転生したらまた愛馬だった…って、今度は女の子ぉ?!   作:ミヤセ

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2話連続投稿となります。
あと一つ、馬生の話入れたら、ウマ娘編スタートの予定です。


功労馬生活

さて、今日は孫世代も含めた50頭の相手か…。かわいい盛りばかりだからな〜…。

競走馬としての心得や素質を教示しますかねぇ…。

…そうそう、親父の走りはそんな感じだ。(等速ストライド伝授)

最後の直線に入ったら、貯めてた脚をこうやって解き放つんだ!(鬼末脚伝授)

カーブを曲がる時は身体が外に膨れる様になるけど、そこは倒れ込む様にして身体を傾けて…。(カービングテクニック伝授)

スタートダッシュしたいなら、耳を研ぎ澄ますんだ。ポチッと音がした瞬間、駆け出せばいい。(ロケットスタート伝授)

前が壁になっていたら?壁が出来ないほど横っ飛びしてからの鬼末脚で仕留めればいい。(大外ワープ&豪脚伝授)

等等…。

 

ああ、才能のある子たちは怖いねぇ…。ホイホイ覚えるから楽しくてドンドン教えちまうぜ…。

お陰でうちの牧場生まれの馬で俺が面倒見た子は“走る”と評判になり、偶に産駒でもない子が混じってたりしたなぁ…。

例えば、芦毛と黒鹿毛の兄弟で、兄は冷静、弟は臆病とか…あれパシフィカスさんとこのだよな…。

兄君には先行横綱相撲の俺なりのやり方を、弟君には先行と差しのやり方とあの独特の走り方を少し矯正したくらいだけど…。

 

そん中でも一番ビビったのはライスシャワー、マチカネタンホイザとサイレンススズカが何故かうちの牧場で幼駒馴致されてたこと…。

前世でも軽く世話はしたが、当然、馬の俺ではなく、人間の俺が仕事が休みの日におやつ持参で可愛がって馴致のお手伝いをしていたくらい。

んで、今世ではガッツリ関わってます。

 

マチカネタンホイザには3歳秋頃に身体が出来上がると思うからそれまではフィジカル強化をやるといいよ〜と指導。

あとは追込と差しのやり方、特に内からの切り込みや大外ぶん回しのコツを教えた。

 

ライスシャワーの時は兎に角無理しない事。3歳秋頃に身体が出来上がると思って!あと、相手が逃げるならしっかりマークして最後の直線で追い詰めるといいよとアドバイスした……んだが…。

そしたら強化フラグが建ったのか、皐月賞はミホノブルボンの1馬身差の2着に飛び込み、なんと日本ダービーでは同着に飛び込んでるのよ!

その結果、ブルボン陣営は菊花賞でライスシャワーを警戒するも2馬身半差でライスシャワーが勝ち、更にマチカネタンホイザが飛び込んできての2着同着…。

 

結局、ブルボンは激走と厳しい調教により、レース直後の脚部不安からの長期療養中に屈腱炎に罹って引退。

 

その後はライスシャワーが93年と95年天皇賞(春)を、93年天皇賞(秋)と95年宝塚記念をマチカネタンホイザが制した。

2頭の馬主さんは大はしゃぎだったみたいで、特にライスシャワーの馬主さんは天皇賞(春)の隔年制覇後にうちのオーナーからの進言で引退を決断し、なんとイズミファームで種牡馬入り。

マチカネタンホイザも高松宮杯を優勝するも、歩行が乱れ、馬主さんは愛馬第一だと引退を表明し、これまたイズミファームで種牡馬入り。

んで、2頭とも俺の両隣の放牧地にいる。

なのでステイヤーはライスシャワーに、差しと追込はマチカネタンホイザに聞けと最近は押し付けてる。

 

スズカの時は一つ年上の前世のエアグルーヴさん、今世ではアメノグルーヴと一緒に指導したんだが、スズカとアメノグルーヴの仲が異様に良くてね、よくからかったもんだ。

ところがこれが良い方に働いたのか、本来のエアグルーヴの勝ち鞍の天皇賞(秋)ではハナ差2着にサイレンススズカがクソ粘ってて、バブルガムフェローはそのスズカに競り負けて、さらに1馬身遅れて、2頭を守るかの様に飛び込んできたステイゴールドにも1馬身半つけられ、他も似たような状態に…。

翌年の大阪杯と宝塚記念では異次元の逃走劇をかましたスズカの2着にアタマ差でグルーヴ、その1馬身後ろにステイゴールド。

その後、天皇賞(秋)を回避、引退したサイレンススズカを追うようにアメノグルーヴもその年のジャパンカップでエルコンドルパサーをぶっ千切って制した後、脚部不安を発症し、引退…。

何でも『サイレンススズカがいないなら余裕余裕と抜かされて久々にブチギレしちゃいました、あははは〜♪』と爽やかに言われました。

後日、ステイゴールドやスペシャルウィークに確認したら、エルコンドルパサーに『…あ゛あ゛?舐めたこと抜かしてんとそっタマ潰すぞ、糞餓鬼ぃっ!』と輪乗りの時点で静かに威嚇。

これで最後の直線でエルコンドルパサーが伸び悩んでしまったのが真相だった模様…。

因みに、アメノグルーヴはジャパンカップ連覇となりました。

前年にピルサドスキー君がウマダッチしちゃったのを冷やかに『短くて小さい汚物を醜く晒すな、駄馬が…。……潰すぞ?』とパドックで脅してた模様。

なお、当然、最後の直線での競り合いでピルサドスキー側がグルーヴの反対側へよれによれて、半馬身差でアメノグルーヴが勝ってます。

アメノグルーヴ、怖い子!!

 

因みにスズカはスズカで何と!日本ダービーを制してます。

というのも、スズカの馬主さんにうちのオーナーが『あの子、武豊騎手で大逃げさせたら良いんじゃね?』とか教えたみたいで、それを真に受けた馬主さんがデビューから一貫して武豊騎手にお願いしたら、武豊騎手もついに念願のダービー馬が、僕の理想の馬に出会える日がきた!って歓喜してたみたいで、弥生賞までは史実通りだったのだけど、実はその時点でコンビに合った逃げるコツを、お互い見出していたみたいで、日本ダービーで大覚醒してしまい、あの粘り強いはずのサニーブライアンがクビ差で競り負けました。 

その後は上に挙げた通り。

因みに97年香港カップは推定22馬身差の大差でスズカが勝ってます…。

『沈黙と栄光の日曜日』と呼ばれる伝説のレースとなってます。

うん、覚醒したスズカは強いね、ほんと…。

 

…だから放牧地でツインターボと一緒に大逃げ教育を兼ねた当歳馬放牧地ダービーとかやろうとするな!その後の面倒を見る羽目になる俺の歳を考えろ!




という訳で、ライスシャワーやマチカネタンホイザ、サイレンススズカ、エアグルーヴが鬼強化されました。
因みに、ビワハヤヒデとナリタブライアンの兄弟直接対決はビワハヤヒデの辛勝でした。
因みにラスト10mで兄が弟にシャドーロール、ズレてるぞ〜。と囁いて、驚いたナリタブライアンがわずかに遅れたせいです。
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