プラスから始まるアカデミー生活
ジムチャレンジが終わって、僕が何をしているかと言うと。
「アマネくん!オレンジアカデミーへようこそ!!」
「えへへ、よろしくお願いします」
パルデアでオレンジアカデミーに通うことになりました。
きっかけはジムチャレンジが終わって少し経ってから。ちなみにジムチャレンジの結果は決勝でユウリさんに負けた。というかユウリさんのインテレオンと僕のポケモンたちが致命的に相性が悪かったんだ。
なんせ遠距離狙撃ができる素早いみずタイプだからね、天敵だったよ。あと他にもじきゅうりょくでどんどん防御が上がるバンバドロとか非生物のメタグロスとか。とにかく相性が悪かった。みんな頑張ってくれたんだけどねえ。
するとそれを見ていたらしいパルデアのリーグ委員長・オモダカさんから直々にアカデミーに通いませんかってお誘いを受けたんだ。お母さんもOKを出してくれたので、思い切って通うことにした。
「よぉアマネ!お前アカデミーに通うことになったんだってな!!」
「メロコちゃん、これからよろしく」
「アマネちゃんがアカデミーの仲間になってくれて嬉しい!これでまた仲良くなれるねっ!」
「えへへ、ビワさんもありがとうございます」
クラスは1年A組、アオイちゃんとネモちゃんと同じクラスだ。教室に入って自己紹介すると、ネモちゃんからそれはもう質問攻めにされた。
「ねえねえアマネくん!アマネくんのポケモンみんな強いんでしょ!?ねえねえバトルしようよ〜〜いろんな戦術試そうよ〜〜!!」
「ネモ、落ち着いて…まずはアマネくんにアカデミーを案内しないと」
「そういうことならみんなで案内しよっ!そしてバトルして親交を深めよう!!」
「まじネモいな。アマネ、気にしなくていいから」
「だな。」
それからアオイちゃんたちにアカデミーを案内してもらって、先生たちとも会って、自分の寮の部屋に入った。
「ここが寮かぁ、なんか緊張する」
「えへへ、アマネくんなら大丈夫だよ!ねえアマネくん、ちょっとお話いい?」
「? いいよ、どうしたの?」
「アマネくんは……将来何したいとか決まってる?」
「えぇ?いきなりだなぁ……でも何か料理関係のことはしたいな、ポケモンと人が美味しく食べられる激辛料理とか!」
「ふふ、変わらないねアマネくん。でもなんか安心した。アマネくんはあれからもいっぱい旅してたんでしょ、だからちょっとは変わってると思ったんだけど……安定だったね」
「何それ、褒めてなくない?」
「褒めてるってば。それじゃあね!」
アオイちゃんが部屋から出ていって、僕は大量の段ボールと睨めっこする羽目になったのでした。
アオイは寮の自室で、以前アマネと撮った写真を見返していた。
「えへへ……これからはアカデミーで一緒なんだあ、嬉しいなぁ……」
もうあのいじめっ子…というか異常者はいない。ということはアマネともっと仲良くなれるということ。ジムを巡ったり、サンドイッチを作ったり、それから。
「えへへ、楽しみだなぁ……」
ベッドでうにゃうにゃと期待に悶えているその姿は、到底チャンピオンとは思えないものだったという。