僕はげきからマホイップと世界を巡る   作:三笠みくら

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この作品を始めてから激辛ってやばいのでは?と思うようになってきました。毒されてますね。


絆と激辛のちからってすげー!!

 

遡ることだいぶ前 シロガネやまにて

 

 

「……アマネくんは、さ。メガシンカって…知ってる?」

 

「メガシンカ……?」

 

 

レッドさんにそう聞かれた時、僕は全くわからなかった。メガシンカ?何か新しい進化の形が発見されたのか?

 

 

「…メガシンカは、絆の力。力を極めたポケモンと、絆を繋いだトレーナーだけができるもの。これが、メガストーン」

 

 

そう言って、レッドさんは緑色の小さい石を見せてくれた。DNAみたいな模様の入ってる丸い石で、なんだかキラキラしていて綺麗だった。

 

 

「……これは、フシギバナイト。フシギバナをメガシンカさせるもの。他にもあるけど…」

 

「すごい、やっぱりレッドさんはポケモンとの絆があるんですね!」

 

「……まあ、ね」

 

 

そう言った時、レッドさんが嬉しそうに微笑んだのを覚えている。他にもメガシンカについて教えてもらって、すごいなーなんて思っていた。

 

 

「……アマネくんもメガシンカ、できると思う」

 

「えぇ?うーん、絆はともかく、実力は自信ないです…」

 

「…それなら、僕との特訓で鍛えればいい。アマネくんなら、大丈夫だから」

 

 

レッドさんに優しく頭を撫でてもらう。それから特訓を続けて少し経ったころ。

 

 

「フラン、マジカルフレイム!!」

 

「……!!」

 

「あらぁ、やりおる」

 

 

やった……とうとう、レッドさんのカビゴンを倒したぞ!!嬉しくて飛び跳ねちゃったよ。レッドさんも、なぜか見に来ていたアズキさんにも褒めてもらって嬉しかった。だってフランがこんなにも強くなったなんて!!

 

 

「ほみ〜!」

 

「うん、フランすごいよ!僕も嬉しい!!」

 

「よかったねえ、レッドはんのカビゴンを特殊技で倒せる子なんて、そうそうおらんよ」

 

「はい、すっごく嬉しいです!フラン、頑張ったねえ!」

 

「……アマネくんも、頑張ったよ」

 

「でもバトルするのはフランじゃないですか。フランが頑張ったからですよ、ね〜」

 

「ほみ♡」

 

 

それからはお祝いのお餅パーティだった。きなこもちに磯部もち、それからなんとカレーもちなどなど。でも全部もちもちつるつるで美味しかった!これが努力の味?

 

 

「……そろそろいい、かな」

 

「? 何がですか?」

 

「こっち」

 

 

レッドさんに案内されて、シロガネやまの奥に歩いていく。なぜかアズキさんも着いて来ているけど、レッドさんが何も言わないので僕もツッコまないことにした。

 

 

「……あった」

 

 

レッドさんが何かを見つけて、僕に手渡してくる。それは小さな丸い石。でもレッドさんのメガストーンとかじゃなくて、本当に普通の丸い石。

 

 

「これは?」

 

「……これがメガストーンの、素になるもの」

 

「素?」

 

「そう。メガストーンは、元々はただの石。トレーナーとポケモンの絆で、メガストーンは生まれる」

 

「そういうこと。フランちゃん出してみ」

 

 

アズキさんに言われるまま、フランを出してみる。するとフランは丸い石に興味津々なようで、じーっと見つめ出した。

 

 

「……ほみ」

 

 

フランの手が、石に触れる。その時だった。石が虹色の光を放ち始めた。ものすごく眩しい!!

 

 

「うわ、眩しい!!何!?」

 

 

やがて光が収まって石を見つめると……そこには真っ赤なメガストーンがあった。

 

 

「これは……」

 

「…それが、フランのメガストーン。フランときみの絆の証。正真正銘、きみ達だけのメガストーン」

 

「おめでとさん。ほなこれを渡さなね」

 

 

アズキさんが、懐から何かを取り出す。それはキーストーンだった。

 

 

「…なんでアズキさんがキーストーン持ってるんですか?」

 

「うふふ、そら秘密。まあうちがすごい人やってことだけ覚えといてな?」

 

「…とにかく、これでメガシンカできるよ。」

 

 

それから、僕はメガシンカの特訓も追加することになった。初めてメガシンカしたフランを見た時は感動したなぁ。激辛カレーと激辛クリームの合わせ技!さらに体にはジャガイモやニンジンなんかもついてる!なんて可愛いんだ!!

 

僕はメガシンカしたフランの美しさと可愛さにメロメロだった。おまけにメガシンカでフランの火力はより強くなった!具体的に言えば、マジカルフレイムでカビゴンをぶっ飛ばせるくらいには。

 

 

「メガシンカは見た目だけやのうて、ポケモンのステータスやらタイプ、それに特性も丸ごと変わってまうこともあるんよ。でもそのパワーやら見るあたり……フランちゃんは単純なパワーアップタイプみたいやねぇ」

 

「そんなことあるんですね、フランはすごいねぇ♡」

 

「ほみ♡」

 

「……ふふ」

 

 

こうして、晴れて僕はメガシンカ使いになったわけです。それからレッドさんに、マホイップの形のネックレスを作ってもらった。もちろんキーストーンをはめ込む用。メガシンカできるようになったお祝いだって。

 

そしてメガストーンだけど。

 

 

「じゃーん!フラン、これ見て!」

 

「ほみ!!」

 

 

フランに見せたのは、新しいリボン飴細工。でももちろんただの飴細工じゃない。フランのメガストーンをはめ込んだ特別な飴細工!!僕お手製です。

 

 

「これからもずーっと一緒だよ、フラン!」

 

「ほみ♡♡」

 




アマネ
メガシンカ使いへと進化。

・メガストーンについて独自の考察兼設定
メガストーンは最初からメガストーンとして存在しているわけではなく、ポケモンと人間の絆の力で生まれるもの。そのため石ころでも絆があればメガストーンは誕生する。

そのためメガげきからマホイップはあくまでアマネとフランの強い絆の結果であり、まだ普通のマホイップのメガシンカは発見されていない。仮に普通のマホイップのメガストーンが発見されても、それでフランがメガシンカすることはできない(フランが特殊個体)。

絆を結べばどんなポケモンもメガシンカできるのではないでしょうか。

レッドさん
再登場。アマネにメガシンカを教えた。

アズキさん
再登場。なぜかキーストーンを持っているし、メガシンカに詳しい。
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