僕はげきからマホイップと世界を巡る   作:三笠みくら

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ハーメルンに復活してから、ストーリーを1から書き直しておりますので消える前とかなり違います。ご了承ください。

感想お待ちしております。


あーあ、出会っちまったな

 

オッカのみハンバーグをメニューにして初日。もともと食堂自体が地元の人から信頼されているのもあるだろうけど、皆が次々にハンバーグを注文して大忙し。

 

結局ひと息つけたのはお昼終わりの休憩時間だった。

 

 

「はぁ…疲れた」

 

「ね、お疲れ様アカマツくん。お冷だよ」

 

「ありがと〜……」

 

 

アカマツくんに冷たいお水を渡すと、スマホが鳴った。どうやらタロさんがすぐに来るらしい。まぁタロさんちはライモンにあるらしいしもう少し時間が

 

 

「こんにちはーー!!」

 

「早くないですか??」

 

 

おかしいな、10秒と経たずに来たぞ。タロさんは瞬間移動の能力でも持っているのか??

 

 

「大盛況だったって聞きましたよ!いやぁさすが……アマネくん、匂いを嗅いでも?」

 

「なんで?」

 

「吸ゥーー……」

 

「キャーーーッッ!!」

 

「ほみーっ!!」

 

 

タロさんが僕の匂いを嗅ぎ始めた瞬間、フランが飛び出してきた。どうやら僕のことを庇ってくれてるみたいだ。タロさんもびっくりして…

 

 

「………」

 

「…タロさん?」

 

あびゃびゃびゃびゃーーーっっ!!かわいい!!かわいすぎる!!ブルーベリー学園でも一躍有名になったげきからマホイップちゃん!!まさかアマネくんのポケモンだったなんて!!ああああぎゃわいいねぇやっぱり真っ赤な体はミルキィルビーとも違うかわいさでたまらないリボン飴細工なんですねえ赤とのコントラストで最高アマネくんのことが大好きなのかな?ですよねかわいいは乗算になるんですつまりかわいいが2乗で何倍にもなるんですああああ舐めまわしたいかわいい最高あびゃびゃびゃ」

 

「………」

 

 

…すごいな。なんというか、そういった感想しか出てこない。フランやアカマツくんも同じような感想を抱いたみたいだ。普段のかわいく整った顔はどこへやら、よだれを垂らして目もがん開いて、完全に変態モードONだ。

 

 

「ほみ…」

 

「おっと、ごめんなさい。マホイップちゃんがかわいすぎて冷静さを欠きました」

 

「僕の前でタロさんが冷静だったことはありませんけど」

 

「とにかく!!まさかげきからマホイップちゃんをこの目で拝めるなんて!!ねぇーーなんで教えてくれなかったんですか!!」

 

「だって…そうなるの分かってましたもん」

 

「なるに決まってるじゃないですかぁーー!!うへへへもっと隅々まで…」

 

「タロ先輩、そろそろやめてあげよう」

 

 

さすがのアカマツくんも真剣な顔で止めに入る。フランも怖がって僕の後ろに隠れてしまっている。とはいえフランのかわいさを語れるならそれはそれで。

 

 

「なるほどぉ、フランちゃんって言うんですね!すっごくかわいい!」

 

「いいなー、オレも辛いものでポケモンを進化させたいよ」

 

「ふふ、うちのフランは世界一ですから。ねーフラン」

 

「ほみ♡」

 

 

フランがほっぺをスリスリしてくる。非の打ち所のないかわいさだ……

 

 

「ってそうだ!今日ここに来たのは話があったからで!じゃーん、これなんだと思います?」

 

「それって…ライモンの遊園地のチケットじゃん!どうしたの?」

 

「パパがくれたんだ、仕事の付き合いでもらったんだって。ちょうど3人分!ね、3人で行きません?」

 

「行こうよアマネくん!ライモンの遊園地はすっごく人気なんだよ!」

 

「うん、行ってみたい…!」

 

「やったぁ、じゃあ決まりですね!パパにお礼を言わなきゃ!」

 

 

こうしてライモンシティの遊園地に行くことに。ライモンの遊園地はガラルにいた頃にも聞いたことがあるぐらいだからすごいんだろうな。

 

タロさんが帰った後、ウキウキ気分でタチワキを散歩していると。

 

 

「………!」

 

「あ、あの時の赤い人」

 

 

波止場でぼーっとしていた赤い人と再会。相変わらずそばにはピカチュウ。チョイチョイと手招きされて、隣に座らせてもらうことに。

 

 

「………(ペコリ」

 

「いえいえ、気にしないでください。ここいいですよね、静かで」

 

「………(コクリ」

 

 

赤い人は相変わらず無口かつ無表情。まあこれが通常運転なんだろうな。

 

 

「………」

 

「そりゃあ、人が倒れてるのは放っておけませんから。それにピカチュウも心配してましたし。」

 

「………」

 

「優しい、ですか?割とみんなそうすると思いますけど」

 

「………」

 

「えー、ポケモンからの信頼も伝わってくる?ありがとうございます、そうだったら嬉しいな」

 

「………」

 

「バトルはしないですねー、どうしてもポケモンが傷つくのが苦手で…僕が怖がりなだけかもですけど」

 

「………」

 

「そうですかね、まあポケモンたちがやりたいなら…」

 

 

すると何やら古い電子音が鳴った。赤い人が取り出したのはなんとガラケー。この人スマホ持ってないんか。というかこの無口っぷりでいったいどうやって電話をするのだろう。

 

 

「………」

 

「あ、行くんですね。それじゃあまた」

 

 

ペコリと会釈して、赤い人は去っていった。去り際に道を間違えたのか、ピカチュウに耳を引っ張られていた。なんなんだろうあの人。




アマネ
赤い人と意思疎通できる。フランは世界一かわいい。

タロ
かわいいものを見つけると変態になる。100カノの羽々里さんみたいなのをイメージしてくれれば。

アカマツ
さすがにあのタロを見るとまともになる。

赤い人
ガラケー持ち。流行りも何も知らないと思う。
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