あの後夕張に怒られて泣く泣く壁を修復したあと提督室に戻って書類仕事をしていた。改造はしばらく控えないとまた夕張に怒られちゃうからね。
「提督、ちゃんと仕事してますかー?」
「してますよー」
「ならいいですけど」
ただいま赤城さんと加賀さんに見張られています。別にやましい事する訳じゃないからいいんだけど、赤城さんの持ってるおやつからいい匂いがして集中できない。
「赤城さん、ここでおやつを食べるのはダメよ」
「で、でも加賀さん!私さっき演習行ってきたからお腹空いてて…」
「ここで食べるなら、夕飯のおかわりなしですよ?」
「…………食堂で食べてきます」
「赤城さん……行っちゃった。加賀さん、別にここでおやつ食べるくらいなら許しますよ?」
「そうではなくて……その、提督に聞きたいことがあったから」
聞きたいこと?皆目検討もつきませぬ。
「工廠の艦載機置き場に見慣れない艦載機があったので何かしらないかと」
「それは多分私が装備してる奴ね、でもなんで赤城さんを外したの?」
「…………以前、空腹のあまり瑞鳳の九九艦爆を破棄してボーキサイトを貰ってたので」
赤城さんェ…
「それらにしても、提督が装備しているのですか?」
「そうだよ、といっても艦娘にならなきゃ当然使えないけどね」
「よろしければ使っているところを見せてくれませんか?」
「いいけど、仕事は?」
「あとで帰ってきたら私も手伝いますので」
「おっけ、なら早速行こう!」
やって来ました、工廠です。
「提督………すごい綺麗ですね」
「そう?ありがとうね」
「い、いえ………///」
※提督は自分の笑顔の破壊力を知りません。ある意味最強の装備です。
「じゃあ早速飛ばしてみる?」
「その前に基本的なスペックを聞きたいんですけど、よろしいですか?」
「いいよ、まず艦爆のほうね。名前は零一式艦上爆撃機『烈火』。これは大型爆撃機ね。武装は投下式爆弾、ロケット弾、あとは速射式のガトリング砲を両翼に一門ずつ。これが航空攻撃の主力ね。もう一つは零二式艦上攻撃機『極星』、これは四つの指向調節型エンジンと大型レーザー装置、それとレーザー発射可能な小型のピットを子機として持ってるわ。本体はステルス機能が付いているからピットと合わせればまず落とされないわね。こっちは牽制と囮用ってところかしら。説明はこんなかんじよ」
「話だけでしたけど随分オーバースペックなんですね」
「深夜テンションでつい悪乗りしちゃって……」
「それでは、飛ばしているところを見せて頂けますか?」
「分かったよ、それじゃあ、行「提督ー!何してるんですかー!」…うっ、夕張……」
「私、改造も工廠に行くのもしばらく禁止にしたはずですよね。なんで加賀さんまで一緒にいるんですか?!」
「「………ごめんなさい」」
結局提督室に戻って更に量の増えた書類仕事をやらされた。
武装の説明
零一式艦上爆撃機『烈火』
鋼鉄の咆哮から 超兵器 大型爆撃機アルケオプテリクスを小型化し速力を上げた改造品。小型化の代わりに爆弾の積載量は減った。ただし爆弾一つ一つが一撃必殺なので結局火力は上がった。
零二式艦上攻撃機『極星』
鋼鉄の咆哮から 超兵器 フォーゲルシュメーラの改造品。原作では主砲の大型レーザー攻撃中に動けなかった難点を克服しピット自体の砲撃力も大幅に上昇した。また上位ステルス性能を持ち、レーダー及びカメラに映らない。(ピットは別)