転生者ゴッドウォークンがオラリオにいるのは間違っているだろうか 作:寝心地
ガネーシャに身分を保証された4人は冒険者ギルドに向かい探索系ファミリアの一覧を受け取り4人で話し合う事にする
「それで、探索系で探す事は決めましたが…………取り敢えずダンまちに詳しいジンバーさんの意見をお聞きしたいんですが…………」
クラウンが一覧をテーブルに置きながらジンバーに尋ねる。
「取り敢えず暗黒期なら大手に入るのが良いと思います。大手なら設備も整ってますし、当て嵌まるのは2大派閥【フレイヤ・ファミリア】と【ロキ・ファミリア】、次点で【ガネーシャ・ファミリア】と【アストレア・ファミリア】、主にこの4つだと思います」
「私も大手に入るのに賛成です。それでそれぞれの特徴とかは分かりますか?」
「【フレイヤ・ファミリア】はかなり殺伐としたファミリアで個の力を重要視する傾向にある筈です」
「なら私達には向かないですね」
ジンバーの言葉にペインが言葉を重ねる。彼らは元より4人で活動する事を前提に能力を伸ばしている。【フレイヤ・ファミリア】とははっきり言って相性が悪い。
「そこで私は【ロキ・ファミリア】を一番に推します。ここは個の力より連携を重視する傾向にある筈です。それに私達の力ははっきり言って特別で私とペインさんは自分で言うのも恥ずかしいですが美人、神ロキは喜んで受け入れてくれるでしょう」
それから4人で協議を重ね最終的にやはり【ロキ・ファミリア】が良いだろうと言う話になった。
「問題は私ですね」
ある程度話し合いが終わりクラウンが声を上げた、リザードと言う未知の種族であるクラウンはオラリオの人達からリザードマンの様に見られかなり異質だった。ギルドで勘違いされたのも一度や二度で無く更にそこに突っかかってくる冒険者達もいた
何とかクラウンがオラリオに馴染める方法を探さなければ恐らく門前払いされるだろう
「あ!!良いのがあった!!」
皆でウンウンと対策を考えているとジンバーはそう言いある物を引っ張り出した
「「「こ、これは!!」」」
【ロキ・ファミリア】本拠
「失礼します。団長、入団希望者が…………」
「そうか、人数は?」
「4人です」
「分かった、何時もの部屋で待ってもらってくれ」
「分かりました」
フィンはある程度書類を整理し終えると立ち上がり入団希望者が待つ部屋に入る
「すまない待たせたね」
部屋に入るとフィンは席に座りペンと紙を持ち4人を観察する。
(ドワーフ1人、エルフ1人、
「僕が君達を審査するフィン・ディムナだ、宜しく頼む。早速だが君達は戦闘経験はあるかな?」
「はい、4人で何度か」
声を上げたのは人間族の1人、かなり身長が高く体格も良い。
「…………そうか、では次だ」
フィンはその違和感を感じながらもその人間の何に違和感を抱いたのか分からなかった。
そうして何度かの質疑応答を終えフィンが一度退室する。同時に4人は息を吐きソファの背もたれに背中を預ける。
「まさかこんなのが役に立つとは、何でも取っておくものですねぇ」
ジンバーがそう言いクラウンは顔に手を当てる。すると先程までツルッとした卵肌がザラザラとした鱗肌に変わる。
クラウンを人間へと変えたアイテムの名は【フェインの変身マスク】効果はアンデットを除くリヴェロンに存在する全種族に変身出来ると言うもの
ただしこれはマスクである為頭装備と言う事になるのだが全ての種族に変身出来るが防御力が無いと言う防具として致命的な問題を抱えていた為正直ゲーム内で余り出番は無かった。
「ちょっと、変身解かないで下さいよ!!バレたらどうするんですか!?」
「あ、すいません」
クラウンは慌てて変身マスクで人間になるとほぼ同時にフィンともう1人、神ロキが入って来た
「おお〜見事に美形ばっかやな〜ようオラリオに来た、それじゃあ早速4人に恩恵与えるからな、フィンと男連中は一旦退室してなぁ〜」
「分かりました。しかしその前にお二人に1つお話があります」
「僕もかい?」
「ん〜?何や〜?」
2人がそう返事をする中クラウンは己の顔に手をやり変身マスクを剥がした
人間がリザードマン(正確にはリザード)に変わった事実にロキとフィンは驚きフィンはロキの前に立つ
「お騒がせして申し訳無い。私はクラウン、新たな亜人種リザードとしてここに足を運んだ次第です」
「リザード?リザードマンではなく?」
「はい、私はモンスターでは無く人間、亜人種に該当します」
フィンはチラリとロキを見る。
「嘘は言うてへんな、最もリザードマンが喋る処何て見たこと無いから判別出来へんのやけど…………」
「ならば私の体を引き裂き確認しますか?私は構いません、最も私の体から魔石が見付かる事はないでしょうが」
「……………………ロキ、モンスターに恩恵は刻めないんだよね?」
「ん?ああ、刻めるんなら【闇派閥】は今頃モンスターまみれやろうからな」
「なら彼に恩恵を刻めば彼が人間か否か分かるんじゃないかい?」
フィンの言葉に全員がポンと手を叩きその手があったかと思った
「んじゃクラウン言うたか?服脱いで背中見せてくれや」
ロキの指示に従い背中を見せるとロキの指がスルスルと走る
「な、何じゃこりゃあ!?」
指が止まると同時にロキは大声を上げ立ち上がった