魔法科高校の劣等生 達也の相棒   作:コウカワ

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入学編14話

俺が服部先輩を医務室に届けたあと、達也から連絡を受ける。どうやらみんな生徒会室に戻るようだ。俺も医務室から立ち去ろうとすると「待ってくれ御坂。」と椅子に座っている服部先輩に呼び止められる。

「なんですか?」

「いや、医務室まで同行してくれてありがとう。御坂。」

「いいですよ。大したことじゃないので。」

「そうか。それじゃあ・・」

そう言って服部先輩がこちらに手を差し出す。

「生徒会副会長の服部形部だ。改めてよろしく。」

「はい。改めて、御坂真琴です。今後共よろしくお願いします。」

そうして俺は服部先輩と握手を交わした。

(青春ねぇ。)余談ではあるがそんな二人を医務室の職員が見ていた。

 

 

Side 達也

生徒会室についたあと深雪は生徒会室に残り生徒会の方々に見送られつつ、俺は委員賞の後に続いていく。

「そういえば委員長。なんで生徒会室の奥に向かってるんですか?」

「ああ、言ってなかったな。生徒会室と風紀委員会本部はここの通路で繋がっているんだ。

 生徒会室のちょうど真下に風紀委員本部があるんだ。」

そんなことを聞きながら委員長に続いて階段を降りていく。

そのまま裏口を通りぬけ、風紀委員会本部へとたどり着いた。

「風紀委員会本部へようこそ。ん?普段ならもっと散らかっているはずだが?」それは問題発言ではないか?

と俺は思いながらあたりを見渡すと一人の男子が掃除をしているのか? ん、どこかで見たような?

 

Side 達也out

 

かれこれ1時間前、風紀委員会本部

 

Side 森崎

「よし。」まずは自分を変えるための第一歩だ。そう決心して、僕は今風紀委員会本部の前に来ている。

自分は魔法師として未熟なのが御坂と話してみてわかった。覚悟の違い、意識の違いであんなに人が大きく強く見えた。御坂と僕は確かに違う。だが今の僕が下でアイツが僕よりも上である事はわかった。魔法師としても一人の男としても。だがそうだとしても俺はアイツに追いついてみたい。だからまずはその第一歩、俺は風紀委員会への推薦をもらっていた。これを使わない手はないすぐに風紀委員会に入れてもらおう。僕はそう思ってドアを開けた。

「失礼します。ってあれ?」中には誰もいないしかなり散らかっている。いつもこんな感じなのか?まあ、少し待っていれば委員長の渡辺先輩か先輩の誰かが来るだろう。僕はそう思って椅子に座って待った。

 

10分経過

「まだ来ないなぁ。」

 

15分経過

「しかし汚いなこの部屋。」

CADとかもとっ散らかってるし。

 

20分経過

「まあ、書類をまとめるくらいはしても大丈夫かな。」

こうして俺は掃除を始めた。

 

Side 森崎out

 

「ここで何してるんだ?」

「いや、汚かったから掃除をってワアァァ。」

俺はそう聞くとそいつがすぐ離れる。心外だな。俺は幽霊か何かか?しかもコイツはたしか昨日の奴だ。

「君は確か・・森岡「森崎です。」おお、そうだった。ちょうど良かった。達也君、君の同僚になる男だよ。」

と委員長は言う。

「えっ。」と森崎は声を上げる。まあ、当然か。

「ええ~と、司波達也だよな。昨日は済まなかった。森崎 俊だ。改めてよろしく。」

そうして森崎は手を差し出す。

「ん?」

「どうかしたか?あ、昨日CADを向けたやつなんかと握手なんてしたくないか。」

そうして森崎は落ち込んだ様子を見せる。

「いや、少し驚いただけだ。改めて司波達也だこれからよろしく頼む。」

そう言って俺は森崎と握手を交わす。よく見ると森崎も付き物が取れたようにスッキリとした顔をしている。

「ほお、二人共本当に仲が良かったのだな。」

あ、そういえばそういうことにしていたな。

「それはそうと委員長、ここの片付け手伝ってもいいですか?」

「なに……?」

唐突な俺の提案に委員長が意外そうな反応をした。

俺は風紀委員入りを渋っていたのだ。自分から進んでこんな苦労を買うようには思えなかったのだろう。

「魔工技師志望としては、CADがこんなに乱雑に放置されているのは耐え難いものがあるんですよ。」

「魔工技師志望?あれだけの対人戦闘スキルがあるのにか?」

「魔法師のライセンスは学校の評価基準と一緒ですから。体術込みの評価外項目を用いた戦闘スキルなんかじゃそこまで高ランクのライセンスは取れないですよ。それで委員長手伝ってもよろしいですか?」

「ああ、いいぞ。それに私も手伝おう。」

こうして俺と森崎、委員長で掃除をすることになった。

「なあ、司波?」森崎が俺に聞いてくる。

「なんだ?それとその棚のCADのケース、とってくらないか?」

「ああ、わかった。俺はお前やお前の友達に武器を向けたんだぞなんですぐ許せるんだ?ほら、CADのケース。」

「ありがとう、まあ、そうだな。確かにあれは少し危なかったが結局は何もなかったしな、それに俺に謝るということは深雪にも謝罪は入れているのだろう?あ、このファイルをそっちの棚に入れてくれ。」

「わかった。ああ、深雪さんにはもう謝罪をした。あとほか棚に入れるものはないか?」

「今は特にはないな。そうか。しかしどうゆう変化だ。一科生のお前が俺に謝りを入れてくるなんて、深雪になにか言われたか?よし、床の掃除に移ろう。」

「わかった。いや、深雪さんには何も言われてないよ。これは俺個人の意思で謝ったんだ。ほら、掃除用具。」

用具を手渡され俺たちは床を掃除し始める。

「ありがとう。森崎、お前随分変わったな。」

「そうか、褒め言葉として受け取っておくよ。」

 

そんな二人を見て摩利は達也を風紀委員会に入れて良かったと改めて思った。

 

 




私は刑事ドラマでは相棒が好きです。
亀ちゃん帰ってこないかな。
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