トレセン学園は爛れている   作:スーさんFDP

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はい・・・・・色々詰め込んだら、カオスを超えたカオスになりました。

感想も随時返していきます。

そして今回、まさかの一万文字となりましたので頑張って読んで下さい。

やべーーーホントにやりすぎたな・・・・


第二十七話「第四種目:めにしゅきぃ!ハイボルテージッ!!」

 

 

 

 

「・・・・納得のいく説明を!!」

「・・・私達は今!!」

「・・・冷静さを欠こうとしてるんだよ!!!!!」

 

「「ええ・・・」」

 

競技が無事(全然無事じゃない)終わり、タマがベンチに戻ると、そこには微妙そうな顔をしたグレトレと滅茶苦茶機嫌の悪そうなマックイーン、オグリ、ミラクルの三人がタマを見ていた。

 

そして冒頭の状態に至る・・・・

 

「説明も何もなあ・・・・」

「・・・・正直、あんまし思い出したくないことやねん・・・」

 

「ん?」

「どういうことだ?」

「・・・・・・わかった・・・・だけど、いつかは話してくれればいいよ」

 

どうも様子の可笑しいグレトレとタマの態度にマックイーンとオグリが頭を傾げる中、何となく察したミラクルは色々言いたいのを飲み込みつつも今は良いと了承した。

 

「すまんなミラ子・・・」

「いいよ・・・それにあちこちで色々騒いでいるみたいだし・・・」

 

ミラクルがそう言って視線を向けると・・・

 

スマートファルコンの前に焦った様子で集まるエイシンフラッシュ達。

ラモトレと息子に和やかな表情を浮かべるメジロラモーヌ。

意気消沈で気絶しているステゴトレに膝枕しているステイゴールド。

そしてその様子を絶句した表情で見つめるフェノーメノ、オルフェーブル、ナカヤマフェスタの3人。

 

他にもあちらこちらで微妙に騒ぎが浸透していた。

 

ハルウララが「うまぴょい・・・したいな」と呟き、その言葉を近くで聞いていたキングヘイローが「やめなさい!学生時代にうまぴょいしたって碌な親にならないわよ!!」と必死に止めていたり・・・

 

ヒシアマゾンがアマトレに「役所に出しに行くよ!」「まだ17歳だから出せないでしょうが!?」と騒いでいたりと・・・

 

風紀とは・・・・?といった光景が広がっていた。

 

 

「グレトレー!」

「ん、シビトレ?もう次の競技か?」

 

グレトレを探しに青組のメンバーであるシビトレが探しに来たようだ。

 

「ああ・・・次はそれぞれの大将と他メンバー2人が出場なんだけど・・・どうやらウマ娘も出るらしい・・・」

「ん?どういうことだ?」

「さあ・・・・?」

 

嫌な予感がしつつも、グレトレはシビトレに連れられ、運動場の方へと向かうのであった。

 

 

 

 

「はい・・・理事長が体調を崩されましたので、ここからは私が進行を務めます」

 

秘書であるたづながそう言いながらマイクでしゃべり始める。

 

なお、その言葉を聞いたトレーナー面々は「逃げたな」と心の中で呟くのであった。

 

「ではまず次の競技ですが・・・・・・・こほん・・・・・めにしゅきぃ!ハイボルテージッ!!となります♪」

 

『・・・・・・・・・・・』

 

たづなは小さく咳き込み、可愛らしい声で競技名を発表する。

しかし競技名を聞いてもトレーナー、ウマ娘、お客さんの誰もが首を傾げる。

 

めにしゅきぃはまだいい・・・ハイボルテージとは・・・?

 

混乱が頭の中をぐるぐる回る中、たづなが競技の説明をする。

 

「まずは各チームには代表者3名ずつ出して頂きます。そしてこちらで用意してあります椅子に座って頂きます。スタッフさ~~ん」

 

たづながそう言うと、十数名のスタッフが何やら鉄で出来た仰々しい椅子を台車で運び出してきた。

 

一同、ぽか~んとした様子で眺める。

 

そしてあっという間に設置が終わる。

椅子が鉄で出来ている事、その椅子の上には仮装大賞で使われていそうなメーターみたいのがそれぞれの椅子に取付けられており、座った人間の何かを図ることでアクションすると思われる。

 

「代表者の3人には、こちらの椅子に座って頂き、ウマ娘たちからの誘惑に耐えて頂きます。もし耐えきらなければ・・・・」ポチィ

 

たづなが説明しながらリモコンを押す。

 

バチバチバチバチバチッ!!!!!!!

 

『ひっ!!』

 

椅子からは目に見える勢いで電気が流れ始める。

明らかに人体に流してはいけない電力に一同ドン引きし始める。

 

「椅子には人体の鼓動、体温といった物を感知する機材が取付けられています。そのセンサーをとおして後ろのメーターが天辺までいきますと、こちらの装置が作動しまーす♪こちらは制限時間以内にクリアできれば、残った人数での多さでポイントになります。現状3チームそれぞれが一勝ずつですので、今回の競技が優勝するにあたって重要になりますね♪・・・・・・・もちろん、皆さんは由緒正しきトレーナーさんです・・・・誰も落ちないことを祈っています♪・・・・ねえ?皆さん?」

 

説明する中で、いつもの耳に優しい声からは想像出来ないほどのドスの深い言葉に押し黙るトレーナー一同であった。

 

 

青組陣地にて・・・・・

 

 

「誰が出る?」

 

『・・・・・・』

 

誰を出すかで大将であるグレトレが静かに全員に問う。

しかし、彼の言葉に返事する者はいなかった。

 

いくらギャグ時空の作品であってもあの高圧電流を喰らってしまえばひとたまりも無いだろう・・・。

 

「僕が出よう・・・」

「シビトレ!!」

「僕にはシービーがいる・・・悪く思わないで欲しいが、それ以外のウマ娘には興味がない・・・なればこそ、この競技は僕に有利な筈だ」

「分かった・・・・・ならオレも出よう・・・」

 

シビトレの覚悟を見て、グレトレも決心し、出場を宣言する。

そして最後の1人を決めるために残った面々が顔を見合わせる中、樫本が手を上げた。

 

「・・・・・・・すでに第三種目で多くのトレーナーさんが病院送りにされました・・・ここは私が!」

 

最早決死の覚悟を見せようとする樫本に対し、1人の男・・・否、老人が声を上げた。

 

「いや樫本くん・・・ワシに任せろ・・・」

「あ、あなたは!!」

『ちょ、長老っ!!!』

 

長老・・・・御年80歳の現役最年長トレーナーであり、担当してきたウマ娘は3桁を優に超えている。現在の担当も15人と多くの担当を抱えている。

担当の居ないウマ娘の怪我や事故を見逃せないことから、出来うる限り自身で面倒を見ている。

他にもグレトレを含め、数多くのトレーナーに教育を施してきた男でもある。

故にトレセン学園では、親しみを込めて長老と呼ばれている。

 

「今までの競技で何も役に立てんかったんじゃ・・・わしに任せろグレトレ」

「・・・・・確かに・・・数多のウマ娘を担当し、枯れきっている長老なら・・・」

「正気かグレトレッ!!お前は俺たちの先生に死ねと言ってるんだぞ!!」

「なら、聞くが・・・これ以上の適任が他にいるってのかシビトレ!」

「・・・・・・・・クソッ!!」ダンッ

「答えは出たようじゃな・・・・いくぞ2人とも」

「「・・・・おうっ!」」

 

こうして地獄の死地へと向かう勇者たち3人は力強く大地をふみしめて、断頭台へと向かうのであった。

 

 

 

 

ガチャッ・・・ガキンッ!!

 

「はい!皆さん、準備は出来ましたね♪」

 

たづながそう言うと、椅子にくくりつけられたグレトレたちトレーナー、計9名が重苦しい面持ちでたづなに顔を向ける。

 

紅組からはエアグルーブのトレーナーことたわけ、アドマイヤグルーブのトレーナーことたわけ、ルーラーシップのトレーナーことたわけの3人。

 

白組からはヴィルシーナのトレーナーこちヴィルトレ、シュヴァルグランのトレーナーことシュヴァトレ、ヴィブロスのトレーナーことヴィブトレの3人。

 

以上が出場メンバーである。

 

「そう言えばウマ娘からの誘惑って何されるんだ?」

 

当然の疑問を口にするグレトレ。

 

「言い質問ですねグレトレさん。ルールとしては誘惑係のウマ娘の皆さんに対してもルールがあります。誘惑の方法はもちろん倫理的に危なそうでしたらこちらから強制的に止めます。あと、ウマ娘の皆さんは足下の白線内には入らないようにして下さいね。万が一電流が生徒の皆さんに当たると危ないので♪」

 

「おいぃぃ!!電気流されるのに倫理もクソもねえだろぉぉ!!」

「だから結婚出来ねえんだよ!!」

「いつまでも孤独にラーメン啜ってろ!!」

 

グレトレの言葉を筆頭に他の面々からも怒りの声が上がる。

その言葉を聞いたたづなはピキピキと手に持っていたマイクを握りつぶす。

 

「・・・・・・フフッ♪・・・・・皆さん大変元気なようなので、電圧を倍にしますね~~♪それでは開始~~♪」

 

ブーー!!

 

とんでもない台詞と共に命がけの競技が開始されるのであった。

 

すると、運動場の入り口の方から、ウマ娘の生徒達が我よ我よと駆け足で入ってくる。

そして青組、紅組、白組と、それぞれの方に集まっていく。

 

しかし・・・・・

 

「えっと・・・・とりあえず何すればいいんだろう?」

「あんまり過激なのは不味いよね・・・・」

 

一応倫理観がまだあったのか、戸惑うウマ娘たち。

 

「(よっしゃ!この様子ならなんとかなりそうだ!!)」

 

グレトレはウマ娘たちの様子を見て、内心ほくそ笑む。

 

「と、とりあえずお腹でも見せてみる?」ペラッ

 

「(プフッ♪・・・所詮は小娘♪ 勝負服着てるウマ娘の中にはもっととんでもない格好で走ってる奴もいるんだぞっ!今更その程度の露出でーーー)」

 

ピー♪ピー♪  Out~♪

 

「はあっ!?」

 

グレトレは横から聞こえる音に気が付き、顔を向ける。

 

「・・・・・・・・・・」ボキキッ!

 

そこには無表情で天に顔を向けながら、股間のハロン棒をうまだっちさせている長老の姿が・・・・

 

「・・・・・グレトレ、すまんが先に逝くぞ・・・」ボキキッ!

「ちょ、長老!?」

 

その瞬間、グレトレの横に座っていた長老に雷でも落ちたかのような電流が流される。

 

『アババババババババババ!!!!!!!!』

 

十数秒の時間が流れ、電流が止まる。

そこには丸焦げになった長老の姿が・・・・

 

そして明らかに作画が違うであろうラーメンどんぶりを逆さにしたようなハゲた中国風のおっさんが長老に近づき、身体の様子を見て一言。

 

「死亡確認っ!!」

 

「青組、長老が脱落でーす♪」

 

たづながノリのよさそな声色で実況していく。

 

「長老・・・てか、ジジィーーーー!!!!あれだけ舌まわしといて、あっさり死ぬんじゃねーよ!!!あまりのあっさりさにウマ娘たちひいてんぞ!!あとそこのハゲだれだよ!?明らかに男塾っぽいところの住人だろ!!世界観違い過ぎんだろぉぉ!!!」

 

「アルバイトの方です♪」

 

「グレトレ!今は落ち着け!ツッコんでいる場合じゃない!!」

「ぜーはーぜーはー・・・・そ、そうだな・・・・すまねえシビトレ」

 

シビトレの言葉に落ち着きを取り戻す。

そして初めての脱落者を見た面々は恐怖に顔を染められる。

 

「(時間経過を待ってる場合じゃない!)・・・聞けぃ!ウマ娘共!

 

『!!!!!』

 

突然のグレトレの大きな声に一斉に視線を向けるウマ娘とトレーナーたち。

 

「紅組のグルトレは半年前に天然系の彼女が出来てるから、それ系の娘で誘惑しろ!アルブトレはブルアカの変態ハゲと同じ性癖で褐色肌に弱いからそこへつけ込め!ルラトレは最近、秋葉のボドゲ×メイド喫茶に入り浸ってる。メイド服で特攻かけろーー!!」

 

「「何言ってんだあのやろーーー!!!!」」

「んむ・・・」

 

グレトレの言葉を聞いて、怒りの雄叫びをあげるアルブトレとルラトレ。

一方、グルトレは彼女ができたことをバラされてか、微妙そうな顔をしていた。

 

なお観客席の方では・・・・

 

「わあ!!エアグルーブさんが泡吹いて気絶したー!!」

「だ、だれか担架を!!」

 

「・・・・・ねえ、アドマイヤグルーブさん・・・目尻に涙を溜めたままトレーナーさんを睨んでるわ・・・」

「そっとしておきなよ・・・・それよりあそこで泣き喚きながら地団駄しているルーラーシップさんをどうにかしないと・・・」

 

グレトレの放った火矢は思ったよりも飛び火しており、あちこちで燃え上がっていた。

 

一方白組では妙な動きがあった。

 

 

 

 

「早くなさい!何をためらう!!」

「え、えっと・・・・これ以上は・・・・」

「そんなもので、このわたしが興奮するものか!!出直しなさい!!」

「うう、うええ~~ん」

「ダメだよヴィブトレ・・・君もすごい可愛かったよ。ありがとうね」

「は、はい・・・」キラキラ

「はあ・・・なんでこなんことに・・・今日は彼女も見に来てるのに・・・」

 

ウマ娘オタク(変態)のヴィブトレは容赦なくウマ娘をエロい目で見るために立候補し、何故か連帯責任でヴィルトレとシュヴァトレも参加する羽目になった。

ヴィブトレの言葉に対し、ウマ娘を優しくフォローするシュヴァトレと、今日婚約者が応援に来ているシュヴァトレは現状を憂いていた。

 

「さあウマ娘たち!!早く私を興奮させてみなさい!!さあ!さあ!さあ!!!!

「ヴィブトレ・・・彼女たちが怖がっていますから落ち着いて・・・」

「ほっとけよシュヴァトレ・・・バカは治らん」

「うるさいわね!スパダリにクソボケ!!あんたたちはさっさと担当をどうにかしてきなさい!!」

 

このような感じで白組は別の意味で地獄絵図となっていた。

 

そして・・・・・・

 

ビー♪ビー♪

 

「アルブトレさん♪ルラトレさん♪失格でーす♪」

「「ぎゃあああああああああ」」ビリビリビリ!!

 

「死亡確認っ!!」

 

そしてグレトレの策略によりたわけた2人の命が潰えたのだった。

 

なおそれを見ていたアドマイヤグルーブとルーラーシップはいつも以上に取り乱し、暴れ泣き叫ぶ。

 

 

 

「やっべー・・・・」

「すごい地獄絵図だ・・・・」

 

グレトレとシビトレは顔を青くしながら紅組の様子を見ていた。

 

すると、青組の方から2人ほど、見知ったウマ娘が出てくる。

 

「グレトレさん・・・!!」

「あなたのお命っ!ここで頂戴させていただきます!!」

 

やって来たのは恨めしそうな視線をグレトレに向けるスティルインラブとアグネスデジタルの2人であった。

 

「え、グレトレ、彼女たちに何かしたの?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さっぱりわからん?」

 

シビトレの言葉に溜めたかと思えば、身に覚えのない返事をするグレトレ。

しかしそんなグレトレの態度を見て、アグネスデジタルとスティルインラブの顔色がさらにヒートアップする。

 

「ふざけないで下さい!!!よくも私のトレーナーさんにキャバクラの女性を紹介してくださりましたね!!!おかげで・・・おかげで!!最近じゃトレーナーさんは惚気話ばっかりの会話で!!・・・今日もその彼女さんと仲良くお昼食べて・・・あ~んまでして・・・うう、うわあ~~~ん!!!」

「・・・・・・・・グレトレさん・・・・忘れたとは言わせませんよ・・・・私のトレーナーさんのことを・・・」

 

泣き崩れるデジタルの横で、冷たい眼差しでグレトレを睨むスティル。

そんな彼女の様子を見て、シビトレはあることを思い出す。

 

「はっ!もしかしてグレトレ。スティトレくんが行方不明になったことと何か関係してるんじゃ・・・!」

「あん?・・・・・・・もしや・・・・あれか?」

「ああ!!やっぱりあるんだね!?」

「いやあ・・・・シビトレの思ってることとはちょっと違ってだな・・・」

 

シビトレの言葉にそういえばといった様子で思い出すグレトレ。

 

「スティトレの様子が可笑しくなった頃にたづなさんやロリに頼まれて、あいつの面倒を見ていた時期があってな・・・・・・あまりにも様子が可笑しくて、色々な病院を連れ回していたら、急に姿を眩まして・・・・それから行方が分からなくなって・・・」

「ええ!!・・・・それから探したの!?」

「ああ、警察にも届けたし・・・フットワークの軽そうなトレーナーにも声をかけたけど見つからなくてな・・・・・」

「・・・・・」ピキッ!ピキピキッ!

 

そんなこともあったなといった様子なグレトレに対して、スティルは目に涙を溜めながら歯を食いしばっていた。

 

「ゆ・・・・ゆ・・・!!」

「「ん?」」

「ユルサナイ・・・・ユルサナイイ・・・ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ・・・・・ユルサナアアアアアアアアアアアイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!」

 

「おお・・・・・」

「だ、大丈夫かな・・・あの子?」

 

突然の怨嗟の雄叫びに気圧されるグレトレとシビトレ。

 

「フフフフフフフ♪・・・・あなたにも愛する者が奪われた苦しみを・・・ア・ジ・ア・ワ・セ・タ・ア・ゲ・ル♪・・・皆さん♪おねがいします♡」

 

とても蠱惑的な様子のスティルが誰かを呼び始める。

すると、グレトレたちでも見える位置の丘に何かが現れる。

 

 

「ギーギーギー!!」

「ギーギーギー!」

「ベータベタベタ♪」

 

「あ、あいつらは!!」

「アブラギッシュ軍団!!・・・・・・・え、どういうこと?

 

現れたのはフケンコーにより、人類を恐怖のどん底にたたき落とそうと企む悪の組織フケンコー帝国のアブラ怪人ラードロンがアブラギッシュ軍団。

突然の状況にシリアス顔になるグレトレと状況がいまいち飲み込めないシビトレ。

 

「ギートギトギト!!これを見ろグレトレ!!」

「???・・・・・・・りょ、涼花ぁ!!!!

 

ラードロンの傍らには縄で縛られ悲痛な表情の元恋人である都留岐涼花の姿があった。

 

「フフフ♪グレトレさん・・・あなたはここで愛する人が苦しむ姿を拝むと良いです♪」

 

すっかり悪の女幹部ポジションのスティルが不適な笑みをグレトレに向ける。

 

「くっ・・・!いやあっ!!」

「こなくそぉ!!ぐああああああああ!!!」ビリビリビリ!!

 

無理矢理はずそうとして致死量の電流がグレトレを襲う。

 

「え、何このニチアサ展開っ!!」

 

突然の作風の違いに色々慌て出すシビトレ。

 

しかし、そんなグレトレをあざ笑うかのようにラードロンはベトベトのアブラを涼花に向ける。

 

「ベートベトベト!このままこの女をアブラまみれにしてやる~~!」

 

その時だった!!

 

「とう!!!」

「べとーーー!!」

「きゃ!」

 

突如オレンジ色の何かがジャンプしてきて、ラードロンを蹴り飛ばしたのだ。

 

「あ、あれは!!」

 

「キャロトマンだぁぁ!!!」

 

シビトレの言葉に答えるかのように、観客席にいたビコーペガサスがキラキラした目で答える。

 

「栄養満点っ!正義満点っ!・・・カロテンチャージ、キャロットマン!!!!

 

その場で涼花を救ったのは正義の味方栄養戦士キャロットマンであった。

どうみても体つきからして、女性であるが、キャロットマンである。

 

「やめるんだラードロン!罪無き女性を人質に取るとは!!」

「イテテ~~・・・・・ええい!現れたなキャロットマン!!」

「さあ!ここは危険だから離れて!!」

「は、はい!」

 

キャロットマンの言葉に状況がよく分からないが、慌てて返事を返す涼花。

 

「くぅ!!とんだ邪魔が入りました!!ですがまだ!!」

 

その時だった。

 

「やめろスティル!!」

「!!!!!!!」

「あ、あれは?」

「スティトレ・・・」

 

悔しそうにしながらも諦めずに復讐を果たそうとするスティルへ叫んだのは彼女の愛するトレーナーであるスティトレであった。

 

「こ、こないでくださいぃ!!!」

「スティル・・・・」

「わ、私は・・・・醜い・・卑しい女なんです!!」

「そんなことはない!!」

「ですが・・・あなたがおかしくなっていることに気付きながらも・・・私は自分の感情を優先して・・・舌舐めずりをして・・・うう・・・」

「違うっ!!スティル・・・!!弱かったのはオレの方だ・・・・オレが弱かったから・・・君やグレトレさんに迷惑をかけてしまった・・・聞いてくれスティル・・・・・・グレトレさんに色々な病院に連れてって貰って、色んな人と話したんだ・・・・そしてオレは本当の意味で君のトレーナーになれていないことを理解したんだ・・・!!!!」

「と、とれなーさん・・・」

 

スティトレはグレトレの導きにより、色々な人と交流を深めるうちに心からスティルに必要な事がなんであるかを理解していたのだ。

 

「ええい!使えないウマ娘め!死ねぃ!」ビームッ!!

 

しかしそんな最中、ラードロンは光線銃をスティルに向けて放つ。

 

「!!スティル!!」

「きゃ!!」

「ぐああ!!」

 

ラードロンの突然の攻撃にスティルを庇うスティトレ。

 

「!!!スティトレさん!!」

 

ラードロンの放った光線銃は普通の人間が喰らってしまえばたちまち死んでしまうほどの威力の高い物である。

故に普通の人間であるスティトレが喰らってしまえばひとたまりも無いだろう・・・・・

 

そう・・・・普通の人間ならば・・・・・

 

「バ、バカな・・・・普通の人間がこの光線銃を喰らって、どうして生きている」

「・・・・・・・・・・」

「と、トレーナーさん・・・?」

 

不安そうなスティルの頭を優しく撫でると、スティトレはラードロンの前に立ちはだかる。

 

「な、なんだ貴様は!?」

 

突然立ち塞がるスティトレに対し、感じたことのない恐怖を感じるラードロン。

すると・・・・スティトレがラードロンに指を指し怒りの言葉をかける。

「オレの恩人の愛する人に恐怖を与え、俺の愛バをそそのかした貴様らフケンコー帝国・・・・ゆ“る”さ“ん”!!!

「トレーナーさん」キュン

 

愛バと行って貰ったことに思わずキュンとなるスティル。

 

「ええい!ただの人間に何が出来る!!」

 

 

その時、不思議な事が起こった・・・・・!!!

 

挿入歌:「変身!ライダーブラック」

アーアアーアー♪アーアアーアー♪

 

「ふっ!」キュッギリリリッ!!

 

両手を右側に持っていき拳に力を入れる。

するとスティトレのフィンガーレスグローブが余りの強さにギチギチと鳴り響く。

そしてそのまま腕を交差させ円を描くように左腕を左に持って行き、かけ声と共に両腕を右側に力強く振る。

 

「変・・・・・身っ!!!!」

 

そのかけ声と共にスティトレの腰にベルトが巻かれ、中心の赤い部分が輝きだし、スティトレの姿を変えていく。

 

黒いボディに真っ赤な目キャッロットマンと違い、全身が真っ黒でありながら、ウマ耳も尻尾も無いシンプルなデザインで頭部の葉っぱの部分には二本のセンサーが携わっていた。

 

「キャロットマン!!ブラッッック!!」キリッ

 

両腕を右側で交差し、右腕を振るい声を出すスティトレ・・・否、ブラック。

 

「絶対キャロットマンじゃないって!!絶対ブラックサンだって!!」

 

シビトレはキャロットマンブラックを見て、こいつ絶対キャロットマンじゃないと言い張る。

 

「キャロットマンがもう1人だと!?」

 

「半死半生となり、余命幾ばくも無いことを悟ったオレはグレトレさんのもとから去り、1人死のうしていたところ、キャロットマン・・・彼女に助けられ、彼女の持っていたキングキャロットがオレの体内に入り、復活した!!」

 

「いやいやいや!!どういうことだ!!??」

 

突然の説明にラードロンまでもがツッコミをし始める。

 

「とうっ!!キャロットチョップっ!!」

 

「ぐええぇ!!」ベキィ

 

問答無用とブラックはラードロンの頭目掛けて、ライd・・・・キャロットチョップを放つ。

 

「おい、作者まで間違えそうになったぞ!!いい加減にしろ!!こういうのはグレトレの役目だろって・・・・・・・グレトレェェ!!!!」

「・・・・・・・・・・・・・」コフュー…コフュー

 

シビトレはツッコミ疲れからか、横に居るグレトレに視線を向ける、そこには真っ黒焦げになってしまったグレトレが虫の息で鎮座していた。

 

「おおおおいいいいいぃぃぃ!!このままじゃグレトレまで死んじまう!!!早く色々どうにかしてくれぇぇ!!!」

「何ぃ!!グ“レ”ト“レ”さ“ん”が“!!!!」

「スティトレ!!お前は戦いに集中してろ!!あと濁点で会話するなぁ!!」

 

「スキアリだ!ブラック!!らーどー!!!」べとーん!

「くぅっ!!か、身体が動かない!!」

 

隙を見せたブラックをラードで固め、動けないようにする。

 

「トドメだ!!ブラック!!」ポチッ

【ウェイク・アップ♪】

 

ラードロンは光線銃をブラック向けて、光線銃の横についているボタンを押し、エネルギーをチャージし始める。

 

「トレーナーさん!!危ない!!」

 

スティルの悲鳴に近い叫びが広がる中、ブラックの赤い瞳がキラリと輝き出す。

 

「パワーストライプス!!」

 

挿入歌:「ブラックホール・メッセージ」

 

ナレーション『仮面ライダーはパワーストライプスに蓄えられたエネルギーを一気に放出した!』

 

不思議なナレーションの言葉通りにブラックのベルトが輝きだし、ブラックを捕縛していたラードがエネルギーの爆発で吹き飛ぶ。

 

「な、なんだとーー!!」

 

突然の出来事に驚愕の声をあげるラードロン。

 

「ラードロン!!これで終わりだ!!バイタルチャージッ!!!

 

キュインキュインキュインーーー♪

 

ブラックはそのまま、両拳をベルトの上に合わせて、エネルギーをチャージする。

そしてそのまま、両腕を右側で交差させ、右腕に力を集中し、ラードロンへ向けてジャンプする。

 

「ライダアァァァ!パンチッッッ!!」

 

「ぐげええ!!」ボゴッッ!!

 

とんでもない威力のパンチがラードロンに当たり、吹き飛ばされるラードロン。

だが、運が良いのか悪いのか、何故だか立ち上がってしまう。

 

ブラックはそんな休む間も与えず、再度ラードロンへ向けて飛びかかる。

 

「ライダアァァァ!!キィィィックッ!!!」

 

目映い閃光が走る中、流星の如き美しいキックはラードロンの中心に大当たりする。

 

「ギャアアァァス――――!!!!」ドカーンッ!!

 

 

スタッ!! 

 

ブラックは綺麗にポーズを決め着地した。

 

 

そしてラードロンはそのまま爆発していった。

 

 

「トレーナーさん!!」

「スティトレさん!!」

 

ブラックの元へ、スティルとキャロットマンが嬉しそうに駆けつける。

 

「すまない!心配をかけてしまった・・・!」

「いいんです!・・・あなたが無事なら!・・・それで!」ギュウ

「流石だブラック!」ギュウ

 

ブラックの挟むかのように腕を取り、抱きしめる。

 

 

何かとんでもない構図が出来たような気がする。

 

「とうとう作者までツッコミ始めたぞ!!」

 

『ピーピー・・・・しゅうりょーーーー!』

 

 

シビトレが疲れた様子でツッコミをしていると、アナウンスから終了の声が掛かる。

そしてシビトレがグレトレの方に顔を向けるが・・・

 

 

「グレトレ・・・・・そんな・・・・」

「          」

「グレトレ!!目を開けてくれ!!」

 

シビトレが必死に声をかけるが、ピクリとも動かない。

そしてアルバイトのハゲがグレトレの様子を見て一言。

 

「死亡確認!!!」

 

グレトレ・・・・死す!!

 

「グレトレさん!!!」ダキッ

 

ブラックは既に死んだグレトレに抱きつき、仮面の下で涙を流す。

 

「うう!・・・・おのれ!フケンコー帝国!!!ゆ“る”さ“ん”“!!!!

 

 

こうして多くの死亡者をだした第四種目の戦いは多くの悲しみを残し終了した。

 

尚勝者は全員無事である白組の勝ちとなったのだった。

 

 

※ 尚、アルバイトにより皆、復活しました。

 

 

 

 

 





スティトレ・・・謎の症状により半死半生の中、恩人のグレトレに迷惑をかけないため、1人孤独に死のうとしていた所、キャロットマンに助けられキングキャロット(キングストーン)により蘇る。キャロットマンブラックとしてフケンコー帝国戦うことを決意した正義の味方になる。

スティルインラブ・・・五体満足で帰ってきてくれたことは嬉しいが、恋のライバルがにんじんのヒーロー(メス)と喋る緑色のバッタなバイクと複雑な感情を抱いている。

ヴィルトレ・・・最近婚約者が出来たクソボケ、今日は手作りのお弁当を作ってきてくれるということで楽しみにしていたが、トレセン学園の現状を知って身の上を心配される。

シュヴァトレ・・・安定のスパダリ

ヴィブトレ・・・ウマ娘オタク(変態)の異名を持つ、トレセンで最悪の変態女トレーナー。なんでコイツをトレーナーにしてしまったのか・・・

キャロットマン・・・スティトレと共にフケンコー帝国と戦うヒーロー。スティトレに恋をしてしまってる。

フケンコー大帝・・・何かとんでもない奴が出てきて、マジで焦ってる。



次回・・・最終種目「一心同体! 二人三脚一尾!」

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本当は怖いウマ娘プリティダービー(作者:電動ガン)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

与太話と本当に言えるか?力の強い女の子との付き合い方。


総合評価:941/評価:7.67/完結:22話/更新日時:2026年06月17日(水) 16:47 小説情報

【未完】そのトレーナー、パチンカスにつき(作者:ぽこちー)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

▼【更新停止中】▼その男は、ウマ娘の全てを見通す“神の目”を持っていた。▼脚質、能力、適性、トレーニングの成否に至るまで、あらゆる情報を数値として読み取ることができる。▼人々は彼を、“神の目を持つ神童”と呼んだ。▼やがて男はトレセン学園のトレーナーとなり、その力で数多のウマ娘を勝利へ導いていく。▼そして、男は新たな才能を開花させた。▼その才能を目にした人々は…


総合評価:2650/評価:7.5/未完:29話/更新日時:2026年05月09日(土) 22:30 小説情報

引退したけど写真屋として関わりたい(作者:サフラニン)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

TSしてウマ娘になった元サラリーマン。走りまくって脚ぶっ壊しかけて引退して、かねてからの夢、写真屋を開業した。折角ならレースを走るウマ娘を撮りたいじゃん?


総合評価:524/評価:8.43/連載:4話/更新日時:2026年07月31日(金) 22:37 小説情報

ウマ娘の頭悪いサイド(作者:にゃんこぱん)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

チームアルファード所属メンバーのIQは合計で大体30くらいである。


総合評価:2410/評価:7.55/連載:53話/更新日時:2026年09月18日(金) 20:11 小説情報

ジェンティルドンナのにぃに概念(作者:おっき!!!)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

▼某よーつべの反応集を見て感化されました。▼芹にゃんほんと好き…………。MFゴーストで妹成分補給補給……。


総合評価:4733/評価:8.42/連載:12話/更新日時:2026年09月08日(火) 18:34 小説情報


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