【遊戯王】ドラゴンマスター・サワダ   作:おならむし

10 / 25
10:VSコガ①──君臨、”カエルの皇帝”

◇あらすじ

サワダとのフリーデュエルを終えたコガは次元帝・イシイにより「ドラゴン・オブ・ルイン奪取」を迫られていた──家族を人質に取られているがゆえに。

数日後、コガから「静かな場所で再戦したい」と連絡が届き、サワダとアラキは人気のない川原へ向かう。

夕闇の中、3人だけの空間で再びデュエルディスクが起動し、“本気のデュエル”が幕を開ける。

 

──────────

 

!!DUEL!!

サワダ[LP 4000]vs[LP 4000]コガ

 

 コガは手札を整えながら、どこか余裕めいた笑みを浮かべる。夕暮れ時の川原、風に揺れる背丈の低い草がざわざわと揺れた。彼はデッキに指先をかけ、「僕のターン、ドロー」と言いながら1枚を引く。

 

TURN 1:コガ[LP 4000/手札 5→6]

 

 コガはすぐにカードを1枚手に取り、デュエルディスクに設置する。

 

「僕はウェーブ・フロッグを守備表示で召喚するよ

 

▶召喚(守備)

【ウェーブ・フロッグ】(DEF 100/★1)

 

 水の波紋が広がり、小さなカエルのモンスターが姿を現す。風体はかわいらしいが、その背後には特殊な力が宿っている。そして、コガは続けざまに言葉を紡ぐ。

 

ウェーブ・フロッグの効果発動。デッキから同名カードを2体、守備表示で特殊召喚!

 

▶特殊召喚×2

【ウェーブ・フロッグ】(DEF 100/★1)×2

 

 たちまち、川面を跳ね渡るかのように、ぴょこんと2体のウェーブ・フロッグが加わる。合計3匹ものカエルたちがフィールドを埋め、コガの低リスクな布陣を形成していた。

 

 アラキはその光景を見て、少しだけ顔をしかめる。

 

「前と同じだ……」と小声でつぶやいていた。先日のフリーデュエルスペースでも、このカエル展開を目撃していたからだ。

 

 一方、コガは手札ら取り出したカードを伏せるようにしてセットし、「カードを1枚伏せて、ターンエンド」と静かに区切る。

 

▶リバースカードセット×1

 

彼の瞳は笑っているようで、どこか底知れぬ計算を感じさせる。

 

──────

 

 サワダはわずかに身構えながら、「俺のターン、ドロー!」と声を張り上げる。

 

TURN 2:サワダ[LP 4000/手札 5→6]

 

 夕暮れのオレンジ色が差し込む川原で、デッキの頂きを一枚引くと即座に確認した。

 

 手札は6枚。サワダは鋭い眼差しのまま、カエルが3匹並んでいる相手フィールドを見やる。

 

「このデッキはカエルを場に残さないことが重要だ。攻め手を一気に増やす! まずはドラゴン・サーチャーを召喚!

 

▶召喚

【ドラゴン・サーチャー】(ATK 1400/★3)

 

 探検家のような装備を備えた小竜が出現。サワダは続けざまに小竜の真価を発揮させる。

 

ドラゴン・サーチャーの効果……このカードの召喚時、デッキからドラゴン族を1体手札に加えるぜ。俺はシャドウ・ワイバーンを手札へ加える!

 

▶サーチ

【シャドウ・ワイバーン】

 

 アラキが「サーチカードか……こりゃあ一瞬でモンスターが増えそうだな」と唸った直後、サワダは続けて宣言する。

 

フィールドにドラゴン族がいる時、シャドウ・ワイバーンは手札から特殊召喚できる! 攻撃表示で行くぜ!

 

▶特殊召喚

【シャドウ・ワイバーン】(ATK 1300/★3)

 

 シャドウ・ワイバーンが闇色のオーラを伴って現れ、サワダのフィールドには早くも2体のドラゴンが揃う。そしてサワダはさらに続ける。

 

【ドラゴンズ・アセンション】発動!

 

彼は魔法カードをディスクに差し込み、力強く声を上げた。

 

このカードは手札のレベル4以下ドラゴン族モンスターを特殊召喚できる! 来い、フレイム・ドラゴン!

 

▶特殊召喚

【フレイム・ドラゴン】(ATK 1900/★4)

 

 わずか1ターンで3体のドラゴンが揃い踏み。アラキは「一気に3体揃った……!」と目を見張った。

 

 サワダは颯爽とバトルフェイズを告げる。

 

ドラゴン・サーチャー、シャドウ・ワイバーン、フレイム・ドラゴン……3体でウェーブ・フロッグ3匹を攻撃! 全滅させてもらうぜ!

 

▶三連続攻撃!! 

【ドラゴン・サーチャー】(ATK 1400)

【シャドウ・ワイバーン】(ATK 1300)

【フレイム・ドラゴン】(ATK 1900)

→【ウェーブ・フロッグ】(DEF 100)×3

──〔3体撃破!! 全滅!!〕

 

 3体のカエルはあっけなく破壊され、コガのフィールドは一瞬にして無人に。しかし、サワダが得意げに肩をすくめたところで、コガがふと微笑を深め、「なかなかやるね」と伏せカードを開く。

 

罠カード発動!【水子の呪い】。このターン中に破壊された水属性モンスターの数×300……相手フィールドのモンスター全ての攻撃力を下げるんだ。さっき3体のカエルが破壊されたから、900ポイントダウンだね

 

▶弱体化

【ドラゴン・サーチャー】(ATK 1400→500)

【シャドウ・ワイバーン】(ATK 1300→400)

【シャドウ・ワイバーン】(ATK 1900→1000)

 

 たちまちドラゴン達の攻撃力が呪いにより落ち込む。全体的な弱体化にサワダの表情が曇った。

 

「くそ……ターンエンドだ」とサワダは唸るように言う。勢いよく攻め込んだものの、予想外の反撃を受けて得意のパワーを奪われてしまったのだ。

 

 アラキはそれを見つめながら、小さく首を振る。

 

「カエルデッキって、ホント独特だな……」

 

──────

 

 空気がわずかに変わった気がする。コガは楽しそうに微笑しつつ、「僕のターン、ドロー」と手札を5枚にする。

 

TURN 3:コガ[LP 4000/手札 4→5]

 

 カエルを並べて牽制するやり方は先刻のフリーデュエルでも見せたが、今回の様子はどこか本気度が高い。

 

「まずはストライク・フロッグを攻撃表示で召喚するよ」と言うと、槍を構えたカエルが姿を現す。続けてコガは1枚の魔法カードを見せた。

 

▶召喚

【ストライク・フロッグ】(ATK 1000/★2)

 

【同族結集】を発動。このカードはフィールド上のレベル2以下モンスター……つまりストライク・フロッグと同名のカードを、2体までデッキから特殊召喚できるんだ

 

▶特殊召喚×2

【ストライク・フロッグ】(ATK 1000/★2)×2

 

 デッキ内からさらに2匹のストライク・フロッグが躍り出て、コガのフィールドに3匹勢揃いする。アラキは目を見張り、「なんだよ、今度はストライク・フロッグが3体か……」と呟く。

 

 コガは屈託なく笑う。

 

「どのカエルも3枚ずつ入れてるからね。もちろん、ストライク・フロッグもだよ」

 

 サワダは苦々しく舌打ちした。

 

「俺のモンスターは攻撃力が下がっている……」

 

 コガはすぐさま攻撃を開始する。

 

「じゃあ、さっきの敵討ちと行こうか! まずはストライク・フロッグ2体で、シャドウ・ワイバーンとドラゴン・サーチャーを叩くよ!

 

▶二連続攻撃!!

【ストライク・フロッグ】(ATK 1000) ×2

→【シャドウ・ワイバーン】(ATK 400)

→【ドラゴン・サーチャー】(ATK 500)

──〔2体撃破!! LP -1100!!〕

 

サワダ[LP 4000→2900]

 

 シャドウ・ワイバーンとドラゴン・サーチャーはあえなく砕け散り、コガは続けざまに攻撃命令を続ける。

 

「更に最後のストライク・フロッグで、フレイム・ドラゴンを攻撃!

 

▶攻撃

【ストライク・フロッグ】(ATK 1000)

→ 【フレイム・ドラゴン】(ATK 1000)

──〔相討ち!! 両者破壊!!〕

 

 アラキが顔をしかめ、「一掃されちまった……!」と声を出したときには、サワダのフィールドのモンスターは0になっていた。

 

 コガは満足げに息をつき、メインフェイズ2へと移る。

 

永続魔法【深淵の呼び声】を発動するよ。1ターンに1度、墓地のレベル2以下の水属性モンスターを蘇生できる。僕はさっき相打ちになったストライク・フロッグを攻撃表示で呼び戻す

 

▶設置

永続魔法【深淵の呼び声】

 

▶▶蘇生

【ストライク・フロッグ】(ATK 1000/★2)

 

 青い波紋の演出が起き、先ほど消えたはずのカエルが返り咲き、再びストライク・フロッグ3体の布陣へ。手札を1枚伏せて、コガは穏やかに笑った。

 

カードを1枚伏せて、ターンエンド

 

▶リバースカードセット×1

 

 サワダが悔しそうに歯を食いしばる一方、コガはあくまで余裕のまま「次はどう来るのかな?」とでも言いたげな風情だ。アラキは心中、「このカエル使い、先日とは比べ物にならないほど本気だ……」と感じ取っていた。

 

──────

 

 サワダは3体のドラゴンを一気に失ったが、その表情はまだ闘志に満ちている。「俺のターン、ドロー!」と叫び、手札を4枚にする。

 

TURN 4:サワダ[LP 2900/手札 3→4]

 

 引いたカードを見やると、サワダは少しだけ思案し魔法カードをデュエルディスクに差し込む。

 

【ドラゴニック・リソース】発動。このカードは、手札のドラゴン族を1枚墓地へ送り、2枚ドローできるんだ。俺は……ドラゴン・オブ・ルインをコストに、2枚を追加で引く!

 

▶手札コスト&2枚ドロー

【ドラゴン・オブ・ルイン】→墓地へ

サワダ[手札 3→2→4]

 

 デュエルディスクが光り、サワダの手札からドラゴン・オブ・ルインが墓地へ堕ちていく。アラキは「なんでわざわざ切り札を……?」と困惑を隠せない。コガはまさか……とサワダの思惑に勘づく。

 

 サワダはその様子には構わず、2枚の追加ドローをするとすかさず別のカードを叩きつけた。

 

ドラゴン・リザレイターを召喚! こいつの効果を使うぜ!

 

▶召喚

【ドラゴン・リザレイター】(ATK 1400/★3)

 

 淡い光を放つ竜が小さく咆哮し、サワダはさらに続ける。

 

このカードを生贄にすることで、墓地のレベル5以上のドラゴン族を蘇生できる……! 俺が呼び戻すのは、勿論コイツだ!」

 

▶生贄

【ドラゴン・リザレイター】

▶▶蘇生

【ドラゴン・オブ・ルイン】(ATK 2800/★8)

 

 まるで炎のようなエフェクトが巻き起こり、ドラゴン・リザレイターが自身を犠牲にし、墓地へと消えていく。そして同時に、墓地に落ちたばかりのドラゴン・オブ・ルインが暗黒の翼を広げてフィールドに舞い戻った。

 

 アラキは衝撃のあまり目を見開く。

 

「このためだったのか! ドラゴン・オブ・ルインを墓地へ送ってすぐに呼び戻す……」

 

 コガは顔を曇らせ、「出たな……厄介なカードだ」と呟いた。

 

 サワダは意気盛んに叫ぶ。

 

ドラゴン・オブ・ルイン、《絶滅の黒炎(アポカリプス・フレイム)》発動だ! 相手モンスターを1体破壊し、その攻撃力を吸収する! 狙いはもちろん……ストライク・フロッグ!

 

絶滅の黒炎(アポカリプス・フレイム)

⇒【ストライク・フロッグ】(ATK 1000)

──〔破壊! ATK 1000吸収!!〕

 

⇒【ドラゴン・オブ・ルイン】(ATK 2800→3800)

 

 ドラゴンが強大な黒炎を吐き出し、槍持つカエルは瞬く間に灰と化した。さらにドラゴン・オブ・ルインはその力を吸収し、攻撃力を3800まで上昇させる。

 

 サワダは拳を握り、「このターンで一気に決める!」と高らかに宣言。続けてもう一枚カードを発動した。

 

魔法カード【ドラゴニック・フォース】発動! ドラゴン1体はこのターン、2回攻撃ができる!

 

▶強化

【ドラゴン・オブ・ルイン】(ATK 3800)

──〔連続攻撃能力付与!〕

 

 一瞬で凶悪な二連撃態勢となるドラゴン・オブ・ルイン。

 

 興奮した様子でアラキが叫ぶ。

 

「攻撃力3800で、攻撃力1000のストライク・フロッグを2体破壊すれば、サワダの勝ちだ!」

 

 だが、コガは慌てる様子も見せず、伏せてあった永続罠を解放した。

 

永続罠カード、【沈黙の水牢】を使わせてもらうよ。相手モンスター1体を指定して攻撃を封じるんだ。ドラゴン・オブ・ルインは……攻撃できない

 

▶永続罠【沈黙の水牢】

⇒【ドラゴン・オブ・ルイン】

──〔攻撃封印〕

 

 水の鎖がドラゴンの身体を束縛し、その動きを完璧に止めてしまった。サワダは悔しげに歯を食いしばり、仕留めそこなったと痛感する。「くっ……ターンエンドだ……!」と唸るように告げる。

 

 アラキがぎこちなく喉を鳴らした。

 

「あの最強ドラゴンが攻撃できねえのか……!」

 

 コガは淡々と盤面を見つめている。沈黙の水牢でドラゴン・オブ・ルインは封じられ、フィールドにはまだストライク・フロッグが残っていた。

 

 サワダの胸に、嫌な予感がじわりと広がる。──この封印、ただ攻撃を止めるだけじゃない。何かの布石を打たれているような感覚すらある。

 

─────────

 

— FIELD STATE —

コガ[LP 4000/手札 1]

【ストライク・フロッグ】(ATK1000)×2

【深淵の呼び声】(永続魔法)

【沈黙の水牢】(永続罠)

--------------------

サワダ[LP 2900/手札 2]

【ドラゴン・オブ・ルイン】(ATK3800,攻撃封印)

 

 コガは夕暮れを振り返るように一瞬目を閉じ、「僕のターン、ドロー」と宣言してカードを1枚引く。

 

TURN 5:コガ[LP 4000/手札 1→2]

 

 彼は先ほど発動した永続魔法──【深淵の呼び声】を一瞥し、軽く指を鳴らした。

 

【深淵の呼び声】の効果を使う。墓地のストライク・フロッグを……守備表示で蘇生しよう

 

▶蘇生

【ストライク・フロッグ】(DEF 500/★2)

 

 再度フィールドに戻ってきた小さな槍持つカエル。アラキは「何度でも湧いて出るのかよ、あのカエル……」とため息交じりに呟く。

 

 続けて、コガはもう1枚のカードを取り出す。

 

「じゃあ、僕のエースモンスターを見せてあげよう。さっき蘇生したストライク・フロッグ1体を生贄に……

 

▶生贄

【ストライク・フロッグ】

 

デスフロッグ・エンペラーを生贄召喚!

 

▶▶生贄召喚!

【デスフロッグ・エンペラー】(ATK 2000/★6)

 

【挿絵表示】

 

 生贄召喚の光が降り注ぎ、巨大な王冠を頂くカエルのモンスターが姿を現す。攻撃力は2000と決して高くはないが、その不気味な威圧感が場を支配するように漂った。

 

 アラキはそれを見て首を傾げる。

 

「攻撃力2000? それじゃ、ドラゴン・オブ・ルインを倒せないんじゃねえか……」

 

 しかしコガはさらに厳粛に口を開く。「このカードの本当の強みは、攻撃力じゃないよ。さあ、見せてあげる……デスフロッグ・エンペラーの効果! 《蛙に変える(ゲコ・トランス)》!

 

 王冠を戴いたカエルが大きく鳴き声を上げた瞬間、対峙するドラゴン・オブ・ルインの身体に波紋の刻印のようなものが浮かび上がり、徐々に”何か”に姿を変えていく。コガは静かに言い放つ。

 

フィールドの相手モンスターを、水属性・水族のカエルに変える。そして水属性の相手モンスターは効果が無効になるんだ」

 

蛙に変える(ゲコ・トランス)

⇒【ドラゴン・オブ・ルイン】

──〔カエル化&効果無効……!〕

 

 アラキが絶句し、サワダも内心の動揺を隠せない。攻撃力3800を誇るドラゴン・オブ・ルインが、一瞬にして“ただのカエル”と化してしまったのだ。

 

 サワダは「効果が無効……! じゃあ攻撃封印に加えて、破壊効果も使えねえってことか……でも攻撃力3800はそう簡単に突破できないだろ」と苦し紛れの舌が回る。

 

「まあ、無理に突破しなくてもいいかな。僕のデッキはこういう状況やりやすいから」

 

 コガはあくまで余裕の態度のまま、もう一枚の通常魔法を手札から発動する。

 

魔法カード【同族交代】を使わせてもらうよ。フィールドのレベル2以下モンスターを生贄に、同じ種族をデッキから特殊召喚できるんだ。僕はストライク・フロッグを生贄に、バーニング・フロッグを呼ぶ!

 

▶生贄

【ストライク・フロッグ】

▶▶特殊召喚

【バーニング・フロッグ】(DEF 100/★2)

 

 槍持つカエルが退場するや否や、炎の紋様を纏うカエルが出現。

 

「さらにバーニング・フロッグの効果発動! 場に出たとき、フィールド上の水属性モンスターの数300の効果ダメージを与える……! 水属性モンスターは、カエル化したドラゴン・オブ・ルイン含めて4体! 1200ダメージだ!

 

▶効果ダメージ

【バーニング・フロッグ】→ サワダ

──〔Burn!! LP -1200!〕

 

サワダ[LP 2900→1700]

 

 コガは指を4本立て、サワダのライフがごっそり削れるのを眺める。

 

 アラキは思わず小声で呟く。

 

「くそ……サワダのモンスターまで水属性に変えられて、それもダメージに数えられるのか……」

 

 コガはその指摘を肯定するように微笑む。

 

「そういうこと。サワダくんのドラゴンがカエル化すればするほど、僕に有利になるんだよ」

 

 コガは場に残っていた残りのストライク・フロッグを守備表示にし、カードを1枚伏せてターンエンドを宣言した。

 

▶表示形式変更

【ストライク・フロッグ】(ATK 1000→DEF 500)

 

▶▶リバースカードセット×1

 

 コガの手札はゼロになったが、フィールドにはデスフロッグ・エンペラーと下級のカエルが二体。さらには【深淵の呼び声】や【沈黙の水牢】など、厄介なカードが並んでいる。対してサワダの場は機能停止したドラゴン・オブ・ルインのみ……。

 

— FIELD STATE —

コガ[LP 4000/手札 0]

【デスフロッグ・エンペラー】(ATK 2000)

【ストライク・フロッグ】(DEF 500)

【バーニング・フロッグ】(DEF 100)

【深淵の呼び声】(永続魔法)

【沈黙の水牢】(永続罠)

リバースカード×1

--------------------

サワダ[LP 1700/手札 2]

【ドラゴン・オブ・ルイン】(ATK3800,攻撃封印,カエル化,効果無効)

 

 夕空の下、川のせせらぎが遠く聞こえるだけで、二人以外に動くものは何もない。この時点でサワダはライフ1700、コガはまだ4000のまま。アラキは唇を噛むようにして思う。

 

「この状況で、サワダが勝てるのか……?」

 

 答えは、まだ誰にも分からない。

 

 だがサワダは視線を逸らさず、震える指先でデッキトップに手を伸ばした──次の一枚に、望みを賭ける。

 

─────────

 

◆次回予告

デスフロッグ・エンペラーの呪いでドラゴン・オブ・ルインを封じられたサワダは、なおも追い詰められながら“とあるカード”を引き当てる。

そして、カエル化したドラゴン・オブ・ルインを見つめ、ひとつの決断を下す──。

 

次回「VSコガ②──起死回生の雷竜」 デュエル、スタンバイ!

 

※この後にカード情報の自動脚注が長く続くため、先に次話リンクを置きます。

▶第11話へ

星1/水属性/水族/ATK100/DEF100

召喚時、デッキから「ウェーブ・フロッグ」を2体特殊召喚する。

星3/風属性/ドラゴン族/ATK1400/DEF1000

召喚時、デッキからドラゴン族1体を手札に加える。

星3/闇属性/ドラゴン族/ATK1300/DEF1200

ドラゴン族が場にいるとき、手札から特殊召喚可能。

通常魔法

手札のレベル4以下のドラゴン族1体を特殊召喚する。

星4/炎属性/ドラゴン族/ATK1900/DEF1500

効果なし(通常モンスター)

永続罠

相手モンスター全ての攻撃力を、このターン中に破壊された水属性の数×300ダウンする。

星2/水属性/水族/ATK1000/DEF500

効果なし(通常モンスター)

通常魔法

場に存在するレベル2以下の同名モンスターを2体デッキから特殊召喚する。

永続魔法

1ターンに1度、レベル2以下の水属性モンスターを墓地から特殊召喚する。

通常魔法

手札のドラゴン族を1体墓地へ送り、カードを2枚ドローする。

星8/闇属性/ドラゴン族/ATK2800/DEF1000

絶滅の黒炎(アポカリプス・フレイム)》1ターンに1度、相手モンスター1体を破壊し、その攻撃力を吸収する。

星3/光属性/ドラゴン族/ATK1400/DEF1000

このカードを生贄に、墓地のレベル5以上のドラゴン族を特殊召喚する。

通常魔法

場のドラゴン族1体はこのターン2回攻撃ができる。

永続罠

相手の場のモンスター1体は攻撃できなくなる。

星6/水属性/水族/ATK2000/DEF2000

蛙に変える(ゲコ・トランス)》場の相手モンスターすべてを「水属性・水族(カエル)」に変える。水属性の相手モンスターの効果は無効となる。

通常魔法

自分の場のレベル2以下のモンスターを生贄に捧げ、同じ種族のレベル2以下のモンスターをデッキから特殊召喚する。

星2/水属性/水族/ATK100/DEF100

このカードが召喚・特殊召喚したとき、場の水属性モンスター×300のダメージを相手に与える。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。