トレセン学園は爛れている   作:スーさんFDP

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はじまりました第一種目です。

相変わらずのネタ回です。




第二十四話「第一種目:狩り物競走  フリトレ散る」

 

 

 

「それでは第一回狩り物競争の実況を務めさせて貰うロイヤルホープです・・・・たっく、どうして私が・・・」

「ええと・・・解説のロイヤルファミリーです・・・まあホープさん、これも大切な仕事ですから」

「はあ・・・ファミリーの頼みじゃしょうがないわ・・・よろしく頼むわね」

「はい!ホープさん!それでは今回の狩り物競争ですがその「借り物」ではなく「狩り物」となっているのはどうしてでしょうか?何を狩るんでしょうか?」

「それはお題を見てからのお楽しみよ・・・因みにルールに関してだけど、基本は一緒、選手は400m先にあるテーブルのボタンを押すの。そしたら会場の大型モニターがお題を表示するわ。選手はお題を持ってゴールしたら得点が入る」

「え!?お題を公開表示するんですか?そしたら簡単に見つかるんじゃ?」

 

ホープの説明にファミリーが疑問を口にする。

彼女の言うとおり、本来はお題の紙はゴールした時か、公表されないまま終わるはずだ。

それが今回のルールでは会場全体にう映し出すのだ。

 

「ええファミリーの言うとおり、もしかしたら簡単になるかもしれないけれど・・・そうはならないとも思うわ・・・」

「え、それはどういう・・・」

 

 

解説のファミリーは意味が分からないと口にする中、運動場にはそれぞれの出場チームがスタートラインに並び始める。

紅組からはエアシャカールのトレーナーことシャカトレに他数名。

白組からはグラスワンダーのトレーナーことグラトレ、マヤノトップガンのトレーナーことマヤトレと、ホッコータルマエのトレーナーことタルトレ他数名。

そして青組からは・・・・

 

「よーし!がんばるぞーー!」

 

フリトレと他数名が出場していた。

 

「トレーナーさーん!!!!!船橋魂を見せて下さーい!!!!」

 

応援席ではフリオーソが「船橋最高」と書かれた段幕を掲げ、力一杯応援する。

それに気付いたフリトレは軽く手を振り返す。

 

「さて各位、スタート位置に付きましたね」

「注目する選手はいるかしら?」

「そうですね・・・マヤノトップガンさんからのお話ですが、マヤトレさんはマヤノさんのお父様とよく追いかけっこしているそうで、とても速いそうです。お話の通りなら期待出来ますね♪」

「ねえ・・・それホントにただの鬼ごっこ?」

「ふふっ♪」

 

ホープの質問にファミリーは答えず、ニコニコとした顔で返す。

 

そうこうしているうちにスターターらしき人物が、ピストルを空に向ける。

 

パンっ!

 

そのまま各トレーナーは勢いよく駆け出す。

 

「一斉にスタートしましたね」

「先頭は以外にもシャカトレさんね」

「マヤトレさんは中間辺りをペースを守って走っていますね・・・体力温存でしょうか?」

 

「(・・・少し様子見させて貰おうかな・・・)」

 

マヤトレは何となくで嫌な予感がしたのか、最初は中盤の位置で様子を伺うことにした。

 

一方、シャカトレはというと・・・

 

「(ボタンは一つとなると先に押した方が借り物を探す時間が増えるはず!)」

 

彼は彼で自分の考えを持ち、行動していた。

 

他の面々もそれぞれの思惑があるのか、全力でボタンを押しに行く者、敢えて後から押しに行く者とで別れていた。

 

「しゃお!!」ポチィ!

 

そしてシャカトレがボタンにたどり着き、勢いよく押す。

 

「さあ何が出るか」

「気になりますね」

 

実況と解説のホープとファミリーも一回目ということでモニターの方を注目する。

 

『バスト99の可愛い方のウマ娘』テンッ♪

 

「・・・・・・・・・・・・・・・へ・・・・・・・?」

 

理解が及ばないのか、目が点になるシャカトレ。

後続のメンバーもモニターの内容に驚き、足が止まる。

すると実況から声が掛かる。

 

「え~~シャカトレさんは・・・バスト99の可愛い方のウマ娘を見つけてきて下さいね~~・・・・・ちっ!」

「ホ、ホープさん、舌打ちがマイクに入ってます!!」

 

 

まさかの一回目にとんでもない物を引いてきてしまったシャカトレであったが、理解してからの行動は早かった。

彼は一目散に観客席の方に目を向け、見つけたと同時にダッシュする。

 

シャカトレの視線の先にはヒシアケボノが居た。

 

「え、私?」

 

ヒシアケボノは自身の方へ向かってくるシャカトレの姿が見えたのか、一応前に出て行こうとする。

 

「よっしゃ!これで一位だ!!」

 

運が良かった・・・・・・その時だった。

 

 

「うちの担当が可愛くねえってか!!!!!」

「ぐほっ!!!!」

 

突如として走っているシャカトレの腹部にミサイルキックが放たれる。

放ったのはメイショウドトウのトレーナーことドトトレだ。

 

「てめぇ一目散にヒシアケボノの所に向かいやがったな!!」

「え、いやその・・・」

「うちのドトウの方が可愛いだろうが!!」

 

ドトトレは吹っ飛ばしたシャカトレの胸ぐらを掴むとキレ散らかしながら、シャカトレを責め始める。

 

「やめろってドトトレさん・・・うちのボーノが可愛いのは事実だろ?いや~シャカトレさんは分かってるね~~♪」

 

助け船?を出してきたのは、ヒシアケボノのトレーナーことボノトレであった。

 

「ああん!!うるせえよ遭難野郎がぁ!!てめえのとこの重そうなのと一緒にすんなよ!!!!」

「・・・・・・・おめえ!それはライン越えだろうが!!」バキッ

「てめえが先に喧嘩ふっかけてきたんだろうが!!!!ドゴッ

「あ、あの!えぐっ!おれ、ぐえぇ!!か、かんけ!!げふゅ!!」ドガバキッ

 

突如始まったドトトレとボノトレの乱闘にシャカトレは巻き添えを食らってしまう。

 

 

「・・・・乱闘が始まったわね・・・次行きましょ・・・」

「・・・・・・・」

 

 

そして次々と他のトレーナーたちもボタンを押していくが、『38スペシャル弾』『キャロットマン変身ベルトCSM』『バカ殿のDVDBOX』と簡単には手に入らない物ばかりであった。

 

そんな中、フリトレの順番が回ってくる。

 

「よし!こい!」ポチッ

 

『ふなっしー』テンッ♪

 

「千葉まで行けと!?」

 

とんでもない内容に絶望するフリトレ。

その様子を眺めつつボタンを押すグラトレ。

 

「てい!」ポチッ

 

『太刀 大般若長光』テンッ♪

 

「東京国立博物館から取ってこいっていうのか!?」

 

頭を抱えるグラトレを余所に後ろに並んでいたマヤトレがボタンを押す。

 

「せい!」ポチッ

 

『カワサキGP900R』テンッ♪

 

「さっきのを見るとマシって思っちゃった・・・あれこのバイクって確かマヤノのお父さんが持ってた様な・・・」

 

 

こうして全員がボタンを押し、それぞれが自身の物を手に入れようと奮闘していた。

 

尚、一番遠い所に行ったのは、『ちんすこう』を引いてしまったタルトレであり、羽田から沖縄に向かうことになった。

苫小牧をアピールする絶好の機会を失い、タルマエに謝罪しつつ沖縄を堪能するのであった。

後に彼は・・・「アンテナショップ行けば良かった・・・」と語る。

 

さらに国立博物館に向かった筈のグラトレは鶯谷で降りたは良いものの改札の方向を間違えてしまい、ホテル街を延々と彷徨うのであった。

「国立博物館ってこんなに爛れた場所にあるのか・・・!?」と語った。

 

上野から行けよと作者は心の底から思った。

 

 

 

 

そして時間は過ぎ運動場の真ん中に1人の選手が現れた。

 

「ふなふな~~はやいなっし~~!!フリトレさん!」

「こ、これでもトレーナーなので!!」

 

なんとふなっしーを引いてしまったフリトレが会場に一番乗りだった。

 

『ウオオオオオオオォォォォ!!!!!!!!』

 

会場はまさかの人物の登場に歓声が上がる。

 

「おお!まさかの一番乗りはフリトレさん!」

「す、すごいです!まさかふなっしーさんをこんなにも早く・・・!」

 

ホープとファミリーも驚きの声を上げていた。

 

「フリトレーーー!!!よく見つけてきたなーー!!」

 

グレトレが嬉しそうに大声で叫ぶ。

 

「今日オフでトレセン学園に遊びに来ていたそうです~~!!」

 

「オフであの格好!?」

「バカヤロウ!妖精に失礼だろう!」

「設定は忠実に守れよマルトレ!」

「え、ごめん・・・」

 

驚くマルトレに対し、グレトレとシビトレが叱る。

 

「船橋、最高ぉぉぉ!!!」

「さいこうなっしーーーーーー!!」

 

仲良く手を繋いで走るフリトレとふなっしー。

テレビ的にもとても良く、地方から中央に頑張ってはいってきたフリトレと人気マスコット(非公認)の姿はかなり受けが良かった。

理事長であるやよいもしめしめとした顔で眺める。

 

そしてゴールのテープを目前に勝ちを確信するフリトレはふなっしーと一緒に両手を挙げてゴールする。

その時だった・・・・!!

 

 

 

 

 

 

 

ブゥウウウウウウウンンンンン!!!!!

 

 

 

 

 

「え?」

 

ボココォォォッ!!!!!!

 

突然の轟音に振り向くフリトレ。

その瞬間、フリトレとふなっしーは宙に飛ばされた。

 

「べるろっ!!!」

「なっしーーー!!!!」

 

「あ、やべ」

 

突如バイクが登場し、とんでもないスピードによる衝突事故によりふっとばされるフリトレとふなっしー。

 

バイクはそのままゴールテープを切り、停車した。

カワサキGP900Rに乗って運転していたのはマヤトレであった。

なおバイクは今日娘と一緒に遊ぶために来ていたマヤノパパに貸して貰った。

 

『・・・・・・・・・・』

 

会場が静まりかえる中、ホープが声をかける。

 

「えっと・・・一着はマヤトレさんで・・・白組の勝利・・・」

「え、えと・・・わ~い♪ 私の予想あたりましたね~♪・・・・・」

 

空気が死ぬというのはこのことか・・・

誰もが何も声を出さず、沈黙が場を支配する。

 

一方、グレトレたちは吹っ飛ばされたフリトレとふなっしーの元に駆け寄る。

 

「フリトレ!!」

「無事か~~!」

 

「うう・・・・ボクよりふなっしーさんを・・・地面に打ち付けられるところを・・・ボクを庇って・・・・」

「フリトレくん・・・君は船橋の希望の光だなっしぃ・・・君をここで失うわけには・・・」ガクッ

 

ふなっしーはそう言い残し、口から赤い梨汁を吐き出し、気を失う。

 

「うおおお!!ブラックジャックでも、ドクターKでもチームドラゴンでもドクターXでも構わねえ!!早くこの2人を助けてくれ!!!」

 

グレトレが渾身の叫びする中、観客席で見ていたフリオーソがショックで涙を流しながら会場を睨み付けていた。

 

「こ・・・・・これが、中央のやり方ですか!!!!!」

 

こうして波瀾万丈な運動会の第一戦が終わった。

 

果たしてこの運動会は無事に終わるのか、理事長の思惑通り、トレーナーの募集は増えるのか・・・次回につづく!

 

 




次回予告

オッス!グレ太郎です!
府中に住むバクトレ君からのお便り。

早い中、もう夏も来ましたね!今年はスーパーエルニーニョと
何だか難しい横文字で、何がスゴいのか分かりませんね。
皆さんも熱中症には気をつけましょう。
水分は三十分に一回飲むと良いとのことです。
ですが担当のウマ娘はバクシンで勢いよく飲む癖があるので
小さなコップでよく飲ませています。

立派だね~~これぞトレーナーだよ。

次回 トレセン塾「第二種目:チャンバラ合戦! グレトレVSファイトレ!」

そこんとこ夜露死苦!

※タルマエ中等部でしたね・・・文章変更します。

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