エピローグ
温暖な気候が一年中続くエルジス村。人口僅かに200人程度の小さな村だが人々の活気は決して都会にも負けない程にあるこの村に、駆け出しではあるが念願のハンターとなった一人の青年がいた。
「ふぅ。ようやく戻ってこれたな。」
青年はそう呟くと意気揚々と村の長たる者の家へと足を向けた。
「すいません!村長いますか!」
青年が大きな声で叫ぶと、家の奥から一人の青年がゆっくりと姿を現した。
「はいはい。・・・やぁ!セシル君じゃあないか!」
そう言うと竜人族の風貌の青年はぱたぱたと玄関まで近づいてきた。
「お久しぶりです、村長。セシル=クリストフ只今戻りました。」
「久しぶりだねぇ。いやぁ、最初は誰だろうと思って一瞬身構えちゃったよ。」
村長はそう言うとカラカラと朗らかに笑った
「ドンドルマのハンター養成学校からここまでは大分遠いですからね。あまり帰省出来きなかったので無理も無いですよ。」
セシルはそう言うと肩を竦めながら苦笑した。
ドンドルマ。それはこの大陸の中で最もハンターが集まる場所だ。そこには、将来ハンターを目指す若者が集うハンター養成学校というものがある。セシルはその学校で、ハンター訓練生として4年間勉学に励んでいたのだ。
「最後に会ったのは君が16歳の時だからね。そこから更に二年も経てば分からなくなっちゃうよ。」
村長はまるで自分の息子を見るような目でセシルを見つめていた。
「では村長約束通り・・・」
セシルははやる気持ちを抑えながら村長に問い掛けた
「うん!これから君は我がエルジス村の専属ハンターだ!まだまだこれから大変なこともあると思うけど、期待しているよ。」
「ありがとうございます!これからこの村の為に更に精進していきます!」
真面目な彼は村長に一礼すると「では早速クエストを受けてきます!」と酒場に向かおうとした。
「まぁまぁ、セシル君。今からクエストに行くには日が傾き過ぎた。また明日にしたらどうかな?」
そう言われてセシルは空を仰ぎ見た
確かに太陽はすっかり傾き、もうじき夜になろうとしていた
「・・・。それもそうですね。」
「それにドンドルマから此処までの移動で疲れたでしょ?今日はゆっくりと休んで、明日からクエストに精を出したらいいんじゃないかな?」
村長の言う通りであった。この村からドンドルマまでは約4日掛かる。その間はもう暇で暇でしょうがなかった
「じゃあ僕は家に帰ります。明日から頑張らせてもらいますね。」
「それがいいね。あ!後、君の家はシェリーちゃんが毎日掃除とかしてくれてたから お礼言っておくんだよ」
そこまで言って村長は家の中へ戻っていった
「シェリー・・・。会うのは久しぶりだな。」
久しぶりに会う幼なじみになんてお礼を言おうか考えながら、セシルは一人家路についたのであった
エルジス村の夜はまだまだ始まったばかりだ
初めまして。哲也と申します。今回から、モンスターハンターの二次小説を投稿させてもらいます。文脈などはまだまだ未熟で拙いと思いますが、これからも継続して投稿していきたいと思います。投稿間隔は長くても一週間以内にしようと思っていますが、仕事の関係上きつい場合は見逃して下さいw。それでは、これからのセシルの成長を期待していて下さいませ。