転生者ゴッドウォークンがオラリオにいるのは間違っているだろうか 作:寝心地
ベルへの謝罪から数日後、怪物祭当日
4人は久々の休日に羽根を伸ばす。なんて事は出来ず完全武装で街を歩き回っていた。
「本当にそんな事件起こるんですか?」
「ええ、ほぼ間違いなく」
「迷惑な神も居たものだな」
「でも折角のお祭りですから色々見て回りましょうよ」
4人は祭りを見て回りウロウロしていると遠くの方で破壊音が響く。
「始まったっぽいですね」
クラウンがそう言うとペインが持っていたクレープの最後の一口を口に放り込みペインは飲んでいた飲み物を煽ると破壊音がした方へ走り出す。
音のした場所に辿り着くとそこに居たのはトロールの首を跳ねるアイズの姿があった。
「アチャ〜先越されたか」
ジンバーのそんな声と共に地面が揺れる。揺れは次第に大きくなり地面から植物の魔物が現れた。
「これがジンバーさんが言ってた植物モンスターですか?」
「はい、気を付けて下さい。かなり強いですよ」
「じゃあ手加減無しで行きましょう!!」
クラウンはそう言うとペインが【ファイアボール】を唱え植物モンスターと地面の一部を焼く。更にクラウンが燃える地面に【化身召喚】を唱え炎の化身の闘志を呼び出す。
「お〜い!!」
そこにティオネ・ティオナ・レフィーヤが合流する。
「何ですかアレ!?アレも祭りの為のモンスターですか!?」
「いや〜アレはどう見てもそんなんじゃないでしょう。バイセルさん念の為挑発お願いします」
「うむ、ウオオオオオオオオオオオオオ!!」
バイセルが【挑発】すると植物の頭がバイセルに向き攻撃を始める。
「一応私達の技は通用する様ですね」
「私は暫く皆さんの支援に徹します。避難が完了していない町中で上級スキルは使えない」
「分かりました。周囲に人が居なくなったら教えます」
前衛2人がモンスターと戦う中後衛2人で戦術を組み立てる。その間にレフィーヤも魔法詠唱を始める。
「駄目!!」
「え?」
ジンバーが叫んだ瞬間バイセルが集めていたモンスターのヘイトがレフィーヤに向く。
「なっ!?」
レフィーヤの方を見たモンスターは地面から細い蔦が飛び出しレフィーヤの脇腹を貫く。吹き飛んでいくレフィーヤにクラウンが走り寄りバイセルは再び【挑発】する
「レフィーヤさん!!レフィーヤさん!!」
クラウンはレフィーヤの名前を呼びマジックバックから赤いポーションを取り出しソっと口に運ぶ、またたく間に傷が治りレフィーヤは立ち上がる。
「良かった、私は戻ります。レフィーヤさんはここに居て下さい」
クラウンはそう言うとその場を去りトーテムを置き反撃するが新たに3体のモンスターが加わる。
「ペインさん!!避難は完了した様です!!思いっきりやっちゃって下さい!!」
「オッケー!!これでも喰らえ!!」
ペインがそう宣言し【メテオシャワー】を繰り出しモンスター達を焼き尽くす。
「さて、私の最大攻撃だけど…………」
煙が晴れ現れたのは半死半生状態のモンスター達だった。
「マジ?ペインさんの最強の魔法を…………」
「だかまぁ、奴はこれまでだ」
バイセルがそう言い振り返るとそこには詠唱を紡ぐレフィーヤの姿があった。
「【ウィン・フィンブルヴェトル】!!」
モンスターはペインの【メテオシャワー】とレフィーヤの召喚した【ウィン・フィンブルヴェトル】の温度さにより砕けた。ついでにアイズがデスペレートの代剣として借りた剣も砕けアイズは4000万ヴァリスの借金を負った。