魔法科高校の劣等生 達也の相棒   作:コウカワ

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入学編2話

 七草、この苗字が示すことは名乗った本人が日本の十師族つまり日本で最強の魔法師の家系であるということ。さらに七草家は一条、四葉、五輪(いつわ)九島(くどう)十文字、と数ある十師族の中でも四葉と並ぶ最有力の一族である。

 なぜそんな名家の人が自分たちに話しかけてきたのかと一瞬真琴と達也は警戒したが、

「自分は司波達也です。」「御坂真琴です。」

 俺たちはとりあえず自分たちの名前を答えることにした。

「あら、あなた達があの司波達也くんと御坂真琴くんだったのね。」

「自分たちのことを知っていたんですか?」

と達也が聞くと「入試七教科平均96点特に受験者平均が60点台だった魔法理論と魔法工学で満点を取ったあの司波達也くんを知らない方がオカシイわ。」

と笑顔で返す。

「それに御坂くんもすごい成績よ、達也くんには負けてしまうけれど入試七教科平均92点、魔法理論、魔法工学も95点それに実技でもトップの司波深雪さんには負けるけど三位、例年だったら一年生の総代でもおかしくないような好成績よ。二人共前代未聞の高得点で先生方も大騒ぎしていたんだから。」

「魔法理論や魔法工学では達也に勝てませんでしたし、妹の深雪にも実技で勝てませんでした。俺はまだまだダメですよ。」と俺は答えた。

しかし、なんで俺たちの入試の成績をこの人が知ってるんだ?

「そんなことないわ、これだけ優秀な生徒が入学してくれて私もこの学校の生徒会長として鼻が高いもの。」と彼女は胸を張って答えた。

なるほど生徒会長であるなら全生徒の入試成績や、入試の成績で先生方が大騒ぎしているのを知っていてもおかしくはない。特に達也は理論においてトップの成績だ。優秀な生徒をマークしてあるのだろう。そんな話をしていると彼女の後ろの方で何人かの生徒がこちらの様子を伺っている。「会長、後ろにいる人たちは生徒会役員の方たちですか?」

「ええ、そうよ。ってあ、そろそろ行かなくっちゃ。それじゃあ、またねー。」とこちらに手を振りながら小柄な生徒会長は戻っていった。

「まさか、いきなり十師族の令嬢と会う事になるとは思わなかったな。」という俺の言葉に「ああ。」と達也は返すのだった。

 

 side 真由美

 

「全く、会長。ただでさえ入学式の準備で忙しいのにのんきに油を売っていないでください。」

「ごめんなさい、リンちゃん。でも入学早々一科生と二科生が一緒にいる光景が珍しくてつい声をかけちゃった。」と私が答えるとリンちゃんこと生徒会会計市原鈴音は「はあ。」、とため息をつく。

そんな中真由美は今年は何かが違う、いまの現状を変えられるかもしれないとそんな気がしていた。

 

 side 真由美end

 

 しばらくしてそろそろ入学式の時間が近づいてきた。「それじゃあ、そろそろ行きますか。」

「ああ、だが一科生と二科生が一緒にいるのは何かと目立つ。二人で分かれていこう。」と達也は言った。確かに入学早々目立つのは色々とまずい。

「そうだな、それじゃあまた入学式のあとで。」と俺は手を振って達也と分かれて入学式の行われる講堂に向かった。

 達也と分かれて講堂への廊下を歩いていると、前の二人組の女子の一人が俺の目の前でペンを落とした。

「おーい、ペン落としたぞ。」

「あ、ありがとうございます。」とその女子にペンを渡す。

「これもなにかの縁だ。俺は御坂真琴、君たち、名前は?」

「あ、私は光井ほのかといいます。」とツインテールの女子が、「ほのかの友達の北山 雫です。」と、もうひとりの女子がそれぞれ自己紹介をしてくれた。

「ああ、よろしく。そうだこれから講堂に行くけど一緒に行かないか。」と俺が言うと二人共頷き、3人で講堂へと向かった。

 

 会場に入り三人並んで席に座る。

「ありがとう、光井さん、北山さん。俺学校に知り合いが少ないからよかったよ。」

「いいんですよそんなこと。あと私のことは気軽にほのかでいいですよ。」

「私も雫でいい。」と二人から言われ、

「そうか、じゃあそう呼ばせてもらうよ。ほのか、雫、俺のことも真琴って呼んでくれ。」と返す。

その後、新入生代表を務める深雪が非常に可憐な姿で登場し、スピーチで「魔法以外で」、「皆等しく」などの際どいフレーズを使い真琴は内心ヒヤヒヤものであったが、気にされている様子は無かった。それどころか、男子はおろか女子までその容姿をほめている小声がちらほらと耳に入る。ついでにほのかは完全にスピーチをする深雪に見惚れていた。

 入学式が終わり、IDカードが交付された。俺の組は1年A組だ。

「俺はA組だったよ。ほのかと雫は何組だった?」

「あ、私もA組です。」とほのか、「私もA組。」と雫、つまり3人とも同じ組であるようだ。

「じゃあ、これから同じクラスメート同士宜しくな二人共。」「はい。」とほのか「うん。」と雫がそれぞれ答えた。入学式も終わったし深雪か達也に会いにいくか。

「それじゃあ、俺はこれで、また明日教室でなー。」と言って手を振り、深雪、達也を探すために二人と分かれるのであった。

 




市原先輩ロストゼロに出ないかなと期待しております。ついでにオリ主を入れた入試の成績はこんな感じ。

順位 総合     実技     理論
1位 1-A 司波深雪 1-A 司波深雪 1-E 司波達也
2位 1-A 御坂真琴 1-A 北山雫 1-A 御坂真琴
3位 1-A 光井ほのか 1-A 御坂真琴 1-A 司波深雪
4位 1-A 北山雫 1-A 森崎駿 1-E 吉田幹比古
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