憑かれた俺と人類最後のマスター(偽)   作:まるまるボウズ

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FGOたのしぃ。キャストリアかわいい。ノッブかっこいい。


殲滅部隊

 

ここは…何処だ?私は何でソファーで寝ている?

家…なのか?神に飛ばされてからの記憶がない。

ソファーから起き上がり、辺りを見渡す。

すると、一人の少女と目があった。

 

「あ!お父さん!起きましたよ!」

 

青みがかった髪に、白い玉が二つ付いた髪飾り…。オマケに赤いメガネ…。この顔、何処かで見覚えが…。

…ってマキちゃん!?マジかよ…。本編より少し幼いような気もするが、間違いない。

 

…ちょっとまて。お父さんってことはまさか…!

 

 

「良かった。大した怪我がなくて。」

 

黒髪の男性が近付いてくる。やっぱり…。

黒神ハルト…国防戦力の一人。私を助けてくれたのはこの人らしい。私の側まで来ると、私に目線を会わせるように、しゃがみこんでくれた。

 

「無理はしなくて良い。俺は黒神ハルト。名前を教えてくれる?」

 

優しく微笑み、目線を合わせてくれるこの黒神ハルトと言う人間は、Short動画を見れば解ることだが、本当に優しく、気遣いの出きる人なんだな、と改めて実感した。

もう呼び捨て出来ないな。

 

 

「私の名前は、藤丸立香といいます。助けてくれてありがとうございます。ハルトさん。」

 

今はなにも返すことができないが、何時か、この人に恩返しがしたいものだ。

 

「気にしないで。じゃあ、立香ちゃん。彼処で何があったのか、教えてくれる?」

 

ハルトさんは少し真剣な顔つきになる。

…答えたいのは山々だが…何て言ったら良いのか…。

転送直後のことはなにも覚えていない。

 

 

…あの邪神いつか殴る。

 

「すみません、覚えていなくて…。」

 

「良いよ、大丈夫。じゃあ、その手の痣についてなにか解ることはある?例えば…変なものが見えるとか、超能力的なのが使えるとか。有ったら教えてほしい。」

 

 

手の痣?…本当だ。右手の甲に、赤い痣…もとい、令呪が刻まれていた。

…それと超能力、恐らく異能力のことを聞きたいのだろう。

まぁ、異能力が云々…って言われても普通は理解できないだろうからね。

…私の能力は、隠す必要はないだろう。殲滅部隊に入った方が動きやすいから。

 

冷静になって考えてみると、マキちゃんが生きているってことは、あの事件…三・二四の埼京事件がまだ起きていないと言うこと。

マキちゃんや、多くの憑き影、一般人が死ぬ、あの事件の被害を、減らせるかもしれない。その為に、殲滅部隊に入るのは必須事項なのだ。

 

 

「超能力…あっあります!これでしょうか…。」

 

体に霊力を巡らせる。なにも知らない状態と言うことをアピールしつつ、特別な力があることを証明する方法。

実際に見せればいい!

…使う力は、憑依…は止めておこう。肉体の負担がバカにならない気がする。となれば召喚!記念すべき一機目は決めている!

 

「『騎士王:アルトリア・ペンドラゴン』!」

 

「…!(何だ…!?"囮影"の顕現!?)」

 

辺りににスパークが走り、煙が部屋を包んだ。

煙が晴れ、部屋のなかに、悪霊とは違う何かが、部屋に立っていた。

 

 

「…問おう。貴女が私の、マスターか?」

 

金髪の鎧姿の少女。その姿は美しく、凛々しくもある。

 

「ありがとう来てくれて。いまこの人にーー。」

 

「成る程。そういうことでしたか。確かに、実際に見せるほど、決定的な証明方法はありませんね。改めて、お久しぶりです、マスター(・・・・・・・ ・・・・)

 

「…!うん、久しぶり。セイバー。」

 

セイバーは優しく微笑むと、ハルトに向き直り、騎士王としての顔で話しかける。

 

「初めまして、ハルト。私はセイバー。アルトリア・ペンドラゴン。アーサー王…とも呼ばれています。私は彼女の、能力の一つ、"英霊顕現"によって呼び出された、英霊(サーヴァント)です。」

 

「…あぁ、初めまして。…能力の一つってこt「親父ッ!!大丈夫か!?今の音ッ!」」

 

 

バンッ!と大きな音を立てて、一人の少年が入ってきた。

紫がかった黒髪の少年。黒神ユウマだ。本編の主人公でもある。

…召喚時の大きな音を聞いてきた降りてきたらしい。

表情には不安と緊張が見て取れた。

 

「…大丈夫だユウマ。今のはこの人の"異能力"。

そこに立ってる少女は彼女に召喚された"囮影"らしい。」

 

「…は?いや…え?」

 

説明されて尚、困惑が消えていない。そらそうか。突然家から異音と煙が発生すれば誰だってそうなる。

 

 

「すまない、質問の続きだ。さっき、"能力の一つ"と言っていたが、他にもあるのか?」

 

「1つ訂正を、私は彼女の"囮影"ではありません。近いものではありますが。」

 

「能力が他にもあるのか、でしたね。はい。顕現させる他にも、彼女に憑いている英霊を、その身に憑依させたりも出来ますよ。憑依させるには、まだ彼女の肉体は未熟ですか…。」

 

…憑依ってやっぱりヤバかったんだ。感でヤバそうって思ったから止めてたけど、正解だったな。

 

「…悪いが続けて質問だ。英霊と言っていたが、何体いる?俺の感覚だと、相当な数が取り憑いてるだろ?」

 

先程までの柔らかな印象は消え、重々しい表情で問いかける。

 

「私も、全て把握しているわけではありませんが…間違いなく、そこにいる貴方の息子さんに憑いている数よりも、多いでしょうね。」

 

 

「俺に憑いている数よりも…!?(しかも全てが英霊…英雄の霊ってことは、身体の負担もッ…!)」

 

ユウマの困惑と同情の表情から、何かを察したのか、セイバーはユウマに優しく話しかける。

 

「心配しなくても大丈夫ですよ。ユウマ。彼女の負担は、私達が最小限に抑えていますから。貴方が思っているほど、深刻ではありませんよ。」

 

その言葉を聞くと、ユウマは安心したようにため息を付く。

高校生の彼には及ばないとはいえ、中学生の彼でも、50体以上の悪霊に取り憑かれ、その呪いに毎日悩まされている。

私と自分を重ねたのだろう。

 

 

安心したユウマに、セイバーはにっこりと微笑むと、光の粒子となって、藤丸の身体へと帰っていった。

 

…さて、説明はセイバーがしてくれた。

あとは、流れに合わせ、部隊への入隊意思を見せるだけ。

ハルトさんが私に向き直り、問いかける。

 

「立香ちゃん。君の力を、人のために役立てたい気持ちとか、その為に命を懸ける覚悟はある?」

 

答えは…決まっている。

 

「…はい!」

 

 

 

◇◇◇

 

 

あれから早2年。

ハルトさんに弟子入りして、憑き影についてや、憑从影について、手取り足取り教えてもらい、能力を使いこなすため、特訓にも付き合ってもらった。

 

 

 

…それと、ここ2年で、憑依について解ったことがある。

憑依中は肉体が英霊に乗っ取られると言うことだ。

英霊をその身に宿し、その力を振るわせる。

肉体の負担が大きい理由だ。

 

 

まぁ、ハルト師匠とのスパルタ特訓のお陰で、10分間なら、デメリットなしで英霊を憑依したままの戦闘ができるようになった。

 

…とはいっても、慢心王とか、ヘラクレスとか、半神以上の奴等は無理だ。憑依しようものなら、3分で、身体が崩壊する。誰を憑依するかにも寄るが…。

 

まぁ、半分神様の奴等を人間の身体で宿してるんだもん。

3分耐えてる時点で褒めてほしい。

 

…え?何でそんな具体的な数字が解るかって?

一回試したからだよ…!ハルト師匠がいなかったらヤバかった。

その時はヘラクレスを、憑依してたんだけど、憑依開始1分くらいで身体に文字通りヒビが入り始め、憑依を解こうとしても、大暴れしているヘラクレスを止めるのに時間を喰い、肉体の負担も増して…。

…思い出したくもない。

 

 

結果、ハルト師匠に命の危険を感じた時以外は使用禁止と言われてしまった。

ヘラクレスはもう憑依しない。アイツヤバい。

イリヤは良くあんな奴従わせて「やっちゃえ、バーサーカー!」出来たな。

 

 

"あれ?だったら憑依使わなかったら良いのでは?"と思ったであろう読者達よ。

しっかりとしたメリットはある。霊力の消費がとても少ないのだ。顕現は、量は英霊の格に寄って変わるとはいえ、存在するだけでゴリゴリ霊力を喰われる。

しかし、憑依はそれがないのだ。

 

…私は霊力がかなり多い。しかもまだ増え続けている。

それでも、顕現の維持の霊力と、英霊の魔術や宝具を使うともなれば、ある程度節約がいるのだ。

 

その点、憑依は、顕現に比べて霊力の消費が圧倒的に少ない。

実質かかるのは戦闘の霊力だけ。しかも戦闘での消費霊力は英霊と分割出来るオマケ付き。

肉体を乗っ取られるとはいえ、多少の融通は効く。

 

 

 

まぁ…そのぶん本当に身体の負担がでかいのだが。

現在の訓練は、筋トレに加え、戦闘だけでなく、日常的に英霊を憑依することで、肉体への耐性を付けること。

 

師匠いわく、訓練の難易度は少しづつ厳しくなっていくらしい。

 

 

 

 

…因みに、私はマキちゃんと同じ、の第四殲滅部隊に入隊した。

とはいっても、部隊として行動することはほぼ無いので、マキちゃんと下級の憑从影殲滅したり、黒神家でご馳走になったりしてる。

 

 

…あのタカナシとか言うクズ。アイツが来るのは確か、事件の一ヶ月くらい前だったっけ。

 

入隊してきても、暫くは泳がせる予定だ。監視役として、呪腕のハサンこと、ジャスティス☆ハサン先生とかつけようかな?

…因みに、証拠を掴んだら即刻、"妄想心音(ザバーニーヤ)"をぶちこむ。

 

 

それと、憑从影達の目的は、"危険因子を消す"ことだろうから、私が目立つことで、マキちゃんの身代わりに成るのが個人的なベストな作戦かな。

 

身代わりに成れたとしても油断しては成らない。

もっと強くなって、マキちゃんを守らなければ。

 

 

 

 





☆次回予告(大嘘)☆
「よう!初めましてだな嬢ちゃん!」

「きゃあっ!」

「おい立香、令呪。」

「令呪を持って命ずる。自害しろ、ランサー。」

「グハァッ!」

「クー・フーリン(ランサー)が死んだ!?」

「「この人でなし!」」

「まぁ、愛娘へのセクハラは重罪じゃし…是非も無いよネ!」



余☆談

オリ主ちゃんの年齢はミレイと同い年。転生した時点で15歳。
この話のラストは事件の一年前ですので、17歳となります。

ついでに、オリ主ちゃんの憑依能力のことを知っている、見たことがあるのは、黒神家と三途川家。それと部隊の人達。

戦闘している姿を見たことがあるのは、現パートナーのマキちゃんと親父ーズだけです。

それではまた会いましょう!チャオ!

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