転生者ゴッドウォークンがオラリオにいるのは間違っているだろうか 作:寝心地
作戦当日、【ロキ・ファミリア】及び【アストレア・ファミリア】(+アーディ)連合はダンジョン内を疾走する。
「皆速度優先!!追ってくる魔物だけ倒して!!速攻!!」
『了解!!』
その景色を4人は見ながらゆっくりと進む。
「うわ〜」
「連携凄いっすね【アストレア・ファミリア】」
「長年一緒に居ないとあの動きは出来ないな」
「私達もあれくらい出来る様になりたいですね〜」
「お前達!!口じゃなく手を動かせ!!」
【アストレア・ファミリア】の連携に感心しているとリヴェリアから喝が飛び4人は慌てて足を動かし走る。
そうして速度を優先し1団は最小限の戦闘で18階層に辿り着く、迷宮の楽園と呼ばれたそこはその面影は一切無く煮え滾る地面のみが広がる殺風景な景色が広がっていた。
「……………………酷いな」
誰でも無く自然とそう呟いた、その一言に尽きる光景が今目の前に広がっている
「止まるな!!」
いの一番にリヴェリアがそう声を上げ全員が行動に起こす。
「余計な事はするな」
同時にリヴェリアの激励を掻き消すほど冷たい声が響いた。
死の大地となった18階層を【静寂】が歩いている、殆どが気圧され後退する中、前進する影があった。
「第2ラウンドだ、『【静寂】のアルフィア』」
4人は武器を構えバイセルとジンバーが前に出る。同時に地面を突き破る砲撃が起こりそこからそれが現れた。
「漆黒の…………竜」
「そっちは頼みます。我々でアルフィアを倒す」
ペインはそう言いクラウンの隣に立つ。
「またそれか、芸が無いな」
前方ではアルフィアがそう言い2人の攻撃をやすやすと避けその隙を縫うようにクラウンの化身とトーテムが攻撃している。
「芸が無いと言ったばかりだぞ。頭を使え間抜け」
振り返り化身を視認した瞬間、アルフィアは化身の違和感に気づく、前回見た時より色が明るく鬣の様だった頭が燃えている。
『キケケケ!!』
更にアルフィアを驚かせたのは化身が爪で直接攻撃してくるのではなくその手から炎を出したこと。
「【炎の化身】、地形により化身はその姿と能力を変える。けどまぁ」
「【福音】」
クラウンがそう言うと炎の中から音の魔法が飛び炎の化身が消滅し炎の中から悠然と歩いて来るアルフィアの姿があった。
「やっぱそう言うことみたいですね」
「ええ、魔法障壁の様な物を常時発動しているんでしょう。だから魔法の通りが極端に悪い」
「となると物理でって話になるんだが…………」
「我々以上の立ち回り……………………私達オナーモード選びました?」
「皆さん、自身の経験値把握してます?」
「「「勿論」」」
「なら……………………」
クラウンは後ろを振り返り3人もそちらを見る、そこには【アストレア・ファミリア】と4人以外の【ロキ・ファミリア】とアイズが黒い竜と戦っていた
「あっちの方が倒しやすそうだ」
「アルフィア…………」
「何だ?」
「「「「ちょっと待ってろ!!すぐ戻る!!」」」」
4人はそう言い再びアルフィアを置き去りにし黒い竜のモンスターに特攻していった。