転生者ゴッドウォークンがオラリオにいるのは間違っているだろうか 作:寝心地
【闇派閥】を【アストレア・ファミリア】と協力して討伐した翌日
4人は再び【闇派閥】が破壊した通りの復興を進めていた。
怪我人の手当てに炊き出し等普通の復興支援もさることながら彼らは更にその特別な力を使い人々を励ましていた。
「そうか、君のお母さんは君が怪我をし泣いている事を心配しているみたい」
「お母さん!!うわああああああああああああああ!!」
「………………………………無事天に登ったよ」
4人がしているのは死者と生者をつなぐイタコの様な仕事。ソースの力の1つ、【霊視】を使いこの世に未練がある魂を見つけその未練を断つ事で成仏させる。
『なぜだ!?死ね!!死ね!!死ね!!』
たまに死んだ事に気付いていない【闇派閥】の霊もいた。
ソースとは言ってみれば魂や命の力の源、ソース使いはそれらを自在に操る事で強力な魔法や技を行使することができる。つまりソース使いにとって死者を見ることもその声を聞くことも朝飯前と言う事だ。
そしてそんなソース使いが
『うわああああああああああああああああ!!』
霊体から【ソース吸収】をするのは簡単だった。霊体はソースを吸収される苦痛に苛まれながら崩壊した。
「???お姉ちゃんどうしたの?」
「ううん、何でもないよ、さぁ、次の人どうぞ」
それから暫く経ち、4人はまたたく間にオラリオに馴染んでいった。更に神会でロキ・ガネーシャ両名から新たな種族リザードの発見が神々に周知されクラウンは正式に亜人種として認められる様になった。
しかし明るいニュースばかりでは無く最近【闇派閥】の破壊活動は活発になっていると言う情報もありつつ【闇派閥】撲滅を急ぐ必要があったのだが最悪の情報が手に入ってしまう。
フィンは4人を集め会議を始めた。
「それで?何があったんですか?団長」
「リヴェリアさんとガレスさんが大怪我したって本当ですか?」
「今出回っている全ての情報が真実だ」
ジンバーの質問にフィンは躊躇いなく答えた。
「相手は元最強派閥【ゼウス・ファミリア】【暴食】のザルド、【フレイヤ・ファミリア】【静寂】のアルフィアの2名」
「何だたった2人か…………」
「侮るのは良くないですよバイセルさん、【ゼウス・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】と言えばうちと【フレイヤ・ファミリア】が最強になる前の最強です」
「ジンバーの言う通り、2人は曾ての最強派閥、レベルは共に7」
「それは凄いですね、7と言えば【猛者】より高いじゃないですか」
「ああ、そこで君達の力を借りたい。リヴェリアとガレスが動けない今君達の協力は必要不可欠だ」
「つまりその最強の敵を倒してほしい…………と」
「そうだ」
「私は良いと思います。皆さんは?」
「俺も付き合おう」
「私も、最強と戦ってみたいですし!!」
「私も精一杯頑張ります」
フィンの協力要請に4人は同意し準備を始めた。