トレセン学園は爛れている   作:スーさんFDP

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遅くなりました!

気が付いたらランキング入りしていてビックリした!

グルッペン閣下
igniz0430 夜市よい 

評価ありがとうございます。




第八話「トレーナーはブリーダーじゃありません!」

 

 

 

 

「トレーナー良い天気だ。散歩に行こう」

 

「え、何突然?」

 

 

オグリのいきなりの言葉に不穏を感じるグレトレ。

彼女はこの日本では名を知らない人の方がいないといっても過言じゃないほどの有名ウマ娘だ。

だが彼女本人はその自覚が薄いのか、休日に大した変装もせずに街で闊歩するなど周りの目をあまり気にしないのだ。

 

「ええ~~・・・・まあ良いけど・・・」

「そうか!それじゃあ準備してくるから少し待っててくれ!」

 

オグリはグレトレの返事を聞いてか、嬉しそうにしながら、バッグの中から何かを取り出し、自身の首につける。

 

「よし!準備出来たぞ!」

 

オグリの首にはリードの付いた革製の首輪が着けられていた。

 

「あ、この間バイクに乗りながら仮面ライダーの変身ポーズして事故ったウオトレを笑いに行くのを思い出したから、病院に見舞い行ってくるわ!」

 

グレトレはオグリの姿を見た直後に早口で言い訳をして部室の窓から飛び抜けようとする。

 

ガシィ!!

 

しかしオグリが無言でグレトレの上着の裾を両手で掴む。

 

「トレーナー?入り口はそこじゃないぞ?」

 

HA・NA・SE!!ふざけんじゃねえ!!なんだよその首輪!そんなん着けて散歩なんかしたら社会的にも肉体的にも殺されるわ!!!」

 

グレトレはそう言いながら窓枠を掴み、必死に外へ逃げようとするが、オグリのウマ娘パワーがそれを許さない。

 

「そんなことはないぞ?チヨノオーが、これが散歩の正装だと言っていた」

 

「あんな犬娘の言うこと聞くんじゃねぇ!」

 

「それにアルダンも熱心にそのことを聞いていたぞ?」

 

「広げようとしてるじゃん!自分以外の仲間増やそうとしてるだけだろ!それ!!」

 

「それじゃあいこうか!」

 

「ヤメローーーーーー!!!」

 

有無を言わさず、オグリに引っ張られていくトレーナーであった。

 

 

 

 

「うむ良い天気だなトレーナー♪」

「・・・雨降らねえかな・・・」

 

気持ちよく背伸びをして日光を楽しむオグリとは別に焦点のあってない瞳で宙を見るグレトレ。

彼の手にはリードが握られており、そのリードはもちろんオグリの首についている首輪と繋がっている。

 

連れてこられた場所はトレセン学園の近所にある河川敷の公園であり、周囲にいる一般の人たちは不審者を見るような目でヒソヒソと何かを呟いていた。

 

 

多分・・・明日俺は死ぬ・・・

 

 

そうグレトレの脳裏には明日自分は死ぬだろうと運命が語りかけてきた。

そんな時だった。

 

「オグリさ~~ん♪」

「おれはクズです・・・」

 

首輪を着けた笑顔いっぱいのサクラチヨノオーとこの世の深淵を写したような瞳をしたリードを握っているチヨトレが来た。

 

「チヨノオーじゃないか。今日も散歩か?」

「はい!今日はお散歩日和な天気だったんでトレーナーさんと一緒に来ました♪」

「おれはクズです・・・」

「おい!チヨトレ、あまりのショックで壊れたスピーカーみたく自虐してるぞ!!」

 

オグリもチヨノオーも無視なのか見えてないのか、壊れたチヨトレを前に普通に会話を始める。

 

「ん?オグリキャップにサクラチヨノオーか?」

「シリウス?」

「あ、シリウスさん!」

 

そこに声をかけてきたのは意外にもシリウスであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

首輪を着けた状態で・・・・

傍らには彼女のトレーナーであるシリトレが笑顔で彼女のリードをひいていた。

 

 

「なんでだぁーーーー!!」

 

最早どこぞの銀髪の縮れ麺みたいなツッコミをしはじめるグレトレ。

 

「グレトレさんこんにちは。今日も良い天気ですね」

 

「お前は何で普通にあいさ・・・・!!」

 

グレトレは普通に挨拶してくるシリトレに文句を言おうとしたが、様子が変なのに気が付く。

 

笑顔のシリトレの目と鼻と口から血が零れ落ちているのだ・・・

 

「(こ、こいつ・・・まさかずっと笑顔を無理矢理貼り付けてていて・・・)」

 

シリトレは既に限界を超えていたのだ・・・

 

しかしそれでも彼女のワガママに付き合い・・・恥もプライドも捨てて・・・こんな・・・

 

 

「うちの子犬(パピー)が、どうしても散歩したいっていってな・・・全く、しょうがない奴だ」

 

「しょうがないのはテメーの頭だ!!それに犬はテメーの方だろ!!あと自分のトレーナー見てみろよ!俺たちに見られたあまりか耳からも血ではじめたぞ!!」

 

「大丈夫ですよグレトレさん」

 

「自分で大丈夫言う奴は大丈夫じゃねえんだよ!!早く病院行けよ!今なら隣のベッドで事故ったウオトレが話相手になってくれるからよ!!」

 

笑顔を崩さないシリトレに心配の言葉を叫ぶグレトレ。

 

「あ、トレーナー。向こうでタイキシャトルと彼女のトレーナーが一緒に走ってるぞ」

 

オグリが指をさした先には河川敷の道を楽しそうに走る首輪を着けたタイキシャトルと・・・

 

 

勢いよく引きずられバウンドしているタイトレの姿が・・・

 

 

 

「走ってるっていうか、引きずられてんだけど・・・市中引き回しの方が優しく見えんだけど!!」

 

「あ、あそこにアルダンさんもいますよ!」

 

チヨノオーが指差した方向にはベンチに座る淑女なメジロアルダンが・・・

 

首輪に目隠し、ギャグボールを着けて顔を赤らめ座っていた。

 

隣に座るアルトレはリードではなく手錠の付いた鎖を腕につけられながら真っ白に燃え尽きていた。

 

「あいつらだけガイドライン超えてんだろーーー!!」

 

最早、散歩(プレイ)である。

 

グレトレはメジロのご令嬢のあるまじき姿と最近彼女が出来たアルトレに対し、怒りと悲しみの籠もったツッコミを叫ぶ。

 

 

「トレーナー、お腹が減った。近くの商店街に食べに行こう」

 

「ふっざけんな!!誰がいくかってんだ!!!って無理矢理引っ張るなーーー!!誰か助けてー!!!」

 

「チヨノオーにシリウス。それじゃあまた学園で」

「はい私もトレーナーさんともう少し散歩を続けます♪」

「おい子犬。アタシらビリヤードでもするぞ」

 

無惨にも引きずれていく3匹のトレーナー。

 

こうして彼らは今日も地獄の日々を送るのであった。

 

 

 

 

 

一方その頃、病院では・・・・・・・

 

 

「トレーナー・・・もう危ないことすんじゃねえぞ・・・」

「ごめんな~~ウオッカ」

「ほらリンゴむけたぜ。あ~ん」

「あ~ん・・・うめ~♪」

「へへ♪明日は美味い唐揚げ作ってきてあげるからまってろよ♪」

「おう!楽しみにしてる♪」

 

事故で入院していたウオトレはウオッカに手厚く看病されていた。

 

腹が立つほどイチャイチャしていた2人であったが・・・

なお、後日同じ部屋に心を壊したトレーナー達が入院してきて、病院の一室はカオスに包まれるのであった。

 

 

 

 

 

 





銀魂のBGM聞きながら作ってたらこないなっちゃった・・・


あとウオッカはカワイイ



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