魔法科高校の劣等生 達也の相棒   作:コウカワ

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入学編7話

その後、俺はほのかと雫は他の一科生とは違うことを話し達也の連れに納得してもらい、みんなでいっしょに下校する事になった。ほのかや雫もすっかりエリカや美月と打ち解けたようで、女子同士で話が盛り上がっている。普段は口数の少ない雫も、緊張しやすいほのかも嬉しそうな笑みを浮かべていた。

深雪の方も学校での取って付けたような笑顔ではなく、本当に嬉しそうな顔をしてガールズトークに参加している。隣を見れば、達也も優しい顔で深雪を見つめていた。俺も隣のレオや達也と談笑しながら下校。

その後はみんなそれぞれ駅から帰る予定だったが俺はクラスの連中が迷惑をかけたお詫びにと俺のおごりで喫茶店に立ち寄りみんなでお茶をすることになった。

 

 

「でもいいの?全員分真琴くんのおごりで?」とエリカが聞いてくるが、

「ああ、元々俺のクラスの奴らが吹っかけてきたんだしお侘びはきちんとしないとな。」と俺は軽く返す。

「そういえば、深雪さんのCADは達也さんが調整しているんですか?」

「ええ。CADの調整はお兄様にお任せしています。あと、このCADの本体は真琴さんが作ってくれたものなんですよ。」と深雪は得意気に答えた。「え、真琴さんってCADの本体を作れるんですか?」と美月が驚いている。「ああ、知り合いがデバイス関係の仕事をしていてそこの施設を貸してもらって作ってみたんだ。そういえば深雪、CADに不具合はなかったか?そっちに送ったあとは達也に調整任せきりだったけど・・・」

「ええ、大丈夫ですよ。」と深雪は答えてくれた。

「達也も済まないな。俺ハードの方は得意だけどソフトに関しちゃまだまだだから。」

「いいさ、深雪は処理能力が高いから少しアレンジしているだけで手間はそんなにかかってないよ。それに俺はハードの方がまだまだだからな。適材適所というやつだ。」と達也は答えてくれる。

「それだって、デバイスのOSを理解してなきゃできませんよね。」

謙遜する達也だが、会話に参加してきた美月が感心した声を上げる。

「CADの基礎システムにアクセスできるスキルもないとな。」

レオもフォローを入れる。苦笑を浮かべている達也だがその顔は少し嬉しそうでもあった。

「そうだ。ねえ達也くん、真琴くん、あたしのホウキも見てもらえない?」

そう言ってエリカは俺たちにお願いをしてきた。

「無理。あんな特殊な形状のCADいじる自信はないよ。」「流石にCADが特殊すぎるよ。学生が下手に障るとCADのバランスを損ねてしまいそうだし。」

達也と真琴はほぼ同時に断りを入れた。

「へ~達也くんだけじゃなくて真琴くんもこれがCADってわかっちゃうんだ。」とエリカは自分のCADである警棒を取り出し自分のデバイスの説明に入る。

予想通り、硬化魔法を用いる武装一体型デバイスのようだ。

レオも硬化魔法を得意とするらしくその話には食いついていた。

エリカ曰く刻印型の術式を使っているようだが、レオはそこに疑問を覚えたらしい。

「刻印型ってサイオンを注入することで発動するアレだろ?刻印型自体燃費が悪いはずなのによくガス欠にならないな?」

そのレオの問いにエリカは驚いたような感心したような表情を浮かべる。

「さっすが得意分野。でも残念。強度が必要なのは振り出しと打ち込みの瞬間だけよ。要は兜割りの原理よ」

確かに考え方は分かるが、使う本人にも相当の技量を要するCADだな。と俺は評価した。

「なかなかいい得物でしょ。」

得物を自慢するエリカとは対照的に、周りは呆れたような空気になっている。

「エリカ……兜割りってそれこそ秘伝とか奥義とかに分類される技術だと思うのだけれど。単純にサイオン量が多いより余程すごいわよ」

「はい、相当すごい事ですよ。」

深雪の全員を代表した指摘とほのかの追撃が容赦なくエリカを襲う。

エリカは本気で焦っているようだ。

「なんというか…。うちの高校ってもしかして一般人のほうが珍しいのかな?」

「魔法科高校に一般人はいないと思う」

今までの話を聞いての美月の天然気味な感想に対する雫からの的確なツッコミによりこの雰囲気も霧散され、お茶会は続いた。

 

 

 

Side 深雪

 

真琴さんがお手洗いに行くため席を外した。

「そういえばさあ?深雪って真琴くんとどういう関係なの?もしかして付き合ってたりして。」

「エ、エリカ何を言ってるんですか。ま、真琴さんとはま、まだそんな関係じゃないないです///。」

「ふ~ん、まだねえ。つまり、いつかはそんな関係になりたいって事ね。」

「え、いえその~。」これは確実に自分で地雷を踏み抜いてしまった。と私は内心後悔した。誰かに助けを求めようと思い横を見るが、

顔を真っ赤にしているのか手で顔を押さえている美月とほのか。

「おお~」と驚きながらもニヤニヤしている雫。

どう反応したらいいのか分からないでいる西城くん。

あぁ、ここはお兄様を頼るしかありません。

「お、おにいさm、「で、いつ告白するんだ?」」お、お兄様まで~~///

あぁ、ここに私の味方は誰もいないようです。

 

 

Side 深雪out

 

手洗い場に行ったあと皆の所に戻ると深雪はテーブルに突っ伏し、他のみんなも様子が変だ。美月やほのかは顔を真っ赤にしてるし、エリカと雫はニヤニヤとこっちを見てくる。「みんな、どうかしたのか?」「「別に(~)」」とエリカと雫は答える。何なんだ一体?とそんな真琴を見て達也やレオは「やれやれ」と呆れるのであった。

 




ついでに真琴のCAD調整の技量、ソフトウェアは(達也レベルから)考えればまだまだです。
              
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