転生者ゴッドウォークンがオラリオにいるのは間違っているだろうか 作:寝心地
ジンバーはアルフィアに攻撃を加えるがやはりヒラリと回避される。避けられた事でガラ空きになったジンバーの背中に魔法を放とうとするアルフィアに円形の物体が飛びアルフィアは魔法を発動しないまま回避を選択する。
「魔法職…………………何だよな?」
「ええ、しかし彼女は【才禍の怪物】と呼ばれる程の才能があり見た技は全て模倣出来るそうです」
「何だそりゃあ!?チートじゃねぇか!!」
「喚くな雑音、捻り潰すぞ【福音】」
「チッ!!ウオオオオオオオオオオオオオ!!」
「ハァアアアアアアアアアアアアアア!!」
「五月蝿い、【福音】」
【挑発】と【エンカレッジ】を発動する2人にアルフィアは魔法を放つがそれは全てバイセルに向けられジンバーがアルフィアに接近し再び【グリッピング・ブロウ】を放つがやはり避けられる。
その時、アルフィアの背後から灼熱の炎の玉が飛び出しアルフィアを襲う。
「タイミングは完璧…………の筈なんですが」
【ファイアボール】を放ったペインがそう言い巻き上がる炎を見る、すると炎の中から無傷のアルフィアが現れる。
「こりゃあお手上げだな」
「そうですね。なら」
バイセルとクラウンの言葉に4人は頷きうちバイセル以外の3人がアルフィアに背を向け走り出す
「「「撤退!!」」」
走り去る3人にアルフィアは唖然とし数秒固まりバイセルもアルフィアに走り寄りアルフィアの横を通り過ぎる。アルフィアはバイセルの奇行に振り返るとそこにバイセルの姿は無かった。
【ロキ・ファミリア】本拠
逃げ帰った4人は玄関を開けるとそこには3幹部とロキが待っていた。
「おかえり、どうだった?」
「「「「どうにもならん」」」」
フィンの問いに4人はそう答える。ロキ達が詳しい話を聞きたいと会議室に通される。
「それで?彼女はどうだった?」
「さっきも言いましたがどうにもなりません。此方の攻撃は全て避けるか防がれ彼女の魔法はバイセルがギリギリ防げる程度、あれ以上の魔法があるなら間違いなく我々は全滅するでしょう」
「そうか、自分らでも無理か〜、しかし良く逃げ切れたな」
「確かに、その話を詳しく聞きたいな」
「きっかけはペインさんの魔法が効かった事です。勝てない事を察した我々はバイセルさんを残し撤退しました」
「それはまた思い切った作戦だね」
「バイセル、お前さん良く生きておったの」
「まぁ、俺も奴の不意を突き姿を消す魔法の籠った巻物を使っただけだ。奴の攻撃をそう何度も受けられるものでは無いからな」
「その巻物とは?」
フィンの問いにペインが巻物を取り出し投げ渡す。
「前提として、巻物は全て消耗品です。1度使えば使えなくなる」
「その巻物に込められているのは【カメレオンクローク】のスキルです。一定時間【透明】になれるスキルです」
「何そのごっつ凄い巻物!!うちにも1本頂戴!!」
「貴重品なんで駄目です」
「断る」
「返してもらいます」
気が付くとロキの手に握られていた巻物はペインの手に握られていた。