シロナさんから翡翠のネックレスをもらった瞬間。
「ぅああぁぁーーーっっ!!」
ヒカリさんが……絶叫した。
「ヒカリちゃん!?どうしたの!?」
「あぁぁぁ!!なんなのもう!!なんでいきなり出てきてこんなにシロナさんからの好感度爆上げしていくわけ!?その翡翠のネックレスだってほぼプロポーズみたいなものじゃん!!あぁもうずるいずるい!!」
「えーっと……?」
突然爆発したヒカリさんを必死で宥めて、ようやく落ち着いてくれた。
「ヒカリちゃん……どうしたのいきなり?」
「どうしたもこうしたもないです!翡翠のネックレスをアマネくんに渡したってことは……“そういうこと”ですよね!?」
「そういうこと…?ああ、それはもちろん、」
「うぁ……」
「ポケモンリーグにスカウトよ!」
「……ん??」
「だってそうでしょ、アマネくんみたいな面白いバトルする人そういないわ!ここで逃したらもったいないの極みよ!」
「嬉しいですけど……荷が重い気もします」
「なに言ってるの、アマネくんの実力は折り紙つきよ!それにシンオウリーグはいつだって人手不足だし、アマネくんみたいな子がいてくれたら私の仕事も減るだろうし、」
「最後のやつが本音ですよね」
「んー?まあ確かに?アマネくんみたいにテキパキ片付けとかできる子がいてくれたら考古学の研究とかに没頭できるかなーとは思ってるけど?」
「……やっぱりシロナさんってダメな大人だ」
「やめてよ〜!ヒカリちゃん?どうしたの?」
「え、ええっとあの……翡翠のネックレスの意味って……」
「え、これに意味なんてあったっけ?ただおしゃれだからいいかなーと思って渡したんだけど」
「………」
「へー、なんか意味あるんですか?」
「なんだったかしら、これもらった時おばあちゃんの話長くて聞いてなかったのよね。まあ大体小言だから聞かなくてもいいんだけど……」
「……はは、あはは……」
「ヒカリさん?」
「何それっ!!じゃあ今までのは全部わたしの空回りだったってこと!?あーなんか笑えてくるんだけど!!あっはっは!!」
「今日のヒカリさんは元気ですね」
そう言うとめっちゃ鋭く睨まれた。まじで何?
「つまりシロナさんは、アマネくんをシンオウリーグに囲いたいってことですね?」
「? そうよ、他に何かある?」
「っはぁーーー、いえなんでもないです。さすがシロナさんだなって」
「そう、ありがとう!それでどう?アマネくん、考えてくれる?」
「まあ、考えるくらいならありがたいですけど……」
「ふふ、決まりね!前向きな返事を待ってるわ!」
ひとまず話は解決?して、僕たちはミオシティに行くことになった……んだけど、道中でシロナさんにまたしても電話がかかってきて、ヒカリさんと2人きり。き、気まずい!!
「アマネくんってさ……シロナさんのこと、どう思ってる?」
「ダメな大人だと思ってます」
「そう……そうだね、わたしもついさっきそう思うようになったよ。かっこいい人、なんだけどね……」
「2人とも!」
何やら焦った様子で、シロナさんが歩いてくる。何があったんだ?レポートの催促かな?
「今すぐナギサシティに行くわよ!」
「え、どうしたんですか?」
「ナギサシティで、ギンガ団の残党が活動してるって!!」
「!! 急ぎましょう、アマネくんも来て!」
「え、ええ??」
焦る2人に連れられて、僕もナギサシティに行くことになりました。何があったんだろう…
アマネ
クソボケ。全くヒカリの気持ちはわかっていない。
シロナさん
クソボケその2。前回の話?私知らなーい。
ヒカリ
かわいそう。