嵐を呼ぶぼっち・ざ・ろっく! 昼メシの流儀 編   作:tatararako

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1話を投稿させて頂きます。


やったね!ひろし、川口の代わりに世界のYAMADAが来たよ!!

ぼざろ!っぽいタイトルにしたい。(切実)
    
    


1話 マグロ丼!

   

    

オレの名前は野原ひろし、35歳。

ふたば商事に勤務するサラリーマンだ。

 

愛する妻と可愛い子二人に囲まれ、幸せな日々を送っている。

 

~~~♪

 

おっと、今日もみさえからの「お仕事ガンバってね♡」のメッセージかな?

 

 

 

トイレットペーパー切れそうだから、

買って来てって言ったよね!?

今日は絶対忘れないでよ!!

(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)

(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)

 

 

 

げっ!?い、怒りが多過ぎだろっ……?

……は、ハハハ、まあ、忘れたオレも悪かったか。

 

とりあえず、

 

 

 

今日こそは、   

トイレットペーパーを     

買って帰ります……。   

 

ゴメンナサイ……(´;ω;`)   

 

 

 

と、メッセージを送信しておこう。

 

まあ、今のオレの主な仕事は『外回りの営業』だ。自然と昼メシも外で取ることが多くなる。

……お、良い時間だな。

 

良い時間……良い時間だが、この昼メシ、意外と侮れない!!

その日の体調と財布に相談して、自分が何を食べるべきか素早く判断し、店を見つけねばならない。

 

いわば、オレは営業のプロであると同時に昼メシのプロでもあるのだ!!

……そんな訳でオレは何を食べようかと考えていると、

 

「あっ!ひろしさん!!!」

 

急に声を掛けられたので、誰かと思い振り返ると……確か~……しんのすけの相手をしてくれてるひとりちゃんの友達の~……あっ!そうそう、山田リョウって娘だ!!

 

「どうした?リョウちゃん?」

 

それを思い出したオレは、山田リョウちゃんって娘に何が有ったのかを尋ねていた。

 

「やりました!私が作曲した曲、虹夏達に褒められましたっ!!!」

「お、おお!それは凄い!!」

 

すると、リョウちゃんが自分の作曲した曲が褒められたことを報告してくれていた。

 

……おお!それは凄い!!これは、ひとりちゃんも嬉しいだろうなぁ。

 

とか、考えてたら、

 

「…………。」

 

何故か、リョウちゃんは、こっちをじっと見つめていた。……ん?何だ?

 

「……今、何時ですか?」

「ああ、昼時だよなぁ?」

「そうですか……もうすぐ、お昼ご飯ってところですかね?」

 

すると、何故かリョウちゃんはこっちがお昼ご飯かどうか尋ねていた。

 

「あ、あぁ……そうだな?」

 

……何でそんなことを気にするんだ?そう訝しみながら、リョウちゃんにそう言うと、

 

「あぁ……作曲に集中したせいで、ご飯食べてない。……最近は草しか食べて無いなぁ。」

 

何で、そんな話をするんだ?

 

「あぁ…。お腹、空いて来たなぁ……。」チラッ、チラッ。

 

そう言いながら、リョウちゃん……もとい、リョウって娘はオレに視線を向けて来た。

……もしかして、作曲が出来たからという理由だけでお祝いと称して、何か奢れってか?

 

「……私、愛犬のベスの手術代で……お金が無くて……大変だなぁ……。」

 

くっ!家にはシロが居るから、それを聞くと助けたくなるぅっ!!!!

 

「……最近、草しか食べてないし。」

 

いや、それは嘘だろう。

 

……とはいえ、しんのすけの相手をしてくれてるひとりちゃんの友達だ。無下には出来ない。

そう思ったオレは、

 

「リョウちゃん、何か予定は有るの「無いですっ!!!」

 

リョウちゃんに予定は無いのかと尋ねたが、食い気味に、そして元気良く「無いですっ!!!」という良い返事が返って来た……間違いない。

 

奢られ待ち、確定。

 

……ま、でも、リョウちゃんが頑張って曲を作ったことは事実だしな。それに、お腹を空かせているのは可哀想だし。

ヨシ、なら、

 

「リョウちゃん、昼メシを一緒にどうだ?オレのお「良いんですか!?ごちそうさまです!!」

 

そう思ったオレは、昼メシを奢るとリョウちゃんに言うと、リョウちゃんはさっきよりも食い気味で「良いんですか!?ごちそうさまです!!」と返してくれた。……食い気味が過ぎるぞ、リョウちゃん。

 

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

「ありがとうございます。……昼飯を奢ってもらって。」

 

こうして、オレ、もとい、野原ひろしはひとりちゃんの友達であるリョウちゃんを奢ることにした……んだけど、白々しいなぁ~?

 

……しかし、参ったな~…ただでさえ、少ない小遣いをやり繰りして、ランチを楽しんでいる身としては、出来る限り、安く済ませて置きたい。

……何を食うか、考えろ、集中しろ!!

 

……ハッ!!

 

例えば、こんなパターンはどうだ?

 

 

Case:1

『ホラ、オレの奢りだ。』 つ コンビニおにぎり2つ

『え?』

『明太子と昆布だ。オレの好きな組み合わせだ。』キラーン

 

 

 

……いやいやいや、流石にケチ過ぎる。

翌日から、ひとりちゃん達に「ケチ過ぎる」とか言われても、文句は言えないレベルだ。

 

……やはり、奢ると言ったからには、お腹を空かせているのなら、店ぐらいは連れて行かないと。というか、お腹空かせていると言えば、しんのすけはシロにエサをちゃんとやっているだろうか?自分のワンコなんだから、ちゃんと世話ぐらいして欲しいけどな~…。

 

……ハッ!シロ……犬……ワンコ……ワンコイン!!

 

「え?どうしました?」

 

見えたぞ!!勝利への道筋がっ!!!!

 

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

 

こうして、オレ野原ひろしは、海鮮丼をやっている店にリョウちゃんを連れて行った。

 

「……海鮮丼。さすがですね。」

 

……おっ!女子高生って、なんか、こう、キラキラした店とか好きそうだと思ったけど、意外とリョウちゃんからは好感触。

 

……いや、女子高生を海鮮丼屋に連れてくのもセンスが無いけどさぁ、社会人には小遣いのやり繰りが大変なんだ。

 

「マグロの問屋が経営している店でな、マグロが新鮮でめちゃくちゃ美味いんだ!!」

「……知らなかった。すごい!」ジュルリ

 

それだけでなく、この店がどういう店か教えておこう。

しかも、ワンコインでマグロ丼が食べられるんだ~~…。

 

「イラッシャイマセー!!」

 

こうして、オレはリョウちゃんと共に店内に入っていった。

 

(うわぁ、女子高生とおっさんってパ〇活なんかな?……いや、親子連れか?……そう思うことにしよう。)

 

そうして、俺達は店員さんの案内でテーブル席で向かい合う形で食べることにした。……店員さんが何か変な目で見てたけど、何だろうか?

 

「……オススメは何ですか?」

 

ま、まあ、気を取り直して、お品書きを見たリョウちゃんは"オススメ"は何かと聞かれた。

ヨシ!ここは大人のオレが!!

 

「そりゃあ、やっぱりマグロ丼が、だろうなぁ……。」

「へー…。」

 

と言うと、関心が無さげだが、食い入るように見ていた。……そんなにお腹空いてたのか、そう思ったオレは、

 

「すいません。店員さん!」

「ハイ!!お決まりですか。」

 

さっさと、マグロ丼を二つ頼もうとしたら、

 

「マグロ丼を二つで「あっ、私は海鮮丼で!!」

 

……え?

 

「私は海鮮丼で。」

 

か、かかか海鮮丼っ!!?せ、せせせ千円ッ!!?

マグロ丼の倍じゃねえかああああああああああっ!!?

 

「……ホントに……それで……良いのか?」

 

オレは震えながら、リョウちゃんにマグロ丼を見せながら、そう尋ねた。

 

「……ああ、そう言うことですか。すいません。」

 

だよな?

 

「味噌汁をアラ汁に変更してください。」

 

アラ汁……だと!?

更に、プラスで200円(税込)!!?

 

「マグロ丼一つに海鮮丼をアラ汁に変更一つですね?」

「あ、あぁ……いy「それで大丈夫です。」

 

変更しようかどうか悩んでいると、リョウちゃんが「それで大丈夫です。」と言ったばかりに、店員さんも「では、少々お待ちくださいね。」と言って厨房の方に向かって行った……。

 

そんで、リョウちゃんは……涼しい顔でスマホ弄ってるぅっ!!?

 

そりゃ、マグロ丼で限定した訳じゃねえけど、あの流れならフツーにマグロ丼だろぉ!?

……そもそも、奢ってもらう人よりも高い物を選んだりするかぁっ!?海鮮丼の鮮度が落ちるぐらい、説教してやろうかぁ~~っ!!?(# ゚Д゚)

 

 

いや、落ち着け。

そんなことをしたら、器の小さい男と思われちまう……。ここは、ガマンだ。……スマイルだ。……ひろし、スマイルだ。

 

「?……ひろしさん、どうしたんですか?顔を引き攣らせて?」

 

オメェのせいだよ。

 

「あ!虫歯ですか?」

 

ちげぇよ。

 

「それか、ひろしさんもアラ汁を頼みたかったとか?」

 

ちげぇよ!!

 

「あの、すいません「ああ!違う違う!……頼まなくて良いから。」

 

これ以上は出費を増やすなああああああ!!

そんで、バンドやってるせいか声が良いから、店員さんの聴こえも良いなぁ、オイ!!!

 

「ハイ?」

「食後にバニラアイスもお願いします。」

 

リョウが止まらねぇーーーー!!!!

 

「ひろしさんも頼みます?」

「オレは……要らない。」

 

こうして、オレはマグロ丼の注文を待っていたんだけど……ああ、ダメだ!ダメだ!!楽しい昼メシなのに、ついピリピリしてしまった……。

気持ちを切り替えて、マグロ丼を楽しまないと、と考えていたら、

 

「お待たせしました。マグロ丼です。」

 

おお、待ってました。マグロ丼を店員さんが持って来てくれたぁ~~~。

そして、美しいぃぃ~~!!

 

見るからに、新鮮な肉厚にマグロが……1、2、3、4、5、6、7、8枚は有る!!!!

それに加えて、中央にはネギトロが鎮座し、その存在感を発揮している!!!!

刻まれた海苔と大葉が……彩りと香りにアクセントを加えてくれているのも見逃せない~!!

 

……信じられないだろう、リョウ?コレでワンコインなんだぜ?

 

「こちらは海鮮丼です。」

 

とか考えてたら、リョウが頼んだ海鮮丼が来たようだ。……だが、オレにはマグロ丼が有るっ!!!!

 

「おお、スゴイ……♡」

 

ん?……な、な、なにぃーーーーっ!!?

 

具が皿からはみ出しているっ!!?

彩りも豊富で、それぞれが新鮮という名の光を放っているーーー!!?

 

新鮮な白さが目立つホタテ。

彩りが食欲を掻き立てるサーモン。

薄いが煌びやかさを放つイカ。

真ん中に目立つようにエビ。

主役を立てるように居るカニほぐし。

それに、油の乗ったマグロも抑えている。

 

いや、それどころかイクラとウニ……え?イクラとウニィ!!?海鮮界のゴールデンコンビが揃い踏みだとおぉぉぉぉぉっ!!?

 

そのうえに、アラ汁まで付いているなんて、とんでもない贅沢だあぁぁぁーーーー!!?

 

う……うぅぅ……あんなのを見せられたら、何だかオレのマグロ丼が……寂しく見えてくる……。

 

いや!……イカンイカン。惑わされるな、周りに乱されず、オレは、オレのマグロ丼を最大限楽しむっ!!!

そう思ったオレは、先ずは醤油に目を付けた。……知ってる人は知ってるが、実はセンスの見せ所でもある。

 

リョウちゃんは直接全体にかける派か……フン、悪いとは思わない。

オレの場合は、先ず小皿に醤油を入れる。そして、山葵を丼から小皿に移し、必要な分だけ混ぜ、山葵醤油にして、マグロ丼にかける。……中には、丼に山葵を全部醤油にかける邪道な奴(※tatararakoのことです。)は居るが、これで良い。これなら、何時でも山葵を楽しめるのだから。

 

さあ、準備は整った。いただきまーーす……。

先ずはマグロを「あむっ」と食べる。……うーーん!コレコレコレェ!醤油が油の乗ったマグロの旨味を引き立ててくれる!!そして、山葵が鼻にツーンと抜ける~~~!!心地良い~~~~~~~!!!

 

口の中に広がるマグロを飯と合わせる!そうそうそう、此処はちゃんと白米が酢飯になってるんだよなぁーーー!!

この酢飯がマグロにめちゃくちゃ合うんだよな~~~~!!

 

……どうだ?リョウ?マグロど「エビ……凄くプリプリしてる!」お゛お゛お゛お゛ん゛!゛!゛?゛

 

「凄く……エビが甘い!!……口がとろけることが……こんなに気持ちいいなんて……。(草ばっか食べたせいもあるだろうけど。)」

 

リョウちゃんが嬉しそうに食べる様を見たオレは、

 

「今度はウニ!イクラ!」

 

リョウちゃんがエビだけでなく、ウニやイクラを食べてる様を見たオレは、

 

「凄く……凄く濃厚。味が有るのがこんなに良いなんて……。」(´;ω;`)

 

それらを食べて泣いているリョウちゃんを見たオレは……って、泣いてる!!?どんな食生活を送ってるんだよ!?

 

「堪らない!(野草と比べると天と地の差が有る!)」

 

そして、堪らないと喜んでいた。……一々感想を声に出すなぁ!!気が散るっ!!!

だが、こっちにだってネギトロが有るんだ。……口の中でとろける~~~♡やっぱりマグロど「イカが甘くて最高!」

 

……やっぱりマグロ丼は「ホタテも絶品!!」マグロ丼は「アラ汁も上手い!」黙れ山田ァッ!!!!

こっちはマグロとネギトロで、いつもの小遣いぐらいやり繰りしてんだよ!!魚介の種類でマウント取ってきやがって!!

 

この場で説教して、涙で海鮮丼の味をしょっぱくさせてやろうかぁ!!?ひとりちゃんの友達だけど!!

 

……しまった!また、取り乱してしまった……落ち着け!オレェ!!

 

……本当なら、最高にハッピーな気持ちで食べていたハズだったのに~~…目の前のリョウちゃんと海鮮丼のお陰で、何か釈然としない!!

 

オレのマグロ丼は500円。

 

リョウちゃんの海鮮丼が1000円で

+アラ汁が200円。

バニラアイスで150円。

 

……一回のランチに、合計1850円。

 

それを支払った挙句、どうしてこんな気持ちに遭わないといけないんだ……?

 

「……美味しい。すごく美味しい。」

 

………今度は何だ!?(# ゚Д゚)

 

「ひろしさん。色々食べたけど、ひろしさんが言ってた通り、マグロが一番美味しかったです!」

 

……え?( ゚Д゚)

 

「マグロ……美味しかったです!」

「だろぉ?此処はマグロなんだよ!!」(*^▽^*)

「ハイ!……ひろしさんの言う通り、マグロ直営店だからですかね?」

 

……フ、フフン、やっと分かったきたようだなぁ?リョウちゃん?オレのなんかなぁ?マグロが八切れも有るんだぜぇ?フ、フフフフ……。

 

こうして、オレは最高にハッピーな気持ちでリョウちゃんと共に海鮮丼屋から出た。

 

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

 

「ひろしさん、今日はありがとうございました。来月返します。」

「ま、まあ、気にすんな。このあと、どうする?」

「元気も出たんで、……このまま帰ります。」

 

出費は痛かったけど、お腹が膨れたんなら、奢って良かったのかもしれないな……。

こうして、リョウちゃんは帰路へ向かって行った。

 

「あ!」

 

と思ったら、リョウちゃんがオレの方に戻って行き、

 

「次はこの店でお願いします。」

 

スマホの画面を見せながら、『旨井茶屋』という高そうな店を見せて来た……。

こ、コイツ、図々しいぞ!?……いや、コレが目当てで奢らせたなぁっ!!?

 

とはいえ、この店を知ったお陰で、後に新入社員として来る高桐くんに『旨井茶屋』という良いうどんすきの店を教えることが出来たのだが……。

 

 

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

 

そのリョウちゃんを奢った日の後、オレこと野原ひろしは、

 

「先輩!やりました!!例の大口契約が取れました!!」

「おお!そうか、取れたか。」

 

川口が大口契約を取れたことにオレは、

 

「……川口。」

「あ、ハイ!見積もりをつめて来ます!!」

「いや、違うんだ……。」

「?」

 

大口契約を取って来てくれた川口を祝そうとは思うんだが、

 

「川口……お前に頼みがある。ど〇兵衛を食べないか?」

「……先輩、無理しなくて良いですよ?」

 

リョウちゃんの奢りが痛かったため、カップ麵しか贈ることが出来なかった……。

    

     




    
   
最後は声優ネタで締める私。


ー後日ー
虹夏「みさえさん。リョウからひろしさんから集った分を給料から差っ引いておきました。」
リョウ「そんな殺生なぁっ!!?」
みさえ「あ……うん、そう。」
しんのすけ(……段々、虹夏ちゃんがかあちゃんみたくなってきたゾ……。)


こんな感じで、ケバブのおっちゃんとか四杉遥とか話に出したいがために、ひろしがリョウやきくり姐さんから集られたりする話を頑張って書こうと思います。(鬼畜)

忘れてたけど、来年もよろしくお願いします!!
    
    
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