僕はげきからマホイップと世界を巡る   作:三笠みくら

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前話は自信があるのでそちらを読んでから!!というか全部読んでくれ!!

そして感想・質問などをください。栄養になります。


愛のかたち

 

 

アオイちゃんとナッペ山に登ってから少し。

 

 

「アマネくん!うちのマホイップたち見ていかない?」

 

「アマネくーん!フリッジタウンのローリングドリーマー行こうよ!奢るからさ!」

 

 

…なんだか、とっても距離を詰められている気がします。まあでも友達ってこんなものなのかな。

 

 

「えへへ、サンドイッチも2人で食べると美味しさが2倍だね!」

 

「そうだね、それにアオイちゃんが頑張ってくれたのもわかるし」

 

「ヒュ……ウン、ありがとう…」

 

 

アオイちゃんのサンドイッチ美味しいんだよなぁ。最近はカレー風サンドにハマってます。それにしたって…

 

 

「平和だなぁ……」

 

「どうしたの、そんなにしみじみ言っちゃって」

 

「いやほんとに…ガラル時代はこういうのどかな時間とかなかったからさ」

 

「そっか…まあ深くは聞かないでおくよ。話したくないみたいだし」

 

「ありがとう」

 

 

日差しを浴びながら野原でピクニック。こんな平和が僕にあるとは思わなかったなぁ。本当に……

 

 

 


 

 

 

ガラル地方 ブラッシータウン

 

 

「あら……閉まってる。まあいいか」

 

 

ガシャン

 

 

「アマネー。クッキー作ってきたよー。いるー?」

 

「ちょっとあなた!店は閉めてるでしょ、どうやって…」

 

 

アマネの母が目をやると、ドアの鍵は破壊されていた。目の前の少女がやったのだろう。目の前の少女は人形のように美しく、可愛らしい。けれどその瞳は、どこか……ここでない場所を見ているよう。

 

 

「初めまして、アマネのお母さんですよね!わたしルセ、アマネの運命の相手?かなぁ。まあまだそのステージには行ってないけど……」

 

「……ルセ?」

 

「やだぁ、アマネったらわたしの話…」

 

「あなたね、アマネのことをいじめていたのは!!ずっとアマネのことを苦しめて!!テレビでも平気な顔してたわね、一体どういうつも、り……」

 

 

そう言いかけて、アマネの母は口を噤んだ。否、声を出せなくなったと行った方が正しいか。目の前の少女の放つ、異様な空気に飲まれたからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「………は?」

 

 

 

 

 

 

「ありえないありえないアマネとわたしは運命の赤い糸で結ばれてるの確かにアマネは優しくて臆病だけどわたしの気持ちは純粋なものだもんわたしはアマネのことが大好きで愛してるのもちろん強引なところもあったかもしれないけどそれはアマネのためを思ってやったことだし生きるためには強くなきゃいけないでしょそのためにバトルも教えたしいろいろ叩き込んだのいずれわたしとアマネはガラルで一緒にジムチャレンジするんだああでもやっぱりどうせならアマネには勝ちたいなそれでこそこの関係性じゃないマホイップの一件でアマネも疲れたと思うしわたしがアマネを癒してあげなきゃだってわたしがアマネの1番でアマネがわたしの1番なんだからそれが何よりの真実なの絶対なの」

 

 

「………」

 

 

……絶句、だった。この少女は、なにを言っているのだろう。この少女は、常軌を逸している。会話が、成立する気がしない。

 

 

「だから……ね、アマネに会わせて」

 

「…何度も言ってるでしょ、会わせるわけ…」

 

 

ガシャン

 

 

アマージョの鋭い蹴りを、キテルグマが抑え込む。

 

 

「へえ…さすが伝説のジムチャレンジャー。反応できるんだ」

 

「…出ていって」

 

「そうね…これ以上騒ぎが大きくなっても面倒だし。今日のところは帰るわ。でも」

 

 

くるり。彼女は振り向いた。

 

 

「アマネは 絶対に 見つけるから」

 




アマネ
冒頭しか出なかった一応主人公。

ルセ
やばいやつ。

アオイ
アマネにべったり。

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