魔法科高校の劣等生 達也の相棒   作:コウカワ

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入学編9話

森崎の謝罪などがありながらも午前の授業が終わり昼休みとなる。

「御坂、一緒に食べないか?」

「すまない先約があってな。また今度。」

「そうか、じゃあな。」森崎と別れ、深雪と一緒に教室を出る。

「しかし、深雪や達也はわかるけど俺まで呼び出しくらうとはな。」

「そんなことないですよ。真琴さんは素晴らしい方ですし。」と深雪が答える。そうなのかな?どうやら今日の登校途中に七草会長直々に昼食のお誘いを兄弟揃って受けたらしい。その時俺にも一緒に来て欲しいと会長から言われたそうだ。だからいま俺たちは生徒会室に向かっている。途中でE組の達也と合流し三人揃って生徒会室に入る。

「こんにちは。三人とも入って、入って。」すると生徒会長自らに出迎えられる。

「そうだ、料理は何が良い?お肉と魚と精進があるけどどれにする?」と言われて精進でお願いする。するとほかの二人も選び三人で席に着く。

「生徒会室にようこそ。入学式で紹介したけどもう一度生徒会のメンバーを紹介するわね。この子は3年で会計の市原鈴音。通称リンちゃん。「私をそんな風に呼ぶのは会長くらいなものです。」と、そっちの子が二年で書記の中条 梓 通称あーちゃん。「会長、私にも先輩としての立場があるのであーちゃんはやめてください。」とまあ生徒会メンバーはこんな感じよ。」と会長がメンバーを紹介する。あだ名を付けるのが趣味なのか?と俺が思っているとあることに気付く。「会長、もうひとり男子のメンバーの方が一人いらした気がするのですが?」「ああ、はんぞー君なら部活連の方で食べているからここにはいないわ。」と会長は返す。なるほど、女子生徒ばかりの生徒会室では食べにくいだろうしな。「あと摩利を紹介してなかったわね。入学式で知っているとは思うけど風紀委員長の渡辺摩利。風紀委員だけど生徒会室で一緒に昼ご飯を食べているの。」

「風紀委員長の渡辺摩利だ。よろしく」

「1年E組の司波達也です。」

「1年A組の司波深雪です。」

「同じく1年A組の御坂真琴です。」とこちらも自己紹介を済ませると料理ができたようなので取りに行く。1つ少ないと思っていると渡辺先輩はお弁当を取り出す。

「そのお弁当は渡辺先輩がお作りになられたのですか?」「そうだが、意外か?」深雪の質問に渡辺先輩は答える。「いえ、少しも。その手を見れば普段から料理を作っているのがわかりますから。」と達也の返答に気恥ずかしくなったのか渡辺先輩は両手を隠す。達也の横で俺はその洞察に呆れながら「ハァ」とため息をつく。

「そうだ、お兄様。私たちも明日からお弁当にしましょうか?真琴さんも一緒に。」

「それは魅力的な提案だけど三人になれる場所がね。」「深雪だけで三人分作るのは大変だろ?そうなると俺も作るのを手伝わないとな。」と深雪の提案に達也と二人で答える。

「これだと三人兄弟のようですね。」と市原先輩。

「考えた事はありますよ。真琴のような弟が欲しいと。」「達也、そんなこと考えてたのか?」と俺が聞くと、

「もちろん冗談だよ。」と達也は答える。すると隣で深雪がなぜか顔を赤くしている。

「深雪どうかしたのか?顔が赤いが大丈夫か?」と俺が聞くと「な、何でもありません///。」と深雪は返す。周りのみんなは呆れている様子だった。俺なんかしたか?

 

Side 深雪

 

お兄様、真琴さんのような弟が欲しいってつまり私と真琴さんが結婚でもしないと無理ですよそんな。

いや、真琴さんが相手では嫌というわけではないですよ。むしろそうなったらいいなとも思ってはいますがそんな先輩方の前でそんなこと、第一まだ真琴さんと付き合ってもいないのにそんな、って先輩方、何こっちに向かって親指を立てているんですか。肝心の真琴さんは気づいていないようですがああ、深雪は、深雪はぁ。

 

Side 深雪 out

 

その後深雪がなんとか復帰して昼食も食べ終わったところで七草会長は本題に入る。

「当校の生徒会では生徒会長以外の役員は会長が選任、解任を行っています。そしてこれは毎年の恒例なのだけど新入生総代を務めた一年生には毎年生徒会の役員になってもらっています。深雪さん、私はあなたが生徒会に入ってくださることを希望します。それと私は真琴君にも生徒会に入ってもらいたいと思っているの。二人共引き受けて頂けますか?」と深雪に向かって言う。

その後深雪はこちらの方を向く。俺と達也が首を縦に振ると「会長は兄の入試の成績をご存知ですか?」と突然深雪は会長に問いただす。隣で達也が驚いたような顔をする。「おい、深雪「確かに有能な人材を迎え入れるというのなら俺や深雪よりも達也のほうが優秀です。先ほどの申し出には喜んで末席に加わらせていただきたいと存じますが達也も一緒にとは行きませんでしょうか。」真琴まで。」と俺も立ち抗議する。確かに達也は有能だ。

俺や深雪が選ばれて達也が選ばれないわけがないだろう。「残念ながら、それはできません。生徒会の役員は一科の生徒から選ぶと決まっています。これは不文律ではなく規則です。覆すには生徒総会で生徒たちの意見を聞かなければなりません。」と市原先輩が言う。

「そうですか、分を弁えぬ申し出をしてすみませんでした。」深雪が謝り礼をして俺も続くように頭を下げる。「えーと、じゃあ決まりね。これから深雪さんは書記、真琴くんは会計として生徒会に入ってもらいます。仕事内容はあーちゃんとリンちゃんそれぞれに聞いてね。」と俺と深雪の生徒会入りが決まった。

 

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