Re:ウマドリ!!〜ウマ娘プリティーダービー&BanG Dream!ガールズバンドパーティ!外伝〜   作:キプkeep

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今回は三冠ウマ娘チーム本格登場の前編です!
この小説はハーメルン用に書き下ろした新規エピソードです!


第12話「チーム3冠合同山籠り合宿!?前編」

某日、トレセン学園体育館。

 

ここに香澄たちガールズバンド全員とスペシャルウィークたち全員が集まっていた。

全員ジャージ姿で荷物を持っており、誰かを待って待機している様子だった。

 

「楽しみだねー!」

「どんな合宿になるのか楽しみだわ!」

「いや、お前ら呑気すぎるだろ…」

「それにしてもまさかこんなことになるなんてねー…」

 

緊張感に包まれているそんな中で楽観的に話す香澄とこころに対して有咲がツッコミを入れ、ダイワスカーレットがそう呟く。

全ての始まりは1週間前に遡る。

 

……………………………

 

1週間前、カフェテリアで香澄は全員にある報告をしていた。

 

「チーム3冠との合同山合宿ぅ!?」

「うん。ちょっと前からアイちゃんとタクトちゃんと一緒に計画してたんだ。今度の連休にみんなで行くつもりだけど」

 

香澄から知らされたのはシンボリルドルフ率いるエリートチーム、チーム3冠との合同合宿であり、それを聞いて驚く全員に対して香澄はそう言い放つ。

 

「あっ、そういえばこの前、保健室でアイちゃんとそんなこと話してたね」

「私は賛成です!3冠ウマ娘さんたちとの合宿なんて滅多にありませんし、それにもっと強くなれそうです!」

「ボクもさんせー!カイチョーとトレーニング楽しみ〜!」

 

彩は以前アーモンドアイを保健室に連れて行った際の香澄とアーモンドアイの会話を思い出すと、スペシャルウィークとトウカイテイオーが賛成する。

 

「確かに強いチームの人たちとの合宿はいい経験になるかもだけど…」

「私たちも綺麗で静かな場所でバンド練習しようよ〜!スペちゃんたちの練習見守りながらやればいいし!」

「確かにそうね…私も戸山さんに賛成するわ」

 

あまり乗り気ではない蘭に対し、香澄の発言を聞いた友希那も練習ができればということで彼女に賛同する。

 

「ちょっ、友希那まで…」

「友希那さんが言うなら仕方ないですな〜」

「あたしも行くわ!」

「私も!」

 

リサとセイウンスカイは友希那の発言に驚くも、友希那が賛同したことで他のもの達も次々と賛同する。

 

「賛成多数で決まりだね」

「よーし、全チーム、全バンド全員で合宿です!」

「おー!」

 

フジキセキがそう呟くとスペシャルウィークの掛け声と共に乗り気ではない一部の者を除いた他の者たちの声が上がる。

 

「ありがとうみんな!(ほ、ホントは私たちと3冠ウマ娘さんたちの親睦を深めるためのキャンプのつもりだったんだけど、合同合宿じゃないとみんな納得しないと思ったからな〜…)」

 

賛成してくれた者たちに感謝する香澄は心の中でそう思っていた。

 

………………………………

 

そして現在に至り、チーム3冠がやって来るのを全員で待っていたのだった。

 

「それにしてもチーム3冠っていつ来るんだ?」

「集合時間までまだ時間あるから大丈夫だと思いますけど…」

 

有咲の言葉に対してラヴズオンリーユーがそう呟いたその時、体育館の扉が勢いよく開かれ、サングラスとマスクをつけたウマ娘の生徒たちと赤いフードをかぶったウマ娘の生徒たちが現れると、彼女たちはレッドカーペットを敷く。

 

「わっ!?何!?何っ!?」

「おっ、オルフェの臣下とスティルの眷属じゃねぇか」

「臣下!?眷属!?」

 

それを見たひまりが驚き、ゴールドシップの発言にあられも驚くと、レッドカーペットを敷き終えたサングラスとマスクのウマ娘たちとフードのウマ娘たちは敬礼しながら整列する。

すると体育館にジャージ姿に着替えたシンボリルドルフたちチーム3冠が入ってくる。

彼女たちの放つ圧倒的な威圧感により、香澄たちはもちろんのこと、スペシャルウィークたちも圧倒されていた。

 

「す、すごい気迫…!あれがチーム3冠…!」

「おーい、カイチョー!今日はよろしくねー!」

 

彼女たちの姿を見たりみがたじろぐと、トウカイテイオーがシンボリルドルフに向かって手を振り、シンボリルドルフは微笑みながら軽く相槌を打つ。

 

「仮トレーナーのガールズバンド諸君、及びその仮担当のウマ娘諸君。既に知っている者もいると思うが、改めて自己紹介をする。生徒会長兼チーム3冠のリーダー、【皇帝】のシンボリルドルフだ。そして他のチームメイトは…」

 

自己紹介をするシンボリルドルフが他のメンバーを紹介しようとすると、ミスターシービーが軽く手を上げて制止させる。

 

「自己紹介はアタシらが自分でやるよ。アタシはミスターシービー、二つ名は【ターフの演出家】だよ。よろしく」

「あの人爽やかでカッコいい〜!」

 

ミスターシービーが自己紹介をすると、彼女を見たひまりはテンションが上がる。

すると、次はナリタブライアンが前に出る。

 

「ナリタブライアン。【シャドーロールの怪物】だ」

「でら強そうな人や〜…」

「ん…?」

「ヒィィ〜!」

 

ぶっきらぼうに自己紹介をするナリタブライアンの姿にロックが怯えると、ナリタブライアンは彼女を睨み、ロックは顔を青ざめながら悲鳴を上げる。

 

「我が名はオルフェーヴル。覇道を征く王である」

「ちなみにアイツの二つ名は【黄金の暴君】だぜ〜♪」

「お、黄金の暴君…?」

 

何処からか持ってきた玉座に座りながら自己紹介をするオルフェーヴルに続いてゴールドシップが近くにいたつくしにそう言い放ち、つくしは困惑する。

 

「【魔性の青鹿毛】、メジロラモーヌ。よろしくてよ」

「あれ?メジロって…マッくんと同じ?」

「ラモーヌさんはわたくしと同じメジロ家のウマ娘ですわ」

 

メジロラモーヌの名前を聞いたはぐみが思わずそう呟くと、はぐみの疑問に対してメジロマックイーンが微笑みながら説明する。

 

「ジェンティルドンナ。二つ名はそうですわね…【貴婦人】と言っておきますわ」

 

ジェンティルドンナも自己紹介をすると、手に持っていた鉄球を握り潰し、ビー玉サイズにまで圧縮させる。

 

「ひぃぃ〜!て、鉄球があんなに小さく〜!?」

「すげぇ怪力…!」

 

その桁違いの怪力を見てつぐみと巴は青ざめながら驚く。

 

「スティルインラブです…【赤き魔物】と呼ばれています…よろしくお願いいたします…」

「スティルインラブはネオユニヴァースの"ルームメイト"…だよ…」

 

お辞儀をしながら自己紹介をするスティルインラブに対してネオユニヴァースが他の者たちにそう言い放つ。

 

「あれ?アイちゃんとタクトちゃんは?」

「あの二人なら少し遅れると言っていた。すまないがもう少し待っててくれないか?あっ、トリプルティアラウマ娘ではないが、生徒会副会長兼チーム3冠マネージャーのエアグルーヴだ」

 

香澄の言葉に対してエアグルーヴがそう答えると、キタサンブラックがあることを呟く。

 

「そういえば、オルフェさんと巴さんって、声がすっごく似てますね!」

「ん?そうか?」

「確かに似てるよね!似てると言えばモカとバクちゃんも声が似てるよね!薫さんとルドルフ会長さんも!」

「言われてみれば〜」

「やはり私とモカさんは運命的な何かで繋がっていますね!」

 

キタサンブラックの言葉に巴がそう呟くとひまりは賛同しながらモカとサクラバクシンオーの話題を出し、二人は互いに顔を見合わせながら言う。

 

「そういえば千聖ちゃんとタキオンちゃんも声が似てるよね!」

「声の高さは微妙に異なるが、ほぼそのままの声だね」

 

彩の言葉にアグネスタキオンは薄ら笑いを浮かべながら答え、それを聞いた千聖は苦笑いを浮かべる。

 

「有咲とヴィブロスちゃんも声がそっくりだよね!あと、さーやとウオッカちゃんも!」

「確かに似てますね!」

 

香澄も四人の声が似ていることを指摘してそれに対してスペシャルウィークも同意し、他の者たちもその話題で持ちきりとなる。

 

「おい静かにせんかたわけ共!」

「あはは…」

 

エアグルーヴが怒鳴り声を上げ、シンボリルドルフが苦笑いを浮かべていると、ナリタブライアンが前に出る。

 

「…黙れ」

 

そう冷たく言い放った次の瞬間、足元の床を力いっぱい踏みつけ、その音と彼女の冷徹な表情に驚いた全員が静まり返る。

 

「お〜、怖っ」

 

それを見たミスターシービーが唇を尖らせながら軽い口調で呟くと、オルフェーヴルが臣下から貰った人参ジュースを飲んでから口を開く。

 

「噂通りの腑抜けた集団だな。くだらぬガールズバンドのトレーナーごっこか」

「はぁっ!?くだらないって…!」

「同感だ。トレセンのトレーナーを舐めているとしか思えないな」

 

オルフェーヴルの発言に立希が腹を立て、ナリタブライアンも口に咥えていた草を外しながらそう言い放つ。

 

「聞き捨てなりませんわね。私たちのやっていることがお遊びだと思いなのですか?」

「では、アナタ方はトレーナーとしての基本的な知識をお持ちかしら?」

 

立希に続いて腹を立てた祥子が不機嫌そうにそう問いかけると、逆にジェンティルドンナは彼女たちに質問をし、それを聞いた何名かは黙り込む。

 

「フッ、何も答えられないか。ルドルフ。貴様がコイツらに何を期待しているのかはわからんが、余はこんな半端な連中と無駄な時間を過ごすつもりはない」

「オルフェさん!いくらなんでも言いすぎ…!」

 

オルフェーヴルの発言に対してスマートファルコンが文句を言おうとすると、蘭が前に出る。

 

「…はぁ?3冠だかなんだか知らないけど、よくもまぁちょっと強いだけでみんな偉そうに言えるよね?特にアンタ。そんなダサい椅子に座って態度デカすぎない?」

「何…?」

(で、出たーーッ!蘭ちゃんのイキリ赤メッシュ!)

 

蘭は彼女たちの態度に誰よりも腹を立ててオルフェーヴルに対して噛みつくように言い放ち、オルフェーヴルが蘭を睨みつけると、それを見たつぐみと有咲が心の中で叫ぶ。

 

「おい貴様!オルフェ様に向かってなんだその口の利き方は!?」

「オルフェ様に失礼だぞ!控えろこの赤メッシュ!」

「構わん。おい赤メッシュよ。この私に楯突くとはいい度胸だな」

 

オルフェーヴルの臣下が蘭に怒鳴ると、オルフェーヴルは臣下たちを制止させると蘭に対してそう言い放つ。

 

「赤メッシュじゃなくてあたしには美竹蘭っていうちゃんとした名前があるんだけど。この王様気取りの態度クソデカ金ピカ」

「…なんだと…あまり調子に乗るなよ貴様…!」

 

蘭の発言に腹を立てたオルフェーヴルは椅子から立ち上がって蘭に近づくと、彼女の胸ぐらをつかむ。

 

「やる気…?」

「加勢しますよ蘭さん…!」

「お、オルフェさん、蘭ちゃん!喧嘩はダメですよ!」

「立希ちゃんも喧嘩は駄目…!」

 

喧嘩腰の二人をグラスワンダーが他のアフグロの面々と共に慌てて止めようとし、蘭に加勢しようとする立希を燈が止めようとすると、友希那が口を開く。

 

「今回ばかりは美竹さんに同意するわ。貴女達がレースに全てを賭けているように私たちはバンドに全てを賭けているの。貴女達に私達の音楽をくだらないと言われる筋合いはないわ」

「ウマ娘は全てにおいて強くなければ意味がありませんわ。トレーナーも技術と能力がなければ意味がない…強さと技術、能力の全てが揃ってこそ正義ですの。トレーナーとしての能力も持たないアナタ方はそれ以下ですわ」

 

友希那が3冠ウマ娘達に向かってそう言い放つと、ジェンティルドンナはそう言葉を返す。

 

「顔は可愛いのに言い方は可愛くねぇな…!」

「ますき。シメるなら加勢するぜ…!こっちはウマ娘含めたら100人以上いるからよぉ…!」

「み、みんな!喧嘩はダメだよ!」

 

マスキングとジャングルポケットも彼女たちに腹を立て、レイヤが二人を止めようとし、今にも一触即発の雰囲気が体育館内に漂っていた。

 

「み、みんな落ち着いて〜!」

「これは随分とまずい状況だな…」

「ホントにオトナ気ない…合宿どころじゃなくなったわね」

 

香澄は場を落ち着かせようと必死になり、それをシンボリルドルフが心配そうに見守っていると、メジロラモーヌがその隣で呆れながらそう呟く。

 

「キィ〜!ムカつくわねアンタたち!表出なさい!わからせてやるわ!」

「それはこっちのセリフだ…!」

 

そしてチュチュが完全に敵意をむき出し、ナリタブライアンも彼女を睨みつけたことで今にも乱闘騒ぎになりかけたその時、体育館の扉が勢いよく開かれる。

 

「す、すみません!遅れました!」

「遅れてしまい、申し訳ございません!」

 

入ってきたのは荷物を持ったジャージ姿のアーモンドアイとデアリングタクトであり、二人は急いで来たのか、息を切らしていた。

体育館に入ってきた二人を見た全員は一瞬静まり返る。

 

「アイちゃん、タクトちゃん!も〜遅いよ〜!」

「ごめんなさい!ツルマルさんが貧血で倒れて保健室に連れて行ってたので…!」

「ツルちゃんなら仕方ないね〜」

 

二人が来た途端に重く張り詰めた空気は一気に和やかなものとなり、ひまりが二人に近寄りながら言うと、デアリングタクトは遅刻した理由を説明し、それを聞いたセイウンスカイは微笑みながら納得する。

 

「あぁ、でもこれだと言い訳になっちゃうからルドルフ会長たちの荷物は私とタクトちゃんが持ちますね」

「あっ、それとこれは今回の合宿用の補食にと私とアイ先輩で作ったクッキーです。よろしければ皆さんで召し上がってください」

 

アーモンドアイがシンボリルドルフたちに対してそう言うと、デアリングタクトは手作りのクッキーが入った袋を取り出す。

 

「お〜!ありがとうタクトちゃん!」

「タクトちゃんのおかげでやる気出てきたよ〜!」

「ふふっ…あっ、みなさん。今回の合宿、よろしくお願いしますね!」

「お、おう…」

「タクトちゃん凄いな…さっきまで空気最悪だったのに…」

 

愛音と日菜が喜んでいると、ジャングルポケットとヒシミラクルがその様子を見て思わずそう呟く。

 

「おいルドルフ。あの二人、あの連中と随分と仲が良いな」

「あの二人は前から彼女たちとのコミュニケーションを積極的にしていたからな」

「つまんない意地張ってるアタシらとは違うんだよね〜」

 

ナリタブライアンがシンボリルドルフに声をかけるとシンボリルドルフは微笑みながらそう答え、ミスターシービーは皮肉混じりにそう言い放つ。

 

「よーし!みんなで合宿スタートだー!」

「おぉーー!」

「お、おー…」

 

香澄の号令と共に一部の者たちは声を上げ、他のものたちも遅れながら声を上げた。

 

………………………………

 

数時間後、トレセン学園からバスで移動した全員は都会から遠く離れた山へとやって来ていた。

 

「おぉ〜!ここが〜!」

「えぇ。ここはタクトちゃんがたまに山籠りに行ってる山だからタクトちゃんが一番詳しいわよ」

「へ?山籠り?タクトちゃんが…?」

「はい♪私いつもはトレセン学園の近くで山籠りしてますから♪」

「せ、清楚系な見た目に反して結構たくましいね…」

「てか、ここってキャンプ場あるのになんでわざわざ山籠りを…」

 

笑顔でそう言い放つデアリングタクトに対して、初華が苦笑いを浮かべながら呟くと、その隣でウオッカがツッコミを入れる。

 

「ん?」

 

すると、香澄はあるものを見つける。

それは、犬に似た姿の動物の銅像だった。

 

「これは…犬…?」

「あぁ、それはニホンオオカミの像ですよ」

「ニホンオオカミって、あの絶滅した狼だよね?」

「はい。この山には古くからオオカミが生き残ってるって噂があって、その銅像は博物館にある剥製をモデルに作られたものですよ」

「オオカミ!?ロマンあるじゃねぇか!」

「でも、ホントに生き残ってるわけじゃないわよね?」

 

デアリングタクトの説明にウオッカが目を輝かせると、そよが懐疑的な様子で問いかけると、デアリングタクトは質問に答える。

 

「確かにそう言う人も多いですが、最近ニホンオオカミらしき動物の目撃情報が相次いでるらしいですよ」

「へー、そうなんだ」

「おい。無駄話してる暇があるならさっさと行くぞ」

 

デアリングタクトの言葉に彩がそう答えると、他のチーム3冠のメンバーと共に先に登り始めたナリタブライアンが全員にそう言い放つ。

 

「あっ、はい!」

 

ナリタブライアンに急かされ、全員は山を登り始める。

その様子を草むらから見つめる2つの目があった。

目的地であるキャンプ場がある場所へと向かうため、全員が山を登っていると、アーモンドアイの声が響き渡る。

 

「えぇっ!?一触即発になりそうだった!?」

「あはは〜…アイちゃんとタクトちゃんが来なかったらホントに喧嘩になりそうだったよ〜…ホントにいいタイミングだったよ〜」

「そうだったの…ごめんなさい。先輩達が迷惑をかけて…」

「い、いいよいいよ!アイちゃんのせいじゃないし!」

 

事情を聞いたアーモンドアイが謝罪すると香澄は慌ててそう言い放つ。

 

「ホントにこの合宿やっていけるかな…?3冠ウマ娘のみんな私たちのこと認めてない感じですし…」

「いや、そんなことはないと思うよ」

 

ましろが不安げに呟くと、シンボリルドルフが彼女の隣に立つ。

 

「会長さん」

「彼女たちもあぁ見えて君たちのことを気にかけているよ。特にシービーは君たちのことを気に入っているようだ」

「そ、そうなの…?」

「あぁ。それにアーモンドアイから借りた君たちの曲もたまに聴いているよ」

 

そう言いながらシンボリルドルフは鞄の中からムジカの曲が収録されたCDを取り出す。

 

「あっ!それアイちゃんにあげた私たちの曲!」

「えぇ。会長たちにも貴方たちのことをもっと理解してもらおうと思って貸したのよ」

 

シンボリルドルフが持っているCDを見た初華に対してアーモンドアイが微笑みながら言う。

 

「私たちの曲、気に入ってくれたんだ!ありがとう!」

「ふふっ、香澄さんたちの曲にはいつも元気づけられてるわ」

「燈さんの儚くも力強い歌声は本当に素敵です♪」

「あ、ありがとう…」

 

微笑みながら曲の感想を述べるデアリングタクトに対して燈が頬を赤らめながら感謝すると、アーモンドアイがある質問をする。

 

「そういえば、貴女達ポピパの曲のなかに『バンドリ』って言葉があったけど、これってどういう意味かしら?」

「え?そ、そういえば…」

「あんまり意識したことないね」

 

アーモンドアイの問いかけにりみとたえがそう呟くと、香澄が微笑みながら口を開く。

 

「ん〜…これが正解!って言うわけじゃないけど…バンドリのドリはドリームの略で、ドリームは夢だから夢をバーンッと撃ち抜く。だからバンドリなんだと思うよ」

 

香澄が親指と人差し指を伸ばして銃のように見立てて撃つような仕草をすると、それを見たアーモンドアイが考え込む。

 

「夢を撃ち抜く…いいじゃないそれ。夢を撃ち抜くためにバント活動をしてる貴方達が今度はウマ娘の夢を背負ってこの世界で生きている…貴方たちガールズバンドとそのチームのウマ娘たちのことを一纏めにしたら…ウマ娘の夢を撃ち抜くバンドリ…チーム『ウマドリ』ね」

「う、ウマ…」

「ドリ…?」

 

アーモンドアイの言葉に蘭とあられが困惑していると、それを聞いた香澄が目を輝かせる。

 

「ウマドリ…!いいじゃんそれ!よーし、今日から私たちとスペちゃんたちみんな纏めてチームウマドリだよ!」

「香澄さんたちと一纏めのチーム…!私、チームウマドリでいいと思います!」

「だよねスペちゃん!」

「いくらなんでもはしゃぎすぎよ…」

「あはは…」

 

まるで幼い子供のように楽しそうにはしゃぐ二人を見て友希那はそう呟き、レイヤも苦笑いを浮かべていた。

 

「ねぇ、みんな。早く来ないともう他の人ら先に行ってるよ」

「あっ、ごめん!今行く!」

 

後ろの方でユノが香澄たちに声をかけながら既に先に進んでる他の者たちを指差すと、香澄たちは先を急ぐ。

 

「あこさん。アタシらも早く行きますよ〜」

「わかってる〜」

 

最後方にいたナイスネイチャがあこにそう言いながら同じく最後方にいた燐子とゼンノロブロイも先を急ごうとすると、彼女たちのすぐ近くの茂みを何らかの動物らしき影が横切る。

 

「ん…?」

「燐子さん。どうかしましたか?」

「今…そこの茂みを何かが通ったような…」

「なになに〜?ちょっと見に行ってみよ〜!」

「ちょっ、あこさん!」

 

燐子の発言に興味を持ったあこが茂みの方に入ると、他の三人もあこを追う。

茂みに入ると、真新しい獣道が出来ていた。

 

「獣道…猪でしょうか…?」

「でも…私が見た影はどことなく犬のように見えましたが…」

「犬…?まさか、ホントにニホンオオカミ!?」

「いやいや〜、多分野犬ですって〜。危ないから早くみんなのところに…」

 

ゼンノロブロイがそう思いながら呟くと燐子が影の形状を思い出し、それを聞いて目を輝かせるあこに対してナイスネイチャがツッコミを入れたその時、彼女たちの背後から猛スピードで何かが近づく。

 

「え…?」

 

四人がその気配に気づいて背後を向くと同時にその何かは四人に飛びかかった。

 

…………………………

 

その頃、スペシャルウィークたちと香澄たち、三冠ウマ娘たちは目的のキャンプ場にやって来ていた。

キャンプ場はかなり広く、100人以上いても余裕そうだった。

 

「おぉ〜!綺麗なキャンプ場〜!」

「本当は山籠りのつもりでしたが、慣れない方も多いと思ってこちらのキャンプ場にしました♪今からテントを張りましょう」

「はーい!香澄さん、テントの入った袋をください!」

「オッケー!」

 

スペシャルウィークは香澄から渡されたテントを設置しようとすると、フジキセキは周りを見渡してある違和感に気づく。

それは、自分たち以外のキャンプの客の気配が全く感じられず、あまりにも静かすぎたことだった。

 

(いくらなんでも私たち以外にお客さんがいないってちょっとおかしいな…貸し切り…?でも、そんなこと一言も言ってなかったと思うけど…)

 

フジキセキが疑問に思っていると、巴があることに気づく。

 

「あれ?おい、あこはどこ行ったんだ?」

「ネイチャさんもいませんよ!」

 

巴とキタサンブラックがあことナイスネイチャがいないことに気づくと、瑠唯もあることに気づく。

 

「そういえば白金さんも見当たらないわね…」

「マンマミーア!ロブロイさんもいないじゃないか!」

「ひょっとしてはぐれちゃった!?」

「せやけど、ここって普通のキャンプ場ですよね?一本道やからはぐれることはあらへんと思いますけど…」

 

燐子とゼンノロブロイがいないことに気づいた瑠唯とサウンズオブアースの二人に対してリサが驚き、ラッキーライラックが疑問に思うと、デアリングタクトはある事を思い出す。

 

「…ハッ!あ、あの!今日ってもしかして満月の日ですか!?」

「あ、あぁ…今日はずっと晴れだから今夜は綺麗な満月が見られると思うが…」

 

デアリングタクトの問いかけに対してシンボリルドルフが不思議そうに言うと、それを聞いたデアリングタクトは顔を青ざめる。

 

「やっぱり…!今思い出したのですが、このキャンプ場は普段はお客さんで賑わっている普通のキャンプ場なのですが…何故か満月の日になると必ず行方不明者が多発するんです!」

「な、なんだって!?」

「どおりで誰もいないと思ったよ…みんな噂が怖くて来てなかったんだ…」

「なんでそんな大事なこと今まで黙ってたのですか!?」

「完全に私の調査不足です…!ごめんなさい…!!」

 

フジキセキがキャンプ場に客がいない理由に納得し、紗夜がデアリングタクトに怒鳴るとデアリングタクトは涙ながらに謝罪する。

 

「とにかくネイチャさんたちを探しましょう!」

「エアグルーヴはここに待機して警察に連絡を頼む!」

「はい!」

 

スペシャルウィークたちと香澄たちはエアグルーヴをその場に残して行方をくらました四人の捜索を開始する。

警察に連絡をするエアグルーヴの背後から何者かが足音を消してゆっくりと彼女に近づいていたことに誰も気づかなかった。

 

「あこちゃーん!ネイチャちゃーん!」

「燐子せんぱーい!ロブローイ!」

 

香澄と有咲はあこたちの名を呼びながら他のポピパメンバーやチームポピパと共に四人を探していた。

 

「ロブロイさんたち…どこ行っちゃったんでしょうか…?不安200マイルです…」

「大丈夫だよ。必ず見つかるよ」

 

不安げな表情を浮かべるグランアレグリアにたえがそう言い放つと、後ろの方を歩いていたりみの背後から何者かが近づく。

 

「え?ひゃっ!」

 

りみがその気配に気づくと同時に何者かが一瞬でりみを拉致した。

 

「ん?どないしたんやりみ?」

 

りみの声に気づいたタマモクロスが背後を向くと、りみの姿がないことに気づく。

 

「へ?どこ行ったんやりみ!?おわっ!?」

 

するとタマモクロスも何者かによって拉致される。

 

「先輩!?きゃあっ!?」

「うわぁっ!?」

 

それと同時にダイワスカーレットと有咲も拉致され、他のメンバーも次々と拉致される。

 

「香澄さん。他のところも探してみましょう」

「そうだね。みんな、次は…あれ?」

 

スペシャルウィークの問いかけに香澄は答えながら周りを見ると既に他のメンバーたちは拉致され、残ったのは自分とスペシャルウィークの二人だけだった。

 

「有咲!?みんな!?」

「どどど、どこ行っちゃったんですか!?」

 

他のメンバーが急に消えたことに気づいて二人が困惑していると、犬のような遠吠えと共に黒い大きな影が猛スピードで飛び回りながらこちらに近づいていた。

 

「わっ!?な、何あれ!?」

「逃げましょう!」

 

スペシャルウィークは香澄を抱きかかえるとそのまま全速力で走り出す。

ウマ娘のスピードには劣るものの、追いかけてくる影はかなりのスピードであり、よく見ると一体ではなく2、3体以上の集団であった。

 

「わわっ!追ってくるよ〜!」

「このままじゃ…!」

「二人とも伏せて!」

 

必死に逃げていると、前方からアーモンドアイの声が聞こえると同時に大量の石が二人の背後に向かって投げられ、追っていた影は石に驚いて悲鳴を上げながら何処かへと去っていく。

 

「た、助かった〜…わっ!?」

 

二人が安堵していると、突然茂みのなかに引きずり込まれる。

 

「は、離して〜!」

「しっ!私よ!」

「あ、アイさん!」

 

二人を茂みのなかに引きずり込んだのはアーモンドアイであり、アーモンドアイは茂みのなかから少しだけ顔を出して様子を見ると、2、3メートル離れた先にデアリングタクトがナリタトップロードと燈と共に茂みのなかに身を潜めながら顔を出しており、デアリングタクトはアーモンドアイに気づくとアイコンタクトをする。

 

「今なら大丈夫だからタクトちゃんたちの方に行きましょう」

「う、うん」

 

三人は急いで茂みのなかから出ると、デアリングタクトたちがいる茂みに飛び込む。

茂みのなかに入ると、そこにはデアリングタクトたち以外にも蘭たち各バンドのボーカル組とグラスワンダーたち各チームのキャプテン達、そして残りのチーム3冠のメンバー全員が隠れていた。

 

「グラスちゃん!皆さん!無事だったんですね!」

「えぇ、何とか…有咲さんたちは?」

「みんな居なくなっちゃって…他のみんなもいなくなっちゃったの?」

「は、はい…りっちゃんたちがあの変な影に攫われちゃって…でも、三冠ウマ娘さんたちが助けてくれたんだ!」

「三冠ウマ娘さんたちが?」

 

香澄の問いかけにあられが答えると、チーム3冠のメンバーに助けられたことを言う。

 

「でも意外だよね。アンタらあたしらのこと認めてないくせに助けてくれるなんて」

 

蘭がオルフェーヴルに対して皮肉交じりに言うと、オルフェーヴルはそっぽを向きながら答える。

 

「民を助けぬ王など何処におる?余からすればそんなものはただの下衆だ」

「勘違いしてもらっては困りますわ。ワタクシたちがアナタ方を見捨てるようなウマ娘に見えてますの?」

「みんなホント素直じゃないよね〜」

 

オルフェーヴルとジェンティルドンナの態度にミスターシービーは飄々とした笑みを浮かべながら言う。

 

「…そういえば、あの黒い影って何だったんだろう…?」

「わかりませんが、あれはどう見てもヒトでもウマ娘でもありませんでしたね…」

 

その様子を見て小さく微笑んだ燈はすぐに先程襲ってきた怪物に対して疑問に思うと、ナリタトップロードもそう呟く。

 

「…あっ!ファル子ちゃんに抱えられてた時にあの変な怪物の写真撮ってたよ!ちょうど後ろ向きに抱えられてたからその時にスマホ出してたから…」

「それは本当かしら?」

「うん。えっと…あった!これこれ!」

 

彩はスマートフォンの写真アプリを開いて逃げている間に何枚か撮影していた写真を全員に見せる。

しかし、全速力で逃げていた為に全ての写真はブレていて、かろうじて影が写ってるくらいで、鮮明な写真は全くなかった。

 

「あちゃ〜…ブレてる…」

「これでは怪物の正体を判別するのは不可能だな…」

 

シンボリルドルフが写真を見ながらそう呟くと、スティルインラブが口を開く。

 

「あの…ましろさんとライスさんを助けて隠れていた時にあの怪物を少し見たのですが…全身が焦げ茶色の体毛に覆われた二本足で歩く生き物でしたね…手足は異様に細長かった記憶があります…顔は見ていません…」

「手足が異様に細長い二本足の生物…今までそんな生き物見たことがありませんね…」

 

スティルインラブの報告にデアリングタクトは今まで出会ったことのある動物と特徴が当てはまらないことに疑問を浮かべるが、それを聞いたアーモンドアイが笑みを浮かべる。

 

「でも、【大自然の申し子】の二つ名を持ってるタクトちゃんならそんな生き物相手でもへっちゃらね!熊にも勝てるタクトちゃんなら絶対に勝てるわ!」

「へ?ちょっと待って?熊にも勝てる?タクトちゃんが?」

「さ、流石に冗談だよね…」

「冗談ではありませんわよ。この写真が証拠よ」

 

アーモンドアイの言葉にレイヤと初華が疑っていると、ジェンティルドンナがとある写真を見せる。

それは、怯えながら二足歩行で全速力で逃げる熊と、それを笑顔で追いかけ回すデアリングタクトの写真だった。

 

「え〜…」

「こんなものもあるぞ」

 

その写真を見てボーカル組全員が困惑していると、ナリタブライアンもとある写真を見せる。

それは、満面の笑みで熊に関節技を仕掛けるデアリングタクトの写真だった。

 

(おしとやかな清楚系お嬢様のイメージが一瞬で崩れ去った…!)

「腕っぷしならジェンティルさん、オルフェさん、ブライアンさん、タクトちゃんの順で強いわよ!」

「もう、アイ先輩ったら…」

 

その写真を見て顔を青ざめながら引いているボーカル組に対してアーモンドアイが笑顔で言うと、デアリングタクトは頬を赤らめながら照れていた。

 

「スティルインラブも本気を出したら彼女たちに負けない程の実力を持つが、一度学園を辞めてからはセーブしているな」

「え?す、スティルちゃんって、トレセン学園辞めてたの!?なんで!?」

 

シンボリルドルフの言葉にましろが驚いてスティルインラブに問いかけると、スティルインラブは一瞬だけネオユニヴァースの方を向いてから事情を話し出す。

 

「私がこのチームに入る前…トレーナーさんと共にトリプルティアラを取ることが出来ました…ですが、トレーナーさんは私のなかにいるもう一人の私…『内なる紅』の影響で身体を壊してしまいました…」

「う、内なる紅…?」

「スティルインラブの…『もう一人』のスティルインラブ…だよ…」

「つまり…二重人格なの?スティルちゃんって…」

 

内なる紅が分からなかったあられに対してネオユニヴァースが内なる紅について軽く説明し、香澄はスティルインラブが二重人格の持ち主だということに気づくとスティルインラブはコクリと頷く。

 

「私は…もうトレーナーさんをこれ以上狂気に蝕まれないように学園を辞め、それでも私を探してくれたトレーナーさんと共に一度は二人きりで静かな時を過ごすことを決めました…ですが、アルヴさんとユニヴァースさん、そして…アイさんが私たちを迎えに来てくれました…」

「アイちゃんも?」

「えぇ。たづなさんに話を聞くまで何でか分からないけど、スティルさんの記憶が抜けてたのよ…でも、スティルさんのことを思い出した私はユニヴァースさんたちと一緒に必死になって二人を見つけたわ。私はスティルさんとも走りたいもの…!私と勝負しないでいなくなるなんて許せないんだから…!」

 

スティルインラブの目をまっすぐ見つめながらアーモンドアイは当時のことを思い出すと、スティルインラブは続ける。

 

「皆さんの説得もあり、私はトレーナーさんと一緒にもう一度トレセン学園に戻ってきました…そして多くの皆さんに迷惑をかけた罪滅ぼしとして、チーム3冠に入りました…今は内なる紅の狂気はタキオンさんから頂いている薬を飲んである程度は抑えることは出来ています…あの子…つまり内なる紅はたまに出てくることもありますが、ある程度はコントロール出来るようになりました…」

「そうだったんだ…スティルちゃんのトレーナーさんは今どうしてるの…?」

 

スマートファルコンが問いかけると、スティルインラブは何故か頬を赤らめる。

 

「トレーナーさんは今はあの子の狂気の影響を完全に抜き取るために大きな病院で治療を受けています…それで…その…わ、私がちゃんとした形でトレセン学園を卒業したら必ず迎えに来ると約束をしてくれました…その時に…け…結婚をしようと…!」

「ふえぇっ!?け、結婚!?」

「えぇーー!なにそれすっごい素敵!」

「きょ、教師と生徒の結婚の約束なんてアニメや漫画でしか見たことないよ〜!」

「スティルさん!その話、もっと詳しくお聞かせください!」

 

顔を真っ赤にして恥ずかしそうに答えるスティルインラブの発言にライスシャワーは驚き、彩とあられは興奮し、サトノダイヤモンドはスティルインラブに問い詰めていた。

 

「呑気なことを言ってる場合?今はあの妙な化け物のことを考えた方が最優先じゃないのかしら?」

「あっ、そうだった!すっかり忘れてた!」

「キャンプ場に待機させているエアグルーヴに何かあったらまずい。すぐに戻ってその後は警察に連絡を…」

 

呆れ気味に言うメジロラモーヌの言葉に香澄は自分たちの今の状況を思い出し、シンボリルドルフがキャンプ場に戻ろうとしたその時である。

 

「おい。アンタ達そこで何してるんだ?」

「わっ!?」

 

突然声をかけられたことに驚いたスマートファルコンと彩が後ろを向くと、そこには猟師らしき老人がいた。

その背中には狩りで手に入れた獲物なのか、大きなイノシシを背負っていた。

 

「び、びっくりした〜…おじいさんか〜…じ、実は友達がこの山で行方不明になっちゃって…探しに行ってたら変な生き物に襲われて…」

「なんと!そりゃ大変じゃったな。よし、アンタ達のお友達はワシらが探すからアンタ達はワシらの村に来て休みなさい。ここからすぐ近くじゃ」

「え?で、でも、キャンプ場にも…」

 

老人の提案にシュヴァルグランがそう言いかけると、スペシャルウィークのお腹から大きな音が鳴る。

 

「す、スペちゃん…こんな時に…」

「あはは…お昼ご飯まだだったから…」

 

グラスワンダーがスペシャルウィークの方を向くとスペシャルウィークは苦笑いを浮かべる。

 

「ホッホッホッ。そちらのお嬢ちゃんは腹ペコのようじゃな。それなら村でごちそうしてやるからついてきなさい」

「は、はい!皆さん行きましょう!」

「ちょ、スペちゃん!」

 

スペシャルウィークは老人について行き、嫌な予感を感じつつも香澄たちもついて行ったのだった。

 

続く

 




「次回予告フリートークコーナー!」

「うぅ〜…!み、みんなどこ行っちゃったんだろ〜…」
「だ、大丈夫だよましろちゃん…!ラ、ライスがましろちゃんを守るから…!」
「あ、ありがとうライスちゃん…わ、わぁっ!なんか出た!」
「ひいぃ〜!じ、次回!第13話「チーム3冠合同山籠り合宿!?後編」次回は後編だから読み逃しちゃダメだよ〜!」
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