再びやって来ました大本営。なんでか知らないけど私の階級が少佐から大将に昇格したらしいです。自分でも信じられないけどね。何階級特進しちゃったの?もう私死んだことにでもされるのかしら?そんなこと思っているうちに着いちゃったわ。
「失礼します。」
中に入ると偉そうな人(笑)とマジで偉そうな人が座ってた。多分奥の人が元帥なのかな?
「よく来てくれたね。そこに座ってくれ。」
立ってると元帥が座る許可をくれた。さすが元帥、オーラが半端ないです。
「それでは会議を始めよう。今回は君の功績についてだ。」
「功績……ですか?」
「うむ、実は君がこの前演習した提督の事だが彼が裏で様々な取引をしていおってな、法律に違反するとのことでそれを見破った君に報酬を出すことになったのだが、彼を捕まえたことで大将の席がひとつあいてしまっての。今回の報酬はその席にしようかと思ったんのだよ。」
「元帥!お言葉ですが私は反対です!」
「そうです。この様なひよっこに大将が務まるはずがありません!」
ずいぶんな言われようだね。そんなに自分の地位が欲しいのかな?
「ふむ、なら君たちは大将の責務を全うしとるのかね?この間の強行作戦の尻拭いは彼女の鎮守府の艦娘がしたと聞いたのじゃが?」
「そ、それは………」
あぁ、あの時のアホ作戦立てて自爆したのってこの人たちだったのか。
「とにかく、君には大将の席を用意したのだが受け取ってくれるかね?」
「…………一つ質問が。」
「何かね?」
「確かに私は彼が怪しいと見抜きました。しかしそれだけで大将の席に座れるのなら私より相応しい人がいるはずです。わざわざ私をここに呼んだのは他にも理由があるのでは?」
「……私と彼女以外の者は席を外してくれ。」
「元帥?!」
「外したまえ。」
「くっ………失礼します。」
他の人たちが出て行ったね。て言うか出て行く時私の事を睨むのやめて欲しいね。
「ふむ……君は鋭いな。」
「初めて言われましたね。」
「頼みと言うよりは確認じゃな。……君は艦娘になることが出来ると聞いたのだが、事実かね?」
「正確には艦娘になるんじゃなくて艦娘の艤装を私用に作り替えただけです。」
「それだけでも凄い事じゃよ。……それを量産することは出来るかね?」
「量産しても私以外の人は使えないから無意味ですよ?」
「他のものが使えるように調整するのは?」
「私の体は私が一番知っているので出来ましたが、他の人の体はその人が一番理解していますので、私以外の人用に調整するのは勝手が違うので出来ません。無理やりやったら多分人体のほうが耐えられません。」
「なるほど、理解した。新しい戦力になればと思ったのだがな。」
「ご期待に添えず申し訳ありません。」
「君自身はどの程度の戦力を保持しているのかね?」
「言葉は汚いですが大和型六隻でも捻り潰すことが出来ますね。」
「…………それは本当に元艦娘用の艤装なのかね?」
「そうですよ?」
「そ、そうか…………君に頼みたいことがある。それによっては今後君の艦隊を融通することもあるだろう。」
「何でしょうか?」
「二日前の南西諸島の海域で新たな深海棲艦が確認された。それを撃滅してきて欲しい。」
……嫌な予感が。
「……………特徴は?」
「報告では通常の姫と呼ばれる深海棲艦よりも禍々しい艤装を着け、腰から赤黒い尻尾のようなものをいくつも生やしているとあった。更に報告によると我々が来ている軍服に似たものを着ていたらしい。もしかするとこちらの重要人物を襲った可能性もある。十分に警戒してくれ。」
………それってどう見ても私じゃん。
「わ、分りました。」
…………どうしよう、すごい面倒なことになっちゃった。て言うかあれ見られてたのね。外でやったのが返って失敗だったかしら、今更だけど。