今回は龍が如く要素が強めです!!
「お前達!もう二度と罪を犯すんじゃないぞ!!」
「「「はい!!」」」
ここはトレセン学園、反省部屋前。
入り口の前にはいつもの制服姿のマックイーンにオグリ、ミラ子の姿があった。
相当堪えたのか、3人は看守ウマ娘に元気よく返事をする。
そして看守ウマ娘はそれを見届け、再び部屋へと帰っていった。
「・・・・・やっと、やっと!釈放されましたわ!!!」
「ああ、これでトレーナーに会える!!」
マックイーンはいつも以上に声を張り上げながら喜び、オグリも力強く答える。
「・・・・・・・でも・・・・大丈夫かな・・・・このまま戻っても・・・」
「ミラクルさん・・・」
ミラ子は少し落ち込んだ様子で2人に問いかける。
マックイーンはそんなミラ子を見て、冷静さを取り戻す。
「トレーナーさん・・・怒ってるよね・・・きっと・・・現に今日も迎えに来てくれてないし・・・」
「「・・・・・・」」
ミラ子の言葉に2人も顔を下げる。
その時だった。
「おーい!お前たちーー!」
「タマ!!」
「タマモさん!」
「タマちゃん!!」
ガキ使の冒頭が如く、向こうからタマが手を振りながらこっちにやってきたのだ。
「まったくもうお前たち・・・反省したか?」
「うう・・・うん!!」
「ええ・・・身に染みるほどに・・・」
「トレーナーさん・・・大丈夫だった?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まあ、それなりにな・・・・・・」
ミラ子の言葉にタマは言葉を溜めて、明後日の方を見ながら気まずく答える。
その様子に3人は絶望した様子で顔を青ざめる。
「実はな・・・トレーナーにも今日、迎いにいこうか、遠回しに聞いたんやけど・・・なんや無視されてな・・・・まだ折り合いつかんのかもしれん・・・」
「そんな・・・!」
「うう・・・ごめんなさい・・・トレーナー」
「・・・・・」フラ~
タマの言葉にマックイーンは涙を溜め、オグリは絶望した表情で涙を流し、ミラ子はショックのあまりか、意識が飛びそうになる。
そんな時だった。
「マックイーンさ~~ん!!」
「あれは・・・ダイヤさん!?」
手を振りながら駆け足でこちらに向かってきたのは、ジンクスブレイカーことサトノダイヤモンドであった。
「うわ・・・やな予感・・・」
「うちもや・・・」
こういった時のダイヤと絡むと碌な事がない記憶からか、ミラ子とタマは引きつった笑みをする。
「マックイーンさん!!・・・・うう、助けて下さい!!!」グスゥ
「ダイヤさん!?」
近づいてきたかと思えばいきなり泣き出し、どうしていいか分からず、慌て出すマックイーン。
「「(どうせ碌な事じゃないんだろうなー(やろうな~))」」
「どうしたんだサトノダイヤモンド?いったい何があったんだ?」
オグリはいつもの様子でダイヤに問いただす。
「わ、私のトレーナーが・・・!マッチングアプリに登録していたんです!!」
「マッチング・・・?」
「アプリ・・・?」
マックイーンとオグリは聞き覚えのない言葉に頭をコテンと傾げる。
SUB STORY 第15話「マッチング注意報!」♪
「さあ、帰ろか・・・」
「早くトレーナーさんに謝らないと・・・」
最早聞く耳持たずにタマはオグリの手を、ミラ子はマックイーンの手を引いてその場を去ろうとする。
「ま、待って下さい!!」ガシッ
「ええい!はなせやっ!」
ダイヤはタマの肩にしがみつかん勢いで掴む。
その行為が鬱陶しいのか、タマは少し声を上げて肩を揺らす。
「ま、まあまあ・・・話だけでも聞きましょう」
「ああ、困っているのなら助けないと」
「サトトレさんがマチアプしてるだけでしょ・・・トレーナーなら珍しいことでもないじゃん・・・」
「せやな・・・諦めることも大事やでダイヤ・・・」
「や~~!!!や~~~!!!トレーナーさんはサトノになるんです~~~~!!!」ジタバタ!
タマの言葉を聞いて、小さな子供の様にジタバタ暴れるダイヤ。
ウマ娘パワーにより辺りに砂埃が吹き荒れる。
「ええい!暴れんなあ!!わかったわかった!話だけ聞いたる!」
「!!」ピタッ
「止まったな」
「ダイヤさん…淑女としてはしたないですわよ」
「まあまあ…それでマチアプしてるのはわかったけどさ…サトトレさんはどこにいるの?」
「えっとですね…」スマホポチポチ
ダイヤはスマホを取り出し、アプリを起動する。
「今はカフェテリアにいるみたいです」
ダイヤは笑顔で地図にピンマークの刺さったスマホの映像を見せる。
「おいGPSつけてんのかい!!」
「えっ!おかしいですか?」
「ダメやこいつ…」
ダイヤの何がおかしいのか分からないといった様子にタマは頭痛を感じ始める。
「とりあえず向かいましょうか」
こうして5人はカフェテリアの方へと足を運ぶことにした。
△ マッチングアプリとは?
オグリ:「そういえば…マッチングアプリとはなんだ?」
マックイーン:「ええ、matchingというからに一致、調和、似合うという意味ですから…デザイン関連のアプリでしょうか?」
ミラ子:「え、知らないで引き受けようとしたの!?」
タマ:「まあこの2人やしな…マッチングアプリは言わば恋人を探すアプリのことや」
マックイーン:「まあ…そういうことでしたの…やっと理解しましたわ♪」
オグリ:「ああ♪」フンスッ
ミラ子:「そういえば…うちのトレーナーさんはやってないよね…そういうアプリ」
タマ:「ああ…なんか聞いたことあるんやけど、別にあれに頼るほど女性に困っていないって言うてたな」
マックイーン:「まあ私たちがいますからね♪」
オグリ:「当然だ」
ミラ子:「でへへ~~♪」
タマ:「……お前らムショでホンマに反省してきたんか…」
道中、このような会話が繰り広げられる中、ダイヤを連れた面々はカフェテリアに到着する。
「もう近くにいるみたいです!」
「あ、いましたわ!‥‥あら?」
「トレーナーもいるぞ」
「向こうにも誰か知らないトレーナーさんたちがいるよ」
カフェテリアについた一同はサトトレを探し始めていると、そこにはサトトレだけでなく、グレトレもおり、その向かいには他のトレセントレーナーが3人立っており、何か言い争いをしていた。
「会話が聞き取れませんわね…」
「任せてください」スマホポチポチ
「お前盗聴アプリも入れてるんか!」
耳に手を当てて聞き取ろうとするが、距離が遠くてうまく聞こえない。
するとダイヤはスマホをいじり、盗聴アプリを作動させる。
そんな様子に思わずタマはツッコむ。
『おい、グレトレ!!お前この間の件、どう落とし前つけるつもりだ!?』
「てめえの所為で担当にキャバクラ通いがばれちまったじゃねーか!」
「おかげでうまぴょいされかけたんだぞ!」
「泣いて謝ったって簡単には許さねからな!」
一般トレーナーの3人はこの間、キャバクラに行ったを担当バたちにばれたのがグレトレの所為だと思い、怒っていた。
「おい、確かにお前たちと同じ店にはいたが、俺がそんなことするわけないだろう…」
「おうてめえら!グレトレさんがそんなちいせえことするわけないだろ!!」
一方、グレトレは知らないの一点張りで、サトトレはグレトレがそんなことする筈がないと信じていた。
「うるせえ!!覚悟しやがれ!!」
「手加減はしねえ」
「死にてぇ奴だけ!」
「「かかってこい!!」」
×攻撃
「くらいやがれ!!」
「ぐふぉ!!」
グレトレはそう叫ぶと、一番先頭にいる角刈りのトレーナーを蹴り飛ばす。
一撃が重かったのか、角刈りのトレーナーは意識を失った。
角刈りのトレーナーを倒した
「次は俺の番だぜ!」
△極技「トレセンレーザーの極み」
サトトレはそうしてスマホのスクリーンをタッチする。
それはトレセン学園の遥か上空に位置する衛星が地球に向かってレーザー砲を構えていた。
そしてエネルギーをためると、そのままレーザーを打ち放ち、丸刈りとおかっぱのトレーナーたちを巻き込み、吹っ飛んでいった。
「「なんじゃそりゃーー!!!」」
丸刈りのトレーナー、おかっぱのトレーナーを倒した
RESULT
現金 500円
Level Exp 150
Job Exp 110
絆 5
「く、くそ‥‥」
「まったく、手を煩わせやがって…」
「お前たち…まさかキャバクラの次の日に同じスーツ着てったのか?」
「それが、どうしたよ…」
「はあ~…ウマ娘は匂いに敏感なんだぞ…消臭対策もせずに次の日に会ったら、嬢の香水の僅かな匂いでもばれる…これは経験談だ」
「そ、そんな‥‥」ガクッ
角刈りのトレーナーはグレトレの言葉を聞いて、気絶していった。
「グレトレさん…タマちゃんたちにそれでばれて怒られたんですか…」
「…うるせえ…」
そんな会話を繰り広げていると、タマたちが勢いよくやってきた。
「大丈夫かトレーナー!」
「お怪我はありませんか!?」
「大丈夫か!?」
「怪我が無さそうでよかったよ~」
誰もサトトレの変なレーザーに気にすることなく、グレトレの元にかけよる。
「お、お前ら!!そうか…今日出所か‥‥」
マックイーンにオグリ、ミラ子の3人を見たグレトレは3人が出所してきた事実を理解し、顔を曇らせる。
「「「トレーナー(さん)」」」
グレトレの様子に思わず立ち止まる3人。
それもその筈、逆ぴょい未遂とはいえ、トレーナーを襲おうとしたのだ。
彼の反応もうなずける。
だが理解は出来ても、悲しさは制御出来ず、3人の目には涙が零れ落ち始める。
とにかく謝ろうと近づこうとした瞬間・・・!
「っ!・・・すまなかった!!」
「「「え・・・」」」
突如として頭を下げるグレトレに対しあっけにとられる3人。
どうして彼が頭を下げているのか理解出来ずにいた。
するとグレトレは姿勢を元に戻し、頭に手を当てながら言葉を続ける。
「・・・本当は迎えに行くべきだったんだが・・・・どうも踏ん切り付かなくてな・・・襲ってきたのはお前達からとはいえ・・結果的に襲い返してしまったからな・・・」
「そ、そんな!!トレーナーさんは悪くありません!!」
「そうだ!!悪いのは私達だ!!」
「わ、私達こそ・・・おかしくなって襲っちゃったし・・・」
「・・・それでも、お前達をうまぴょいしたのは、俺の意思だ・・・・それだけは否定しない・・・!だから・・・そのなんだ・・・部室が狭くてしょうがないんだ・・・その、帰ってくるよな?」
「「「トレーナー(さん)!!!」」」
その言葉を聞いた3人は涙を流しながら、グレトレに抱きつく。
この澄み切った青空が彼らを祝福しているようだった。
「(でもこいつ、この間別の芦毛ウマ娘ナンパしとったんよな・・・)」
出来る女であるタマモクロスは空気を呼んで見守ることにしたのだった。
一方、その頃・・・・・
「トレーナーさん!!何ですかこのアプリは!!マッチングアプリなんて許しませんよ!!!」
「え、このアプリはデリヘル(デリバリーヘルプ)のことか?」
「!!!ひ、卑猥です!!!もう許しませんからね!!!」
「え、何で!?」
ダイヤに詰め寄られ、間違いだと話すサトトレだったが、誤解が誤解を生み、話が通じなくなってしまった。
その時だった・・・
「サトトレーーー!!」
「サトトレさ~~~ん!!!」
「ん?キタトレにキタちゃん!?」
やってきたのは、サトトレの同期であり仲の良い女性トレーナーのキタトレとその担当バのキタサンブラックであった。
「聞いたぞサトトレ!マチアプを始めて、良からぬ事をしていると!!ボクに対してのあの熱い言葉はウソだったのか?」
「ひ、ひどいです!サトトレさん!私のことはお遊びだったんですね!!」
「く、苦しい・・・!!」
キタトレに首根っこを捕まれ、キタサンに腹部を勢いよくチョークされ、サトトレの体力は限界だった。
「トレーナーさん!!」
「サトトレ!!」
「サトトレさん!!」
「(ど、どうしてこんなことに・・・・)」ガクッ
薄れていく意識の中でサトトレは最後までこの状況を理解出来なかった。
サトトレの目の前が真っ暗になった・・・・
SUB STORY 第15話「マッチング注意報!」 完
今回は龍が如く7,8要素をふんだんに使いました。
ネタが分からない方は申し訳ありません。
サトトレ・・・サトノダイヤモンドのトレーナーで義理と人情に熱いモジャモジャ頭の男。グレトレとはトレーナーになる前に試験勉強を教えて貰ったことから、兄貴分として慕っている。
こんな性格の為か、学園での評判も良く、密かに人気物でもある。
戦う時はいつもコマンドバトルになってしまう。
キタトレ・・・キタサンブラックのトレーナーで、出るとこ出ていてスタイルも良く、顔も中性的なイケメンよりと男性、女性ともにモテる人。
昔、家庭の事情で男性として無理矢理育てられていた時期があり、一人称がボクのままであり、人付き合いは上辺だけで過ごしていたがサトトレとの出会いにより、心を絆され、彼を好きになってしまった。