私は見知らぬ所で目が覚めた。
何故ここに居るのかはまだ記憶がはっきりしない。
辺りの光景は、真っ白な床が一面に広がり、空は雲一つ無く、太陽だけが美しく輝いていた。
『大丈夫…なワケ無いか。少し良いかい?』
後ろから声がした。振り向いてみると、男性が椅子に座っていた。申し訳なさそうに頬を指でポリポリと掻きながら私を見ている。
…誰?
『君たちの言う神様的な存在だよ。先ずは最初に、すまなかった。私の手違い、と言うか何と言うか、全く関係の無い、君を殺してしまったんだ。』
段々と記憶がはっきりしてきた。そうだ、私は…人を庇って…。
これはまた、ベタな展開だな…。
『良かった。記憶が戻ってきたようだね。その通り。ベタな展開だが君はトラックに轢かれて死んでしまったのさ。』
…あの、手違いって…。
『あぁ、これもまた、君の言うベタな展開だろうが、同姓同名の別人と君を間違えてしまってね…。住んでいる地域も同じだったものでね…おっと、これは言い訳か。』
…最悪だ。よりによってこんな、クソ見たいな理由で死んでしまうとは…。
…こいつ一発殴っても許されるかな?
『頼むから止めて下さいホント。…さて、大体の予想は付くだろうが、君を異世界へ転生させる。"俺クロ"と呼ばれる世界にね。勿論、希望のチート付きで、だ!
何か希望はあるかい?外見、能力何でもでどうぞ!"一向に構わんッッ!"ってやつさ。』
どこで覚えたそんな言葉。
…希望の容姿、能力か。ならーー。
外見をぐだ子…藤丸立香に。
能力を、希望の
『了ッ解ッ!…あ、でも世界観的に英霊召喚はちょっと無理だから、"取り憑いてる英霊を呼び出す"ってのに変更させて貰うよ。その分、呪いは酷くなるけど…。』
…つまり、"英霊召喚"じゃなくて、"英霊を顕現させる能力"になるってこと?
『
あ、年齢はどうする?場所や時間はもう決まってるからムリだけど、年齢くらいならできるよ。』
本当ですか!?でしたら…15歳くらいでお願いします。それ以外はFGOの基本設定で構いません。
『了解!それでは良き、異世界ライフをーー!!』
パチンッ
神様が指をはじくと、私の足元が光始め、私は段々と意識が遠くなっていった。
◇◇◇
雨が降る、
国防戦力と呼ばれる、二人の男が、帰路に着いていた。
黒い髪に、コートを羽織っている男が黒神ハルト。
白い髪に、赤い目、白衣をを着ているのが三途川ナギという。
「…最近、憑从影の動きが活発になってるっていうあの報告、少し気になるな。」
本部にて、憑从影による被害が、年々増えていると言う報告を受け、普段は気にも止めない会議に、珍しく耳を傾けていたのである。
「だなぁ~。そのくせ上級以上の奴等はほぼ出てこねぇ。何を企んでやがるのか…。」
「警戒するに越したことは無いな…お。ナギ、今日の夕飯、カレーだってよ。激辛のも作ったから食べようってさ。」
「お、良いな。ユウマの飯は…って誰だ?こんな時間にあんなところで…?」
「…女の子?おい、大丈夫か…!?」
二人は急いで駆け寄る。壁に寄りかかるような姿勢で雨に打たれている姿は、死体のようにも見えた。
首に手を当て、脈を図る。気を失っているだけのようだ。
「歳はミレイと同じくらいか?何でこんな…。
…!おいナギ!この子まさか…!」
「憑き影だなぁ~、その子。しかも、ユウマと似たような感覚がする。相当な数が取り憑いてやがるぞ。」
「詳しいことは後で調べよう。今は取り敢えず家に連れて帰ろう。…っと。」
気を失った少女をそっと持ち上げ、羽織っていた上着かけてあげる。眠っている橙色の髪の少女を抱え、二人は再び帰路に着くのだった。
駄文だったでしょうが、読んでくださりありがとうございます!今回はプロローグなので、かなり短いです。
次回から3000~3500くらいで書きます。
よろしくお願いします!!