ところで知り合いにアホみたいにトンチキな小説書く方がいるんですが、そのお方にこの小説見せたらトンチキ過ぎるけどそのまま行けって言われました。
なんでトンチキな人にトンチキって言われるんだろう、心当たりがないなぁ。
閲覧許可...承認、■■部門記録番号01-A-001R.Aを解放します。
『記録01ーA-001R.A』
きょうはおかあさんがおそとのほんをもってきてくれました。
おかあさんはかえってくるといつもおそとのはなしをたくさんきかせてくれます。
でも、おそとにつれていってはくれません。
おそとにはわるいひとがたくさんいて、ぼくをひどいめにあわせるからです。
なので、ぼくはおかあさんのおはなしでしかおそとのことがわかりません。
でも、おかあさんがもってきてくれたえほんは、とてもすてきなものでした。
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「ーーー!」
誰かが呼ぶ声がする、何処か懐かしくて暖かいような。
「ーーや!」
ん?もしやこの声は?
「雁~夜!聞こえてるぅ?ん~変な気配を感じたから戻ってきたのに何もいないし...」
あぁ、あんただったのか。
「どうしたんだCEO、何かあったのか?」
「あっ気がついたみたいだね、今この部屋に張り巡らされたセンサーが異常を感知して僕に通知が来たんだよ、何かあった?」
おそらくあれのことか、夢じゃなかったんだな。
「今日使った鏡技術?夢の中であれを使って被った人格の持ち主に会ったんだ」
「えぇ!可能性の世界の自分に会えちゃったの!?」
えっ?もしかして珍しいのか?
「意図的に可能性の世界の自分とお話するために鏡技術を使ったならまだしも、今回はあくまで戦闘用の一時的な人格付与だよ?それで完全に接続してしかも会っちゃうなんて、雁夜はやっぱり持ってるねぇ~、やっぱり君を引き入れて正解だったよ」
「そこまで珍しいとはな」
「うんうん♪ところでその手に持ってる黒い本は何?」
まさか、此方にもあるのか?
「これは、もしかして夢の中で貰った本!?まさか現実世界にまで持ってこられるとは...てっきり俺の夢の中でだけ存在するものかと」
「それ、EGOと似た反応が出てるよ」
はっ?
「しかもリスクレベル最高位の1個下くらいに強い力を感じる」
ちょ!ちょっと待ってくれ。
「ちょ~っと調べさせてねぇ、どれどれ?...これ凄いね、誰かのEGOに近い何かに鏡技術と〝本〝を被せて1つのものとして成立させてる、こんなものを作れる人がいたんだね...でもこれ、中に何か異物が入ってる?あまり悪いものでは...あぁ、これが高エネルギー反応の出所かぁ」
「なぁ、ちょっと近くないか!?」
「...?これくらい普通じゃないかな、もしかしてドキドキしちゃった?」
うっ。
「図星なんだぁ、へぇ~?」
まずい!これは凛ちゃんが面白い玩具を見つけた時にする目と同じ目だ。
「もしかして君、その様子だと僕のこと女の子だと思ってたでしょ!」
「まさか違うのか!?」
「どっちだと思う?」
これはどう答えるのが正解なんだ?ここで失敗するとしばらくからかわれ続けるのは凛ちゃんの時で解っている!どうする俺!どうすれば良い!!!
「ん~♪困ってる困ってる、しょうがないから特別に教えてあげちゃう!」
えっ?ちょっと待てぇ!おもむろに服を脱ごうとするんじゃない!!!
「えいっ!」
「うわぁ!ちょ、目を閉じてるからすぐ服を着ろ!!!」
CEOが自分の服を捲るところが一瞬見えてしまったが...大丈夫だ!俺は見てない!絶対に見てない!!!
何かCEOが目の前で俺の顔を覗き込んでるような気配がするが気のせいに違いない!
「もぉ~!そんなに慌てなくても大丈夫だよ、ほら!」
これ以上目を開けないと無理矢理目をこじ開けられそうな気がしたので、俺は恐る恐る目を開けて絶句した。
「何もない?」
目の前で服を捲るアンジェルCEOの体は〝あるべきところにあるべきものがなく〝〝出るべきところも出ていない〝
性別を象徴するものが何一つないのだ。
「どうなっているんだ?俺は...まだ夢の中にいるのか?」
「ふっふっふ~♪違うよ、僕には定まった性別がないの」
どういうことだ?
「えっとねぇ、お父さんは『完璧な生命体を創造する一環で2つの性別を併せ持つようにした』って言ってたよ」
「えっ、つまりクマノミみたいなものなのか?」
「誰が○モだ!いくら雁夜でもぶち○すよ!!!」
※型月だとデオンさんとかエルキさんなんかが性別わかんなかったりなかったりします。
※○の中身はネズミの国に怒られるのでスタッフが隠しました。
「まぁ良いや、ところで雁夜はどっちの僕と仕事がしたい?やっぱり女の子かな、それとも男の子のほうが良い?君の好みに合わせてあげる♪」
おう...勘弁してくれないか、ただでさえ色々なことがありすぎて頭がパンクしそうなのに更に凄まじい爆弾を放り込むのはさ、胃と脳が死んでしまいそうだ。
「あぁ!気絶で逃げようとするんじゃない!」
「勘弁してくれ、俺の頭がパンクする」
「どっちか選んでくれないと、ころころ性別変えながら抱きついちゃうぞ♪」
あっ、やば...
「あっ、ほんとに気絶しちゃった...これ判定どうしよう?どっちか選んでくれなかった判定で良いのかな?うーん...流石に成人男性に抱きつきまくるのはセクハラになっちゃうし」
アンジェルは気絶した雁夜の頬を細い指先でつっつきながらひとりごちる。
「もぉ、君そんなピュアピュアなやつだっけ?何か僕の知ってる情報と違うんだけど?まぁ、反応が可愛いかったから許してあげなくもない...でも僕のことをニ○扱いしたのは許せないので、やっぱり起きたらEGO取り扱い訓練に数時間放り込んじゃお♪」
間桐雁夜24歳、LLLコーポレーションの共同管理人にされた時並みの理不尽と災難である。
その、なんだ...そのうち良いことあるから強く生きろ!...多分な。
【開示情報New】
・アンジェルは決まった性別を持たないが気分次第でどっちにもなれる。
【作者からの追加開示情報】
・ちなみにどっちになっても体型は変えられないから胸はうっすいし体は細いぞ、なんかパワーは物凄いけど。
うっすい胸好き好き勢大歓喜の体型である、
ただしアンジェル本人にそれを指摘すると『何もない』とか『寄生樹』とか送りつけられるから注意しよう!
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