実験体MM   作:柳月&独鴉

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13.体育祭 決勝 爆豪VS魔神

 控室

 音楽を聴きながら舞華は気持ちを落ち着かせ、個性で作った炎の蝶を舞わせる。調子は並、まだ不安定な所があっても少しの無理位ならどうにかなる程度には個性は安定を取り戻し落ち着いていた。

 試合時間も近くなり、そろそろ準備のために舞華が控室を出ようとした所、訪ねてきたのは爆豪。すでに峰田を通して決勝戦の演出に関しては言ってあるのだが。

 

「全力でやりやがれ。 半端なことしやがったらあとでブチコロスゾ」

 

 爆豪は全力でやれという。爆豪が舞華の個性におけるリスクなどの事情を知らないとはいえ、本気でやるわけにもいかない。それでも色々なものを爆豪なりに抱え、全力で戦えという理由を舞華もなんとなく察することは出来た。

 

「なら勝負しな。 試合は全力でやる代わりに爆発男が負けたら、二年の体育祭までは爆炎女ではなく魔神と呼びな。 それが条件。 そっちが勝手に全力でやれと条件を押し付けたんだ、乗るだろう?」

 

 かなり睨みながらも、爆豪は口調は悪くプライドは高いが性根はへし曲がっていない。勝手に全力でやれと言い出した以上断ることはないはずと舞華は読んでいた。

 

「あぁ!? てめぇが勝てたらそう呼んでやらぁ! 俺が勝つからそんなことは起きねぇだろうがな!」

 

 賭けに載った以上は勝負や命懸けのヴィランとの全力ではなく、“試合”として全力で爆轟と戦う。それでも舞華はバランスを完全にとり戻していない現状では限界がある。プルスウルトラ、一歩越えなければならないかもしれない。

 

(平和より自由より正しさより)

 

 舞華は静かに歌いながら控室を出るとステージとは少し異なる場所へと歩いて行った。

 

 

 

 

 決勝ということで場を徹底的に温める為、ある程度は抑えているとはいえここまでの活躍と二人の個性をアナウンスで説明していた。さすがに弱点までは言わないが。

 

『爆豪勝己! 個性は爆破! 爆発を利用した短距離飛行から妨害に攻撃、障害物破壊など何でも行ける努力派天才マン! ちょ~っと性格と口調に問題はあるが闘争心は抜群だぜ!』

『魔神舞華。 個性は爆炎だ。 爆炎を利用した飛行から妨害・攻撃・防御、大体の事はそつなく出来る秀才肌な奴だ。 性格面も目立った欠点はないが、気の強さが爆豪とは異なる問題児ではある』

 

 スカウト、現状では未来を見た展望程度で職場体験に呼ぶかどうかであるが、各ヒーロー事務所に所属しているヒーロー達にとっては重要な情報。

 

『さて、主審と副審のミッドナイト先生とセメントス先生、どうみますかね?』

『レフリーとして試合を見ましたが、魔神さんは多彩な面が逆に弱点になりかねない所がありますね。 色々出来過ぎる為に選択肢で迷ったとき、一気に攻められてしまう可能性があります。 そこをどう爆豪君が攻め、魔神さんが対処するかでしょう』

『爆豪君は戦闘センスに光るものがあります。 魔神さんも同様ですがお互いの個性の扱い方が見るべき点でしょうか』

 

『お二人ともありがとうございます。 それでは開始時間までこの体育祭で2人の活躍をディスプレイで再度流すぜ! 開始までもう少し待ってくれよな!』

 

 

 

 

 決勝が始まる時間になるも、通路から爆豪と魔神の二人が現れない。

 

『さぁて! ここまで勝ち上がってきたってあれぇ!? 2人ともどうした!?!?』

 

 ステージへと繋がる通路から誰も出てこない為、どうしたのかと観客席からも声が上がる。

 

「「こっちだ!!」」

 

 声に観客席の視線が向けられ、競技場の屋根には二つの人影がある。

 爆豪は競技場との屋根から飛び降りると爆発の衝撃を利用してステージの一部を破壊しながら着地。

 魔神は競技場の屋根から飛び降りると爆炎の個性を利用しステージ上にヒーロー着地、両腕を左右に開き爆炎を腕から背中へと順に放出を移動させながら立ち上がる。 

 舞華はヒーローになるなら演出も大事だと先駆者達から教えられ、爆豪は舞華がやる事を峰田から切島を通して伝えられ自らもやる事を選んだ。観客席はさらに盛り上がり歓声が上がる。

 

『今年の一年はエンターテイメントってものをわかってるなぁ! 一年ヒーロー科 爆豪と魔神! 今年のトップ争いが始まるぜぇぇぇ!! スカウト目的の連中もカメラの先のリスナーも目を離すなよ!』

 

「試合開始!!」

 

 主審であるミッドナイト先生の合図と共に、2人は接近距離まで走ると前腕同士を激しくぶつけ合い、空いた片手をお互いの顔に向け放たれた爆発と爆炎が覆った。

 お互いにぶつけ合った腕を引きながら相手の腕を掴み、連続した爆発と爆炎を顔だけではなく全身に打ち込み続けながら10秒近く経過したところで同時に距離を取り、爆豪は両手に小さな爆発を継続して発生させ、魔神は拳に爆炎を宿らせる。

 

「行くぞ! 爆発男!」

「潰すぞ! 爆炎女!」

 

 再び近付き魔神の拳と掌底を構えた爆豪の繰り出した攻撃、お互いの下あごに食い込むと爆発と爆炎が頭部を包み込む。

 

『爆発の爆豪! 爆炎の魔神! どっちも退かねぇ!』

『爆豪の戦闘センスが光るのは知っていたが、魔神の奴もかなり鍛え込んできたな。 現状は統合的にほぼ互角と見ていいだろう』

 

 かち挙げられた拳が爆豪の顎に当たり体が僅かに浮くも、その力を利用しながらの膝蹴り魔神の腹部に叩きこまれる。

 

「ぐぁっ!」

 

 魔神の口からうめき声が出るが、構わず繰り出された拳が爆豪の顔面に叩きこまれ5mほどお互いに距離をとる。

 爆豪は口の中を少し切ったのか、血を吐き捨て凶悪な笑みを浮かべ、全力で戦い勝つことで自らが確実なナンバー1であるとの証明となる戦いに喜んでいた。

 

「うれしいぜ、全力でやってくれてよぉ。 おかげでてめぇを叩き潰せばナンバー1だとどいつこいつも認める」

 

 両手からバチバチと小さな爆発を発生させ続ける爆豪、スロースターターな個性もようやく最高潮に達したことを表していた。

 

「そう言う大言は勝ってからほざきな、爆発男」

 

 手から肩まで爆炎を宿らせる舞華。爆豪もまた真っ向から叩き潰しその力を証明する為、再び始まる殴り合いは個性を使用し爆発と爆炎が容赦なく叩きつけ合う。

 

『これは真正面からのやり合い! 魔神も意地を見せるつもり!?』

『魔神もわかっていて爆豪に好きにさせない為無理な戦いを挑んでいる。 真正面から掛かってくる相手に搦め手を使えば爆豪は自らの発言と信念を否定することに繋がる。 言い方は悪いが爆豪から真っ向勝負を避ければ、その点は魔神に劣ると言われるだろうからな』

 

 爆豪は自らの顎に入った舞華の腕を掴み、空いた側の手で爆破を利用しながら高速で投げることで地面に叩きつけた。

 背中をステージに叩きつけられたことで肺から息が無理やり吐きだされ、舞華はすぐには動く事が出来ず試合中に初めて動きが止まった。その隙を爆豪は見逃さない。

 

「死ねやぁぁ!」

 

 両手を向け腕から鳴るバチバチと弾ける甲高い音、とっさに両腕で顔を守るも爆豪にとっても溜が必要な大爆破に飲み込まれ舞華の姿が消える。

 

「フレアハリケーン!」

 

 掛け声と共に爆豪から数m離れた場所から炎の渦が放たれ爆発の煙を突き破る。舞華は口から炎の竜巻を放出、爆豪は爆炎に飲まれるも爆破によって吹き飛ばして見せた。

 舞華は爆破の衝撃で前髪がほんの少しだけ焼けて失っているがほとんど怪我もなく、爆豪も腕に少し火傷を負ったような状態で決め手にはまだなっていない。

 お互いに似た個性、爆発の衝撃は魔神の耐性を抜け打撲を与え、爆炎は爆轟の炎熱の耐性を超え肌を焼く。一手ごとにお互いダメージを与えられるが、どうしても大技以外は決め手になりにくい。

 ただ繰り返すやり合いで魔神も爆豪も肩で息をしていた。

 

「余裕はそっちもなさそうだな。 爆炎と爆破の勝負を決めようか!」

「上等だ! どっちが上か決着を付けんぞ!」

 

 お互いに決勝まで戦い続け、気力は残っていてもさすがに体力が持たない。まだ高校一年生になったばかりなのだ。その上開始からいきなり全力で殴り合った。限界も近くもあり、大技を使うにも体力敵な限界が来ていた。

 

「爆炎全開、フルパワー!」

 

 舞華は両腕を左右に大きく開き胸を張りながら全身から炎を放出し、胸の前に腕を交差させながら全身の爆炎を胸部へと集中させていく。

 

「俺がナンバー1になんだよ!!」

 

 爆豪は爆破を利用してステージ反対隅まで高速で移動し空中に飛び上がる。そして自らを砲弾に見立て、爆破で回転しながら舞華に向け接近、至近距離で叩き込むため最大まで貯めた右の掌底を伸ばす。

 一方で魔神は閉じていた両肘を左右に開きながら曲げ、拳を胸の高さに胸を張るよう構える。収束・圧縮していた爆炎、V字の中央を省いた翼のように見える形で光り輝く。

 

「榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)!!」

「ブレストファイヤー!!」

 

 集中した爆発が魔神を飲み込み強烈な衝撃は観客席にも影響を与えステージの一部を破壊。だが構わず照射された強烈な熱線が爆豪を飲み込み、全身を焼かれながら衝撃を受け弾かれるも途中で照射が止まり魔神は前のめりにステージに倒れた。一方で爆豪も意識を失ったままステージ隅に倒れている。

 ミッドナイト先生とセメントセス先生が駆け寄り、双方の状態を確かめ首を振った。

 

「両者気絶!」

 

 個性のバランス崩壊による限界と至近距離で爆破を何度も受け、最後には必殺ともいえる一撃でとっくに気絶してもおかしくないだけ舞華は全身に打撲を負っている。いくら爆炎の個性によって爆発にもある程度の耐性があると言っても限度があった。

 一方で爆豪も空中という無防備の状態かつ至近距離で衝撃さえも内包するブレストファイヤーの直撃を受けた事で意識を失っていた。

 

 

 

 

 表彰式

 4位までが表彰台に上がり、魔神・爆轟・轟・切島。ミッドナイト先生が表彰台の前に立つ。

 

「それではメダル授与を行います。 今年のメダルを贈呈するのはもちろんこの人!」

「我らがオール「私がメダルをもってきたぁぁぁ!!」です。 被った……」

 

 ミッドナイトの声掛けと微妙にタイミングが合わず、声が被って参上してしまったオールマイト、それが天然というかお茶目な面白いオールマイトの一面として、彼の圧倒的強さとは別に人間味として人気と人懐っこさを持たせることにも繋がっていた。少し焦った表情を浮かべているオールマイトであるが、観客席からは苦笑が広がる。

 まずは同三位の切島と轟。

 

「切島少年。 おめでとう。 中々熱い戦いだったよ。 強いなぁ君は」

 

「うっす! ありとうございます!」

 

 メダルを首にかけると優しく抱きしめながら一つアドバイスを行う。

 

「もう少し戦い方を考えてみよう。 そうすればまた一つ先に進めるよ」

 

「がんばります!」

 

 続けてメダルを受け取り轟の首にかける。

 

「轟少年、おめでとう。 魔神少女は大分荒っぽかったけれど何か見えたかな。 少し表情が変わったように見えるよ」

 

「まだ、飲み込めないですが、少し向き合う為に会いに行ってみようと思います。 俺だけが吹っ切れてもダメだと思う、清算していこうと思います」

 

 同じように抱きしめると背中を優しく触れる。

 

「深くは聞くまいよ。 今の君ならきっとやれる」

 

 最後は二人、体力が尽きいまだにふらつく為に再試合とはいかなかった。その為十数年ぶりの優勝者2名という状況での表彰式となる。

 爆豪は少し不満げながらも完全燃焼するほど、今も足元が少しふらつくため大人しく、悔しさと共に確固たる覚悟を決める事にも繋がり握りしめる拳は震えていた。

 

「宣言の一位に達することは出来なかったね。 しかし、誰しもがその事を悪く言うことはないだけの力を示したよ」

 

「……次は、俺が勝つ。 そしてあんたをも超えてみせる」

 

「悔しさを噛み締めてさらにその先へ。 君ならきっとたどり着けるさ」

 

 オールマイトは抱きしめながら健闘と努力を称え軽く背中をたたいた。そして離すと舞華の前に立つ。

 

「おめでとう! 女子生徒では数年ぶりだと聞いているよ!」

 

「ありがとうございます」

 

 見知ったオールマイトであり八木さんからの言葉に舞華は嬉しく思っていたけれど、いまはオールマイトと学生であり私事を挟むことはできない。

 

「とはいえ、すこ~しやりすぎだったかな。 力のコントロールはしようね?」

 

 言葉と共にスタジアムのフェンスに視線が向くと、最後のブレストファイヤでスタジアムのフェンスの一部が壊れていた。学生の試合であるために修理義務などはないものの、やはりやり過ぎというものは良くない。

 

「今後コントロールにも精進していきます」

 

「よし。 コンプライアンスが厳しいから握手でね」

 

 握手という形で優勝を祝われてしまうのは悲しい事だけれどコンプライアンスなら仕方ない。

 

「さて、メダルなんだが。 どちらが持つかな?」

 

 優勝メダルは一つのみ、どちらが所有するのかとオールマイトが2人に問う。

 

「一位じゃねぇメダルなんて要らねぇ」

「一つだけなら、オールマイトが用意してください。 いずれ決着をつけた時、一つにするために」

 

 舞華の言葉に察したオールマイト、爆豪の方を見た後に軽くうなずき、気合と共に手刀を振り下ろすとメダルが二つに割れる。

 

「爆豪君は嫌だろうけれどもっとけよ。 忘れぬ傷として、そして決着の約束為に」

 

 物凄い形相を浮かべながら爆豪は二つに割られた片方のメダルを受け取り、舞華も同じように受け取るとお互いに向き合うが、そのまま額を付けて睨み合う。

 

「てめぇ忘れんじゃねぇぞ。 次の体育祭で優勝すんのは俺ただ一人だ」

「ほざけ。 優勝メダルを3つにするのはあたしだ」

 

 お互いに睨み合っていたものの、オールマイトが一回手を叩くとやめて表彰台に静かに立つ。

 

「今回この表彰台に立ったのは彼等だった。 しかし! この場に誰しもが表彰台に立つ可能性があった。 競い高め合い、さらにその先に進むその姿。 次代のヒーロー達は確実にその芽を伸ばしている!」

 

 オールマイトの言葉に観客席の誰もがこれから成長していくだろう学生達を見ると大きな拍手を来る。

 

「それではみなさん! 一緒にご唱和しましょう!

 

「「「プルスウ「お疲れさまでした!」ルトラ!!」」」

 

 ブーイングが上がり、オールマイトは苦笑しながら大きな体を小さくした。

 

「いやぁ疲れてると思って。 ごめんね」

 

 平和の象徴で誰かのために駆け抜け戦い続けるオールマイト、どこか天然な所がとても人間味を与えてくれる。そしてそのまま体育祭は終わり、一年生全員が更衣室で着替えた後競技場から教室に戻る。

 

「この体育祭での各自の行動はプロヒーロー達は見ていた。 二日間の間にそれぞれ職業体験について指名が来るだろうが教師側でまとめておく。 お前達はよくやった、二日間はしっかりと休め。 以上だ」

 

 相澤先生から休みが明ければ次に迫る職業体験の簡単な説明だけ、何よりも今日は帰ってしっかりと休みどんな氏名が来るか待っていろと言う。

 

 

 

 

 

 お婆side 舞華帰宅

 雄英体育祭から帰宅した舞華、大分疲れているようだけれど怪我もなく無事。ほとんど時間さなく帰ってきたオールマイトは問題がある。新人教師として仕事があるだろうと呆れていた。

 

「舞華少女、おめでとう!」

 

 帰宅早々喜んだオールマイトに抱きしめられて痛そうにしていることに気付かず、加減しろと怒る。

 オールマイトは気付かれないよう離れたところからマッスルフォームを解除し、ちょっと筋肉質な壮齢の男としてその家で暮らしているというのに行動は全く変わらない。

 普段より少し豪華な食事とお祝いのケーキを食べ、体育祭の話をしていると舞華に電話やメッセージが届く。オールマイトとは現在少し距離の空いてしまっているグラントリノやサー・ナイトアイなのだが、舞華は気にせずに連絡のやり取りをしている。誰もが努力し優勝したことをみんなが喜んでくれたことがうれしく思っていた。

 ただ、疲れていたこともあり祝勝会の最中に舞華はリビングのソファで眠ってしまう。

 

「随分頑張ったものね」

「えぇ、舞華少女は精一杯やっていましたよ」

 

 お婆はそっと毛布を舞華にかける。

 

「……やっぱりこれはまだ治らないねぇ」

 

 眠ると舞華はいつも涙を流し今日も同じ。何度か浅い層ながら他人の夢を見る事が出来る捜査向き個性を持つヒーローであり、心理カウンセリングを行っている人物に夢実を頼んだ。その結果、舞華は何年も施設で受けた地獄を繰り返し夢で見続けているそうだ。

 舞華の過去を出来る限り調べた中で、両親にAFOの組織に売り渡されたことが分かった。そして3歳まで育てた両親は育ての親であり人工授精かつ代理出産、個性が多すぎる為DNAも複雑で遺伝子上の親さえも判明していない。育ての両親さえもヴィランによって殺されている事がわかり生きてはいない。

 

「孤独な子、癒す事は自分自身しかできず、それでも誰かに心の底から信頼する事も出来ず、この子は自分自身を救おうとは決してしないだろうねぇ」

 

 それはずっと育ててきたお婆だから言える事。救われようと舞華は生きておらず、オールマイトも救われようとしない子を救うことはできない。

 ただ俯きながらそっと頭をなでながらそばにいる事しかできなかった。

 

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