僕はげきからマホイップと世界を巡る   作:三笠みくら

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追放イベントは、あります!!


ふたりぼっち

 

ドレディアを鎮めてまた少し自由時間をもらえたので、紅蓮の湿地を散策することにした。もちろん図鑑埋めも並行してね。

 

 

「ここから先は川で分断されてますね…そういうことなら!」

 

 

ヘビーボールから、赤色のギャラドス(特大サイズ)が飛び出てきた。こないだのコイキングが進化したんだ!

 

 

「ギャラドス、お願いね」

 

「ギャオ!」

 

 

大きなギャラドスに乗って、川を渡る。すると何やらすごい勢いで何かが転がってきた。

 

 

「きゃあ!!な、何!?」

 

「ぬめぇ!」

 

「……ヌメイル?でもなんか殻みたいなのがついてる?」

 

「この子、ヒスイのヌメイルですね。しかもこの体の大きさ…オヤブンじゃないですか?」

 

「オヤブンヌメイル……?絶対強いじゃないですか!」

 

 

戦いに来たのか?それなら僕がショウさんを守るぞ!

 

 

「……ぬめ!」

 

「ん?これ……私に?」

 

 

ヒスイヌメイルがショウさんに渡したのは……白いお花とモモンのみ。これって、プレゼント?

 

 

「くれるの?ありがとう」

 

「ぬめ……ぬめぇ!」

 

 

ヌメイルが何やらショウさんにほっぺをスリスリしている。これってもしかして……ショウさんのことが好きなんじゃ!?

 

 

「もしかして、ショウさんのこと好きなの?」

 

「ぬめぇ♡」

 

「本当?まあ、強いポケモンが手に入るならいいかな……」

 

 

ショウさんがボールを当てると、1回揺れただけでヌメイルは捕まってしまった。そんなにショウさんの仲間になりたかったのかぁ。

 

 

「まさかのオヤブンゲットですよ……私オヤブンに愛されてるのかも」

 

「だとしたら最強になれちゃいますね……」

 

「あれ?2人とも何してるの?」

 

「ヒナツさん!」

 

「やっほー、ちょっと用事があったから戻ってきたんだけど……そしたら2人がなんか話してるからさ、気になっちゃって!」

 

「実はですね…」

 

 

ヒナツさんにオヤブンヌメイルをゲットしたことを伝えると、たいそう驚いている様子だった。

 

 

「嘘でしょ!?オヤブンヌメイルって…あの試練の中洲の!?あそこのヌメイル、すっごく強いって評判なんだよ!コンゴウ団の強者が挑んでも負けたって!」

 

「そんなに強いんですか……私、強者に愛されてるのかも……」

 

「そうだ!さっきムラで買ったお団子!ほんとはヨネさんとかワサビにあげるつもりだったけど……あなたたちにあげる!頑張ってるもんね!」

 

「やった、ありがとうございます!」

 

 

ヒナツさんが持ってきてくれたのは、3色団子。それにしてもムラでお団子を売る猛者がいるとは。てっきりイモモチが支配しているムラだと思っていたんだけど。

 

 

「うん、甘くて美味しい!」

 

「もちもち……」

 

「コンゴウ団のみんなショウの噂してるよ!ドレディアを鎮めた強くて美人な調査隊員がいるってね!」

 

「……美人は余計じゃないですか?」

 

「そんなことないよ、ねーアマネくん」

 

「え?そうですね、ショウさんは綺麗だと思います」

 

「そ、そうですか、えへへ……」

 

 

実際ショウさん綺麗なんだよな。なんていうんだろう、目は鋭いけど目つきが悪いわけじゃなくて、整ってるって感じ。

 

それからヒナツさんと別れて少し紅蓮の湿地を探索してから、僕たちはコトブキムラに戻った。

 

 

 


 

 

アマネさんが村人に呼び止められたので、私は先に宿舎に戻った。でもなかなか戻ってこない……心配だ、見に行こう。

 

あ、いた。あれは……確か調査隊の女の人。と言っても私はテル先輩以外の調査隊を知らないんだけど。

 

 

「ねえあなた……あの余所者とつるむのやめたら?」

 

 

………。殺そうかな。おっといけない、つい敵意が。

 

 

「なんでですか?」

 

「だって不気味じゃない、得体の知れない、ポケモン使い。いつかあいつはコトブキムラを襲うんじゃないかって噂よ」

 

 

……………。別に人間に期待なんてしていないけど、やっぱりこう言われるのは効くなあ。しかも私じゃなくてアマネさんに言ってるっていうのが余計に。私に正面切って言っても負けるだけだからアマネさんに言ってるんだ。なんて卑怯な。

 

 

「お断りします、僕はショウさんのことを信じてますから!」

 

「……はあ?」

 

「ショウさんが必死に頑張ってるのは、僕が知ってます。それにたとえ余所者であっても、ショウさんが成果を上げてるのは本当のことですよね。それを悪い意味でしか見られない、あなたのことを僕は軽蔑しますけどね」

 

「な、なんなのよ、もう!」

 

「あと!シマボシさんがショウさん以外の調査隊に近々きつい特訓するって言ってましたよー!」

 

「はあ!?冗談じゃない!」

 

 

……アマネさんが、きっぱりと言い返してくれた。正直、引け目を感じていたところはある。私と一緒にいることで、アマネさんも異端者扱いされるんじゃないかって。でもアマネさんは、そういうのどうでもいいんだな。

 

 

「アマネさん」

 

「ひゃっ!!あ、ショウさん、いたんですか……」

 

「はい、つい今。今さっき来ました」

 

「そうですか……待たせちゃってごめんなさい、ごはんにしましょう!」

 

「やった、アマネさんのごはん好きです」

 

 

ああいう奴らは、多分無限にいるだろう。でも気にしない。あいつらに割く時間がもったいない。早く全てのポケモンと出会って、使命を完遂して、アマネさんと一緒に………

 




・そういえば上げるの忘れてたショウの手持ち
フクスロー ルクシオ ギャラドス(オヤブン色違い) ヒスイヌメイル 

アマネ
ショウのことを守るつもり満々。ポケモンバトルなら負けないよ。

ショウ
アマネさん大好き。それ以外?まぁ別に……
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