キルケーの魔女に能を焼かれ・・・
同じタイミングで体調を崩し、遅れました。
文章大丈夫かな?
ピーピピピー♪
「平和やな~~」
「平和だな・・・」
チームグレイの部室にてのんびり過ごすグレトレとタマ。
先日チームグレイのメンバー8人がどこからかのタレコミか、フェノーメノ率いるうまぴょい警察に捕まり、反省部屋にぶっ込まれてから早数日・・・
グレトレとタマは久々の静かな一時を謳歌しているのであった。
「しかし俺は真面目に警察の世話になるかと思っていたが・・・」
「なんか先に襲った3人に問題があるかと言うてたけど・・・どこの情報やろ?」
不思議なこともあるんだなと思いながら、タマが剥いたミカンを膝枕しているグレトレの口にあーんする。
「ん~~少し酸っぱいな~~」
「なんや~~贅沢なやっちゃで・・・あむ・・・少しすっぱいなぁ・・・」
「だろ?」
「せやな」
何だか往年の夫婦みたいなやりとりをしているグレトレとタマ。
元々チームでの付き合いの長いこともあり、お互い居心地の良さを感じているのであろう。
この小説には似つかわしくないほど穏やかな時間だ。
トントンッ
「ん?客か?」
「誰やろ?開いてるでー」
タマがそう返事をすると、扉が開く。
「お、お邪魔します・・・」
いそいそと入ってきたのはナリタトップロードであった。
「邪魔すんなら帰って―」
「えええ!!」
タマのお決まりのネタにものすごく驚くトップロード。
「なんやネタやネタ・・・で、なんや用か?」
「あ、ええと・・・・実は相談したいことがありまして・・・あれ他の皆さんは?」
「
「ムショ・・・ああ!反省部屋ですね!」
理解したのか、元気よく声をあげるトップロード。
「そないな大きな声出すんやない・・・」
「それで・・・ナリタトップロード、用件ってなんだ?」
グレトレが改まって、彼女の用件を聞く。
すると、彼女は少し恥ずかしそうにしながら質問してきた。
「あの・・・私、実は・・・その・・・風評被害を受けていて・・・」
「なんやそれ?」
突然の告白に素直に聞き返すタマ。
「その・・・色々聞くんです・・・突然、自身のトレーナーさんに彼女が出来た際に、私の名前を叫んだりとか・・・チーム内でトレーナーさんがうまぴょいされたらとか・・・」
「ごふぁぁ!!!」
「ト、とれえなぁ!!」
その言葉聞いた直後、ショックのあまりかグレトレが血を吐き、タマが悲鳴を上げる。
「え、ええ!!だ、大丈夫ですか!?」
「ああ・・・・大丈夫だ・・・身構えているときに死神は来ないことを天パが教えてくれたからね」
「え、え・・・?」
とつぜんの意味の分からない台詞に目を丸くするトップロード。
「すまんな・・・まだ心の傷が癒えておらんくて・・・たまに変なこと言い始めるんや・・・」
「心配させてすまない・・・だが、トレーナーは伊達じゃない!・・・」
「ええ~~・・・・・」
果たして会話のキャッチボールが出来るのであろうか疑問であったが、話を続けることにした。
「とにかく、失恋した際に私の名前を言ったりして・・・・それなのに私が話しかけてもいつも通りの対応されて・・・よく分かんないんです」
「なんでやろな・・・・」
「ここはこういう知識が豊富そうなアグネスデジタルに頼ってみようか」
「なるほど、でもデジタルさんがどこにいるのかわかりますか?」
「任せろ」
「なあ・・・こんなんであいつ来るんか?」
「・・・・さあ?」
タマとトップロードはグレトレに指示された通り、部室の外にある一目が付きそうなベンチにて、トップロードがタマの髪を丁寧にポニーテールやら、ツインテールにしたりと髪型を変えていた。
傍目からすれば仲良く女学生がヘアアレンジをして楽しんでいる様子に見えるだろう。
そして案の定・・・・・
「は、離して下さい!!」
「はいデジタル釣れたよ~~」
簀巻きにされ、俵の用に抱えられるデジタルを捕獲したグレトレが2人の前にやってくる。
「あっさり捕まりおったな・・・」
タマは呆れた様子でツインテールを靡かせる。
「くぅっ!!私としたことが!!」
「涎垂らしてブツブツ言ってたやつが何言ってんだか・・・」
「すみませんデジタルさん・・・実はお聞きしたいことがありまして・・」
「は、はひぃ!トップロードさん!このデジめになんなりと!!」
「実は最近失恋したりすると私の名前を呼ぶウマ娘さんが増えていて・・・何か知りませんか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・シ、シラナイデス・・・・・・」
先程までの勢いはどこにいったやら、片言で返事をする。
「こいつしってんな・・・」
「ほらさっさと吐けよ」
「あの、少し落ち着きましょう・・・」アセアセ
まるで大阪県警の様な尋問をするタマとグレトレに可哀想ですよと宥めるトップロード。
「・・・・・し、知っていても喋りません!!ご本人の前でこんなこと!!」
「ほ~ん・・・・そうか・・・ならこちらにも考えがあるぞ・・・」
「くぅ!デジタンを舐めないで下さい!」
「君のトレーナー・・・デジトレくんだっけか・・・・確か独身だったよな・・・」
「・・・・・・何が言いたいんです・・・」
突然のことにシリアス顔になるデジタル。
「何・・・実は知り合いのキャバ嬢から1人男を紹介してほしいといわれてね・・・」
グレトレは風吹くような態度でスマホを取り出し連絡先を開く。
「な、やめて下さい!!私のトレーナーさんに何をするんですか!?」
「ウマ娘の
「意味が分からないんですが!!あとマフティーって誰ですか!?」
「ウマ娘にトレーナーが搾取されるこの仕組みの深さを破壊するためにやっている!」
「ダメだ!会話が成り立たない!!」
壊れたように話し出すグレトレに理解が追いつかないデジタル。
そこにタマがグレトレにやさしく声をかける。
「ほら、トレーナー・・・あんまりヤケは起こしちゃあかんで」
「だけどこうでもしないと・・・ウマ娘たちに逆ぴょいされたトレーナーたちの亡霊も慰められない!」
「あの・・・グレトレさん・・・情緒不安定過ぎませんか・・・」
「色々あったんや・・・色々・・・」
デジタルの言葉にタマは噛みしめるようにグレトレを励ます。
ピコンッ♪
「・・・デジトレがのってきたな・・・」
「そ、そんな!!!!」
スマホの通知音から返事が来たのであろう・・・突然のNTRにデジタルは叫んでしまった。
「こ、こんなの!!・・・・
「「「・・・・・・・・・」」」
「・・・・・・・・」ダラダラ
3人からの視線に冷や汗をだらだらと流すデジタル。
「なるほど・・・ナリタ・トップ・ロードでNTRを表してたわけだ・・・」
「最低やな・・・」
「酷い・・・酷いです!風評被害です!!」
「がはっ!!!」
涙目になりながら怒るトップロードに罪悪感の爆発で血反吐をし、気絶する。
「さて事情は分かったけど・・・どう解決する?」
「せやな・・・っていうかホンマに可哀想やな・・・」
「うう、私これから失恋される度に呼ばれるのでしょうか・・・」
涙目でシュンとするトップロード。
その時、ふと思いついた。
「なら逆転の発想をするのはどうだ?」
「「逆転の発想?」」
次の日・・・・
「えへへ♪トレーナーさん♪頑張って作ったお弁当美味しいですか♪」イチャイチャ
「うん、美味しいなこの玉子焼き!中のはんぺんがいい感触♪」アーン
「タマモさんに教わって作りました♪こっちの厚揚げの甘焼きも教わって、ホントにスゴい美味しいんです!!」フンス
「ははトップロードはいいお嫁さんになりそうだな」クソボケ
「フフ♪頑張りますね♪」フリフリ
数日後、トレセン学園の一目が付く中、ベンチにてトップロードとそのトレーナーであるトプトレが一目も気にせずイチャイチャしていた。
周囲を見ていた他のウマ娘たちは困惑した様子で覗いていた。
「す、すごいイチャイチャしてるね・・・」
「全然ナリタトップロードじゃないね・・・」
「それに幸せそう・・・」
「羨ましいな・・・」
「なるへそな・・・本人が幸せそうで恋愛に成功してるなら、誰も言やへんやろな・・・」
「ま、そういうこった・・・あとは時間の問題だろう・・・」
その様子を遠くで見ていたグレトレとタマ。
グレトレの考えとしては、既にぴょい婚勢のトップロードとトプトレがイチャイチャしていれば、自ずと噂も消えるだろうと考えたのだ。
「所詮は噂だ・・・それならそれ以上の噂で塗り替えればいい・・・」
「幸せにな・・・2人とも・・・」
「何、彼女とトレーナーは既に頂点への道を歩いているのさ・・・恋のな」
キザったらしい台詞と共に部室へとGETWILD退勤するグレトレとタマであった。
「因みに、デジタルのトレーナーはどないはったん?」
「知り合いのキャバ嬢と思いのほか意気投合して、デートの約束まで取付けたみたい・・・」
「哀れやな・・・デジタル・・・」
こうしてアグネスデジタルはNTRをされました。
寝てから言えw
デジトレ:アグネスデジタルのトレーナー
暴走しがちなアグネスデジタルとは違い、色々と落ち着いた男。
特に結婚願望とかは無かったが、グレトレのすすめで出会ったキャバ嬢とプライベートで付き合うように・・・