「さてと、なんで呼ばれたかわかるか?」
「哲君が私に告白したいから?」
「なんでそうなる!そうじゃなくてなんでお前が艦娘用の艤装を装着してるんだよ。」
「哲君にはそのへんも含めて全部説明するよ。」
そう言って立ち上がり説明した。
「まず大前提だけとこれは艦娘用の艤装じゃないから。」
「どういう事だ?」
「正確に言うなら艦娘用の艤装を参考にして作った私専用の艤装、もちろん人間用のね。」
「なるほど、艦娘になっているわけではないのか。」
「そうそう、だからみんなが使ってる主砲だとか魚雷だとかは私は使えない訳、だから全部手作りなんだよ。」
「分かった。次だ、お前の基本スペックを教えてくれ。」
「分かったよ、えーと、バストサイズが89…」
「そんなこと聞いてない!」
冗談通じないなぁ。顔赤いけど。
「えっとねー、全体的なステータスは艦娘よりも少し強いと思ってくれればいいよ。」
「少しか……」
「まぁ、私の少しと哲君の少しが同じかどうかは知らないけどね。」
「おい!」
「最後に武装だね、取り敢えず今日までで作って積んでるもの全部あげてくよ。今妖精さんたちが作ってるのはカウントしないから。主砲は列車砲ドーラを参考にした物を、左手に近距離戦用のグラインドブレード。正式名称は対警備組織規格外六連超振動突撃剣。で、左腕のブレスレットが千手皎天汰炮、パスワードの詠唱をすると非固定砲台を六つ出すよ。後は腰につけた四十連熱源探知式酸素魚雷砲二門と艤装の各所に対空砲ファランクス、背中のマルチプルパルス、これは小型レールガンを10枚一束で五枚重ねを二門配置してるよ。最後に肩に付けた対式四段鉄鋼甲板と零一式艦上爆撃機『烈火』、零二式艦上爆撃機『極星』がそれぞれ70機ずつ。以上が私の艤装の武装だよ。」
「やり過ぎだバカ!お前は何と戦うつもりだ!」
「何って……自分の限界?」
「さっさとやられろ!」
「そうカッカしないで、私はこれで済ましてるんだからいいでしょ?」
「まったく……"私は"?他にも改造した奴がいるのか?」
「夕張の速力を島風と同じくらいに、弥生は火力と装甲を重巡洋艦程度まで底上げしたよ。」
「オーバースペックも良い所だ。」
「いいじゃん別に、私の勝手でしょ?」
「そんな自由にやってるとそのうち目をつけられる「素晴らしいじゃないか。」……だから言ったのに。」
「君の艦娘は素晴らしい性能を秘めているじゃないか、君が改造を行ったのかね?」
「……そうですけどー。(早くどっか行ってよ
)」
「なら早速私の艦隊も改造をしてくれたまえ。」
「はぁ、何言ってるの?」
「私は君の上司だ、上司の命令には従ったほうがいいぞ?」
「あんたみたいな自己中ナルシスト野郎に私の技術なんて勿体無いわ、豚に真珠って言葉知ってる?」
「き、貴様!上司に向かって何だその口の聞き方は!」
「あんたみたいのは上司とは言わないわ。」
「こうなったら、君のところに明日お邪魔するとしよう。そこで私が勝ったら君を私専属の技師として迎え入れる。」
「そんなの聞いてないんだけど。」
「これは決定事項だ、せいぜい明日までに荷物の整理でもしておくんだな!」
「……おい、いいのかあんな事言ってるぞ?」
「いいわよ別に、明日再起不能になるまで鉛球ぶち込んどくから。」
「こいつはこいつで怖えな……」
次回、噛ませ犬落つ!