最新話を投稿します。
『・・・・・・・・・・・』ず~~~ん
各チーム・・・既にお通夜状態になっていた。
高等部の紅組はシャカトレが乱闘に巻き込まれ保健室に移送。
中等部のボノトレ、ドトトレも乱闘の怪我により保健室へと移送。
交通事故を起こしたマヤトレは現行犯ということもあり警察へ連行・・・グラトレはまだ帰ってこない・・・
タルトレも苫小牧アピールの為、この日のために入念な準備をしていたにも関わらず、現在日本上空で富士山を眺める羽目に・・・
そして青組のフリトレは近くの大きな病院にふなっしーと搬送されていった。
この状況に胃がキリキリ痛み始めるやよいであったが、種目はまだ一回目・・・持ち前のガッツで乗り切ることにした。
「しょ、諸君!!少し大きなアクシデントはあったが、彼らの犠牲を無駄にしないためにも競技を続行する!!」
「まじか・・・くそぅ・・・!!」
「でもこのまま終わってしまったらトレセン学園の評判はえらいことになるよ・・・」
「もう取り返しつくかこれ!!」
嘆くシビトレと悩むマルトレの言葉に難色を示すグレトレ。
「そういえば次の競技は?」
「次は何かスポーツチャンバラらしい・・・」
「それでは第二種目のチャンバ乱を始めていきたいと思います!実況は私、マリタイムシッパーと!!」
「か、解説のブリッジコンプです・・・」
「コンプちゃ~ん緊張しすぎだよ~♪」
「だ、だって・・・こんなテレビが来ているの・・・緊張しちゃって・・」
「え~~いつも先っちょ先っちょって卑猥なこと言ってる娘が今更って感じなんだけど~♪」
「い、いってないから、それトレーナーさんが言ってるだけだから!!」
「はいは~い良い感じに緊張ほぐれてきた感じだね~~じゃあお仕事始めようか~~」
「うう・・・」
「はい、今回は以前行ったチャンバラ陣地取り合戦の縮小版で~す♪前回は陣地を占領するルールがありましたが、今回は運動場で行いますので、大将を討ち取られれば負けになるというシンプルなルールです!なお、討ち取り判定は気絶させれば良い感じです!」
「何その野蛮なルール!?もう少しスポーツマンシップに則るものないの!?」
「さっきの第一種目に比べればシンプルじゃない?」
「さっきの第一種目で病院に緊急搬送された人もいるのに!?」
「さてさて~それでは、出場選手を見ていきましょう~~♪」
「話聞いてよ!!!」
最早でこぼこ同士がきれいにくっついたようなやりとりに観客も少しばかり笑顔が増えていく。
そんな中、選手のほうはというと・・・・
「・・・グレトレさん・・・遺書を書く時間はありますか・・・」
「樫本・・・くそぅ!!」
青組の大将はなんと樫本理子であった。
その事実にグレトレは歯噛みをする。
「まさか出場者がランダムなんて・・・」
「おい、客席のリトルココンたちが必死の形相で
「ココン・・・グラッセ・・・あなたたちが最後の担当で良かった・・・」グスッ
「樫本トレーナー!!」
「安心しろ、おれたちに策がある」
「お前達は・・・トレーナーAにトレーナーF!?」
「おい、今適当につけただろ!?」
「作者が名前考えるの面倒くさいみたいだな・・・」
「それで策ってなんだ?」
「何簡単なものだよ・・・」
「それでは各自準備が整ったようですね!試合開始の宣言を・・・コンプちゃん!!!」
「え、えっと・・・でゅ、でゅえる、開始ぃぃぃぃ!!!」
突然のフリ、慌てて開始宣言をするコンプ。
彼女の言葉が響くと同時に試合は始まった。
会場がそこまで広くなく、見通しも良いことからか皆一斉に走り出す・・・・・・・?
「おっと、青組動かないどころか、大将である樫本トレーナーを円陣で囲みながら守りだしたぞ!!」
「で、でもこれじゃあ攻撃できないんじゃ・・・」
コンプの言うとおり、円陣を組んだとはいえ、魔境のトレセン。いつまでも防御を固めていては意味が無い・・そう思われるだろう。
案の定、紅組、白組の何名かが青組に一斉に襲いかかる。
「きたぞ!」
「樫本レーナ―を守れ!!」
「OK!start your 円陣っ!」
「み、みなさん!!」
1人おかしな奴が居た気がするが、青組のメンバーのほぼ全員が樫本トレーナーを守るよう硬質プラスチック棒を正眼に構えて、防御の陣形を取る。
その時、白組の面々の1人が棒を上段で構え、叩き出す。
それを合図に他の面々も一斉に叩く。
バシッバシッバシッ!!
「くっ!」
「いった・・・!!」
「み、みなさん!!」
「情けねえ声出すんじゃねえぜ樫本」
「トレーナーCさん!」
「あ、俺Cなのね・・・・」
「ですがこのままでは皆さんが・・・」
「何、後はグレトレを信じるだけさ」
その時紅組の面々の1人が何かに気付く。
「おい、チーム全員かと思ったら、1人いないぞ!」
「!!!グレトレだ!グレトレがいないんだ!!」
白組陣地・・・・
「え、グレトレさんが居ない!!??」
「誰もグレトレを見ていないのか・・・奴めどこへ・・・」
白組の面々がいらだたしそうに歯がみしたその時だった―――
「ぐわっ!!」ボコッ!
「えぐっ!」ボコッ!
「な、なんだっ!!」
どこからともなくプラスチック棒が勢いよく飛んできて、白組のメンバーが一撃で倒される。
「高熱源体接近ッ!」
「ミサイルかぁ!?」
「白組にではありません!!!」
「・・・・紅組か!!」
白組のリーダーらしき人物が顔を安彦良和作画の状態で声を荒げる。
その直後、少し離れた所に居を構えていた紅組陣地にプラスチック棒がものすごい勢いで飛んでいき、そのまま紅組陣地が壊滅する。
「奴だ・・・奴が来たんだ・・・」
「グレトレ来ます!!!」
~~~~♪(某機動戦士なBGM)
どこからともなく飛んできたグレトレがプラスチック棒を片手に白組へとツッコんでいく。
「げ、迎撃!!」
残りの白組のメンバ―がグレトレを討とうと前に出るが、
「ぐえっ!!」スパンッ!
「がはっ!」スパンッ!
なすすべなくやられる。
「そ、そんなたった1人のトレーナーに!!・・・ぐあああ!!!」スパンッ!
リーダーのトレーナーはそのままグレトレに殴られ気絶する。
「終わったか・・・・しかし、紅組のリーダーはどこに?」
「ぐ、グレトレさん!」
「!!樫本ぉ!!」
突如として悲痛な理子の悲痛な声がグレトレの耳に届く。
振り返るとそこには理子の肩を掴み、人質の様に扱っている紅組のリーダーであるファイトレの姿が。
どうやら樫本以外の青組のメンバーはみな倒れたようだ。
「何のマネだ!ファイトレ!!」
「・・・・・何のマネだと・・・?裏切りものが!!!」
「裏切り・・・!?どういう意味だ!?」
「うるさい!!あんたは今日ここで落とすっ!!!」
「きゃ!」
ファイトレはそう叫ぶと、樫本を放り投げグレトレに襲いかかる。
「くっ!やめろファイトレ!お前も!!」
「何でアンタが!!アンタなんかに!!!」
「その怒りも分からぬまま、ただ戦ってはダメだ!!」
「何も分かってない癖に!!裏切り者の癖に!!」
「ファイトレ!!」
キィン!!ギィン!!ガンッ!!
2人の間で大きな剣撃音が響き渡る。
それを見ていた観客から歓声が浴びる。
観客席に居たタマたちも楽しそうに見続ける。
「おお!頑張れー!トレーナー!」
「うわわ!怪我とか大丈夫かな・・・」
「トレーナー・・・格好いいぞ・・♪」
「・・・・・(ファイトレさん・・・あれ絶対、SP隊長さんのことですわよね・・)」
状況を知らないタマやミラ子、オグリは楽しそうに、不安そうに応援していた。
一方、マックイーンはあの場のファイトレの様子を見て、少しだが同情していた。
※第三話を参照
「さあ、トレセン名物のグレトレさんが強いのは知っていましたが、ファイトレさんも結構やるんですね!」
「うん、ファインモーションさんのこともあるし、やっぱり護身術とか習ってたのかな?」
実況席の2人もファイトレの強さに驚いた様子であった。
「あんたって人はーーー!!!」
「くっ!」
ファイトレはそう叫ぶとプラスチック棒を正眼に構えて、勢いよく突撃する。
対して、グレトレはプラスチック棒の柄をくっつけて、ダブルソードにして、ファイトレの攻撃を防ぐ。
「過去に捕らわれたまま戦うのはやめろ!」
「な、何を!!??」
「そんなことをしても何も戻りはしない!!」
「くっ!!」
「なのに未来まで殺す気か!お前は!!」
「だけど・・・だけどぉ!!!」
グレトレの言葉に一瞬たじろぐが、熱い視線をグレトレに向けるSP隊長の顔を思い出し、怒り叫ぶ。
感情のままプラスチック棒をグレトレに突き刺すが如く突撃する。
その時だった。
「もうやめて下さい!!ファイトレさん!!」
「なっ!!」
「!!!!」
突如として理子がグレトレとファイトレの間に入ったのだ。
「「樫本トレーナー!!!」」
観客席のリトルココンとビターグラッセが思わず叫ぶ。
「うわあ!ファイン!!SP隊長!!やめろーーーーーー!!!」
勢いが殺せないままプラスチック棒は理子の元へ伸びていく。
「んっ!」
恐怖のあまりか目を閉じる理子。
ガキンッ!!
「はっ!」
「グレトレさんっ!」
グレトレが左腕でその突きを受け止める。
「このバカヤロウーーー!!!!」
グレトレは突きを払いのけると、両手に持ったプラスチック棒をファイトレの両肩に思いっきり当てる。
「がっ!!」
余りの痛みにファイトレは棒を落とすが、余力を使い、グレトレ目掛けて蹴りを放つ。
しかし、グレトレも読んでいたのか、ファイトレの足に自身の蹴りを当てて、そのまま蹴り飛ばし返す。
「うわわぁぁーーーー!」
その時、ファイトレは少し穏やかな様子で気絶していったのだった。
キミノスガタハー♪ボクニニテイルー♪
シズカニナイテルヨウニー♪ムネニヒビクー♪
「決着ぅぅーーーーーーー!!!勝者はグレトレさん!!青組の勝利―!!!」
ワーーーキャーーー!!!
観客席から歓声が響き渡る。
最後はあわやという事態であったが、グレトレがファイトレを押さえての勝利で幕を閉じたのであった。
グレトレは試合が終わると、樫本の方に急いで向かう。
幸いにも大した怪我もなく地面に座ってこちらを見ていた。
「樫本・・・どうしてあんな無茶を・・・」
「・・・ごめんなさい・・・でも、グレトレさんが心配で・・・私・・・」グスッ
「泣くなって・・・立てるか・・?」
「・・・その腰が抜けてしまって・・・」
「仕方ないな・・・」
「きゃっ・・・」
見かねたグレトレは理子をお姫様抱っこでそっと抱き上げる。
『あああああああああ!!!!!!!』
会場のどこかで怨嗟の声が響き渡る。
こうして、第二種目は青組の勝利で終わったのであった。
次回予告
テレッテーー♪(北斗の拳)
2戦目も終わり、戦士達(トレーナー)はつかの間の休息(お昼休憩)を取ろうとしていた!!
しかしぃ!!運動場に突如現るウマ娘たち、いったいこれから何が起こるというのかぁ!?
次回っ!!トレセンの拳!!「第三種目:おくさまはウマ娘選手権!!!」
トレセンの掟は俺が守る!!