一週間後、おおよそ改二への改造の余地がある艦娘全員を一気に改造したため若干の資材部即に陥りかけたこともあったがなんとか平常運転出来るまでに持ち直した。
「飽きたわ」
「早いですよ、もう少し頑張りましょう!」
榛名が励ましてくれるがぶっちゃけ嫌なことは嫌だし、無理して頑張ってもいい結果は生まれない。
「だから少し休憩しよう。うん、そうしようそれが一番だよ」
「なら紅茶でもいかがですか?」
「ありがとう。それにしても何でこんな馬鹿みたいに書類の山が出来上がっちゃうわけ?」
「それは提督の改造が原因だと思うのですが……」
「でも、消費資材は駆逐艦レベルまで落としてるんだけど」
「そちらの消費ではなくて装備を作ったり、提督が使っている艤装の修復にかかる手間だったりだと思います」
「ふーん、要するに補給とかじゃなくて私が作り過ぎってこと?」
「大雑把にはそれで合ってると思います」
なるほどね、ならこうすればいい。
「もし資材を使わないような装備が作れるとしたらどうする?」
「そんな物があるのですか?」
「正確には少しだけ資材を使って全く新しい資材を作り続ける生成装置を創りだそうかなと」
「それならいいんじゃないでしょうか?ただ私一人の判断では……って提督?どこに行くんですか?!」
「工廠!早速作ってくる!」
「待ってください!………行ってしまいました、とにかく夕張さんに知らせないと」
工廠についてふと妖精さんたちの数が増えている気がした。
「妖精さん最近増えた?」
「アタラシイメンバーデス」
「ココノウワサハキイテルノデス」
「スキナモノガイッパイツクレル!」
「ロマン!」
「なるほどね、とりあえず今から作って欲しいものがあるんだよ、この漫画に出てくる………」
「私言いましたよね?工廠に行くなら誰でもいいので二人は連れて行ってと」
「はい……スイマセン」
「はぁ………で?今度は何やらかしたんです?」
「やらかしたって何よ!これも立派な戦力増強よ!」
「提督自身の戦力を増強させてどうするんですか?それに自分か作りたいだけでしょ?」
「ウグッ!」
「まぁ話は後でしますから何作ってんです?」
「夕張さん本当は提督に呼ばれなかったから拗ねてるんじゃ……」
「榛名さんうるさい!」
「……?」
「何でも無いですから早く説明を!」
「分かったわよ、今回はこの漫画を参考にしたのよ」
「………蒼き鋼の………これの何を作ってんですか?」
「この漫画にはナノマテリアルって言う情報さえあれば何でも再現することが出来る万能物質と、常に崩壊し続けているタナトニウムっていう物質があるの」
「………まさか」
「今回は、妖精さん達の不思議パワーと私の科学力を組み合わせてそれに限りなく近いものを無限に生成する装置を創りだしたわけ」
「凄いですね、それさえあれば資材消費を気にすることがないんですね?」
「残念だけどこれは限りなく似たものであって情報さえあれば何でも再現することができる訳じゃないの。作れるのはユニオンコアとか、侵蝕魚雷とか私の装備とかこの漫画の中の物か一部の物しか作れなかったわ」
「そうなんですか、それは残念ですね」
「待って、そのユニオン何とかってのはもう作っちゃったわけ?」
「えっ?うん、他にも色々と。ていうか私の艤装をリニューアルしたし」
「なんでそういう大事なことを誰にも相談せずにしちゃうわけ?!」
「いやー、ついつい我慢できずに」
「それで提督自身はどのような改造をなさったのですか?」
「よくぞ聞いてくれました!まずは機関のメインをユニオンコアに差し替えて演算能力の付加、並びに向上。次に今現在装備している物を全てナノマテリアル製にして、タナトニウム製の弾頭を装填してるよ。そして極めつけがこのナノマテリアルとタナトニウムの生成装置を艤装にも組み込んであるから、弾切れ燃料切れはないし被弾後の修復も自動で行えるよ!そもそもクラインフィールドを何重にも貼れるくらいには演算能力を高めたし、これで何も心配はいらな……い…………」
「そうなの、それは凄いのを作ったわね」
「あの、夕張さん?なんで怒ってるの?」
「私が?怒ってる?まさかそんな訳あるはずないじゃないですか」
「ヒゥッ!」
「ちょっーーとその装備についてお話があるのでついてきてくれますか?」
「は、榛名助け」
「連行ー」
「いやぁぁぁああああ!誰か助けてぇぇぇええ」
「………すいません、今の私には夕張さんを止めることは出来ません」
その日、鎮守府の中で一日中女性の悲鳴が絶えなかったという……
今回は提督強化ターンでした
ついに霧の戦艦の技術まで取り入れましたが、まだ提督は進化の余地を残しています。この意味がわかりますね?