魔法科高校の劣等生 達也の相棒   作:コウカワ

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私は帰ってきたーー。
ソロモンにではないですよ。


入学編15話

服部を医務室まで送ったあと真琴は生徒会室に戻った。

生徒会室では会長は書類の確認、深雪は中条先輩に仕事について話をしていて市原先輩はパソコンに何かを打ち込んでいた。

「ただいま戻りました。」

「あら、お帰りなさい。ハンゾーくんの様子はどう?」

「はい、少し安静にしていれば大丈夫だそうです。」

「そう、よかったわ。」

そう言って七草会長は安堵する。

「あれ、そういえば達也は?」

「アッ、お兄様なら渡辺先輩と一緒に今は風紀委員会の方にいってます。」

と真琴の質問に深雪は答えた。

「そうか。」

「御坂君、会計の仕事について教えますからコチラに来てもらえますか?」

真琴が納得しているとパソコンの前に座っている市原先輩に声をかけられた。

「分かりました。」

真琴はそう言って市原先輩の隣に行き、会計の仕事を教えてもらうことにした。

「まず会計の主な仕事は年度内の予算の計算ですね。生徒会、部活連、風紀委員会などをはじめとする各委員会や課外活動への予算の配分を行います。あとはその年度末にそれらの予算がどのように使われたのかを確認していき予算が正当に使われたかを確認していきます。」

「他にはなにかありますか?」

真琴の質問に鈴音は顎に手を置きながら考える。

「そうですね。あとは夏の九校戦や秋の論文コンペなどの大掛かりな行事の際には代表生徒たちが泊まる施設やバスの手配、論文コンペの代表へ設備のための資金面での補助などですかね。」

「そうですか。それで市原先輩は今何をされてるんですか?」

「今学期の予算編成ですね。今は各部活への予算の配分をどうするか検討しているところです。」

「分かりました。各部活の前年度の予算と大会などでの成績を見せてもらえますか。それを見たあと手伝います。」

「分かりました。すぐに出しますね。」

その後真琴は前年度の部活の予算、大会などでの成績を見せてもらい市原先輩と予算について話し合った。

 

1時間後・・・

 

「そろそろ下校の時刻ね。リンちゃん、予算の方はどう?」

そう真由美が聞くと鈴音が振り向く。

「魔法系の部活に関しては6割ほど、非魔法系の部活の方は5割ほど仮案が決まりました。」

「そう、なかなかいい感じに進んでいるんじゃない?」

「そうですね。御坂君にも手伝ってもらいましたから。」

真由美の褒め言葉に鈴音は淡々と答える。

「あらそうなの?真琴君、幸先いいじゃない。」

そう褒める真由美に真琴は照れながら頬をかく。

「いえ、自分は特に何もしていませんよ。ほとんどは市原先輩に決めてもらいましたし。」

「いいえ、御坂君の意見が参考になるところもありました。今年の九校戦の競技のことも考えての予算の割り振りは私も考えていましたが御坂君の意見で再検討するべき所も出てきましたし、なにより会計の同僚ができたのは大きいです。」

いきなりの市原先輩の発言に真琴は驚く。

「そうなんですか?」

「はい、生徒会は担当ごとの仕事の他にも様々な学校の業務を行います。それらの業務は生徒会全員で取り組まなくてはならないものも多くてこれからまた忙しくなっていきますから人手が増えるのは何よりです。それも会長が押すような優秀な方なら尚更です。」

真琴の質問に鈴音は真顔で答える。するとそれを見ていた真由美はクスクスと笑いだした。

「どうしたんですか会長?」

真琴がそう聞くと真由美は笑みを浮かべながら答える。

「リンちゃんって良くも悪くも正直に物事を言う性格だからツイね。それよりも良かったわね真琴君。」

真由美の言葉に真琴は首をかしげる。

「何が良かったんですか?」

「リンちゃん、真琴君のこと結構気に入っている見たいだから。」

そんな真由美の言葉に真琴は更に首をかしげながら市原先輩に聞く。

「そうなんですか先輩?」

「ええ、まあそうですね。」

真顔で話す二人に真由美は肩を落とす。

「会長?どうしたんですか?」

「いや、まあ、その何でもないわ。」

(二人共天然で恋愛的なムードにならない。フラグを立てたつもりだったんだけどな。)

と内心そう思いながらも二人にバレないように真由美は取り繕う。

そんな会長を見ていた真琴だったが後ろから冷気を感じ振り向くと深雪が真琴の右隣まで来ていた。

「真琴さん、お兄様をお迎えに行きましょう。」

深雪はとてもいい笑顔で真琴の右腕を掴む。

「あ、うん。それは分かったけど、冷気が漏れてるぞ。」

「あら、いけない。」

というとすぐに深雪は冷気を収める。

「さあ、行きましょう真琴さん。」

(まったく真琴さんたら市原先輩や七草会長にデレデレしちゃってもう。)

「あ、ああ。お先に失礼します。」

どことなく怒っているように見える深雪に右腕を引っ張られながら真琴は生徒会室を後にした。

「フフフ、本当に二人共からかいがいがあって楽しいわ。」

その背中を見送りながらニヤニヤしている真由美に鈴音と梓の二人は「ハアッ」とため息をつきながらやれやれと言った表情を浮かべていた。

 




うぷ主は劣等生を小説とテレビアニメでしか見ていません。
ウィキを参考にしていますが優等生などのアナザーストーリーと噛み合わない可能性もございますのでご了承ください。
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