アマネがアカデミーにやってくる少し前
「というわけでチャンピオン・アオイ。アマネさんがオレンジアカデミーに通うことになりましたので、良ければ案内などをしてあげてください」
「!! はい、もちろんです!」
オモダカからアマネのことを聞かされたアオイはそれはもうテンションがぶち上がっていた。それまで入っていた予定を全キャンセルし、急遽アマネを迎える準備に動き出した。
「というわけで!!アマネくんのオレンジアカデミー歓迎会をやりたいと思います!!」
「いいね、賛成!」
「なので何か出し物とか考えて欲しいな!食べ物はペパーに任せるとして…」
「なんでそうなるんだよ…まあアマネだろ?辛い食いもんいっぱい用意してやらねえとな!」
「あ、だったらスター団のみんなも呼んでいい?アマネくん一応スター団なんよ」
「もちろんいいよ!賑やかにしちゃおう!」
メロコを始めとするスター団の面々も集まり、歓迎会の準備は着々と進んでいた。
「飾りつけはこのようにして……マホイップの意匠も入れるべきでござろうか」
「さすがだぜシュウメイ!オレもアマネに向けてマホイップの絵描いてやったしな!」
「僕もノれるミュージックはバッチリ!オルティガは?」
「まあカワイイグッズとかは揃えてるけど……」
「うんうん、みんな準備万端!アオイちゃん、アマネちゃんはいつ来るの?」
「えっとね、明後日!あぁ緊張する!!」
こうして迎えたアマネの転入……の翌日。色々予定が混み合っていたこともあって歓迎会がこの日に延期されたのだ。
「アマネくん、ちょっとこっちに来てくれる?」
「? うん、いいよ」
アオイが空き部屋の扉を開き、アマネを招き入れる。アマネが部屋に入ると……
パァァーーン
「アマネくん、アカデミー転入おめでとう!!」
「え、えぇ!?嘘でしょ、サプライズ!?」
「えへへ、アマネくんが転入してくるって聞いて急いで準備しちゃった!さっ、座って座って!」
主役であるアマネを迎えて、歓迎会は始まった。ペパーの料理にピーニャの音楽、そしてシュウメイとオルティガによって可愛く飾りつけられた部屋によって、歓迎会はそれはもう盛り上がった。
「嬉しいなぁ、こんなに歓迎してもらえるなんて」
「当たり前だよ、アマネくんが転入してくるんだよ!?」
「アオイめっちゃ気合い入ってたもんねー、アマネくんが来る!っつって毎日落ち着きなくってさー」
「余計なこと言わないの!!」
「あはは、嬉しいよ。改めて…よろしく、アオイちゃん、みんな」
「うん、よろしく!!」
こうして、アマネのアカデミーライフは順調に始まったのだった。
「うふふ、アマネったら楽しそう。あんなに友達に囲まれて……気に食わない」
「あなた、本当にアマネさんのこと好きなの?」
「あら、貴女にも気持ちは分かるんじゃないの?大好きなアマネの視界に、他の人間が映って欲しくないって」
「それはまあ、分かるけど」
「でしょ?」
「でも……うん、安心した。アマネさんが幸せそうで」
「……そうね」
一方その頃。アマネのことを愛し、見守る乙女たちもまた、女子会を開いていた。