僕はげきからマホイップと世界を巡る   作:三笠みくら

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鬱の時は酸っぱいものを食べるといいよ 気分が酸っぱいに上書きされるからね


レジェアルのパラス系列がトラウマの人は手を挙げろ

 

デンボクさんに呼び出されて、僕たちはギンガ団本部にやってきた。どうやら新しい任務が入ってきたみたい。

 

 

「……というわけでだな、紅蓮の湿地に新たに行ってもらう」

 

「…分かりました」

 

「分かりました!」

 

「……アマネどのも、着いていくのか?」

 

「はい、僕はショウさんを手伝うって決めたので!」

 

「そうか、まあ自由にするといい。」

 

 

こうして僕たちは紅蓮の湿地にレッツゴーすることになりました。ショウさんの手助けに少しでもなれたらいいな。

 

 

「着きました!ここが紅蓮の湿地ですよ!」

 

「おお……どこが紅蓮なのかはよく分からないけど」

 

「とにかく、ここでもやることは変わらないですよね。ポケモンを捕まえて、調査を進める。」

 

「はい!ショウさん、よろしくお願いします!」

 

「頑張れよ、ショウ!俺も手伝うからさ!」

 

「………」

 

 

キャンプから離れて、早速ポケモンの捕獲を始めるショウさん。何か手伝えたらいいんだけど……いかんせんショウさんの手際が良すぎるから手伝うことが何もない。

 

 

「…アマネさん、あれ見てください」

 

「あれって……オヤブンのパラセクトですか」

 

「どうにかして捕まえたいですね……でもオヤブンは凶暴で見つかったらすぐ攻撃されるし……」

 

「ふっふー、どうやらアレを使う時が来たようですね」

 

「アレ?」

 

 

僕はリュックから“アレ”を取り出す。

 

 

「じゃーん!辛いきのみをすりおろしたものをさらに何種類もミックスした、激辛玉!!これが顔に当たればどんな強いポケモンも一瞬ですよ!」

 

「……アマネさんってかわいい顔してえげつないことしますよね」

 

「いやいや、必要なことですから!さ、どうぞ!」

 

 

ショウさんがストレートの豪速球で激辛玉を投げる!パラセクトに当たって……よし、むせてる!!今のうちに後ろに回り込んで……背面取りだぁ!!

 

 

「よし、オヤブンパラセクトゲットです。さすがアマネさん。」

 

「いえいえ、ショウさんの腕前あってこそですよ!」

 

 

お互いに褒めあっていると、何やら拍手が聞こえてきた。振り向くと、青色に身を包んだかっこいい男の人が立っていた。

 

 

「……セキさん」

 

「よう!ギンガ団の新顔にガラルからやってきた料理上手!さっきの腕前、見事だったぜ。あのオヤブンには困らされててな、礼と言ってはなんだがちょいとコンゴウ団でもてなしをさせちゃくれねえか?」

 

「おもてなし?いいんですか?」

 

「おう!あんたらの話も聞きたいしな、いいだろ?」

 

「……まあ、いいですけど」

 

 

セキさんに案内されて、僕たちはコンゴウ団の集落にお邪魔することになりました。みんなコンゴウ団の服を着てる……やっぱり昔だからそういう文化が根付いてるのかな。

 

 

「おや、ショウじゃないか!久しぶりだよね!」

 

「ヨネさん、こんにちは」

 

「ようヨネ、こいつらが件のオヤブンパラセクトを捕まえたんでな。その礼としてちょっともてなしたいんだ」

 

「なるほどねえ、そういうことなら賛成だよ!ちょいと待っててね、料理を用意するからね!」

 

「あー、それなんだが……」

 

 

セキさんがちらっと僕の方を見る。どうしたんだろう。

 

 

「なあお前さん、確かあんたカレーってのが得意料理なんだろ?もてなすと言っといて悪いが……食べさせてくれねえか?」

 

「……はあ?」

 

「ちょいとセキ、もう話が違うじゃないか」

 

「仕方ねえだろ!新しいものには興味があるんだよ!」

 

「いいですよ!!」

 

「ほら、本人もいいって言ってら!お前さん名前は?」

 

「アマネです!」

 

「アマネよう、あんたなかなか気前がいいな!よっしゃ、カレー祭りと行こうぜ!」

 

「………」

 

 

こうして僕は、今度はコンゴウ団の人たちにカレーを振る舞うことになりました。この調子でヒスイにカレーを根付かせていけたらいいな。




アマネ
激辛玉なる凶器を作っていた。絶対に人間に使ってはいけない。

ショウ
運動神経も投げる力も抜群。何やら思うところあり。

セキ
色男。コトブキムラでみんなから聞いてカレーが気になってた。
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