼がある引きちぎられた玲奈(レイナーレ)を何度も殴り付ける
若奈「レイナーレ様っ」
ミルテ「や・・やめるっす。」
威舞煇「やめるわけねぇだろ、この腐れビッチども」
そう言って拳に黒いオーラを纏わせ
威舞煇「くたばれ、腐れビッチが、」
そう言い死の一撃を玲奈にお見舞いした。
ー回想完ー
風舞希「刹那、」
威舞煇「アタシはアイツ等を許さねぇし今でも殺してやりたくて堪らねぇ。何でアイツ等は殺されなきゃなんなかった?何でアタシの家族もあんな殺され勝たされなきゃなんなかった?」
そう言うと眼から血の涙が流れる。
闇のオーラが身体から滲み出る。
威舞煇「アタシは協力する気は無い。」
そう言って3人が怯んだ不意を突きビルから飛び出しガラスの中に入る
出雲天花「しまった。」
りう「もう逃げたみたいだね。」
風舞希「ですが、私は諦めきれません。あの子が蘭華が、残したあの子を必ず・・・・取りもどします。」
そう言った風舞希の眼には揺るがぬ決意が出ていた。
続く
エンディング(A.M.D.K.J.)
次回予告
思いでと言うのは時に悲しく、時に優しく己を包む、
次回《魔都》
こいつは!?