後、新たなる力を手に入れた雁夜がその力を使いこなすまでの過程とかもうまく書けたらなぁと思っています。
カルトに食わせる飯はない
誰かに言って貰わないと動けない私は、きっと貴方にとってあまりにも重荷だったでしょう。
貴方に委ね、貴方に従い貴方に傅く。
それが私の意味だから、それが私の意義なのだから。
・とある置き手紙より抜粋。
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・午後13時0分...聖堂教会異端審問局本部。
「ではこれより、第一審を始めます」
『おやおや、局長直々に審問回を開いて頂けるとは実に光栄ですね』
三大機構による中華魔術連討伐1ヶ月、あの攻防戦の最中に捕縛された人差し指メンバー、オルフェウスの処遇を決める審議が行われようとしていた。
「黙れオルフェウス、お前の処刑自体は既に決まっているが、この場はその方法を審議する場だ...静かにしておいた方が身のためだぞ?」
『おぉ怖い怖い、その眼を見ていると冷たすぎて凍えてしまいそうですねぇ。
...久しぶりのお喋り何ですからそんな怖い眼をしなくても良いじゃあないですか、ねぇ?元上司殿?』
「いい加減にしておけよオルフェウス、この場でお前を挽き肉みたいにしても良いんだぞ?」
『ハハハッ!それは面白い!...精々派手にやられると良い、私めはあくまでも虜囚です故逆らいはしませんよ?
とはいえです、私が何故貴方がたにわざわざ捕縛されたとお思いです?実はですねぇ、これも指令の一つに過ぎないのですよ!』
「何?」
『ですから、私めが素直に捕まりましたのはそれが私めに課せられた指令であり、今もまたその遂行中であると、そう言っているのですよアルカ・セントリウス局長殿』
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時刻は変わり、LLLコーポレーション冬木本社。
「それで僕の所に来たと、隣町の件と良い中華魔連の時と良い人差し指に振り回され過ぎてるよね僕ら」
聖堂教会異端審問局第一機甲猟兵団局長アルカ・セントリウスはアンジェルの元を訪れていた。
「はい、アンジェル様のご意見をお聞きしたく」
「僕としては彼らとはあまり関わらない方針だったんだけどね。
この前の中華魔術連を巡る一連の事件全てに人差し指が関与していた疑いが出てきたなら、それは僕も動かざるを得ない状況だ。
それで?君たち聖堂教会は僕に何を求めるのかな?」
「重ね重ね申し訳ありません、面倒をかけることにはなるのですが私と共に聖堂教会異端審問局の本部に来ては貰えないでしょうか?」
アンジェルは考える、これはまたとない機会なのではないか?
「一つ質問良い?」
「何でしょうか?」
「同伴者として雁夜にも着いてきて貰っても良いかな?」
「...あのアンジェル様、貴方はもう一人でも動き回れるのでは?確か貴方に課せられた制約は一度解除してしまえばその後は効力を発揮しないものと思われますが...」
その言葉に口ごもるアンジェルを見てアルカは確信した。
この人今回の用事にかこつけて間桐雁夜と一緒にお出かけしたいだけだ!!!
「えっと、連れてこられるのは構わないんですけど、あの方状態はどうなんです?その...前回大暴れした時はあの場にいたワン一族の生き残りを全員補食したわけですが、人間性失ってたりしません?」
「むしろ前以上に人間として強くなったよ雁夜は、あれからずっと『何かあったらいつでも俺を隔離出来る鍛練の場所が欲しい』って言うからワープ列車をお勧めしたら1ヶ月間一回も欠かさずに1日一回ワープ列車に籠るようになったよ」
「えっ?それうちのニムロッド以上の化け物になってるんじゃ...」
「あはは...どうだろうね」
遠い目をするアンジェルを見てアルカは、この人もこんな顔をすることがあるんだなと思った。
「意外ですね、アンジェル様がそんな顔をするなんて知りませんでした、何だかとっても可愛く見えてきてしまいましたね」
「ひっ!?その眼はやめて、モナコの変態を思い出して寒気がするから!!!」
アンジェル、可愛いものを見る目で見られるのが苦手なのであった。
ちなみにアンジェルが一番苦手な相手はニムロッドである(二番目がモナコの変態ことヴァン・フェム)
「とにかく!僕にきて欲しいなら雁夜も連れていくからね!!!」
「良いですよ、ニムロッドたちもきっと喜ぶでしょう、この前の一件で第一機甲猟兵団の面々も彼のことを心強い同士だと認識したようですから」
「何それ初耳なんだけど」
※ニムロッドたちは雁夜と戦ってみたくてうずうずしています(なおワープ列車内で雁夜と模擬戦をしているのはウサギ部隊です)
「それじゃ列車に籠ってる雁夜たちを呼び戻すね...(雁夜~聞こえてる?)」
『どうしたんだアンジェル』
「(今お客様が来ててさ、その人が私をご指名なんだけど君にも着いてきて貰って良いかな?)」
『構わない、むしろ俺がリードしないといけないのに会話に入ってないせいで言い出せなくてすまん』
「(良いの良いの、君が着いてきてくれるってだけで嬉しいよ、やっぱり僕の隣は雁夜じゃないとね♪)」
アンジェルよ、お前性別不詳のミステリアス系キャラではなかったのか?最早どこぞの殺した責任とって貰うんだから系ヒロインみたいになってきているぞ。
なおこの後、アルカが女子会兼恋愛トークしません?と聞いた結果、キャパオーバーしたアンジェルは気絶した。
能力はクソ強いのに恋愛とかそっち方面にはクソザコなのであった。
今章では聖杯戦争に繋がるまでの過程、そして人差し指の盛大なやらかしなどを描いていく予定です。
そして、この章が終わればいよいよ聖杯戦争編が幕を開けます。
ただ、その場合聖杯戦争編は第四章と言うことになるのですが、作者4って数字あんまし好まないタイプなのでそれを聖杯戦争編にぶちこむのちょっとだけ抵抗あるんですよね、もしかしたら更に章を挟む可能性もあります。
まぁ時系列が急に年単位で飛ぶのは原作の方のFateでも良くあることなので、うまいこと理由つけて聖杯戦争編をスタート出来ないか頑張ってみます(無理だったらその時はちゃんと前書きか後書きで告知するので許して...)
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