次の日、結局お話は一日で終わらなく深海棲艦のところで一泊してから帰った私は自分の鎮守府に帰ってきた。
「懐かしささえ出てくるわね。」
一日なのにあっちで過ごしたインパクトが大きすぎて感覚が狂ってるわね。
「提督ー!」
「うん?あぁ、鈴谷か。ただいまー!」
「大丈夫だったの?!何かされなかった?」
「大丈夫よ。ただお話してきただけだから。時間が時間だったから一泊させてもらっただけよ」
「………やっぱり提督は規格外ね。」
ひどい言われようね。ただ深海棲艦のところで話してきただけなのに、やっぱり感覚が狂ってるわね。
「なんの話をしてきたの?」
「他愛もない世間話よ、あと武装の話を少々。」
「武装の話って………まだなにか作るの?」
「勿論。妖精さん達もいい刺激になったみたいだしね。」
「ナカナカサンコウニナッタノデスー」
「オモシロイモノバッカリダッタノデスー!」
「……相変わらずの変態妖精さんだった。」
さてと久しぶりの改造ですよ!
「で?なんで夕張がいるの?」
「下手に周りを破壊されるより私がついていたほうがいいのかと思っただけですよ。」
「なるほどね、了解したわ。」
「別に好き勝手やっていい訳じゃないですから、また周りに被害出したら今度は一ヶ月位禁止にしますよ?」
「り、了解です……」
「ワ、ワカッタヨー」
「コワイノデスー!」
「コレガアクマッテヤツデスー?」
「アクマデス、アクマー!」
それ以上言うのはやめておいたほうがいいんじゃないかな?夕張が明らかに我慢してるし、手とか震えてるし。
「…………それで、今日は何作るんですか?」
「つ、翼をつくろうかと………」
「翼?」
「正確に言えば羽かな?」
「どういったものなんですか?」
「コンセプトとしては威圧と殲滅目的ね、触れたものすべてを砂に返すってやつ何だけど。」
「なんで提督はいつもオーバーキルな武装しか作らないんですか?」
「普通のを作ってもいいんだけど、気が乗らないんだよね。だから完成度もたかが知れたものになっちゃうし。」
「何故か理解できたわ……」
「お腹も空いてきたしさっさと作りましょう。」
「これで完成ですか?」
「試運転しないとわからないけど一応形はできたわ。」
「ツカッテミルノデスー」
「わかったわ、妖精さん、夕張ちょっと離れててね?」
妖精さん達と夕張が離れたのを確認して私はパスワードを唱えた。
「月光蝶である!」
パスワードを唱えた瞬間背中の肩甲骨の辺りから何かが飛び出す感覚がした。向こうにいた時に赫子を引き出す練習を少ししてたからあまり違和感は感じないわね。そう思っている間にも背中の羽はドンドン大きくなっていき遂に私の背丈を抜いてようやく止まった。
「これが月光蝶ね。」
「そうよ。」
私を深海棲艦にした時につけた赫子と同じ感覚で肩甲骨辺りにつけてもらった。こっちは赫子と違い、パスワードを唱えなきゃ発動しないようにした。じゃないと誤作動が怖いからね。赫子ならまだ制御できるけどこっちはまだ初めてだからね。
「うん、特に変な場所はないし完成で良さそうね。」
「デキタノデスー!」
「ヒサシブリニツカレタノデスー」
今回の一番大変なところは触れたものを砂に変えるところだ。流石に私の科学力でもあれは無理だったので今回は妖精さんに頼んだ。私にもわからない謎パワーで出来た羽なんだけどただ見てるだけなら綺麗な装飾よね。触ったら死んじゃうけど。
「提督ー、手紙が届いてるよー。」
そんなことを言いながら北上が入ってきた。
「おぉ、なんかすごい綺麗なのつけてるね。」
「有難う、それで手紙の内容は?」
「えっとね…………少佐から大将に昇格だって。」
………………………………はい?
最後で提督が鬼昇格した理由は次で分かります。
それと月光蝶の見た目ですがガンダムと違って蝶の羽でなくトランプのダイヤが六つ三対ついた感じです。(分からない人はポケモンのウルガモスで検索。あれが近い。)