???「おい、サッカーしろよ」
投稿時間が少し遅くなりました。
やっと出したかった登場人物が出せました。
(前編)としておりますが、来週に追記して(後編)ではなく第10話と修正するかもしれません。こんな読み物で申し訳ございませんが温かい目で見てください。
?????
前世で鬼として最後に歩いた夜の町並。朱紗丸はこれが過去をベースとした夢と自己完結しながら矢琶羽と歩いていた。矢琶羽は最後に共闘した戦友。会うのは初めてだったが話している内に意気投合し、戦闘でも互いの血鬼術を合わせ戦ったりするなど決して悪い関係ではなかったのだが・・・。
(距離が遠いのじゃ・・・)
さっきから3歩先を歩かれていることに朱紗丸は気落ちしていた。自分の胸や股をペタペタ触っていたところをバッチリ見られてからよそよそしい。夢であれ久しぶりの前世の身体なのだ。少しは大目に見てほしかった。
「おい、朱紗丸。お前はどんな血鬼術が使える?」
「実際に見てもらった方が早いのう!血鬼術『毬』!!」チリン♪
矢琶羽が振り返り尋ねてきた。朱紗丸は過去と同じやりとりをしようと決めていた。己の血鬼術を発動して・・・
「・・・なんだそれは?」
「これはサッカーボールといってのう!未来の遊戯に使われるもので、足でこれをゴールに蹴り入れて相手チームと得点を競い合う・・・って、なんでサッカーボールなんじゃ!?」
掌に現れたのは血鬼術で作られた鞠ではなくサッカーボールだった。しかも何故かブルーロック仕様のである。朱紗丸は出てきたサッカーボールを地面に叩きつけた。
「ええぃ、鞠っ!鞠っ!鞠ぃぃぃぃぃ!」チリン♪チリン♪チリン♪
ゴロゴロと出てくるサッカーボール。朱紗丸は泣きたくなった。
「・・・・・・。」( ;∀;)
「・・・・・・。」(ー_ー;)
矢琶羽は無言でまた歩き出した。『夢ならもう醒めてくれ』と願いつつトボトボと朱紗丸も歩き出した。
チームZ
トレーニングフィールド
朱紗丸と潔の弟が寝たきりになってから2日がたっていた。潔達は10人でトレーニングフィールドにいたが、別々のトレーニングや練習をしていた。前日に朱紗丸からアドバイスを受けた國神、伊右衛門、成早、潔そして五十嵐が個別トレーニングをやりたいと言い出したからである。(ただし五十嵐はサボりたいのが見え見えだったが)
潔は朱紗丸と大切な弟が寝たきりになったことにショックを受けていたが、今は筋トレに専念していた。今はなにも考えたくないというのもあった。
(追いつくんだ!あの2人にも皆にも!まずは自分の武器を活かせる身体作りをするんだ!)
「各自個別メニューに取り組んでるチームZども。精が出るね〜」
「絵心。朱紗丸達はまだ医務室で寝てるのか?」
いち早く絵心がスクリーンに映ったことに気づいた伊右衛門が問いかける。
「ああ、2人とも寝てるよ」
素っ気なく絵心が答える。2人とも救急車で病院に運ばれ検査を受けたが、医者からは原因不明と告げられた。だが眠っているだけで緊急性が無いため、ブルーロックの規定に則り医務室に戻されていた。
「俺達はこれからどうなるんだ?まさか10人で戦えって言うのか?」
「そうに決まってるだろう」
國神の問いにさも当然と言わんばかりに答える絵心。
「眠っていようがチームが2位以上、またはチーム内得点王なら2次選考進出の条件は変わらない。朱紗丸は現在チーム得点王。この後2連敗かつ無得点で3位に転落しても朱紗丸は2次選考進出だ」
「そうなるのか・・・。3得点で並んだ場合はどうなる?」
久遠が聞き返す。
「その場合はフェアプレーポイントで決め、それでも並んでいる場合はブルーロックランキング最上位者が得点王となる。だが、例え並んだとしてもお前らが最上位者になることはねえよ」
「え、なんで!?」
成早が驚いて聞き返す。
「1試合GKやっていて3得点。2試合でお前らチームZは18得点をしているが、内3点は朱紗丸のゴール。アシスト数を含め1番結果を出しているのが朱紗丸だ。逆にお前らが俺の立場なら誰を取る?」
潔達は誰も言い返せなかった。
「まぁお前らが心配するのもわかる。お前らは朱紗丸のおかげで2連勝出来たんだからな」
「絵心、てんめぇそんなわけ
「ないとでも言うつもりか?お前らがゴールを奪えたのは誰のおかげだ?チームがまとまっているのは誰のおかげだ?戦術や練習メニューのアドバイスをしたのは誰だ?」
反論しようとした雷市を絵心は淡々と事実を述べて論破する。
「反論したいなら結果で示せ。朱紗丸がいなくてもゴールを奪えるというのであればな」
そして次の組み合わせが発表されるのであった。
10人対11人の変則試合が始まろうとしていた。
?????
前世での最後の夜の記憶をなぞるように愈史郎と言う鬼を吹っ飛ばした朱紗丸。記憶通りに屋敷から鬼殺隊の男子と
「なんだあの鬼の娘は。お前を指さしてるが知り合いか?」
「まさかまたこうして相対出来るとはのう。夢であれ嬉しいぞ!」
「禰豆子、どうしたんだ?あの鬼の娘のこと、知っているのか?」
「ムームー!」
何故か夢の中の禰豆子がパタパタと両手を上げ下げしながら朱紗丸を指さしていた。
「矢琶羽よ。あの鬼の娘とはわしがやる。手出し無用じゃ・・・」
「ムー・・・」
朱紗丸が殺気を飛ばすと、禰豆子も臨戦態勢を取る。男子2人は朱紗丸と禰豆子を見て離れていく。
「血鬼術『鞠』!」チリン♪
「ムウッ!!?」
出てきた鞠・・・ではなくサッカーボールに何故か禰豆子が驚愕していたが
「そぉりゃああ!!」
チャンスとばかりに禰豆子に蹴り込む。
「ムムー!!」
禰豆子も負けじと蹴り返す。
2〜3度蹴っては蹴り返すを繰り返すうちに、朱紗丸は禰豆子から違和感を覚える。
(上手い・・・。だからこそ違和感がするのじゃ。こやつこんなに
前世で負けた時に最初は蹴り返そうとした禰豆子の片足を弾き飛ばしたが、今回は最初から蹴り返してくる。どうせ夢であるしそれはかまわないのだが、蹴り方が正確過ぎる。まるで
「ならば
「ム!?」
さらに血鬼術を発動してボール増やし、連続で禰豆子目掛けて蹴る。
「ムームー!!」
禰豆子の蹴り返した1個目のボールが2個目に当たって弾かれる。
「やるではないか!さすがわしの宿敵!だが例え夢でも・・・いや夢だからこそ負けられぬ!!」
「ム?ムームーム!?」
何故か大きく首を振りパタパタとサッカーボール(ブルーロック仕様)を指さす禰豆子。
「ムームーなに言ってるかわからんが次で仕舞いじゃ!!」
チリン♪とサッカーボールを掌に作り出し、回転をかけながら足下に落とす。
「仕舞いじゃ!!!」
過去一番本気で蹴ったボールは、禰豆子に迫る途中で軌道を変える。
「ムゥ!?」
蹴り返すことが出来ず真上に蹴り上げてしまう禰豆子。しかしボールの位置を確認するやいなや、禰豆子は背中を見せ跳び上がる。
「まさか!?」
「ムムー!!」
鬼のスペックを最大限使い、建物2階分ほどまでジャンプしてバイシクルシュートを朱紗丸に放つ禰豆子。だが、
「否!今度こそ・・・」
打ち下ろされるシュートに突っ込む朱紗丸。
「仕舞いじゃああああ!!!!!」
ボレーシュートを禰豆子に蹴り返す。空中で回避出来ない禰豆子の顔面に当たって屋敷に吹き飛ぶ。禰豆子が加えていた
「勝った・・・・・・。禰豆子に勝ったのじゃ〜!!!」
朱紗丸は初めてガッツポーズをした。前世から今世に至るまで、これほど誰かに勝ちたいと思ったことがなかったからだ。
崩れた屋敷から禰豆子が歩いてくる。その身体は何故か透けていた。
「禰豆子!?その身体は・・・」
「また、あそぼっ♡」(⌒▽⌒)
ふと周りを見渡すと、建物も月も自分の身体も透け始めていた。もうすぐ目が覚めるのかも知れない。
「そうじゃな・・・。わしも楽しかった。いつかまたどこかで、のう・・・」
完全に禰豆子が消えた。矢琶羽達が戦っていた方角からも屋敷にも何の気配もない。
「おかしな夢であったがやっと帰れるのじゃ♪」
突然身体中から汗が溢れ出る。夢に引き戻される。闇夜が紅く染まる。例えこれが夢であろうとあの御方だけは絶対なのだから。
禰豆子ちゃんと無惨様登場!
無惨様の登場回です。もう少し朱紗丸君の夢にお付き合いください。
また、文才が皆無で読みにくいと思いますがお許しください。
細かい矛盾点等は本作設定ということでご了承ください。
誤字脱字や明らかな矛盾点等があれば、感想にてご指摘いただけると幸いです。
感想・評価いただけると嬉しいです。
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