転生したらまた愛馬だった…って、今度は女の子ぉ?! 作:ミヤセ
一身上の都合により、精神的にも体調崩しており、中々推敲に手間取りました。、
メイクデビューは圧勝で終わったわけですが、翌日の紙面にはクラシックやシニアの事などなく、『期待の新星!カルディナリス、メイクデビューを9馬身差の圧勝!』というような記事がスポーツ新聞の一面を踊っていました。
その後、札幌2歳ステークス、東京スポーツ杯2歳ステークスと順調に重賞勝ちを重ね、明後日は朝日杯フューチュリティステークス…。
いよいよ勝負服を纏っての大舞台。
緊張はしますが、心理的な余裕はあります。
なんせ、前世で勝ったレースですし、前世の経験があるので芝質も状態も理解してます。
くくく…我に勝算ありっ!
ちなみにメイクデビューの笑いながらのラストスパートは私の悪い癖ではなく、昂揚感に負けて笑いだしたら止まらなかったという事で、矯正などは受けないで済みました。
さて、今世の勝負服ですがデザインはある程度決まっていました。
名前の由来であるカーディナル。司教服をベースにデザインすることになっていました。
それで、前世のオーナーの勝負服、『青・黄ダイヤモンド』『桃・黄二本輪袖』で、前世のアプリゲームでの私の勝負服が『青地に桜と菊のヘッドドレス』に『青地に黄色のダイヤ紋を散りばめたストール』、『青地に金糸での縁取り、胸元にも金糸で十字架をサテンステッチされたモゼッタ』『白地に金縁取りされたロシェ』『白タイツ』に『レースアップブーツ』でした。※
で、私が指定したのが全く同じもの。
これなら胸の大きさある程度誤魔化せる!行ける!と思ったら、インパクトが弱いのではと服飾界サイドとJRAからの横やりが入り、『桃地に金色で縁取りされたフェシア』をお腹のあたりで巻くことになりまして…。
結果、お胸様が強調されました…。おのれ、服飾界めっ!JRAめっ!ガッデムッ!!
※筆者が服飾に興味がなかったせいでこれといったデザインが出来ませんので、なんとなくで想像していただければ幸いです。
さて、朝日杯出走するウマ娘で警戒すべきは…と出走ウマ娘欄を見ようと新聞をチェックすると…。
一面を占めるデカデカと拡大されたメイクデビューの時のラストスパートの時に浮かべていたらしい悪役笑い顔の私の顔写真が…。
おいおい…有馬記念へ出走するウマ娘への特集とか阪神ジュベナイルフィリーズの結果とか、他にも話題があるじゃん。そっちにしr…あ、2面以降はそちらですか…。
月毛だった影響か、毛という毛が全部金色何ですよ、私…。
なので、スポーツ紙の一面に映えるとして採用されたんだろうなぁ~。
等と思っていたら、グリーングラス先輩やテンポイント先輩が鑑賞用・展示用・自室保存用・布教用で会長室に50部以上常備し、チーム部室にも同じように100部ほど置かれており、「皆、何してんの?」状態でした。
さて、私は体型維持を兼ねて武芸百般を、趣味というか幼稚園の頃からの延長で慈善活動をしており、特に孤児院で子供たちの世話をやっているので、その時は質素な動議姿や修道女服なんですが…。
それらも文春さんなどの週刊誌が抑えていて、私服がない説が一時浮上しましたが、お父さんやお母さん、双方の祖父母が買ってくれた服があるんですが、なんというか、私が着せられてる感がして好きじゃないので結構ラフな格好で居ます。
なお、着なかったり、着られなくなったら妹たちに分けてあげてました。
『お姉ちゃんのお洋服は私のぉぉ!』と姉妹喧嘩がしょっちゅう勃発してて、お互いの頬っぺた引っ張り合って変顔になったのをお互いに笑い合い、そのままこの服は私の~みたいに和やかに毎回なってたので、両親も祖父母らも和まされていました。…勿論、私もです。
さて、試着していたら、いつの間にか背後に揃っていたナスノチカゲさんやチームメイトから祈りを捧げられました。
いや、「尊すぎて…神々しすぎて思わず祈っちゃう!」ってどういう事でしょう。
とりあえず、軽く練習用トラックを流してみて、違和感がないかの最終確認。
馴染む…馴染むぞ…。この勝負服、我が身に馴染むぞぉぉぉっ!!とどこぞのD〇O様風味にURYYYYYY!!していたら、また悪役笑い顔浮かべていたみたいで、タイム測ってたナスノチカゲさんがドン引きしてました。解せぬ…。
因みに、カルディナリスが走りながら笑うのは前世の影響が強いからです。
『走るのが楽しい!→先頭を走ると気分が上がる!→内なるウマソウルがリミッターカットしてしまう→笑い出す→笑いが止まらない→走りながらなので当然苦しい→苦しいけど笑いが止まらない→顔が悪人面に何故かなる』
という感じです。
なお、クラシック期に妹達のドン引きとそれによる無干渉に愕然とし、半ば強制的に矯正されました。